ケトン食とスタミナ。
【17/03/12 ぷろていん

1日糖質20g以下にて5ヶ月経過
主食抜き→スーパー糖質制限→40g以下→20g以下にて人体実験中の者です。

1日糖質20g以下(飲み会や食べ放題で月1、2回程度は糖質摂取)にて5ヶ月以上経過しました。

ケトン体が糖尿病医の言うように危険なものならばそろそろ死んでる頃だと思うのですが、ぴんぴんしております。

それどころか逆に健康過ぎてヤバイぐらいです。

本日糖質2g以下のスポーツドリンクのみでロードバイク3時間走ってきましたが、今でも軽い筋肉痛がある程度で疲れも眠くもありません。

しかもそのあとジムに行って45分有酸素運動してさらにまだ余力があります。

あとこれから仕事しようと思います。

中毒を抜け出せず実践出来ない人には分からないと思うのですが、糖質に弱い人間ほど糖質減は効果が大きいです。

糖質過多で自分が中毒で苦しんでいることにすら気づけなかった頃を思うと、つくづく肥満、鬱、慢性疾患の元は糖質だったのだと感じます。】


こんばんは。

プロテインさんから
スーパー糖質制限食からさらに進めて
20g/日以下の糖質制限にして、5ヶ月間経過して
「ロードバイク3時間+ジムで有酸素運動45分」で
さらに余力があり、これから仕事をしようという
元気いっぱいの嬉しいコメントを頂きました。
ありがとうございます。

1日に20g以下の糖質摂取なら、まさしく『ケトジェニックダイエット』 であり、糖質摂取比率は4%以下と思います。

血中ケトン体は、2000~4000μM/L(26~122μM/L)レベルで、さぞかし「ケトン体質」になっておられることと思います。

サッカーの長友佑都選手以上のケトン体質ですから、スタミナは抜群と思います。


参考になる文献として

「オフロードサイクリストにおける運動代謝と身体能力へのケトン食の影響」

という題のポーランドの研究があります。(*)

以下、この研究の要約と結果を、かなりアバウトに意訳してみました。

面倒なところは一部省いていますが、大意は合っていると思います。

<要約>
本研究の主な目的は、オフロードサイクリストの好気的パフォーマンスと運動代謝においての、
長期的ケトン食の効果を決定することであった。

被験者はトレーニング経験が5年間以上のオフロードサイクリングのアスリート。

8人の男性被験者、年齢は28.3±3.9歳

クロスオーバーで、ケトン食と混合食を一ヶ月ずつ。

それぞれ同じトレーニング負荷。

ケトン食:P:C:F=15:15:70
混合食:P:C:F=20:50:30

様々な強度でサイクロエルゴメーターで連続的な運動手順で検査を行った。

ケトン食は、体重、体組成、脂質及びリポタンパク質プロファイルにいおいて
好ましい変化があった。

最大酸素摂取量と乳酸閾値と呼吸交換率(RER)は、
安静時および運動の最初の3つの段階(10分、45分、90分・・・低~中程度の強度)においては、
ケトン食が優位であった。

最後のマックス強度の運動の時は、ケトン食の優位は逆転した。

<結果>
有酸素持続的なアスリートにおいては、ケトン食は好ましい可能性がある。

高容量で、低から中等度の強度のトレーニング負荷のトレーニング過程においては、
ケトン食は優位である可能性がある。
筋肉のダメージも少ない。

しかし最高強度の運動においては、
ケトン食は筋肉中のグリコーゲン貯蔵が少なく解糖酵素の能力が低下するので運動能力を低下させる。

*ケトン食は脂肪酸代謝を活性化させ、インスリンレベルとブドウ糖利用を減少させる。
 


自転車のアスリート8名の研究で、ケトン食を摂取した1ヶ月と混合食を摂取した1ヶ月で、それぞれデータをとって、比較した研究です。

結論は、有酸素運動(この研究では自転車競技)において、低強度~中等度の強度トレーニングなら、ケトン食は混合食(普通食)より優位であるけれど、最高強度のトレーニングでは、優位は逆転するということです。

