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鼻で吸うコロナワクチンが臨床試験へ、高い効果が期待される理由。
こんにちは。
ナショナルジオグラフィックのニュースに、2021年7月27日(火)以下の記事が掲載されました。

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/21/072700375/?n_cid=nbpnng_mled_html&xadid=10005
宇宙&科学
鼻で吸うコロナワクチンが臨床試験へ、高い効果が期待される理由
注射器不要のうえ腕への接種より効果的、「一石二鳥」と専門家

 
詳しくは、上記のURLを参照して頂ければ幸いです。
私も、経鼻ワクチンに、おおいに賛成したいと思います。

新型コロナウイルスが鼻や上気道の粘膜を介して感染します。
経鼻ワクチンなら、その自然な感染パターンに近い方法にであるため、
より優れた発症予防効果が得られる可能性があるのです。

現在、鼻腔スプレーによって投与される6種の新型コロナワクチン候補で第1相臨床試験が行われています。
「持続的かつ長期的な免疫反応を起こしたいのであれば、局所的にワクチンを接種する必要があります」と話すのは、
米ハーバード大学で腸や鼻の粘膜組織における免疫を研究する免疫学者、
ホセ・オルドバス・モンタニェス氏です。

経鼻ワクチンは、上気道や、可能性としては肺の免疫も大幅に向上させ、
粘膜における局所的な抗体の反応やT細胞の応答を引き起こします。
そのためワクチンで活性化された免疫細胞は、ウイルスが取り付いたら、速やかにそれを捕らえ、破壊できます。
大きな利点は、感染部位で免疫を生み出すところであり、
ウイルスが侵入してくる局所に活性化された免疫が存在することが望ましいのです。
経鼻ワクチンをマウスやフェレットに1回投与するだけで重症化を防げるという論文が、
2021年7月2日付けで学術誌「Science Advances」に発表されています。

過去10年以上の間に免疫系に関する理解が進んだ結果、多くの免疫細胞は組織の中にあることがわかってきました。
 例えば、T細胞の95%以上は組織や臓器に“定住”し、皮膚、腸、脳、肝臓、肺にそれぞれ異なる集団が存在します。
その意味でも、経鼻ワクチンで、鼻粘膜や気管支粘膜に定住する免疫細胞を活性化させることは、
新型コロナウイルスの感染・発症予防に最適な方法と言えます。

一方、現行の新型コロナワクチンは、ファイザー社もモデルナ社もアストラゼネカ社も
皆、筋肉注射です。
それでも一定の効果があることは確かなのですが、
実は効率が悪いのです。
腕にワクチンを打てば、血中にスパイクタンパクが入って、
抗体やT細胞が血管全体に分布するような、全身的な規模での免疫を作り出します。
しかし、この方法では、免疫細胞がウイルスの侵入箇所に集中しないし、
局所の粘膜防御を担う免疫細胞もさして活性化されないので、
水際で防御するというのは困難なのです。

経鼻なら筋注より侵襲も少ないし、有害事象も少なそうです。
一刻も早い、経鼻ワクチンの実用化が望まれます。

江部康二

コメント
『ワクチン』も、時代進化してるのですね!!
都内河北 鈴木です。

只今、運動と言っても自転車で、散歩してきて、
この記事を読み、時代進化を感じています!!

本日の『新型コロナウイルス』への時代進化した
『鼻粘膜』へのワクチン対応させるとは、
実に理解できる事だなと、考えます!!

何故なら、時代進化した
<<【江部先生『糖質制限理論』】>>により、
日本糖尿病・専門組織『日本糖尿病学会』の
時代進化・皆無の事実現実に、

21年間の後半2005年転院時より、
7年間は『悪化一途で、殺されかけた患者私』が、
<<【江部先生『糖質制限理論』】>>で、
<<『生還、覚醒、5度の再覚醒、』>>でき、
9年目現在に、更なる『改善』を期待できる健康状況で、生活できる事が、
食の仕事、会席調理師をしていて、健康でない事に対応するのは、
当然至極かなと考えます!!

