fc2ブログ
自分史三、糖尿病発症と糖質制限食実践。
こんにちは。
今日の記事は

自分史二、 糖尿病発症に到った経緯②。
糖質制限食との出会い。
2022年06月02日 (木)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-5979.html


の続きです。

自分自身が糖尿病になって、できれば薬はなしで食事療法のみで血糖コントロールしたいという思いも強くありました。
そして父が糖尿病合併症のオンパレードが元で永眠したのを目の当たりにしているので、
いやでもモチベーションは高まりました。

父は、糖尿病足病変を繰り返し、ついには足指の壊死を合併し、
とうとう77歳で右大腿部から切断という事態になってしまいました。
80歳で心筋梗塞と肺炎となり、永眠しました。
同じように糖尿病でしたが、母は糖質制限食が間に合い、
合併症もなく91歳で天寿を全うしました。

私は、2002年6月の糖尿病発症(正確には発覚?)時点で、
身長167cm、体重67kgで、腹囲86cm、内臓脂肪CT126cm2 、高血圧など
メタボリック・シンドロームの診断基準を全て満たしていました。


HbA1c:6.7%(NGSP)。
血圧は普段が140~150/90~100、夜の診察が終わったあとには、
180/110とかをたたきだして外来ナースがびっくりしていましたが、
私もびっくりがっくりでした。

糖質制限食は1999年に兄の江部洋一郎院長(当時)が導入し
当初、半信半疑だった私も2001年に糖尿病の患者さんに初めて実施し
劇的改善を得ていたので、うまくいく確信はありました。

肉類・魚貝類・野菜・豆腐・納豆・海草・茸など
おかずは食べ放題で主食(糖質)だけはなしです。
2002年糖尿病発症当時は、酒は日本酒、ビールなどの糖質を含んでいる醸造酒は中止し、
もっぱら焼酎(蒸留酒)としました。
辛口の赤ワインだけは醸造酒の中でも血糖値をほとんど上昇させないので
適宜飲みました。
2022年現在は、白ワインも糖質が少ないものは飲んでいますし
糖質ゼロ発泡酒や糖質ゼロビールも発売されているので重宝しています。

発症後は即、
スーパー糖質制限食実践を開始して、3週間後のHbA1cは6.0%(NGSP)と改善し、
その後は2022年現在にいたるまで、ずっと6.0%未満(5.6~5.8%)をキープしていて正常型であり、
合併症ももちろんなしです。
メタボのほうもスーパー糖質制限食開始半年で10kgの減量に成功し血圧も、
120~130/70~80と正常になり、腹囲78cm、内臓脂肪CT71cm2と改善しました。
その後も2022年6月現在まで、体重は57kgを維持しています。
 
今の私の知識が、40歳頃にあれば、
そもそも、糖尿病にはなっていないと思います。
まあ、「覆水盆に返らず」ですね。

そして、現在の私の経験と知識を、
ブログ読者の皆さんと共有することで、
多くの方の糖尿病発症予防が可能となれば、一番嬉しいです。
勿論、すでに糖尿病を発している方も、糖質制限食なら
薬はなしか必要最小限で、コントロール良好となります。


江部康二
コメント
ありがとうございます。
江部先生

お世話になります。
僕は45歳で先生を知り合うことができ
本当にありがたく思っております。
もし知り合うことがなければひどい目
にあっていたことは間違いないです
僕の父親はひどいめにあい悲惨でした。
でもこれが反面教師だと思いこれも感謝しています。最近すごく思うのですが糖質に強い人
弱い人がいると感じることです。
私は弱い人だと思います。これはその人に与えられた運命だと思います。逐次このことを理解し
従いながら生きて行くしかないと思います。
僕は色んなお医者さんをまわりまくって最終
江部先生に巡り合えたことをすごく感謝しています。ただ先生と逆の方もおられることも事実
で弱い方がその先生のおっしゃれることを
鵜呑みにしてしまうと悲惨です。でも強い人でも
ある程度控え目にしたほうが楽に生きられる
のも事実だと思います。先生の活動応援しています。
2022/06/03(Fri) 22:58 | URL | 糖尿人 | 【編集
Re: ありがとうございます。
糖尿人 さん

①糖質に強い人=インスリン分泌能力の高い人⇒御米人に多い

②糖質に弱い人=インスリン分泌能力の低い人⇒アジア人に多い

欧米人は、インスリン分泌能力が高いので、巨大な肥満になるリスクがあります。
アジア人は、インスリン分泌能力が低いので巨大な肥満にはなりません。

<インスリン分泌不足+インスリン抵抗性>でインスリン作用不足となり、糖尿病が発症します。

糖尿病発症時、日本人のBMIは25くらいで、インスリン分泌不足が主な要因です。
糖尿病発症時、欧米人は、BMI33くらいで、インスリン抵抗性が主な要因です。


2022/06/04(Sat) 15:34 | URL | ドクター江部 | 【編集
時代進化・皆無の無理解な『日本医療界』は、死去へまっしぐら!!
都内河北 鈴木です。

江部先生『自分史三』を読み、
医療者が明らかに健康体で無いならば、
健康相談は、無駄だなと考えます!!

そして『改善結果』を顧みない医療者は、
<<論外です!!>>

日々のブログを拝読していて頷けることばかりです!!

江部先生には、<<『生還、覚醒、5度の再覚醒、』>>でき、
更なる改善を期待できる状況で、10年目に生活できる事に、
感謝尽きません!!
ありがとううございます。
敬具
2022/06/05(Sun) 09:40 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可