2021年08月11日 (水)
【日付 名前
21/08/10 久堀
コロナワクチン、日本人の副反応の要因を医師が分析 「量」か「体質」か
https://news.yahoo.co.jp/articles/248c7c3b9981c0010e73f122d837182bfe1c10b1?page=2 】
こんばんは。
久堀さんから、貴重な情報をコメント頂きました。
ありがとうございます。
新型コロナワクチンの副反応、日本人は米国人に比べて、かなり多いです。
その理由を、医療ガバナンス研究所理事長の上昌広さんなどが、
上記のヤフーニュースで語っています。
詳しくは上記のヤフーニュースをご参照頂ければ幸いです。
以下の【】内は、記事の要約です。
【モデルナ製を2回接種した自衛隊員およそ1000人のうち、
実に75%以上が翌日に37.5℃以上の発熱をし、
6割は38℃を超える高熱でした。
審議会では、委員の1人が、
厚労省の研究班代表である順天堂大学医学部の伊藤澄信客員教授に、。
「モデルナ製は海外のデータでもこんなに年齢関係なく(副反応の発生率が)高かった印象ですか?」
と質問したところ、
伊藤教授は困惑しながら
「ちょっとびっくりするくらい高いので、海外の治験のデータも含めて、(製造元の)武田薬品の方に再度確認をしようと思っております」
と述べています。
すなわち、日本人は海外に比べて、
副反応が多いとデータが示していたことを認めました。
また2回目の接種を受けた自衛隊員のうち40%を超える419人が、
接種2日後または3日後まで病休、または仕事にならない状況でした。
3日後のの病欠者が35人あり、5%の頻度でした。
上昌広さんは、
「問題は日本人と欧米人に同じ量を投与すること。日本人成人の平均体重は男性約70kg、女性約50kgで、アメリカ人は男性約90㎏、女性約75kgですが、ワクチンは体格差を考慮せず、アメリカ人と同じ30μgを接種します。それだと日本人には過剰投与となり、副反応が増える恐れがあります」
「アメリカの治験ではファイザー製ワクチンは10μg、20μg、30μgと量が増えるほど副反応が多くなった。投与量の多さが副反応を引き起こす可能性が示唆されているんです」
と述べています。
また新潟大学名誉教授の岡田正彦さんも、
「体格差だけでなく、薬を代謝する酵素などの問題も含めて体質や遺伝子の違いが大きな理由かもしれません。もっといえば人種差がある。今回のワクチンはまだ充分に調べられていないので、もしかしたら日本人にはワクチン量が多い可能性があります」
と述べています。
一方、血液内科医の中村幸嗣さんは、ワクチンの量の問題ではなく、
「日本人には『免疫的ファクターX』があるのではないか」と指摘しています。
「そもそも日本人は欧米人と比べて新型コロナの感染率が低いので、感染を抑えるなんらかの原因『ファクターX』があると指摘されています。『X』にあてはまる候補として、生活様式や自然免疫の強さ、BCG接種などさまざまな説がありました。
今回のワクチンの副反応の多さを考慮すると、やはり日本人はコロナに対する何らかの強い免疫=免疫的ファクターXがあると考えられます。つまり、コロナに未感染であっても、もともと体質的に免疫が強かった日本人にワクチンによる免疫の活性化が加わり、激しい免疫反応が生じて副反応が増強された可能性があると考えられます」
もしそうであるならば、
欧米人基準のワクチンは、日本人にはミスマッチである可能性もあります。】
外来診療で、高齢者の方々が新型コロナワクチンを接種したあと大勢受診されますが、
副反応はほとんどないか、ごく軽いです。
自衛隊員など若年者のほうが、新型コロナワクチンの副反応がでやすいと考えられます。
江部康二
21/08/10 久堀
コロナワクチン、日本人の副反応の要因を医師が分析 「量」か「体質」か
https://news.yahoo.co.jp/articles/248c7c3b9981c0010e73f122d837182bfe1c10b1?page=2 】
こんばんは。
久堀さんから、貴重な情報をコメント頂きました。
ありがとうございます。
新型コロナワクチンの副反応、日本人は米国人に比べて、かなり多いです。