<<<*『糖質』は、現在の生活者には、
   タバコ以上の、害毒だと解明されたのですからです、
   その事を認識しなくては、成らない現在です!!>>>

近年の飲食業界も、
同様の益々の『糖質・対応・食品・増産』です!!』

『日本医療界』は、認識不足かなと考えるのが、
『日本法律界』は、『食品表記改定』しました現実!!
<<*炭水化物(糖質%、繊維質%、)>>の表記は、

<<江部先生『糖質制限理論』を認めたと考えます!!>>

昨日30日、都内S区区役所の責任者に、
『都内S区内の『糖尿病血糖改善教室』は、
『出鱈目で、改善・可能性は、皆無』だと、
私自身の<<『生還、覚醒、5度の再覚醒、』>>した医療デ~タを
責任者に提示したいと、出向いたのですが、
公然とする為に警察も2人呼んだのですが、4人来てしまい、
責任者自身が勤務する行政が、如何にS区民60万人に
『無益で、無駄な講義をしていたかを、知らしめるための行動です!!』

私は、日本の糖尿病・専門組織『日本糖尿病学会』は、
糖尿病・専門医として、
<<『改善・可能性ある医療知識を指導しなくてはと、考えます!!』>>

<<<<私は、更なる改善をしたいだけなのだが!!>>>>

『日本医療界』の糖尿病・専門組織『日本糖尿病学会』も、
改善への時代進化して欲しいと、願います!!

江部先生には、<<『生還、覚醒、5度の再覚醒、』>>して、
更なる『改善』を期待できる健康状況で、9年目に生活できる事に、
感謝尽きません!!
ありがとうございます。
敬具

2021/07/31(Sat) 19:34 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集
グルカゴン抑制剤を処方していただく為には?
先生の本日のブログ内容にそぐわない内容で申し訳ありません。

タンパク質の摂取でも低血糖を起こすため、ほぼ脂肪のみの食事をしています。
毎日食べる物はナッツ、MCTオイル、バター、クリームチーズ、少量の野菜のみです。
さすがにビタミン不足などが気になり、後は自己判断でビタミン剤などを服用しています。

先生のおっしゃる「美味しく楽しく」からほど遠いので、ずっと糖質制限を続ける為にタンパク質などの選択肢を増やしたいです。
最近ずっと左背部痛があり膵炎を疑って色々検査してもらいました(血液検査や腹部エコー、名前を忘れましたが造影剤を入れて見て写真をとるものなど)。全て異常は見られなかったのですが、検査をしていただいた先生からは「膵炎という診断はつかなくても、膵臓が弱い人もいるから、脂肪過多はおすすめしない」と言われました。

その為にもタンパク質を増やしたいです。
ここからは素人考えです。
ではグルカゴン抑制剤のようなものを処方してもらえばいいのでは?と思った訳ですが、今現在糖尿の診断はついていません。空腹時血糖値とhba1cは基準内高値です。
糖尿の診断はついてもいいので、OGTTをせずして他の検査で処方していただくのは出来ないものでしょうか。OGTTは以前2回程したのですが、低血糖がかなりトラウマです。
あと、これも素人考えですが、空腹時IRIがかなり低い(0.5以下)のですが、これの底上げなどは出来ないのでしょうか。
2021/08/01(Sun) 06:48 | URL | ウォーキング頑張る | 【編集
結膜炎
江部 先生

お世話になります
最近 少し糖質制限 緩めていますが
結膜炎 目がかゆく なっています。
以前 眼科医にもらった 目薬で緩和されましたが 経過を見たいと思います
ふと 思ったのですが 免疫がおちているのかなと 思ったりしています。
糖尿網膜症怖いので 検査を受けてもんだいないとのことでしたが 上記の病気は
糖尿宣告された場合どれくらいの確立
で発生してしまうのでしょうか
2021/08/01(Sun) 08:32 | URL | 糖尿人 | 【編集
Re: グルカゴン抑制剤を処方していただく為には?
ウォーキング頑張る さん

Glp1作動薬が、グルカゴン分泌をあるていど抑制してくれます。

トルリシティ注射1/週
ビクトーザ注射1/日
リベルサス1/日・・・新薬なので14日間まで、12月から長期投与可能。


しかし糖尿病の診断がないと健康保険が使用できません。

なお空腹時IRIが低めで、空腹時血糖値が正常なら、とても好ましいです。
低いインスリンで血糖値が正常に保てるのは、健康著寿パターンです。
2021/08/01(Sun) 14:34 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 結膜炎
糖尿人 さん

