アトピーと糖質制限食。高雄病院アトピー学校。
おはようございます。

高雄病院では、1978年以来、長年アトピー性皮膚炎の患者さんを診察してきました。

入院治療したアトピー患者さんの総数は、おそらく世界有数レベルだと思います。
また、外来治療してきたアトピー患者さんの総数も同様です。

その中で、高雄病院方式といえる治療法が確立していきました。

症状の改善率や根本的に治る率も、世界有数レベルと自負しています。

高雄病院方式のアトピー性皮膚炎治療は 、入院しての「アトピー学校」につきると思います。

アトピー学校とは1995年から開始された「アトピー治療のための教育プログラム」です。

1999年からプロトピック軟膏が使えるようになり、アトピー患者さんの改善率や治癒率は劇的に向上しました。

<漢方治療+食事療法+ステロイド外用薬+プロトピック軟膏>により、アトピー性皮膚炎の根治を目指すのが高雄病院のアトピー性皮膚炎治療です。

18年間プロトピック軟膏を日本で一番多く使ってきて、まさに人生を変える力のある素晴らしい薬と認識しています。

プロトピック軟膏のジェネリックであるタクロリムス軟膏も同様に有効です。

高雄病院アトピー学校では、まずは入院していただき、漢方生薬や漢方エキスを内服して、ステロイド外用薬やプロトピック軟膏を塗布して、症状のコントロールをします。

そのあとは、退院したあともコントロール良好が保てるように、食生活、外用薬の上手なぬりかた・やめかた、漢方薬の役割など・・・、アトピーの自己管理に必要な知識や技を入院中に学んでもらい、また体験していただきます。

高雄病院アトピー学校で、アトピーを治すというよりも、アトピーの根本的な治し方を学んでいただくということです。

入院してアトピーの皮膚症状が良くなるのは、ある意味当たり前なのですが、退院後もその良い状態を保つことは結構難しいことなのです。

他の病院と高雄病院の入院治療における一番大きな違いは、退院後の自己管理のための教育システムがあるかないかです。

この入院システムを学校と呼んでいるのは、教育の意味が大きいからなのです。

また、食生活や治療指針の提供・勉強や漢方薬の投与も、他の病院とはひと味違う特徴です。

ともあれ、漢方、食事療法、外用療法で、皮膚のコントロール良好の状態を保ち続けることが根治への道です。

食事療法は、当初は玄米魚菜食が中心でした。

1999年に私の兄、江部洋一郎現名誉院長が糖質制限食を高雄病院に導入しました。

2001年からは、病院全体で糖質制限食に取り組みました。

アトピー患者さん、糖尿病患者さんともに高雄病院に入院しておられますので、玄米魚菜食と糖質制限食もともに供給しています。

入院中、糖質制限食に興味をもったアトピー患者さんが、退院後、自発的に糖質制限食を実践される場合もあり、ほとんどが良好な結果を得ています。

アトピーの小学生が、祖父が糖尿人で糖質制限食をしているのを見て、真似をして夕食だけのプチ糖質制限食をしたところ、著明に改善した例もあります。

またブログ読者の方で、「糖尿病+アトピー」があり、糖尿病のために糖質制限食を実践したところ、長年の乾燥肌が改善しアトピーもよくなった例もあります。

2016年10月には、長年アトピー性皮膚炎で苦しんできた30代女性から、スーパー糖質制限食実践1ヶ月でかなり落ち着いたというコメントをブログに頂きました。

糖質制限食実践により、全身の血流と代謝が良くなりますので、多くの場合、乾燥肌が改善してきます。
だいたい、1~3ヶ月で効果があることが多いです。

私自身アトピーではないのですが、乾燥肌が改善し、にきび・吹き出物がほとんどでなくなりました。

特に冬場は、顔が乾燥して、足の指にしもやけもできていましたが、52歳で、糖質制限食開始後は、すっかりよくなりました。
2017年2月現在、67歳ですが、そのまま体調は良好です。