これは、中程度の強度のトレーニングなら、ケトン食で脂肪酸代謝が活性化しているので、それをエネルギー源として筋肉は混合食(普通食)の時より効率的に活動できるということです。

この結論は、私の印象とも一致しています。


このことを考慮すると、有酸素運動が主のマラソンやトレイルランなどでは、ケトン食を実践していると、筋肉はしっかり「脂肪酸-ケトン体」を主たるエネルギー源として使って、中等度の強度の運動で走り続けて、ラストスパートだけは、「グリコーゲン-ブドウ糖」をエネルギーに使って無酸素運動で最高強度の運動で終了というパターンが可能です。

この研究のケトン食は、糖質15%ですから、高雄病院のスーパー糖質制限食の12%と似たようなものです。

そうすると、長距離ランナーなどでいつも通りのトレーニングでスーパー糖質制限食を実践していると、筋肉は「脂肪酸-ケトン体エネルギーシステム」を使いやすくなります。

そして中程度の強度の走行では、脂肪酸-ケトン体を利用してブドウ糖-グリコーゲンエネルギーシステムを節約しておいて、ラストスパートで最後に効率的にそれを使うということが可能となります。


(*)
http://www.mdpi.com/2072-6643/6/7/2493#tabs-5
Nutrients 2014, 6, 2493-2508; doi:10.3390/nu6072493
The Effects of a Ketogenic Diet on Exercise Metabolism and
Physical Performance in Off-Road Cyclists
Adam Zajac 1
Stanisław Poprzecki 2
Adam Maszczyk 1,*, Miłosz Czuba 1
Małgorzata Michalczyk 3
and Grzegorz Zydek 3


テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
ケトン体の有用性と安全性に関する考察。
こんばんは。

ケトン体は、「糖尿病ケトアシドーシス」のイメージのため、長い間悪者にされてきました。

しかし、近年、悪者どころか、効率のよいエネルギー源となるだけでなくシグナル伝達因子の役割を果たしていることが明らかとなりました。(*)

またケトン体の一種である「βヒドロキシ酪酸」は、抗酸化ストレス作用を有すという知見も示されました。

そして、マウスを用いた研究では、ケトン体に抗老化作用があることが認められています。(*)

さらに、
イタリア・ピサ大学のFerranniniらと
米・カリフォルニア大学サンディエゴ校のMudaliarらは、
「Diabetes Care 2016;39:1108-1114、Diabetes Care 2016;39:1115-1122」)において
ケトン体に、臓器保護作用があるという説を提唱しました。

今回は、ケトン体の有用性と安全性について考察してみます。


A)
胎盤・臍帯のケトン体値英文論文


宗田らは、胎盤・臍帯・新生児のケトン体値に関する研究を英文で発表。
  胎盤・臍帯のケトン体値論文は、世界初と思われる。江部も共著者の一人。
胎盤のケトン体値は基準値の20~30倍、 平均2235.0μmol/L(60検体)
臍帯のケトン体値は基準値の数倍~10倍、平均779.2μmol/L(60検体)
新生児のケトン体値は、基準値の3倍~数倍、
  平均240.4μmol/L(312例、生後4日)  基準値は85 μmol/L以下。
胎盤と臍帯と新生児では、ケトン体は高値が当たり前である→安全性の担保

*Ketone body elevation in placenta, umbilical cord,newborn and mother in normal delivery  Glycative Stress Research 2016; 3 (3): 133-140
Tetsuo Muneta 1), Eri Kawaguchi 1), Yasushi Nagai 2), Momoyo Matsumoto 2), Koji Ebe 3),Hiroko Watanabe 4), Hiroshi Bando 5)