アレルギー性結膜炎で目が痒いのは
糖尿病とは無関係です。

眼科で糖尿病性網膜炎が無かったのなら、現時点で大丈夫です。
コントロール不良の糖尿病であれば、発症後数年で糖尿病網膜症になることはあります。

以下の本ブログ記事をご参照頂ければ幸いです。

http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-4287.html
糖尿病合併症と罹病期間。コントロール目標。
2017年08月09日 (水)
2021/08/01(Sun) 15:02 | URL | ドクター江部 | 【編集
中日の木下投手が重篤状態!
お久しぶりです。ワクチン接種後の中日の木下投手について心配な報道がありました。ワクチン接種して重篤状態になった人は、亡くなられた人の3倍ほど報告されているようですね。接種当日に容態が急変する場合もあれば、木下投手のように数日後に急変してしまうケースもあるようで、本当に分からないことだらけです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/719c31c4e087b15ab026576ea128cb2a53e4997d
医者でユーチューバーのドクターsidowさんもワクチンを2回接種後に発症し、40度まで発熱し、すごく苦しまれていました。こういった報道を相変わらずろくにしないで何も知らずにワクチンを受けてしまい被害者になっている人が後を絶たないのに、テレビでは連日のようにワクチン接種を必死に推奨していて嫌になってきます。
2021/08/01(Sun) 15:29 | URL | チョコボ | 【編集
Re: 中日の木下投手が重篤状態!
チョコボ さん

木下投手、なんとか回復をお祈りします。
2021/08/01(Sun) 17:25 | URL | ドクター江部 | 【編集
ワクチン
この経鼻ワクチンも使用なしで糖質制限で乗り切れそうですね。
2021/08/01(Sun) 22:16 | URL | HERO | 【編集
Re: ワクチン
HERO さん

そうですね。
自分自身の免疫力を健康に維持しておくことが基本です。
2021/08/02(Mon) 08:38 | URL | ドクター江部 | 【編集
ありがとうございます。
グルカゴン抑制剤は糖尿の診断が必要なのですね(泣)
自費でもいいから出してくださいって言うのは…難しいですよね(^◇^;)
どこかで腹を括ってOGTT受けて見ます。

空腹時IRIが低すぎ→食後高血糖になりやすい→インスリン遷延の低血糖だと思っていたので、空腹時IRIさえ基準値になったとしたら食後高血糖がマシになるのでは?と考えていましたが、そういう訳でもないということでしょうか?
インスリン遷延の方が問題が大きいと言うことでしょうか。
すると、ダラダラと一日中少しずつ食べるのが1番負担がないかも?ですね。
2021/08/02(Mon) 17:59 | URL | ウォーキング頑張る | 【編集
Re: グルカゴン抑制剤を処方していただく為には?
ウォーキング頑張る さん

空腹時IRIが低めで、空腹時血糖値が正常なら、とても好ましいです。
低いインスリンで血糖値が正常に保てるのは、健康著寿パターンです。

空腹時インスリン値が低めで、しかも血糖値が正常なので、最も良いパターンです。
空腹時IRIは、空腹時血糖値が正常なら、低ければ低いほど、好ましいのです。

空腹時IRIが低めでも空腹時血糖値が正常なら、食後高血糖になりやすいことはありません。


「タンパク質の摂取でも低血糖を起こす」

蛋白質の摂取で、インスリンとグルカゴンが両方分泌されます。

2型糖尿病において、たんぱく質摂取時に、

1)グルカゴン分泌=インスリン分泌・・・血糖値不変
2)グルカゴン分泌>インスリン分泌・・・血糖値上昇
3)グルカゴン分泌<インスリン分泌・・・血糖値低下


理論的には、1)2)3)のパターンがありえます。
2)が一番多いパターンで、3)はまれですが、
ウォーキング頑張る さんは3)のパターンのようですね。
2021/08/02(Mon) 20:29 | URL | ドクター江部 | 【編集
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