勿論個人差はあります。

また漢方治療と食事療法だけではなくて、世界標準のアトピー外用治療も併用する方が、より速くコントロール良好になると思います。

生活の質を速やかに改善することも、アトピー治療においてとても大切なことと思います。


江部康二

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
高雄病院の「糖尿病・糖質制限食入院治療」について
【16/10/29

江部先生こんにちは。

ブログに始めての書き込みをさせていただきます。

私はひょんな事から高雄病院の糖尿病治療に用いられている糖質制限を知り、半ば興味本位で先生のブログ等を拝見させていただきました。

先生の様々な書き込みや、診察の予約をした時の受付の方の親切な対応に勇気を出し関東圏から約3週間の入院治療をさせていただいた者です。

前置きが長くなりましたが…

治療の甲斐もあって血糖値は正常に戻り体重や血圧も大幅にダウンしました。
これも治療して下さった宗本先生や看護士さん達のお陰と感謝しております。
この場を借りてお礼を述べさせていただきます。
ありがとうございました。

11月の初旬より二男が糖尿病治療のために一ヶ月程お世話になる事になりました。

二男は食べ物の好き嫌いが激しいため入院生活が上手くいくか心配しておりますが、糖質制限をしっかりと貫き回復して戻る事を祈っております。

そして、私の治療過程での数値をブログ愛好者の皆さま方への参考になればと思い、数値を羅列させていただきます。


入院時のHbA1c:8.9 %
入院初日と2日目までは、通常の糖尿病食(高糖質食)で検査。
3日目からは、スーパー糖質制限食に切り替えて検査。

血糖値
入院初日
180分後 358
二日目
朝食前 170
120分後 257

四日目
朝食前 145
120分後 200
10日目
朝食前 161
120分後 136

退院時
朝食前 120
120分後 126

中性脂肪
初日 523
8日目 251
退院時 81

HDL
初日 46
8日目 51
退院時 53

LDL
初日 112
8日目 157
退院時 108

体重
入院時 79.3
退院時 71.3

血圧
入院時 129/98
(血圧降下剤服用)
入院一週間後に血圧降下剤服用停止
(最低数値) 97/73


最後になりますが、12月の下旬に診察を受けに行きます。

11月にも予約を入れたのですが流動的でキャンセルする可能性もありますが診察の結果現状をしっかり把握したいと思っております。

江部先生のご活動と糖質制限の普及が広がる事を祈っております。】



こんばんは。
高雄病院に入院治療された糖尿病患者さんから嬉しいコメントをいただきました。
ありがとうございます。

糖尿病の改善も、なかなかのものですが、体重が8kgの減量成功で、降圧剤がなしになったのも素晴らしいですね。

高雄病院の「糖尿病・糖質制限食入院治療」ですが、基本的には、まず外来診察を経て、担当医が入院の適応ありと判断して、入院の手続きが始まります。

一方、高雄病院では、県外や遠方の患者さんで入院希望の方も多いので、「診療情報提供書」があれば、場合により、外来受診なしで、直接入院も可能としています。

具体的には、主治医の先生に前もって診療情報提供書を高雄病院に送付して頂いて、高雄病院の担当医が入院可能か否かをまず、判断します。

入院OKとなれば、入院担当職員と電話で相談していただき、入院日、入院期間などを決めていきます。

診療情報提供書があり、入院OKとなった時は、外来診察を経ずに、直接入院も可能です。

通常、2週間くらいの入院が多いです。

入院初日と2日目までは、通常の糖尿病食(高糖質食)で検査します。
3日目からは、スーパー糖質制限食に切り替えて検査します。

糖尿病や肥満が改善すれば、高脂血症、喘息、痛風、睡眠時無呼吸症候群、高血圧、脂肪肝も良くなると思います。

