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糖尿病。標準治療で⇒合併症⇒人工透析⇒死亡。
【日付 名前
21/09/03 ライフワーク光野
タクシー運転手の奥さん
 先日乗ったタクシーでの会話です。

奥さんが眼科医から勧められた検診で「糖尿病」が発覚。
「糖尿病専門医」なる輩の指示通り、律儀に治療を進めました。
その後は合併症へまっしぐら、やがて「人工透析」に至りました。

 奥さんを「人工透析」に送迎するため、
旦那さんはそれまでの会社を辞め、タクシーの運転手になりました。
6年間、親身に奥さんを介護されたそうです。

 最愛の奥さんを亡くされ1年。「未だに立ち直れない」そうです。

 糖尿病学会、どこまで犠牲者を出せば気が済むのでしょうか。
① 新たな治験があるにも関わらず、学ぼうともしない。
② 日々の糊口を凌ぐために、せっせと透析患者を増産する。
③ 人命を与る者として恬として恥じない。
④ いつの日か、愕然とするのでしょうか。
⑤ その時、どんな償いをするのでしょうか。
⑥ 「知らなかった~」で済ますのでしょうか。
⑦ 小生はいつも「自分を浄玻璃の鏡に照らして生きて行きたい」と思っています。
⑧ 糖尿病学会の専門医の先生方、間に合いますか! 】


こんばんは。
ライフワーク光野さんから、糖尿病学会に対して辛口のコメントを頂きました。

タクシー運転手さんの奥さん、検診で「糖尿病」が発覚。

糖尿病発症⇒標準治療⇒合併症発症⇒人工透析⇒死亡。

これは、大いなる悲劇です。
そして、糖尿病に対して標準治療を行えば、
同様のケースは日常的に発生してしまいます。
現実に、糖尿病から人工透析に至る人は、毎年新たに16000人以上です。

『血糖値に直接影響を与えるのは糖質だけで、蛋白質・脂質は与えない』

という生理学的事実があります。
「食後高血糖」「平均血糖変動幅増大」が、
酸化ストレスの最大のリスクであり、糖尿病合併症の元凶です。
標準治療である糖尿病食(カロリー制限・高糖質食)では、
この二つが必ず生じます。
従って、糖尿病食(カロリー制限・高糖質食)は合併症予防が困難どころか、
誠に遺憾ながら「合併症製造食」としか言いようがありません。

糖質制限食だけが、「食後高血糖」「平均血糖変動幅増大」を防ぎ、
合併症を予防することができます。

① 新たな治験があるにも関わらず、学ぼうともしない。
米国糖尿病学会は、2019年4月のコンセンサス・レポートで、
 糖質制限食が最もエビデンスが豊富であると明言しました。
 以後、2020年、2021年のガイドラインでも同様の見解です。
 この事実を糖尿病専門医が知らないか或いは知ってても無視するのは問題です。

② 日々の糊口を凌ぐために、せっせと透析患者を増産する。

糖尿病専門医が日々の生計をたてるために透析患者を増産ということは、
  さすがにないと思います。そういう悪意はないのですが、単純知識不足のために、
  透析患者を量産していることも極めて罪深いことと思います。

③ 人命を与(あずか)る者として恬(てん)として恥じない。

  医師として人命をあずかる使命があるなら、「糖質制限食」や「米国糖尿病学会の最新の見解」を知らないのは、
恥ずべきことであると私も思います。

④ いつの日か、愕然とするのでしょうか。
  そうですね。糖尿病専門医の中にも少数ながら糖質制限食賛成派はおられます。

⑤ その時、どんな償いをするのでしょうか。
標準治療を押しつけて合併症を生じさせた糖尿病専門医は懺悔するしかないのですが、
遺憾ながら、今更、懺悔の値打ちないということになります。

⑥ 「知らなかった~」で済ますのでしょうか。
糖質制限食や米国糖尿病学会の見解を認識して、今までの自分を「自己批判」できる
  医師なら今後は望ましい医師に変わってくれるでしょうか。

⑦ 小生はいつも「自分を浄玻璃(じょうはり)の鏡に照らして生きて行きたい」と思っています。
浄玻璃(じょうはり)の鏡とは、閻魔大王が亡者を裁くとき、
 善悪の見きわめに使用する鏡ですね。
 私は光野さんほどの覚悟はありませんが、今まで通り、糖質制限食を推進し、
 言い訳や後悔のない人生を歩んで生きたいと思っています。

⑧ 糖尿病学会の専門医の先生方、間に合いますか!
 現在でも糖尿病専門医の中にも少数ながら糖質制限食賛成派はおられます。
 賛成派が少しずつでも増えていくことを願っています。


江部康二
コメント
最近、読んで納得した本
食欲とは何か、なぜ肥満するか、食事と寿命の関係について、私なりに納得できる内容が多く記されていましたので下記の著書をご紹介いたします。

科学者たちが語る食欲 - 食べ過ぎてしまう人類に送る食事の話 -
(ディヴィッド・ローベンハイマ―、スティーヴン・J・シンプソン著)

昆虫学者である著者が、バッタの食性についての研究を通じて、食欲とは何かについて菌類からヒトに至るまでの幅広い生物の食性の研究です。
そして、実験室の結果をフィールドで野生の生物についても同様の結果が得られる事を確認する徹底ぶりです。
糖質セイゲニストの我々にも非常に示唆に富む内容です。

一言で言えば、生物の多く(粘菌から昆虫、サル、ヒトに至るまで)には、蛋白質の摂取量を満たすための摂食行動がみられ、したがって低蛋白質の餌(食品)では、蛋白質を一定量摂取するために摂取量が増え、炭水化物過剰になるがゆえに肥満すると言うものです。著者は食欲とは蛋白質欲であると言っています。
しかし、蛋白質を多く接種すると多産であるが、短命、その一因を細胞分裂の活性化によりテロメア短縮が早まるためとしています。
反対に蛋白質の摂取量を少なくすると、長寿になると記されています。
生物は「長寿」より「繁殖」を選ぶようになっていると言う事です。
※長寿=健康、短命=不健康と言う意味ではなく、寿命を全うするまで期間が長いか短いかと言う事です。

私自身も、糖質制限食(高蛋白、高脂肪食)で皮膚が滑らかになるなど、細胞のターンオーバーが速くなっているのは感じていました。
ターンオーバーが速いという事はテロメアの短縮が早まり、寿命が短縮されるという事になります。
しかし、テロメアの短縮による論理的なヒトの寿命は120歳程度とされていますので、高タンパク食では、120歳まで生きるのは無理かもしれませんが、現在の平均寿命が80歳程度であればあまり気にする必要はないのではとも思えますし、高炭水化物の悪影響の方がはるかに多いでしょう。
将来、平均寿命が100歳をはるかに超えるようになれば、高蛋白食の寿命への影響が出てくるかもしれません。


余談ですが、ショウジョウバエの実験と比べて、「マウスはヒトと同様に多量の脂肪を食べるため、実験の規模と複雑さが何倍にもなる(P140)」と書かれています。
食餌と寿命の実験として穀類が主食のマウスに高脂肪食を与えれば早死にするのは当たり前だと言う論調がありますが、著者はマウスは多量の脂肪を食べると記しています。


以下、著書の前半部分で私が気になった点の抜粋、要約です
※著書の後半は、前半の理論をもとに、現代の肥満社会の原因(低蛋白のものが多い加工食品の多用)などを分析しています。

・単細胞生物である粘菌は、PFC比率の違う11種類の餌ブロックから蛋白質対炭水化物比が2:1の混合物を含むブロックだけにコロニーを形成(P6)。

・高炭水化物食のバッタは成虫まで時間がかかり、肥満になった。栄養バランスが偏っている場合、蛋白質の摂取を優先する。結果、高炭水化物の餌を与えると炭水化物過剰になる(P54)
 要するに食欲は、蛋白質を一定量摂取するように働くと言う事です(少なくともバッタの場合は)。

・獲物を選べない「クモ」は、獲物に注入する消化酵素を調整することによって特定の栄養素の必要を満たす能力を持っていることが推測される(P88)

・飼いネコは野生の捕食動物に典型的な蛋白質52%の食餌を選んだ。イヌは人間の残飯を食べるように進化し、蛋白質が25%~35%の食事を選択した(P90)

・イヌはアミラーゼ(デンプン消化酵素)を生み出す遺伝子を増やすよう進化、ヒトも穀物などのデンプン作物の農業生産を行うようになると、同じような進化上の変化をたどった(P92~93)

・母乳は赤ちゃんに合わせて成分が変わる。ダマヤブワラビーは年齢の異なる2匹の子を同時に袋に抱えるが、それぞれ専用の乳首から成分の違う母乳を与える(P97~98)

・人間もバッタも蛋白質ファースト、自由摂食では、蛋白質15~20%になる。高蛋白食でも高炭水化物食でも(蛋白質摂取量は)同じ結果(P101~106)
 要するに高炭水化物食では一定量の蛋白質を摂取するためには、たくさん食べてカロリーオーバーにり、反対に、高蛋白食では、低カロリーになる。自由摂食では蛋白質の摂取量を一定に保つように摂食行動をとると言う事です。

・カロリーは寿命とは何の関係もなく、高蛋白質のハエが最も短命だが、産卵数が増える。生物は「長寿」より「繁殖」を選ぶようになっている(P132~136)
 高蛋白食では繁殖力が向上するが、短命。一方、高炭水化物食では長寿だが、繁殖力は低くなると記されています。

2021/09/05(Sun) 05:29 | URL | 西村典彦 | 【編集
短命村では
◎糖質過剰摂取で
◎30才で若年性アルツハイマー型認知症発症

が日常光景です。
若年性アルツハイマー型認知症前に、糖尿病性腎症発症していた人は、30才チョットで「透析行ったか」認知できないで、病死。

◎透析もアルツハイマー型認知症も糖尿病合併症

なので、スーパー糖質制限食実行が大切です。
らこ父方従兄弟は、5才で透析開始です(涙
2021/09/05(Sun) 06:55 | URL | らこ | 【編集
Re: 最近、読んで納得した本
西村典彦 さん

情報をありがとうございます。
早速、購入して読みます。



生物は「長寿」より「繁殖」を選ぶ。・・・なるほどです。

野生のマウスは
雑食性で、種子、果実、花、草、根、茎、昆虫などが主であり、高脂肪食ではないと思います。
2021/09/05(Sun) 10:08 | URL | ドクター江部 | 【編集
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