その理由を、医療ガバナンス研究所理事長の上昌広さんなどが、
上記のヤフーニュースで語っています。
詳しくは上記のヤフーニュースをご参照頂ければ幸いです。
以下の【】内は、記事の要約です。
【モデルナ製を2回接種した自衛隊員およそ1000人のうち、
実に75%以上が翌日に37.5℃以上の発熱をし、
6割は38℃を超える高熱でした。
審議会では、委員の1人が、
厚労省の研究班代表である順天堂大学医学部の伊藤澄信客員教授に、。
「モデルナ製は海外のデータでもこんなに年齢関係なく(副反応の発生率が)高かった印象ですか?」
と質問したところ、
伊藤教授は困惑しながら
「ちょっとびっくりするくらい高いので、海外の治験のデータも含めて、(製造元の)武田薬品の方に再度確認をしようと思っております」
と述べています。
すなわち、日本人は海外に比べて、
副反応が多いとデータが示していたことを認めました。
また2回目の接種を受けた自衛隊員のうち40%を超える419人が、
接種2日後または3日後まで病休、または仕事にならない状況でした。
3日後のの病欠者が35人あり、5%の頻度でした。
上昌広さんは、
「問題は日本人と欧米人に同じ量を投与すること。日本人成人の平均体重は男性約70kg、女性約50kgで、アメリカ人は男性約90㎏、女性約75kgですが、ワクチンは体格差を考慮せず、アメリカ人と同じ30μgを接種します。それだと日本人には過剰投与となり、副反応が増える恐れがあります」
「アメリカの治験ではファイザー製ワクチンは10μg、20μg、30μgと量が増えるほど副反応が多くなった。投与量の多さが副反応を引き起こす可能性が示唆されているんです」
と述べています。
また新潟大学名誉教授の岡田正彦さんも、
「体格差だけでなく、薬を代謝する酵素などの問題も含めて体質や遺伝子の違いが大きな理由かもしれません。もっといえば人種差がある。今回のワクチンはまだ充分に調べられていないので、もしかしたら日本人にはワクチン量が多い可能性があります」
と述べています。
一方、血液内科医の中村幸嗣さんは、ワクチンの量の問題ではなく、
「日本人には『免疫的ファクターX』があるのではないか」と指摘しています。
「そもそも日本人は欧米人と比べて新型コロナの感染率が低いので、感染を抑えるなんらかの原因『ファクターX』があると指摘されています。『X』にあてはまる候補として、生活様式や自然免疫の強さ、BCG接種などさまざまな説がありました。
今回のワクチンの副反応の多さを考慮すると、やはり日本人はコロナに対する何らかの強い免疫=免疫的ファクターXがあると考えられます。つまり、コロナに未感染であっても、もともと体質的に免疫が強かった日本人にワクチンによる免疫の活性化が加わり、激しい免疫反応が生じて副反応が増強された可能性があると考えられます」
もしそうであるならば、
欧米人基準のワクチンは、日本人にはミスマッチである可能性もあります。】
外来診療で、高齢者の方々が新型コロナワクチンを接種したあと大勢受診されますが、
副反応はほとんどないか、ごく軽いです。
自衛隊員など若年者のほうが、新型コロナワクチンの副反応がでやすいと考えられます。
江部康二
江部先生、いつもありがとうございます。
ー上昌広さんは、
「問題は日本人と欧米人に同じ量を投与すること。日本人成人の平均体重は男性約70kg、女性約50kgで、アメリカ人は男性約90㎏、女性約75kgですが、ワクチンは体格差を考慮せず、アメリカ人と同じ30μgを接種します。それだと日本人には過剰投与となり、副反応が増える恐れがあります」
とおっしゃっています。しかし、日本人より体の大きい西洋人は細胞の数も日本人より多いのでしょうか?
一般的には60兆個と言われていますが、これは何を基準にした数字なのか存じませんが、もし体重的に西洋人が日本人に比べ重量増であったとしても、細胞の数があまり変わらないのであるならば、本当に体重の問題が影響するのかなと疑問に思ってしまいます。
もし、上昌広さんの考え方が正しいのであるならば、
75グラムOCTT経口ブドウ糖負荷検査自体、グラム数をその方の体重により増減させる必要もあるような気がします。痩せている方ほど反応が強く出て、太っている方ほど反応がやや穏やかになったりはしないのでしょうか?