糖尿病の病名がありますので、健康保険が効きます。

高雄病院には、2016年現在月に平均15名の糖尿人が、全国から糖質制限食治療を希望して入院されます。

遠方の方は、入院して糖質制限食で糖尿病自己管理の体験をし知識を会得してもらい、退院されたら地元の医師にフォローしていただきます。

京都や近くの糖尿人でも、外来で、なかなか血糖値が下がりきらない時などは、入院すると改善する人がほとんどですので、『コントロール・教育入院』がお奨めです。

14日間あれば、コントロール・教育入院が可能です。
勿論健康保険が効きます。

最初の数日間のスーパー糖質制限食で内服薬中止して、コントロール良好となることがほとんどなので、次の7日間は、グルコバイ(100)1錠を、食直前30秒に内服して、あえて炊いたご飯2/3膳(約100g)など摂取して、食後血糖値がどのくらい上昇するかを試してみます。

食後2時間で180mg/dl未満ならまあまあで、140mg/dl未満なら合格です。

グルコバイだけで力が及ばない時は、「グルコバイ+グルファスト」食直前30秒に内服で試します。

期間的に余裕があれば、パンやうどんなども試します。

これは、退院後どうしても、或いはやむを得ず糖質摂取せざるを得ないときのためのシミュレーションです。(^^)

インスリン注射をされている時は、3~4週間あった方が確実に減量できます。
インスリンの量は1/3以下になります。

内因性インスリンがあるていど残存している方は、インスリン離脱もできます。

2型だけでなく、1型の糖尿人でも、インスリンの量は1/3以下になります。

入院して一日7~8回、毎食前・食後の血糖値を測定することで、「通常のカロリー制限の糖尿病食」と「糖質制限食」の効果の大きな差がリアルタイムに確認できます。

血糖値を直接上げるのは糖質だけで、タンパク質・脂質はあげないということを、身をもって体験することで、糖質制限食へのモチベーションが高まります。

この検査を血糖値の日内変動といいます。

入院2日目に「カロリー制限食(高糖質)」、4日目に「スーパー糖質制限食」で同一カロリーにして日内変動を行います。

入院して糖質制限食を摂取しての血糖値日内変動検査を実施しているのは、日本中で高雄病院以外はほとんどありません。

同一カロリーでも、糖質を摂取すれば、インスリン注射や経口血糖降下剤を内服していても、食後血糖値は200mg/dlを超えることが多いですが、スーパー糖質制限食なら、薬・注射なしで食後血糖値は140mg/dlのことがほとんどです。

勿論、個人差はあります。

入院中はその他、内臓脂肪CTや頸動脈エコーなど、糖尿病に関連するいろいろな検査もあります。

一日の尿をためて、尿糖測定やインスリン分泌量測定(尿中Cペプチド測定)も行います。

一日尿のCペプチド測定で、トータルなインスリンの分泌量がチェックできます。

早朝空腹時の血中IRI(インスリン)かCペプチド(インスリン注射をしている人はこちらを測定)を調べることで、基礎分泌のインスリンがどのくらいでているかわかります。

インスリン抵抗性の検査やインスリン追加分泌能の検査もあります。

管理栄養士による具体的な栄養指導もあります。
 
糖質制限食を体験し学ばれて、退院後は地元の病院で通院され、6ヶ月に一回くらい京都観光を兼ねて、高雄病院あるいは高雄病院京都駅前診療所に来て頂いている方もおられます。

遠方の場合、年に一回、糖質制限食入院をされる方もおられます。

入院・外来治療の実績があれば、高雄病院への電話で栄養相談やメールでの質問もOKです。

高雄病院では現実に、関東、北海道、九州、東海、中部、中国地方など、様々な遠方地域の糖尿人の入院も多いです。
北海道から九州まで万遍なくこられます。

全国の糖尿人の方々も、糖質制限食入院治療ご希望の場合は、

高雄病院 075-871-0245

まで、電話され、入院担当職員とご相談いただけば幸いです。 (^_^)



