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糖質制限食時々糖質管理食
おはようございます。

昨夕は、新しいパソコンを導入しようとして、電源は入ったけど、Windowsはまったく立ち上がらず・・・。

悪戦苦闘したけど結局撤退しました。(*_*)

まあ、途中で中途半端に壊れるより、最初からダメで交換のほうが良いかと思うことにしました。

それで、元々のパソコンに戻して、少しでも速く動くように、パソコンに詳しい友人といろいろ設定を変えて試してみたのですが・・・。

どんどん遅くなり、結局システムの復元で、元に戻しました。(*_*)

さすがにブログを書く元気もなくて、
近所の小料理屋さんで、刺身、豚とゴーヤチャンプルー、地鶏の塩焼き、牛すじ煮込み、伊勢エビとチーズの焼き物、海老の磯部揚げ、鶏軟骨唐揚げ、イカとネギのぬたあえ、蛍烏賊のバター焼き、ほうれん草・ベーコンサラダ、菜っ葉のお浸し・・・。

友人と連れ合いと三人でいただきました。

芋焼酎の水割りも2杯、飲みました。美味しかったので機嫌も回復です。 (^_^)

帰宅して赤ワインをちびちび飲みながら、月間少年マガジン(海皇紀などが好きです・・・)をじっくり読んで一日を終えました。

さて今回は、インスリン注射中のみやびさんから、コメントいただきました。

『08/04/22 みやび
脱落者…
先生…おはよぅござぃます。

糖質制限を始めて 約2ヶ月です。
最近 なんだか自分に甘さが出てきて、主食抜きの食事をとっても 間食に甘いものが食べたくなり、結局インスリンを打って間食しているといぅ状態です。これじゃ、糖質制限してる意味ないじゃんっ!!!と 自分にツッコミ入れながら。

主食を抜くのは 抵抗がなく全然平気なのですが、日常の忙しさやストレスなんかも関係して 食べたい衝動にかられてしまいます。値を上げたくないのに、結局 インスリン打って食べてしまう…自分をいじめている状態です。

私には 糖質制限は向いてなかったのかなぁと 自信も なくなってしまいました。

とりあえず 明日診察です。結果が気になりますが…』

『診察結果。
江部先生 こんにちは。

本日の検査結果を報告したく、またまた コメント入れてしまいました。

【 結果 】

HbA1C 7.3% (前回 7.8%)

総コレステロール 227mg/dl

HDLコレステロール 47mg/dl

中性脂肪 184mg/dl

体重 600g減 ←これは 着てる服がうすくなった為?!(笑)

3月初めから 糖質制限を始めたので、今回のヘモグロビン値は その結果が反映されたものと思っていいですよね?

私、ほぼ糖質制限脱落者だけど、今回 少しの下がりでも やってること無駄じゃなかったって 少し自信が戻りました。また 次回 0.5%下がったら、夢の6%台に突入です♪いや 0.5%以上下がるように このまま 頑張りたいと思います。

5週間後が 楽しみです♪

2008/04/23(水) 16:49:22 | URL | みやび』

みやびさん。

一ヶ月で、HbA1cが0.5%改善ですから、良かったですね。(^o^)v

仰有る通り、 糖質制限食の効果が現れたのだと思います。

インスリンを打って甘いものを間食・・・
そういう日があってもいいですよ。

食事療法は、長く続けるのがこつなので、みやびさんの場合は、糖質制限食時々糖質管理食で血糖コントロールしては如何でしょう。

インスリンは、別名肥満ホルモンですから、毎日、大量のインスリンを打って、大量の糖質を食べるのは、血糖値だけは下がってもいろいろ弊害がでます。

同じようにインスリンを注射しても、量が少なくてコントロールできるほど好ましいです。

糖質制限食なら、インスリンの量が1/3以下に減らせます。

日常は糖質制限食でキープし、時々インスリンを増やして甘いもの(糖質管理食)を食べるというパターンなら長続きするし、弊害もストレスも少ないですから
良いのではないでしょうか。

なお、

糖質制限ドットコムのhttp://www.toushitsuseigen.com/

◆おからフィナンシェ
◆おからほろほろクッキー
◆寒天ジュレ
◆黒豆おからのココアケーキ
◆大豆庵甘菓(京和菓子)

などなら、そこそこ甘くて品良く美味しくて、しかも血糖値を上げませんのでみやびさんにもお奨めですよ。

私も毎日どれかを食べてます。

あ、そうそう、やはり糖質制限ドットコムの
「やわらか蒸し大豆」「やわらか蒸し黒豆」も小腹が空いた時にとてもいいですね。
一袋全部食べても、糖質3gていどですから、安心ですね。(⌒o⌒)v

江部康二
テーマ:糖尿病
ジャンル:ヘルス・ダイエット
糖尿病と糖質管理食②
こんばんは。今朝は4時頃からいきなり雷雨で、雷の音で目が覚めました。
4時半頃、一発でかい奴が家のすぐ近くに落ちて、びびりましたね。
我が家は、インターネットの接続が雷に弱いケーブルテレビなのでパソコンが心配でしたが、幸い事なきを得ました。