この世界初の胎盤・臍帯のケトン体値論文は、ケトン体の安全性に関するエビデンスと言えます。

B)
ヒューマン・ニュートリション第10版(医歯薬出版)2004年、P748

脳の代謝の項目に
「・・・母乳は脂肪含有量が高くケトン体生成に必要な基質を供給することができる。発達中の脳では血中からケトン体を取り込み利用できるという特殊な能力があり、新生児においてはケトン体は脳における重要なエネルギー源となっている。・・・」 
との記載がある。


ヒューマン・ニュートリションは、英国で最も権威のある人間栄養学の教科書です。

新生児においては、ケトン体は脳の重要なエネルギー源ということを明記してあるのはさすがです。

新生児において重要なエネルギー源ということは、胎児においてもケトン体が重要なエネルギー源である可能性が高いです。


ただ特殊な能力という記載ですが、小児ケトン食や絶食療法やスーパー糖質制限食実践者においては、ごく日常的に脳はケトン体を利用しています。

新生児だけでなく、小児も成人も、ごく普通に脳はケトン体を利用できると思います。


2015年2月に高雄病院に入院されて超少食療法を実践された男性は、断食(超少食期)あけの朝で

空腹時血糖値:41mg/dl
βヒドロキシ酪酸:5562μM/

というデータでしたが、全く普通に喋って歩いて問題なく元気でした。

脳は、ケトン体を主なエネルギー源としていたと考えられます。

βヒドロキシ酪酸が5562μM/Lあったことにより、血糖値が41mg/dlでも、元気に過ごせたと考えられます。


1984年に、私は本断食を行いました。水だけ摂取で、カロリーゼロで、塩ゼロです。
断食あけの朝で空腹時血糖値:35mg/dlでした。
やはり脳はケトン体を主なエネルギー源としいたと考えられます。


C)
EMPA-REG outcome trial

対象患者 心血管疾患のある2型糖尿病患者7,028例。
結論 心血管イベントのリスクが高い2型糖尿病患者において, 
標準治療へのempagliflozinの追加は心血管疾患による死亡,心血管イベント,
および全死亡の発症率を低下させた。
糖尿病治療薬ではじめての効果。
 
Empagliflozin, Cardiovascular Outcomes, and Mortality in Type 2 Diabetes.
N Engl J Med. 2015 Nov 26;373(22):2117-28.


ケトン体値上昇による心保護作用が
EMPA-REG outcome trialにおける好結果を生んだという仮説は、
魅力的であり、上述のようにDiabetes Careに掲載されました。


<考察>
A)B)C)を合わせて考察すると、ケトン体の安全性は、確立されたと言えます。

また
A)B)C)に加えて
『糖尿病 医師・医療スタッフの プラクティス』(*)
の記事や参考文献を考慮するとどんどん新しい知見が示され、ケトン体の有用性もほぼ確立されたと思われます。


(*)
参考
糖尿病 医師・医療スタッフの プラクティス
2017年Vol.34 No.1 医歯薬出版株式会社


江部康二

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
中鎖脂肪酸油を含むケトン食による高齢者の認知機能向上
【17/02/21 精神科医師A

Re: 糖質制限と痴呆症
世界初の研究成果
中鎖脂肪酸油を含むケトン食による高齢者の認知機能向上
~国際科学雑誌Psychopharmacologyで発表~

国立精神・神経医療研究センター神経研究所(所長:武田伸一)の疾病研究第三部太田深秀室長、功刀浩部長らと株式会社 明治(代表取締役社長:川村 和夫)の共同研究グループは、中鎖脂肪酸油※1(MCT)を含むケトン食の摂取により、認知症でない 高齢者の認知機能が向上することを世界で初めて明らかにしました。