江部康二

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
高雄病院の「糖尿病・糖質制限食入院治療」について
【16/02/04 魚田フラント

「ただただ感謝感謝です」。

「雰囲気が柔らかくてとても感じのいい病院で、よかったね。2週間がんばれ!」
と、同行してきてくれた入院初日の妻の帰り際の一言。

「こちらに来られて如何でしたか?」

「本当に良かったです。色々調べていただき、自分の体についての不安が解消し、今までの疑問に納得がいきました。」

「(笑顔で)私もそれを伺って嬉しいです。」

と、2週間の検査・教育入院を終える最後の日の看護師さんとのやりとりです。

2週間、色々な角度から色々な検査をしていただき、所謂一般の人間ドックでは知り得ない現在の自分の体の状態を知ることが出来ました。

入院中全40食の糖質制限食(始めの5食は糖尿病食)をおいしくいただき、帰宅後の栄養指導を賜り、プリントしていただいたレシピを見ながら、帰宅後も楽しんでスーパー糖質制限食を続けています。

お陰で、今のところ帰宅後の毎日のSMBG空腹時血糖値がずっと90台をキープしています。

これまでの自分の体に染みついた20年近くの糖尿病の記憶が、少しずつ体から消えていくことへの希望を捨てずに、日々の食事を楽しんで生活していきたいと思っています。

毎日お世話をして下さった高雄病院の全てのスタッフさん達、とても明るく素敵な方々ばかりでした。

一人ひとりの患者のことを本当に考えて下さっている「医師 江部康二イズム」が高雄病院の隅々まで行き渡っているなあ(失礼)と感じていました。

病室の窓から見る外の世界…快晴の日がありました。雪化粧した日もありました。

寒風の中、屋上で洗濯物を干した日もありました。全ての日々にありがとうございました。

さらに、お忙しい江部先生のご聡明洒脱なご講義にも少人数で拝聴できる(ご著書に書かれていることも直接伺え、すぐに答えていただけることはまた新たな理解に繋がりました。)という貴重な時間が満載の、最高に充実した日々を過ごすことができました。

迎えに来た妻と病院からの帰り道に、近くのお店でうわさの「江部粉」を購入しました。
家に帰り、おいしいパンに焼けました。

高雄病院のみなさま、 入院中大変お世話になりました。
ありがとう存じました。

ホスピタリティあふれる日々を享受した「魚田フラント」より】 



こんばんは。

魚田フラントさんから、とても嬉しいコメントを頂きました。

高雄病院の病棟ナース達に印刷して見せたら大変喜んでおりました。
ありがとうございます。

「帰宅後の毎日のSMBG空腹時血糖値がずっと90台をキープ」

素晴らしい成果ですね。
良かったです。

カフェハルディンにて販売してます「京都江部粉」
おかげざまで、とても好評です。

興味がある方は、

カフェハルディン
TEL:075-464-8850 
http://www008.upp.so-net.ne.jp/cafejardin/

にお問い合わせいただけば、幸いです。

さて、魚田フラントさんにご満喫頂いた高雄病院の「糖尿病・糖質制限食入院治療」ですが、基本的には、まず外来診察を経て、担当医が入院の適応ありと判断して、入院の手続きが始まります。

