2023年01月05日 (木)
【23/01/04 ぷくぷくぷう
オートファジーとがん
糖質制限8年の50代女性です。
糖尿病予備軍の1人でもあるので、
8年前先生のブログを見つけた時は
目からウロコの糖質制限には生きる希望が湧いて安堵しました。
老後も元気に過ごせるよう、
これからも糖質制限生活を楽しく続けていこうと思っています。
以前オートファジーに興味を持ち、
青木厚先生の『「空腹」こそ最強のクスリ』という本を読んで
朝食抜き生活をしていたのですが、
その本の中に、空腹はがん予防においても非常に効果的であるが、
すでにがんが体内に発生している場合は、
逆効果になるおそれがある。
オートファジーが働くと自分で栄養を作り出すため
がん細胞が生き残りやすくなってしまうというような記述があり、
もし自分の体内に診断できないような小さながん細胞があったら、
その成長を、はやめてしまうことになるのではと
不安になりやめてしまいました。
心配ならやめておけと言われそうですが、オートファジー魅力的です。
オートファジーとがん細胞について先生はどうお考えになりますか?】
【東京理科大学 TOKYO UNIVERSITY OF SCIENCE
https://www.tus.ac.jp/today/archive/20220831_3608.html
2022.08.31 Wed UP
オートファジーががん細胞を排除することを発見、新たながん治療法開発に期待
~細胞競合によるがん細胞除去におけるオートファジーの役割を解明~
研究の要旨
・近年、腫瘍発生を防ぐ仕組みとして、
上皮層に発生したがん変異細胞を正常上皮細胞が排除する細胞競合という生命現象が注目されています。
しかし、細胞競合を制御する分子論的メカニズムの全容は解明されていません。
・今回、正常細胞に囲まれたがん変異細胞内ではリソソームの機能が低下し、
オートファゴソームが蓄積することが
細胞競合によるがん変異細胞の排除に必要であることを明らかにしました。
・がんが進行した中・後期では、オートファジーはがん細胞の生存・増殖を助長しますが、
超初期では細胞競合を介して抗腫瘍的に機能することが本研究より明らかになったことから、
今後、がんの進⾏時期を考慮した制がん戦略が必要になると考えられます。】
こんばんは。
オートファジーとがんについて
ぷくぷくぷう さんから、コメント・質問を頂きました。
【青木厚先生の『「空腹」こそ最強のクスリ』という本に
『空腹はがん予防においても非常に効果的であるが、
すでにがんが体内に発生している場合は、逆効果になるおそれがある。
オートファジーが働くと自分で栄養を作り出すため
がん細胞が生き残りやすくなってしまうというような記述があり・・・』】
なるほど、それは心配になりますね。
上記、緑文字の東京理科大のサイトに
興味ある記載がありました。
論文そのものは、長いので、必要な部分だけ抜粋しています。
【がんが進行した中・後期では、オートファジーはがん細胞の生存・増殖を助長しますが、
超初期では細胞競合を介して抗腫瘍的に機能することが本研究より明らかになった】
とあります。
すなわち、青木厚先生の主張と同じ内容です。
まとめると、
オートファジーは
『がんの予防によいし、超初期のがんには抗腫瘍的に働くが、
中・後期のがんには、腫瘍促進的に働く』ということになります。
実は、1個のがん細胞が、PETやCTで発見できる、5mm~10mmの大きさになるのに
10年~20年かかるという事実があります。
超初期のがん、というのも、すでに発見されているとしたら、
5mm径くらいの大きさが最小です。
つまり、超初期のがんといっても、実は10年以上は経過しているわけです。
それなら、現時点でがんが発見されていない人は、
超初期のがんよりも、さらに前の段階となりますので、
オートファジーが抗腫瘍的に働くと考えられます。
安心して<スーパー糖質制限食 +17時間断食 + オートファジー>
を実践して、がん予防および健康ライフを楽しみましょう。
江部康二
オートファジーとがん
糖質制限8年の50代女性です。
糖尿病予備軍の1人でもあるので、
8年前先生のブログを見つけた時は
目からウロコの糖質制限には生きる希望が湧いて安堵しました。
老後も元気に過ごせるよう、
これからも糖質制限生活を楽しく続けていこうと思っています。
以前オートファジーに興味を持ち、
青木厚先生の『「空腹」こそ最強のクスリ』という本を読んで
朝食抜き生活をしていたのですが、
その本の中に、空腹はがん予防においても非常に効果的であるが、
すでにがんが体内に発生している場合は、
逆効果になるおそれがある。
オートファジーが働くと自分で栄養を作り出すため
がん細胞が生き残りやすくなってしまうというような記述があり、
もし自分の体内に診断できないような小さながん細胞があったら、