間違って居れば申し訳ございません。。
ー上昌広さんは、
「問題は日本人と欧米人に同じ量を投与すること。日本人成人の平均体重は男性約70kg、女性約50kgで、アメリカ人は男性約90㎏、女性約75kgですが、ワクチンは体格差を考慮せず、アメリカ人と同じ30μgを接種します。それだと日本人には過剰投与となり、副反応が増える恐れがあります」
とおっしゃっています。しかし、日本人より体の大きい西洋人は細胞の数も日本人より多いのでしょうか?
一般的には60兆個と言われていますが、これは何を基準にした数字なのか存じませんが、もし体重的に西洋人が日本人に比べ重量増であったとしても、細胞の数があまり変わらないのであるならば、本当に体重の問題が影響するのかなと疑問に思ってしまいます。
もし、上昌広さんの考え方が正しいのであるならば、
75グラムOCTT経口ブドウ糖負荷検査自体、グラム数をその方の体重により増減させる必要もあるような気がします。痩せている方ほど反応が強く出て、太っている方ほど反応がやや穏やかになったりはしないのでしょうか?
間違って居れば申し訳ございません。。
2021/08/12(Thu) 12:03 | URL | ジェームズ中野 | 【編集】
ジェームズ中野 さん
日本人同士でも、大柄な人と小柄な人では、筋肉細胞の数は違うと思います。
また筋トレで、筋肉細胞数は増えます。
75グラムOCTT経口ブドウ糖負荷検査は、日本では50gで実施していた時期もありますが、
WHOの見解で、国際的に統一されたのだと思います。
血糖値の上昇は、体重64kgの人の血糖値を3mg上昇させますが、
体重32kgの場合、6mg上昇させます。
これは筋肉細胞の数が違うためと思います。
日本人同士でも、大柄な人と小柄な人では、筋肉細胞の数は違うと思います。
また筋トレで、筋肉細胞数は増えます。
75グラムOCTT経口ブドウ糖負荷検査は、日本では50gで実施していた時期もありますが、
WHOの見解で、国際的に統一されたのだと思います。
血糖値の上昇は、体重64kgの人の血糖値を3mg上昇させますが、
体重32kgの場合、6mg上昇させます。
これは筋肉細胞の数が違うためと思います。
2021/08/12(Thu) 15:00 | URL | ドクター江部 | 【編集】
ご無沙汰しております。
アトピー治療で診療所、高雄病院、駅前診療所と長年にわたりお世話になった50代女性です。先生の治療のおかげで大幅に症状も軽快し、自己コントロールできるようになり大変感謝しています。
駅前診療所の閉鎖とコロナ禍の影響もあり、また症状も軽快もしているため現在は市販薬でコントロールしています。
ワクチン接種について先生のご意見を伺えればと思い、思い切ってコメントさせていただいています。
アトピー、ダニ、ハウスダスト、多くの花粉へのアレルギーがあり、化粧品も赤くなったりかゆみが出たり使えないものも多く、mRNAワクチンの接種を躊躇しています。食事制限はしていませんがアレルギー検査では食品にもアレルギー反応があったと記憶しています。女性にアナフィラキシーが多いのは化粧品によく使用されているPEGが関連しているのではないかと言われていることが特に気になっています。mRNA以外のワクチンの認可を待とうかと検討していますが、50代の重症化も報道されるようになり迷っています。
アトピー患者には私のような方が多いと思います。先生のご意見をうかがえると心強いです。どうぞよろしくお願いいたします。
アトピー治療で診療所、高雄病院、駅前診療所と長年にわたりお世話になった50代女性です。先生の治療のおかげで大幅に症状も軽快し、自己コントロールできるようになり大変感謝しています。
駅前診療所の閉鎖とコロナ禍の影響もあり、また症状も軽快もしているため現在は市販薬でコントロールしています。
ワクチン接種について先生のご意見を伺えればと思い、思い切ってコメントさせていただいています。
アトピー、ダニ、ハウスダスト、多くの花粉へのアレルギーがあり、化粧品も赤くなったりかゆみが出たり使えないものも多く、mRNAワクチンの接種を躊躇しています。食事制限はしていませんがアレルギー検査では食品にもアレルギー反応があったと記憶しています。女性にアナフィラキシーが多いのは化粧品によく使用されているPEGが関連しているのではないかと言われていることが特に気になっています。mRNA以外のワクチンの認可を待とうかと検討していますが、50代の重症化も報道されるようになり迷っています。
アトピー患者には私のような方が多いと思います。先生のご意見をうかがえると心強いです。どうぞよろしくお願いいたします。
2021/08/15(Sun) 12:32 | URL | mint | 【編集】