一方、高雄病院では、県外や遠方の患者さんで入院希望の方も多いので、「診療情報提供書」があれば、場合により、外来受診なしで、直接入院も可能としています。

具体的には、主治医の先生に前もって診療情報提供書を高雄病院に送付して頂いて、高雄病院の担当医が入院可能か否かをまず、判断します。

入院OKとなれば、入院担当職員と電話で相談していただき、入院日、入院期間などを決めていきます。

診療情報提供書があり、入院OKとなった時は、外来診察を経ずに、直接入院も可能です。

通常、2週間くらいの入院が多いですが、インスリン注射中の糖尿人は3~4週間もあります。

高雄病院には、2016年現在月に平均13~14名の糖尿人が、全国から糖質制限食治療を希望して入院されます。

遠方の方は、入院して糖質制限食で糖尿病自己管理の体験をし知識を会得してもらい、退院されたら地元の医師にフォローしていただきます。

京都や近くの糖尿人でも、外来で、なかなか血糖値が下がりきらない時などは、入院すると改善する人がほとんどですので、『コントロール・教育入院』がお奨めです。

14日間あれば、コントロール・教育入院が可能です。
勿論健康保険が効きます。

初めての入院の場合、1日目と2日目は、通常の糖尿病食(カロリー制限・高糖質食)を食べて貰い、3日目からスーパー糖質制限食に切り替えます。

入院2日目に「カロリー制限・高糖質食」、4日目に「スーパー糖質制限食」で同一カロリーにして日内変動を行います。

入院して一日7~8回、毎食前・食後の血糖値を測定することで、「通常のカロリー制限の糖尿病食」と「糖質制限食」の効果の大きな差がリアルタイムに確認できます。この検査を血糖値の日内変動といいます。

血糖値を上げるのは糖質だけで、タンパク質・脂質は上げないということを、身をもって体験することで、糖質制限食へのモチベーションが高まります。

入院して糖質制限食を摂取しての血糖値日内変動検査を実施しているのは、日本中で高雄病院以外はほとんどありません。

同一カロリーでも、糖質を摂取すれば、インスリン注射や経口血糖降下剤を内服していても、食後血糖値は200mg/dlを超えることが多いですが、スーパー糖質制限食なら、薬・注射なしで食後血糖値は140mg/dlのことがほとんどです。

最初の数日間のスーパー糖質制限食で内服薬中止しても、コントロール良好となることがほとんどなので、次の7日間のときに、グルコバイ(100)1錠を、食直前30秒に内服して、あえて炊いたご飯2/3膳(約100g)など摂取して、まずは1回、食後血糖値がどのくらい上昇するかを試してみます。

食後2時間で180mg/dl未満ならまあまあで、140mg/dl未満なら合格です。

グルコバイだけで力が及ばない時は、「グルコバイ+グルファスト」食直前30秒に内服で試します。

期間的に余裕があれば、パンやうどんなども試します。

これは、退院後どうしても、或いはやむを得ず糖質摂取せざるを得ないときのためのシミュレーションです。(^^)

インスリン注射をされている時は、3~4週間あった方が確実に減量できます。
インスリンの量は1/3以下になります。

内因性インスリンがあるていど残存している方は、インスリン離脱もできます。

2型だけでなく、1型の糖尿人でも、インスリンの量は1/3以下になります。

勿論、個人差はあります。

入院中はその他、内臓脂肪CTや頸動脈エコーなど、糖尿病に関連するいろいろな検査もあります。

一日の尿をためて、尿糖測定やインスリン分泌量測定(尿中Cペプチド測定)も行います。

一日尿のCペプチド測定で、トータルなインスリンの分泌量がチェックできます。

早朝空腹時の血中IRI(インスリン)かCペプチド(インスリン注射をしている人はこちらを測定)を調べることで、基礎分泌のインスリンがどのくらいでているかわかります。

インスリン抵抗性の検査やインスリン追加分泌能の検査もあります。

管理栄養士による具体的な栄養指導もあります。
 
糖質制限食を体験し学ばれて、退院後は地元の病院で通院され、6ヶ月に一回くらい京都観光を兼ねて、高雄病院あるいは高雄病院京都駅前診療所に来て頂いている方もおられます。