本研究成果は、2016年8月30日に国際科学雑誌Psychopharmacologyのオンライン版で公開されました。

http://www.ncnp.go.jp/press/release.html?no=116



こんにちは。

精神科医師Aさんから、大変興味深くかつ嬉しい情報をコメント頂きました。
ありがとうございます。

国立精神・神経医療研究センター神経研究所の共同研究グループの発表で、中鎖脂肪酸油を含むケトン食により高齢者の認知機能向上が明らかとなり公開されました。

世界初の研究成果だそうです。

ケトン食摂取により、血中ケトン体濃度が高まりそれにより認知症でない 高齢者の認知機能が改善したと考えられます。

近年、ケトン体の腎保護作用を示唆する論文も発表されており、ケトン体に対する評価がどんどん良い方に高まっているのは嬉しい限りです。



江部康二



『プレスリリース詳細
平成28年9月15日

世界初の研究成果
中鎖脂肪酸油を含むケトン食による高齢者の認知機能向上
~国際科学雑誌Psychopharmacologyで発表~

 国立精神・神経医療研究センター神経研究所(所長:武田 伸一)の疾病研究第三部太田深秀室長、功刀浩部長らと株式会社 明治(代表取締役社長:川村 和夫)の共同研究グループは、中鎖脂肪酸油※1(MCT)を含むケトン食の摂取により、認知症でない 高齢者の認知機能が向上することを世界で初めて明らかにしました。
 本研究成果は、2016年8月30日に国際科学雑誌Psychopharmacologyのオンライン版で公開されました。

 【内容】
■論文タイトル:
Effect of a ketogenic meal on cognitive function in elderly adults : potential for cognitive enhancement
(高齢者の認知機能に対するケトン食の効果:認知機能向上の可能性)

■概要:
 脳は通常、糖をエネルギー源として利用しますが、加齢により糖を利用する機能が低下することが報告されています。脳は糖に代わるエネルギー源として、生体内で主に脂肪酸から生成されるケトン体※2を利用することができます。本研究では、このケトン体の生成が高まるように中鎖脂肪酸油(MCT)を配合した特別な粉ミルク(明治ケトンフォーミュラ®※3、以下ケトン食)を用いて高齢者の認知機能を高めることができるか否かについて検討しました。認知症でない高齢者にケトン食と対照食(ケトン食のMCTを同カロリーの長鎖脂肪酸油に置き換えたミルク)をそれぞれ別の日に摂取していただき、血中のケトン体濃度の変化と複数の認知機能テストの成績を比較しました。対照食を摂取した時に比べ、ケトン食を摂取した時に血中ケトン体濃度が高く推移し、さらに作業記憶※4や遂行機能※5に関するテストの成績および一連の認知機能テストの総合成績※6が高いという結果が得られました(添付図参照)。試験参加者を、対照食を摂取した時の認知機能テストの総合成績が低かった群と高かった群に分けたところ、成績の低かった群でケトン食による総合成績の向上がより顕著に見られました。今回の結果から中鎖脂肪酸油(MCT)を含むケトン食は高齢者の認知機能を 改善する可能性が示されました。


図1
図1 MCTを含むケトン食、または対照食を摂取した後の
血中ケトン体濃度の変化

図2
図2 MCTを含むケトン食、または対照食を摂取した後に行った
認知機能テストの成績

【ご参考】
(※1)中鎖脂肪酸油(MCT)
炭素の数が6個から12個までの脂肪酸(中鎖脂肪酸)で構成される油脂の総称です。中鎖脂肪酸はココナッツオイルや牛乳にも含まれています(ただし、ココナッツオイルの中鎖脂肪酸では炭素数が12個のラウリン酸が主成分)。今回のケトン食には炭素数が8個の脂肪酸であるカプリル酸を多く含む油脂を使用しました。一般に、中鎖脂肪酸の中でも炭素数が少ないものの方が、ケトン体が産生され易いとされています。一方で炭素の数が14個以上の脂肪酸から構成される油脂が長鎖脂肪酸油(LCT)で、食品や調理に一般的に使用されている油です。LCTに比べMCTは摂取後に速やかに消化、吸収され、その一部が肝臓でケトン体に変換されます。