さて今日は、昨日に続いて糖質管理食のお話です。

糖質管理食は、基本的に3食とも主食(糖質)を摂取することを前提に、その糖質の量を計測します。欧米では既に普及している食事療法です。

これは、血糖値を上昇させるのはほとんど糖質であり、脂質やタンパク質はあまり上昇させないことを前提にした考え方で、例えば、血糖コントロールに必要なインスリンの量を決めるのにはとても役に立ちます。

必然的に、野放しに糖質を摂る食事療法に比し、糖質の摂取量は少なめになります。

糖尿病というと甘いもの(砂糖)がよくないと誰でも思いがちですが、実は、特に砂糖だけが血糖コントロールに悪影響を与えるという事実はありません。

「ご飯もパンもせんべいもうどんもラーメンもケーキも砂糖も、その中に含まれている糖質の量に比例して血糖値を上昇させる」ということが生理学的事実です。

糖質管理食は、糖質だけをグラム計算するシンプルな方法ですから、カロリー計算や栄養バランスにはあまり拘らなくて良いので、従来のカロリー至上主義の糖尿病食よりは、楽に実践できると思います。

いつも述べてますように、1gの糖質が2型糖尿病の人の血糖値を約3mg、1型糖尿病の人の血糖値を約5g上昇させます。

糖質含有量を主体に食品を見直すと意外なことが見えてきます。

例えば、牛乳は一般にはタンパク源とされていますが、糖尿人にとっては糖質食品と考えたほうが安全です。牛乳100mlには約5gの糖質が含まれていますから、水代わりにガブガブ飲めば、結構血糖値を上昇させます。

ビールも糖尿人には危ない食品の一つです。
350ml缶の通常のビールだと、エビスもラガーもスーパードライもおおよそ12~14gの糖質を含んでいます。ノンアルコールビールも同様です。

ですから、大ジョッキ生とか2.3杯とか軽く飲んじゃいますと、かなりの量の糖質が吸収され血糖値値急上昇ということになりますから要注意です。

「糖質→血糖値上昇」というシンプルな事柄に着目した糖尿病の食事療法という意味では、欧米の「糖質管理食」と高雄病院の「糖質制限食」は親戚筋といえます。

遠方から高雄病院に入院されて糖質制限食を実践し、インスリンが不要となった患者さんなど、退院時地元の病院への診療情報提供書は<欧米では一般的な糖質管理食をさらに徹底させた糖質制限食>といった表現で記載しています。

これなら、糖質制限食を知らないお医者さんでも反発は少なく、受け入れてもらえやすいかなと思っている次第です。

今後、日本でも糖質管理食や糖質制限食が、糖尿病治療において当たり前の時代がやって来る日を夢見ている江部康二です。
テーマ:糖尿病
ジャンル:ヘルス・ダイエット
糖尿病と糖質管理食①
こんばんは。江部康二です。
今日の京都の夜は、そこそこ涼しいです。今夜は、久しぶりにクーラーなしで眠れそうです。

さて今回は、時々ブログにも登場していた「糖質管理食」についてのお話、その①です。

糖尿病は、一般には『インスリンの絶対的、相対的不足のために糖代謝や蛋白質代謝、脂質代謝に異常を生じ、慢性的な高血糖の結果、特有の糖尿病合併症をもたらす病気』と定義されています。

しかし私達は、糖尿病の本態は、あくまでも糖質処理システムの機能低下・破綻が主と捉えています。なぜなら、血糖値を急峻に上昇させるのは糖質・タンパク質・脂質のうち糖質だけだからです。

糖尿病の患者に糖質摂取を制限する食事療法は、日本では高雄病院以外にはあまり見られません。しかし、2003年に発表されたDiabetes UK. Diabetic Medicineによれば、欧米、特にヨーロッパにおいては、糖質摂取量を計算してある程度減らす食事療法が特に異端ではなく、糖質管理食(carbohydrate counting)という概念が定着しています。

また米国においても、1993年に発表された1型糖尿病研究のDCCTにおいて糖質管理食が成功を収めたことで、食品交換表(カロリ-制限最優先)一辺倒ではなくなっています。

例えば、1999年ミス・アメリカ ニコール・ジョンソンさんの食事療法が糖質管理食です。

さらに、2002年の米国糖尿病協会(ADA)ガイドラインで、糖質とオリーブオイルなど1価不飽和脂肪酸(MUFA)でカロリー比60%~70%を摂る「地中海型の食事」が正式に推薦されました。

この結果、米国の糖尿病患者は、従来の「高炭水化物、低脂肪食」、地中海型の「低炭水化物、高脂肪食」、そして糖質管理食などを自分で選択できることとなりました。

これに対して、日本では相変わらず「糖質60%、タンパク質20%、脂質20%」の高糖質食一辺倒です。

一方、2005年の日本糖尿病学会総会で、米国から糖質管理食の専門医が招聘されてシンポジウムが開催されたのは、とても良いことだったと思います。

また、2006年3月に「かんたんカーボカウント」(医薬ジャーナル)という本が大阪市大の小児科グループにより出版され、日本でもやっと糖質管理食の夜明けという状況になりつつあるようです。

なお、欧米の「糖質管理食」という考え方をさらに発展させ、3食とも主食を摂取しなくても良いと徹底したのが、高雄病院の「糖質制限食という見方もできます。

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Diabetes UK:糖尿病患者への英国最大の慈善団体。ケア及び治療、原因と予防などに関する様々な研究を援助し、糖尿病患者を支援している。
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