遠方の場合、年に一回、糖質制限食入院をされる方もおられます。

入院・外来治療の実績があれば、高雄病院への電話で栄養相談やメールでの質問もOKです。

高雄病院では現実に、関東、北海道、九州、東海、中部、中国地方など、様々な遠方地域の糖尿人の入院も多いです。北海道から九州、沖縄まで万遍なくこられます。

全国の糖尿人の方々も、糖質制限食入院治療ご希望の場合は、

高雄病院 075-871-0245

まで、電話され、入院担当職員とご相談いただけば幸いです。 (^_^)


江部康二

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
高雄病院の糖質制限食入院治療
こんばんは。

今回は、高雄病院での糖質制限食入院治療について説明したいと思います。

外来でなかなか血糖値が下がりきらない時など、入院すると改善する人が殆どですので、そのような場合は『コントロール・教育入院』がお奨めです。14日間あれば、コントロール・教育入院が可能です。

もちろん、糖尿病という立派な病名がありますので健康保険が効きます。

インスリン注射をされている場合は、3-4週間あればより確実に、インスリンの単位を減量できます。

食前に注射している、速効型や超速効型インスリンの単位は、1/3以下になります。

1日1回注射している長時間作用型インスリンの単位は、不変~1/2~1/3程度になります。

自分自身の内因性インスリンがある程度残存している方はインスリン離脱も可能です。

入院して、同一摂取カロリーにそろえた
「従来の糖尿病食(高糖質食)」と
「スーパー糖質制限食」を食べていただきます。

それぞれ一日7-8回、毎食前・食後の血糖値を測定し、血糖値の日内変動を評価します。

そうすることで、食事療法効果の差がリアルタイムに確認できます。

勿論、スーパー糖質制限食の圧勝です。

入院中はその他、頭部CT、腹部CT、頸動脈エコー、心エコーなど、糖尿病に関連するいろいろな検査も行います。

一日の尿をためて、尿糖測定やインスリン分泌量測定(尿中Cペプチド測定)も行います。

一日を通しての内因性インスリンの分泌量(基礎分泌+追加分泌)が蓄尿することで評価できます。

早朝空腹時の血中IRI(インスリン)かCペプチド(インスリン注射をしている人はこちらを測定)を調べることで、基礎分泌のインスリンがどのくらいでているかわかります。

インスリン抵抗性の検査(HOMA-R)やインスリン追加分泌能の検査(HOMA-β)も行います。
いずれも早朝空腹時血液検査(血糖とインスリン)のデータをもとに計算します。

管理栄養士による具体的な栄養指導や、医師による糖質制限食の健康講座もあります。
 
糖質制限食を体験し学ばれて、退院後は地元の病院で通院され、3-6ヶ月に一回くらい、京都観光を兼ねて高雄病院あるいは高雄病院京都駅前診療所に来て頂ければよいかと思います。

入院・外来治療の実績があれば、電話やメールでの質問もOKです。

高雄病院では現実に、北海道、関東、東海、中部、北陸、中国、山陰、九州、沖縄など、様々な遠方地域の糖尿人の入院も多いです。

興味がある方は、高雄病院の「糖質制限食、コントロール・教育入院」熱烈歓迎いたしますので是非一度どうぞヾ(^▽^)

全国の糖尿人の方々も、入院治療ご希望の場合は、

高雄病院 075-871-0245

まで電話でご相談いただけば幸いです。

遠方の場合、地元の病院や医院の診療情報提供書があれば、高雄病院へ直接入院していただくことも可能です。



江部康二

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
高雄病院アトピー学校と第29回日本医学会総会2015関西。
こんにちは。

第29回日本医学会総会2015関西 が開催されます。

『医総会WEEK』では、市民公開講座やコンサートが行われますが、私も参加させていただくこととなりました。

「高雄病院のアトピー・アレルギー治療と自己管理」と題して、お話します。

日時 2015年4月4日(土)13:30~15:00
会場 京都劇場


アトピーコップ、
『糖質制限食』とアレルギー疾患、
イヌイットにアレルギー疾患がまれであった、
ブドウ糖ミニスパイクと生活習慣病、
アトピー性皮膚炎、気管支喘息、
ステロイド薬とアトピー、喘息、
日光杉並木の歴史と花粉症、
高雄病院アトピー学校、
アトピー性皮膚炎治療目標の優先順位、
アトピー性皮膚炎とチーム医療と癒し、
チーム医療の効果、
高雄病院アトピー治療:四つのキーワード、

