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お医者さんの糖質制限なデータ
おはようございます。ストーブをつけてブログを書いています。

京都の4月後半でストーブは、初体験かもしれません。北見市で4月には珍しい大雪とのニュースを見ましたが、札幌はどうでしょうね。

今回は、札幌の医師さんから、ご自分の糖質制限食の体験データについてコメントいただきました。


「糖質制限3ヵ月半の結果

毎日のブログ更新ご苦労様です。いつもありがたく拝読しております。

糖質制限食の私のデータがでました。

治療は、かなりいい加減な(カロリー計算なし)糖質制限食とテニス(90分)週2回ジョギング(30分)週1~2回
お酒は毎日焼酎を中心に3~4合
です。

46歳 男 身長170cm
前(08.11.6)体重64kg
後(09.4.24)体重59kg体脂肪11%

空腹時血糖(カッコ内はインスリン値)
前298  後85(2.8MICU/ml)

玄米ご飯180g後(前は恐ろしくて施行せず)
1時間165(19.8MICU/ml)
2時間159(15.2MICU/ml)

HbA1c
前6.0  後4.7

尿酸値
前6.1  後8.1

総コレステロール
前202  後212

HDLコレステロール
前49  後120

中性脂肪
前659 後94

GOT/GPT/γGTP
前81/108/226
後37/29/45

驚いたのは酒は全くやめていないし休肝日も作っていないのに(むしろ食べられないストレスで酒量は増えていたのに)肝機能の数値が良くなっていたことです。私なりには肝にとってアルコール以上に糖質や脂質を代謝するのは負担がかかっているのかなと想像しています。

札幌の医師 | 2009.04.27(月)

訂正します

08.11.6の血糖値298は食前ではなく食後でした。検査があるのを忘れていて朝食(白飯)をたべてしまったのでした。
札幌の医師 」


札幌の医師さん。いつもコメントありがとうございます。糖質制限食に理解のある医師にコメントをいただくと、とても元気がでます。 (^_^)

「治療は、かなりいい加減な(カロリー計算なし)糖質制限食
テニス(90分)週2回
ジョギング(30分)週1~2回
お酒は毎日焼酎を中心に3~4合
です。」

私もいい加減なカロリー計算なしの糖質制限食と、テニスは1回/1~2週間、日曜日の午後1時~5時くらいまで、実質はダブルスで、合計2時間ていどの運動とはいえない程度のものでジョギングはなし。お酒は毎日焼酎、糖質ゼロ発泡酒、赤ワインを中心に適量よりやや多め(-_-;)です。

札幌の医師さん46才とお若い分、運動が私より多いですね。ちなみに私は59才です。

「46歳 男 身長170cm
前(08.11.6)体重64kg
後(09.4.24)体重59kg体脂肪11%」


体重は、若い頃のものに戻って、だいたい落ち着きます。やせ続けることはありません。

まあ体重減り続けたら困りますが、血中のケトン体は高くても、尿中にケトン体がでなくなる3~6ヶ月で速度がゆっくりになりその人の一番よいあたりでとまります。

私は現在167cmで56kgです。スーパー糖質制限食実践後、約半年で10kgの減量で学生時代の体重に戻り、そのまま現在まで6~7年間維持しています。

「空腹時血糖(カッコ内はインスリン値) 85(2.8MICU/ml) 」

完全正常に回復ですね。

「玄米ご飯180g後(前は恐ろしくて施行せず)
1時間165(19.8MICU/ml)
2時間159(15.2MICU/ml) 」


現時点では糖尿病型→境界型にまで改善しておられるのですね。

「HbA1c  前6.0  後4.7」

HbA1cは文句の言いようがない正常値ですね。私が5.1~5.4%くらいですから、羨ましい限りです。

「尿酸値  前6.1  後8.1 」

尿酸値は個人差があり、一定しませんが、一旦上昇しても半年くらいで元に戻る人が多いです。

「総コレステロール  前202  後212  HDLコレステロール  前49  後120 」

HDLコレステロールは、末梢組織において余剰のコレステロールを肝臓まで回収する役割で、一般に多いほどいいとされてます。

それにしても著明に増加ですね。糖質制限食でHDLコレステロールは増加しますが、増加の程度には個人差があります。札幌の医師さんは素晴らしいです。ヾ(^▽^)