mint さん
アトピーの経過良好で良かったです。
高雄病院、江部診療所はアトピーや喘息の患者さんも多いです。
これらの患者さんにおいて、新型コロナワクチン接種は、そうでない人と副反応はとくに変わりはないと思います。
従って新型コロナワクチンを接種したい人は接種して良いと思います。
既往歴で「アナフィラキシーショック」を起こしたことがある人は、
接種をやめるように指導しています。
新型コロナワクチン接種には賛否両論がありますが、接種するか否かは、自分で考えて決断して選択しましょう。
接種しない場合は、
「三密を避け、マスクをし、手洗い・うがいを励行し、会食・カラオケなし」
などの自己管理が大事となります。
接種した場合も、米国マサチューセッツでのクラスター発生により、
デルタ株に対しては感染・発症予防効果がないことが明らかとなったので、
上記の自己管理はやはり必要です。
重症化予防はできるとされています。
アトピーの経過良好で良かったです。
高雄病院、江部診療所はアトピーや喘息の患者さんも多いです。
これらの患者さんにおいて、新型コロナワクチン接種は、そうでない人と副反応はとくに変わりはないと思います。
従って新型コロナワクチンを接種したい人は接種して良いと思います。
既往歴で「アナフィラキシーショック」を起こしたことがある人は、
接種をやめるように指導しています。
新型コロナワクチン接種には賛否両論がありますが、接種するか否かは、自分で考えて決断して選択しましょう。
接種しない場合は、
「三密を避け、マスクをし、手洗い・うがいを励行し、会食・カラオケなし」
などの自己管理が大事となります。
接種した場合も、米国マサチューセッツでのクラスター発生により、
デルタ株に対しては感染・発症予防効果がないことが明らかとなったので、
上記の自己管理はやはり必要です。
重症化予防はできるとされています。
2021/08/15(Sun) 13:06 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生、
お忙しい中、早速お返事いただきありがとうございます。
先生のご意見を参考によく考えて接種をするかしないか選択したいと思います。
コロナ禍大変かと思いますが
今後益々のご活躍とご健勝をお祈り申し上げます。
お忙しい中、早速お返事いただきありがとうございます。
先生のご意見を参考によく考えて接種をするかしないか選択したいと思います。
コロナ禍大変かと思いますが
今後益々のご活躍とご健勝をお祈り申し上げます。
2021/08/15(Sun) 13:46 | URL | mint | 【編集】
再度失礼いたします。先生のワクチンに関する過去の投稿を拝読させていただきました。
元々は、アナフィラキシーだけではなく先生が書かれていらっしゃるようなmRNAワクチンへの懸念から、接種は見合わせようと思っておりました。そんな中周りのワクチン接種が進んでいき、50代の重症化への懸念もあり自分の考えが揺るぎ、接種も検討しようかと思い始め今回の質問へと至りました。接種はやはり見送ろうかと検討中です。
大学生の息子(先生にも診ていただいていました)には、若者は重症化リスクも低いし新機序のワクチンの長期的な影響も心配なため接種不要では、と伝えています。しかし、周りの学生や教授も当たり前のように接種をしている中、接種しないほうが不安なようです。また、素人の私の意見は信ぴょう性がないと思われており、何度か口論にもなっています。もう成人しており本人が決めることでもあるので、参考に先生の投稿を読むように伝えようと思います。
ありがとうございました。
元々は、アナフィラキシーだけではなく先生が書かれていらっしゃるようなmRNAワクチンへの懸念から、接種は見合わせようと思っておりました。そんな中周りのワクチン接種が進んでいき、50代の重症化への懸念もあり自分の考えが揺るぎ、接種も検討しようかと思い始め今回の質問へと至りました。接種はやはり見送ろうかと検討中です。
大学生の息子(先生にも診ていただいていました)には、若者は重症化リスクも低いし新機序のワクチンの長期的な影響も心配なため接種不要では、と伝えています。しかし、周りの学生や教授も当たり前のように接種をしている中、接種しないほうが不安なようです。また、素人の私の意見は信ぴょう性がないと思われており、何度か口論にもなっています。もう成人しており本人が決めることでもあるので、参考に先生の投稿を読むように伝えようと思います。
ありがとうございました。
2021/08/15(Sun) 19:12 | URL | mint | 【編集】
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