Q&A 糖質制限食と内服薬

こんばんは。京都は現在まで雨は降りませんでした。かなり蒸し暑い一日でした。

暑いとはいってもアテネでは40度を超したとか、報道がありましたからそれよりはましですかね。 実はアテネ、40度以上はよくあることなのだそうです。湿度が日本より低いので体感はそこそこなのでしょうか?


さて街のくまさんから、コメントいただきました。

「ためになるお話、本当に有難うございます。昨日の昼に久々に生姜焼き弁当を頂きました。ベイスンを飲まなかったのですが、2時間後血糖が230まで上昇しました。
もし毎日昼食に糖質を採るのであれば、インスリンを分泌させる薬を出していただいたほうが良いのでしょうか。
御教えいただければ幸いです。
2007/06/06(水) 13:59:33 | URL | 街のくま」


街のくまさん、たいへん長らくお待たせ致しました。

やっと質問に答えることができます。糖尿病の内服薬の解説が一段落してと思っていたらとうとう、一ヶ月遅れになってしまい、申し訳ありませんでした。(u_u,)゙ sory…

糖尿病の内服薬の解説でも少し説明しましたように、スタンダードやプチ 糖質制限食の時は、α−グルコシダーゼ阻害剤(グルコバイ、ベイスンなど)と速効型インスリン分泌促進剤(グルファスト、スターシスなど)は結構使用頻度が高いお薬です。

「清く正しく生きる」より「おいしく楽しく生きる」のが信条の江部康二ですので、糖尿人のご同輩にも、あまり我慢を強いるようなことはしたくありません。

会社勤めの方など、お昼はお弁当とか定食が多いですよね。このような時は、スタンダード糖質制限食として考えて、お昼だけ主食摂取となります。この昼食直前にグルコバイやベイスンを服用することは、食後高血糖を防ぐのに一定の意味があります。

高雄病院に入院された糖尿人の方は、スーパー糖質制限食でコントロールOKとなった後、昼食前にグルコバイを内服して、玄米150gとか110gとか食べてもらって実験します。食後2時間血糖値が180mg/dlが目標ですので、グルコバイだけで達成できなければ次の実験では<グルコバイ+グルファスト>を一緒に食直前に服用して試します。
個人差が大きいので、いろいろなパターンがあります。

玄米110gだとグルコバイだけでOKの人もいますし、
<グルコバイ+グルファスト>が必要な人もいます。
<グルコバイ+グルファスト>飲んでれば、玄米150gいける糖尿人もいます。

α−グルコシダーゼ阻害剤は膵臓には全く負担がかからないお薬なので、こちらを先に試します。α−グルコシダーゼ阻害剤がお腹が張って使いにくい時は速効型インスリン分泌促進剤の単独使用とします。

スーパー糖質制限食の場合は内服薬は不要ですが、主食を食べるときは、適宜α−グルコシダーゼ阻害剤や速効型インスリン分泌促進剤を利用するのも芸の内だと思います。

我慢しても長続きしませんから「おいしく楽しく末永く糖質制限食」を目指したいと思っています。 (o´〜`o)

聖人君子とはほど遠い私の場合、グルコバイが残念ながらお腹が張って使えないので、誕生日とか忘年会とか新年会とか・・・グルファストを1錠/2〜3月ヶ月ていど使っています。

江部康二
テーマ: 糖尿病 -  ジャンル: ヘルス・ダイエット
by ドクター江部  at 19:23 |  糖尿病の内服薬 |  comment (4)  |  trackback (0)  |  page top ↑
プロフィール

ドクター江部

Author:ドクター江部
江部康二です。京都の高雄病院で勤務しています。漢方やアトピー治療でご存知の方もおられるかと思いますが、最近、自分が糖尿病だということが発覚し、糖尿病の新しい食事療法『糖質制限食』に力を入れてます。これからも宜しくお願いしますね。

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