薬物でこれほどのHDLコレステロール値の改善は不可能ですので、糖質制限食やっぱりすごいですね。

「中性脂肪  前659 後94 」

これまた、驚異的改善ですね。中性脂肪は、家族性の脂質異常症以外は、糖質制限食で速やかに改善します。


「 GOT /  GPT   /  γGTP
前81  /   108  /   226
後37  /   29  /    45 」

「驚いたのは酒は全くやめていないし休肝日も作っていないのに(むしろ食べられないストレスで酒量は増えていたのに)肝機能の数値が良くなっていたことです。私なりには肝にとってアルコール以上に糖質や脂質を代謝するのは負担がかかっているのかなと想像しています。」


通常、γGTPが226とかあったら、お酒のせいとか、お医者さんに言われますよね。他の方でも経験したのですが、ビールを止めて焼酎に切り替えて糖質制限食を実践すると、札幌の医師さんと同様γGTP が改善することがありますね。

まあ、適量の焼酎ですよ。味をしめて油断して焼酎の量を増やしすぎて、再びγGTP が悪化した人もおられますのでご用心、ご用心。ε-(-Д-)

ビールのような<アルコール+糖質>が一番γGTP を上昇させることは、間違いないようです。そんなに太ってなくても<アルコール+糖質>が脂肪肝のもととなるようです。

札幌の医師さん。

これからも美味しく楽しく末永く糖質制限食で健康ライフを送ってくださいね。


江部康二


テーマ:糖尿病
ジャンル:ヘルス・ダイエット
コメント
お褒めの言葉ありがとうございます。

私も糖尿病の患者さんの主治医になれる立場なら糖質制限食を薦めたいのですが、何しろ外科系なものですから、これまで診てもらっていた内科医を否定するわけにも行かず、病棟回診のときなどに『パソコン持ってるんでしたら【糖質制限】【ドクター江部】でグーグル検索してみてください』と糖質制限をほのめかし、患者さん自身の判断にお任せする形でささやかな啓蒙をしています。

また何かありましたら、質問他投稿させて頂きます。

2009/04/28(Tue) 11:29 | URL | 札幌の医師 | 【編集
糖尿病13年放置して
毎日、江部先生のブログを感謝しながら読ませて頂いています。本当にありがとうございます。

私は、13年前糖尿病を宣告(空腹時血糖値233)されましたが仕事も遊びも忙しく放置してしまいました。昨年8月、目の霞があり忘れていた糖尿病が悪化したと思い病院へいきました。(何度か目の出血がありました)

結果は    空腹時血糖  204
         HbA1c     10.1 
         網膜の初期病変(レーザーによる治療はありません)

そこから幸いにも先生のブログに出会い糖質制限と運動を始め現在に至っております。
運動は2~3分の筋トレとストレッチのセットを5~6回/日です。

53歳  男  BMI20

              20.8  20.9  20.10  21.01  21.03
空腹時血糖値     204  156   142   147   143
HbA1c          10.1   9.0   7.5    6.7    6.6
ALP           324   305  277   253   
(ALPはなぜか糖質制限を始めてから下りつずけています)
これは、膵臓のβ細胞が修復されているのかと? 希望的観測です。

H21.01 からは空腹時血糖値が下がらないため、スーパー糖質制限に切り替えました。

H21.03からは、空腹時血糖値とHbA1cの検査のみなのです。従いまして、インスリン値やケトン体、インスリン抵抗性などは解りません。(検査未経験です)

糖質制限で感じたこと
・空腹時血糖、HbA1c、ALPが顕著に下がります。
・代謝が上がったのか、皮膚のきめが細かくなり、毛髪が太くなりました。
・多飲、頻尿が改善されました。

今後はスーパー糖質制限を続け 140以下 6%前半を目指します。
本当にありがとうございました。
2009/04/29(Wed) 08:17 | URL | たか | 【編集
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