(※2)ケトン体
アセト酢酸、ベータヒドロキシ酪酸、アセトンの総称です。長時間の絶食や極端な高脂肪低糖質な食事を続けた時など、エネルギー源としての糖が不足する場合に、脂肪酸や一部のアミノ酸が肝臓でケトン体に変えられます。このケトン体のうちアセト酢酸、ベータヒドロキシ酪酸が糖に代わるエネルギー源として脳をはじめとする様々な体の器官で使われます。そのため今回の試験では血中ケトン体濃度としてアセト酢酸とベータヒドロキシ酪酸を測定しました。

(※3)明治ケトンフォーミュラ®
生まれつき糖質をエネルギーとして利用できない先天代謝異常や、薬で治療が困難な難治性てんかんなど、お子さまのケトン食療法のために使用される粉ミルクです。㈱明治で製造を行い、特殊ミルク事務局を通じて医療機関に提供しています。

(※4)作業記憶
今回の試験では作業記憶と呼ばれる認知機能を評価するために3種類のテストを行いました。このうち日本語版ウェクスラー記憶検査法改訂版(WMS-R)の下位検査である数唱課題(Digit span)において、試験食による成績の違いが認められました。数唱課題は検査者が読み上げた数字の並びをどれだけ正確に、同じ順序で復唱(順唱)したり、逆の順序で復唱(逆唱)したりできるかを検査し、点数化しています。作業記憶は、作動記憶、ワーキングメモリーともいわれ、必要な情報を一時的に保持しておく役割を果たし、日常のあらゆる作業を進める上で、必須の機能です。

(※5)遂行機能
今回の試験では遂行機能と呼ばれる認知機能を評価するためにトレイルメイキングテストAおよびBという2つの検査を行いました。このうちトレイルメイキングテストBにおいて試験食による成績の違いが認められました。このテストはテスト用紙に無作為に配置された数字と平仮名を1→あ→2→い→3→う・・・という順に線で結び終えるまでの時間を測定し、点数化しています。遂行機能は実行機能ともいわれ、物事の段取りをつけたり、計画を見直す上で重要であり、目的をもった活動を成し遂げるのに必須機能です。

(※6)認知機能テストの総合成績
異なる認知機能を統合して評価するために考案した評価指標です。今回の試験で実施した3種類の作業記憶テストと2種類の遂行機能テストの各点数を使って算出しています。

本リリースは、厚生労働記者会、厚生日比谷クラブ、東商記者クラブ、農政記者クラブに配布しております。


【研究詳細のお問い合わせ】
国立精神・神経医療研究センター 神経研究所 疾病研究第三部
部長:功刀 浩(くぬぎ ひろし)
E-mail:
TEL/FAX: 042-346-1714

【報道に関するお問い合わせ先】
国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター 広報係
〒187-8551 東京都小平市小川東町4-1-1
TEL: 042-341-2711 FAX:042-344-6745

株式会社 明治 広報部
〒136-8908 東京都江東区新砂1-2-10
TEL:03-5653-0300 FAX:03-5653-0400』
テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
スーパー糖質制限食で血糖、グリヘモ、体重改善。尿中ケトン体は?
【16/12/17 あわわ

江部先生

おはようございます。
あわわと申します。

以前、9月末に先生に質問させていただき、10月からスーパー糖質制限を始めました。

それまでは緩い糖質制限を昨年11月からして、
(身長168 年齢35です)
昨年11月、糖尿病と診断
エクア、クレストール10 エパデール500服用
ヘモグロビンa1c 7.0
血糖値120
体重99
中性脂肪398
今年9月末 数値が下がっても薬を減らすことを検討いただけなかったので、糖質制限に理解のある病院に行ってみました。
クレストール2.5のみになる。
ヘモグロビンa1c5.9
血糖値88
体重79
中性脂肪66

現在 クレストール2.5のみ
ヘモグロビンa1c5.5
血糖値90
体重72
中性脂肪67
と、10月からスーパー糖質制限を始めたところ、すんなり体重も減りました。
ただ最近減り幅が小さくなってきてはいますが‥
江部先生ありがとうございました。
今後もスーパー糖質制限を続け、体重をBMI22まで落としたいとおもいます。

最後に質問させていただきたいのですが、ケトスティックでケトン体を測っていたのですが、2週間まえからケトン体が2+以上の検出が1日置き、2日置きとなり、先週半ばからケトン体が検出されなくなりました。食事内容は変えていないつもりなのですが、やはりなんらかの糖質をとってしまっているからでしょうか? 】


身長168cm 年齢35歳
2015年11月、糖尿病と診断
エクア、クレストール10 エパデール500服用
ヘモグロビンa1c 7.0 %
血糖値120mg/dl
体重99kg ・・・BMI:35.1
中性脂肪398mg/dl


緩い糖質制限を実践して
数値が下がっても薬を減らして貰えないので、
2016年9月、糖質制限に理解のある病院に転院。
クレストール2.5のみ服用。
ヘモグロビンa1c5.9%
血糖値88mg/dl
体重79 kg・・・BMI:27.99
中性脂肪66mg/dl

2016年10月からスーパー糖質制限食を開始。
2016年12月
クレストール2.5のみ服用。
ヘモグロビンa1c5.5%
血糖値90 mg/dl
体重72kg・・・BMI:25.51
中性脂肪67 mg/dl



あわわ さん
血糖値、HbA1c、中性脂肪が改善して、薬が減量できてよかったです。
薬は兎に角、少ない方がいいです。
体重減少も素晴らしいです。

BMIは22までならなくても、 23~24くらいでも大丈夫と思います。

スーパー糖質制限食で、その人の体調が一番いいあたりで体重は落ち着くと思います。

適切なBMIは、20以上25未満で、その個人により違います。

BMIが25を切ってくれば、クレストールの休薬も主治医と相談しましょう。


尿中ケトン体ですが、スーパー糖質制限食を開始したら、通常数日で、陽性になります。
血中ケトン体が高値となり、尿中に排泄されるからです。

個人差がありますが、スーパー糖質制限食実践者なら血中総ケトン体値は、300~1500μM/Lくらいです。
一般的な基準値は26~122μM/Lです。

血中ケトン体高値が、2~3ヶ月続くと体内の心筋や骨格筋など体細胞が、効率よく利用するようになります。
そのため少々、血中ケトン体が高値でも、尿中にはでなくなります。

あわわ さんも、スーパー糖質制限食開始後、2ヶ月半ですので血中ケトン体高値でも、尿中ケトン体陰性となっても自然経過と考えられます。

すなわち問題なしです。


江部康二

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット
宗田先生の胎盤などケトン体値英文論文、クリックお願い申し上げます。
精神科医師Aさんから、宗田論文の日本語版についてコメント頂きました。

ありがとうございます。

【16/10/25 精神科医師A
日本語訳
宗田哲男医師の胎盤・臍帯・新生児のケトン体値の英文論文日本語版
http://ketontai.com/archives/2248


こんにちは。

宗田哲男先生の、胎盤・臍帯・新生児のケトン体値の英文論文が、2016年9月30日(金)いよいよ、インターネットにアップされました。

以下の如く、世界初の革命的な内容の論文です。ヽ(*`▽´)ノ

【1)胎盤 組織内のケトン体値(βヒドロキシ酪酸)は平均 2235.0 μmol/L、臍帯ケトン体値は、平均779.2μmol/Lであり、胎盤内は有意に高かった(p<0.001)。新生児(4日、30日)のケトン体濃度も標準値よりも高値だった。さらに、臍帯血と胎盤内の血糖値は同様であった(表1)。