などなど、盛りだくさんにわかりやすく楽しくお話します。

詳細・お申し込みは下記URLより。

★医総会Week HP

http://isoukaiweek2015.jp/

★健康管理と癒し ~アレルギーとのつきあい方~ 事前参加登録を開始

http://isoukaiweek2015.jp/program/detail/k02.html




高雄病院には2015年現在も、たくさんのアトピー患者さんが来院されます。

アトピーの外来患者さんは今も一番多いですし、入院患者さんも糖尿病についで多いです。

高雄病院方式のアトピー性皮膚炎治療は 、入院しての「アトピー学校」につきると思います。

アトピー学校とは1995年から開始された「アトピー治療のための教育プログラム」です。

1999年からプロトピック軟膏が使えるようになり、アトピー患者さんの改善率や治癒率は劇的に向上しました。

<漢方治療+食事療法+ステロイド外用薬+プロトピック軟膏>により、アトピー性皮膚炎の根治を目指すのが高雄病院のアトピー性皮膚炎治療です。

16年間プロトピック軟膏を日本で一番多く使ってきて、まさに人生を変える力のある素晴らしい薬と認識しています。

高雄病院アトピー学校では、まずは入院していただき、漢方生薬や漢方エキスを内服して、ステロイド外用薬やプロトピック軟膏を塗布して、症状のコントロールをします。

そのあとは、退院したあともコントロール良好が保てるように、食生活、外用薬の上手なぬりかた・やめかた、漢方薬の役割など・・・、アトピーの自己管理に必要な知識や技を入院中に学んでもらい、また体験していただきます。

高雄病院アトピー学校で、アトピーを治すというよりも、アトピーの根本的な治し方を学んでいただくということです。

入院してアトピーの皮膚症状が良くなるのは、ある意味当たり前なのですが、退院後もその良い状態を保つことは結構難しいことなのです。

他の病院と高雄病院の入院治療における一番大きな違いは、退院後の自己管理のための教育システムがあるかないかです。

この入院システムを学校と呼んでいるのは、教育の意味が大きいからなのです。

また、食生活や治療指針の提供・勉強や漢方薬の投与も、他の病院とはひと味違う特徴です。

ともあれ、皮膚のコントロール良好の状態を保ち続けることが根治への道です。

表皮細胞は表面から、角層、顆粒層、有刺層、基底層の順に並んでいます。一番表面の角層は約10層からなり、皮膚のバリア機能を担っています。基底細胞が分裂して、娘細胞が生まれて表皮表面で脱落するまでの時間をターンオーバー時間と呼び、約45日と言われています。

ターンオーバーの速度ですが、細胞分裂を繰り返し、上へ上へと押し上げられ、角質に到達するまで約14日間、そして表層でバリアとして活躍し、垢としてはがれ落ちるまでに14日間、合計でおよそ28日間で生まれ変わるという説もあります。

一方、28日周期は20代のサイクルで、年齢とともに徐々に遅くなるとも言われています。

アトピー性皮膚炎では、もともとバリア機能に問題があり、慢性に表皮に皮膚炎を繰り返して、皮膚が分厚くなる苔癬化や色素沈着を生じていることが多いのですが、そうなるとますます皮膚バリア機能が悪くなって悪循環します。