その成長を、はやめてしまうことになるのではと
不安になりやめてしまいました。
心配ならやめておけと言われそうですが、オートファジー魅力的です。
オートファジーとがん細胞について先生はどうお考えになりますか?】
【東京理科大学 TOKYO UNIVERSITY OF SCIENCE
https://www.tus.ac.jp/today/archive/20220831_3608.html
2022.08.31 Wed UP
オートファジーががん細胞を排除することを発見、新たながん治療法開発に期待
~細胞競合によるがん細胞除去におけるオートファジーの役割を解明~
研究の要旨
・近年、腫瘍発生を防ぐ仕組みとして、
上皮層に発生したがん変異細胞を正常上皮細胞が排除する細胞競合という生命現象が注目されています。
しかし、細胞競合を制御する分子論的メカニズムの全容は解明されていません。
・今回、正常細胞に囲まれたがん変異細胞内ではリソソームの機能が低下し、
オートファゴソームが蓄積することが
細胞競合によるがん変異細胞の排除に必要であることを明らかにしました。
・がんが進行した中・後期では、オートファジーはがん細胞の生存・増殖を助長しますが、
超初期では細胞競合を介して抗腫瘍的に機能することが本研究より明らかになったことから、
今後、がんの進⾏時期を考慮した制がん戦略が必要になると考えられます。】
こんばんは。
オートファジーとがんについて
ぷくぷくぷう さんから、コメント・質問を頂きました。
【青木厚先生の『「空腹」こそ最強のクスリ』という本に
『空腹はがん予防においても非常に効果的であるが、
すでにがんが体内に発生している場合は、逆効果になるおそれがある。
オートファジーが働くと自分で栄養を作り出すため
がん細胞が生き残りやすくなってしまうというような記述があり・・・』】
なるほど、それは心配になりますね。
上記、緑文字の東京理科大のサイトに
興味ある記載がありました。
論文そのものは、長いので、必要な部分だけ抜粋しています。
【がんが進行した中・後期では、オートファジーはがん細胞の生存・増殖を助長しますが、
超初期では細胞競合を介して抗腫瘍的に機能することが本研究より明らかになった】
とあります。
すなわち、青木厚先生の主張と同じ内容です。
まとめると、
オートファジーは
『がんの予防によいし、超初期のがんには抗腫瘍的に働くが、
中・後期のがんには、腫瘍促進的に働く』ということになります。
実は、1個のがん細胞が、PETやCTで発見できる、5mm~10mmの大きさになるのに
10年~20年かかるという事実があります。
超初期のがん、というのも、すでに発見されているとしたら、
5mm径くらいの大きさが最小です。
つまり、超初期のがんといっても、実は10年以上は経過しているわけです。
それなら、現時点でがんが発見されていない人は、
超初期のがんよりも、さらに前の段階となりますので、
オートファジーが抗腫瘍的に働くと考えられます。
安心して<スーパー糖質制限食 +17時間断食 + オートファジー>
を実践して、がん予防および健康ライフを楽しみましょう。
江部康二
江部先生
お世話になっております。
オートファジーすごく魅力的ですね。
素人の予想ですが 青汁しか食べない森さん
辻褄が合うのではないでしょうか
なかなか 一般人にはできないですが
合うような気がします。
僕はそこまでいたっていないので糖質制限
で頑張っています。いずれにしても糖質制限
が健康に貢献しているとしか思えません。
お世話になっております。
オートファジーすごく魅力的ですね。
素人の予想ですが 青汁しか食べない森さん
辻褄が合うのではないでしょうか
なかなか 一般人にはできないですが
合うような気がします。
僕はそこまでいたっていないので糖質制限
で頑張っています。いずれにしても糖質制限
が健康に貢献しているとしか思えません。
江部先生、コメントを取り上げていただいてありがとうございます。モヤモヤしていたものが取れて安心して1日2食に取り組めそうです。江部先生のようにいつまでも若々しくいられるよう糖質制限と朝食抜きを続けていこうと思います。
糖尿人 さん
森美智代鍼灸師、大学病院や理化学研究所で徹底的に調べてます。
間違いなく青汁だけで健康を保っておられ、本物です。
オートファジーや腸内細菌との関係性が関係していると思います。
森美智代鍼灸師、大学病院や理化学研究所で徹底的に調べてます。
間違いなく青汁だけで健康を保っておられ、本物です。
オートファジーや腸内細菌との関係性が関係していると思います。
2023/01/07(Sat) 17:32 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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