2)胎盤組織内のケトン体値は、臍帯血よりも有意に高かった(p<0.001)(図1)。前者は後者の約3倍高く、通常の血液中濃度の標準値(85μmol/L以下)より20-30倍の高値を示した。

3)胎盤組織内の血糖値は75-80 mg/dLであり、すべての妊婦で臍帯血の血糖値と比べて有意差は見られなかった(図2)。】



この論文が世界に広がるために、ブログ読者の皆さんのご協力を是非お願い申し上げます。m(_ _)m

胎盤のケトン体値は、標準値の20~30倍、
臍帯血のケトン体値は、標準値の10倍、
新生児(4日、30日)のケトン体値は標準値の3~4倍、
が、それぞれ普通です。

この論文により、ケトン体の安全性が確立されたと言えます。

英語が苦手な人も得意な人も、兎に角、下記アドレスをクリックして頂けば幸いです。
http://www.toukastress.jp/webj/article/2016/GS16-10.pdf

クリックしたらそのまま論文が出てきます。

論文へのアクセスが増えると、インターネット上で広がる速度が早まります。

ブログ読者の皆さん、クリック、よろしくお願い申し上げます。 m(_ _)mVV


江部康二



☆☆☆
http://www.toukastress.jp/webj/article/2016/GS16-10.pdf

Glycative Stress Research 2016; 3 (3): 133-140
Ketone body elevation in placenta, umbilical cord,
newborn and mother in normal delivery
Tetsuo Muneta 1), Eri Kawaguchi 1), Yasushi Nagai 2), Momoyo Matsumoto 2), Koji Ebe 3),
Hiroko Watanabe 4), Hiroshi Bando 5)

Abstract
Background: Low carbohydrate diets (LCD) have been recently prevalent in the medical and health field, especially in diabetes mellitus. We have applied LCD on thousands of patients with metabolic diseases and reported the clinical effect of LCD so far. Through our experience and research concerning LCD, the physiological role of glucose and ketone bodies during the pre- and post-partum period was investigated in this study.

Subjects and methods: Subjects were 60 normal pregnant woman who had a normal delivery in full-term, without an
abnormal glucose intolerance. Methods included the measurement of the value of ketone bodies in the umbilical cord
blood, placental tissue fluid and maternal blood, associated with the value of blood glucose. As ketone bodies, the value of
3-hydroxybutyric acid (3-OHBA, beta-hydroxybutyric acid) was measured. 3-OHBA and glucose values were measured by
the electrode method using Precision Exceed Kit (Abbott) and the conventional enzymatic cycling method, with comparison
investigation of the data from two kits.

Results: The average 3-OHBA levels were as follows: 2,235.0 μmol/L in the placenta, 779.2 μmol/L in the umbilical cord
blood, in which the former is significantly higher than the latter (p < 0.001), 240.4μmol/L in the newborn after four days,
and 366.7μmol/L after 30 days. The standard 3-OHBA level in a healthy man is less than 85 μmol/L. Glucose levels in the
umbilical cord and placenta were 78.6 mg/dL vs 74.9 mg/dL, with no significant difference, and was the same as that of the
pregnant woman. Accuracy management of the two kits revealed a significant correlation (r = 0.94, p < 0.001). 3-OHBA
values of the maternal blood and umbilical cord blood were extremely elevated from the standard level, with a mutual
significant correlation (r = 0.724, p < 0.001, n = 416).

Conclusion: This clinical study concerning ketone bodies during pre- and post-partum period was investigated, and
revealed that 1) a clinically rapid useful kit for ketone bodies had high reliability and validity compared with conventional
kit, 2) elevated values of 3-OHBA were shown in the placental tissue fluid, umbilical cord, newborn and maternal blood, 3)
3-OHBA would be a physiologically indispensable element in nutrition metabolism for fetus and newborn at least until 30
days, with further development of investigation for ketone bodies.

テーマ:糖質制限食
ジャンル:ヘルス・ダイエット