幸い、表皮にはターンオーバー機能があるので、掻きむしったり慢性炎症で乱れた細胞も必ず入れ替わっていきます。

一般にアトピーは治りにくいと言われていますが、コントロール良好を保ちバリア機能回復まで持って行ければ、その部位の皮膚に関しては、根本的治癒も夢ではありません。

バリア機能回復までに要する期間は、罹病期間や重症度により個人差はありますが、経験的には半年~1年くらいが一つの目安です。

よく「アトピーは治りにくいから一生付き合うつもりで・・・。」などと医師が言うことがあるのですが、そんなことはありません。

皮膚炎を繰り返せば、いつまで経っても治りませんが、悪循環を断ち切り皮膚炎を繰り返さずにコントロール良好を維持すれば、ターンオーバー機能により表皮はバリア機能を回復して、いくらでも治るのです。

コントロール良好を維持するため、おおいに役に立つのがプロトピック軟膏なのです。

漢方生薬やエキス治療も、皮膚が赤く熱をもって腫れている炎症が主の時は、熱をとり腫れを退かせる対症療法が中心です。

症状がコントロールできたあとは、細胞が早く入れ替わるように、気の巡り、血の巡りをよくするような生薬に、シフトさせていきます。

食生活や漢方薬で身体の中から、良い細胞に早く入れ替わるようサポートし、プロトピック軟膏を中心に時々ステロイド軟膏も使用し、掻爬行為を予防して、アトピーの根本的治癒を目指すのが、高雄病院方式のアトピー治療です。

なお、食生活に関してですが、糖質制限食で、勿論アトピーは良くなることが多いです。

一方、糖尿病ではありませんので、未精製穀物を主食として、日頃の運動量に応じて少量~適量摂取する、高雄病院食生活十箇条でもいいと思います。


江部康二



(*)
『高雄病院食生活十箇条』 -アレルギー疾患の治療や生活習慣病予防に-

一、主食は未精製の穀物(玄米、全粒粉のパンなど)を
  日頃の運動量に応じて少量~適量
二、白パン・白砂糖など精製炭水化物の摂取は極力減らす
三、発酵食品(味噌、漬け物、納豆など)をきちんと食べる
四、液体でカロリーを摂らない(飲みものは水、番茶、麦茶、ほうじ茶など)
五、魚貝類はしっかり食べ、肉類は適量を摂る
六、季節の野菜や海草はしっかり食べ、旬の果物も適量摂る
七、オリーブオイルや魚油(EPA、DHA)など身体に良い油脂は積極的に摂る
八、牛乳は少量とし、チーズやプレーンヨーグルトは適量摂る
九、できる限り化学合成添加物の入っていない安全な食品を選ぶ
十、食事は楽しく、ゆっくり、よくかんで



(**)<ブドウ糖スパイクとブドウ糖ミニスパイク>

空腹時血糖値と食後血糖値の差が大きいことを「ブドウ糖スパイク」といいます。

糖尿病の人が糖質を摂取すればブドウ糖スパイクは100~200,300mg/dlとなり、リアルタイムに血管内皮に悪影響を与え、将来の動脈硬化や心筋梗塞のリスクとなります。

正常の人でも白いパンなど精製された糖質を食べると、60~70mgのブドウ糖ミニスパイクを生じて代謝が乱れます。ミニスパイクの度にインスリンが大量に追加分泌されます。

基礎分泌の10~30倍レベル、インスリンが追加分泌される事態は、救急車の出動に等しいととらえるのが正確と思います。(=_=;) 

このブドウ糖ミニスパイクとインスリン追加分泌を毎日頻回に繰り返すことが、アトピー性皮膚炎や糖尿病など生活習慣病の根本要因と私は考えています。

玄米なら、正常の人だと20~40mgしか血糖を上昇させず、代謝が安定します。

しかし、残念ながら糖尿病になってしまったら、私自身でも明らかなように、玄米でも100~200mgのブドウ糖スパイクを起こしてしまうので、スーパー糖質制限食が必要となるのです。

スーパー糖質制限食なら、血糖値の上下動は正常人ではほとんどなくなり、糖尿人でも少なくなります。


テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット