2021年06月17日 (木)
こんにちは。
北國新聞 DIGITAL
に、2021年6月16日(水)、
https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/442312
スーパー中和抗体作製 コロナ変異株に有効 重症化予防に期待 富大が研究
という記事が掲載されました。
モン吉さんからの情報です。
モン吉さん、ありがとうございます。
富山大学医学部の仁井見英樹准教授、小澤龍彦准教授らの研究グループが、
新型コロナウイルス感染症の多種類の変異株が体内で増殖するのを防ぐ「スーパー中和抗体」を特定し、
人工的に作り出すことに成功し発表したとのことです。
新型コロナに感染し、重症から回復した患者の血漿には、中和抗体があります。
今までも、新型コロナ感染症重症者に、回復者の血漿を注射する治療法はありましたが、
確実に有効と言える研究はありませんでした。
これは、回復者の血漿に含まれる中和抗体がどのていど新型コロナウイルス増殖を防ぐのか、
回復者血漿の個体差もあり、明確でなかったためです。
今回の研究は、多種類の変異株の増殖を防ぐ「スーパー中和抗体」を特定したものであり、素晴らしい成果です。
さらにその「スーパー中和抗体」を人工的に合成することにも成功ですので、臨床応用しやすい可能性があります。
これなら軽症や中等症の新型コロナ感染患者が、
「スーパー中和抗体」治療により、重症化を防ぐことができる可能性が高いです。
できるだけ早く、実用化されればいいと思います。
一方、
新型コロナ感染症の予防と治療には、
イベルメクチン内服が、優先順位の一番であることに、
変わりはないと思います。
江部康二
北國新聞 DIGITAL
に、2021年6月16日(水)、
https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/442312
スーパー中和抗体作製 コロナ変異株に有効 重症化予防に期待 富大が研究
という記事が掲載されました。
モン吉さんからの情報です。
モン吉さん、ありがとうございます。
富山大学医学部の仁井見英樹准教授、小澤龍彦准教授らの研究グループが、
新型コロナウイルス感染症の多種類の変異株が体内で増殖するのを防ぐ「スーパー中和抗体」を特定し、
人工的に作り出すことに成功し発表したとのことです。
新型コロナに感染し、重症から回復した患者の血漿には、中和抗体があります。
今までも、新型コロナ感染症重症者に、回復者の血漿を注射する治療法はありましたが、
確実に有効と言える研究はありませんでした。
これは、回復者の血漿に含まれる中和抗体がどのていど新型コロナウイルス増殖を防ぐのか、
回復者血漿の個体差もあり、明確でなかったためです。
今回の研究は、多種類の変異株の増殖を防ぐ「スーパー中和抗体」を特定したものであり、素晴らしい成果です。
さらにその「スーパー中和抗体」を人工的に合成することにも成功ですので、臨床応用しやすい可能性があります。
これなら軽症や中等症の新型コロナ感染患者が、
「スーパー中和抗体」治療により、重症化を防ぐことができる可能性が高いです。
できるだけ早く、実用化されればいいと思います。
一方、
新型コロナ感染症の予防と治療には、
イベルメクチン内服が、優先順位の一番であることに、
変わりはないと思います。
江部康二
都内河北 鈴木です。
本日のコロナ変異株に有効な『ス~パ~中和抗体』のを
人工的に合成することに成功は、
時代進化を感じます!!
更なる予防、改善には、食生活は
『ス~パ~糖質制限理論』食生活かなと私は、考えます!!
『日本医療界』も時代進化しているのか不明な、
<<【江部先生『糖質制限理論』】>>を、
受容不可な『日本医療界』には、
<<時代進化・皆無の無様な食生活を、
明らかな無策をさらけ出している事が、疑問しか出ません!!>>
<<江部先生『糖質制限理論』>>には、
<<『生還、覚醒、5度の再覚醒、』>>している現実が証明して、
更なる『改善』を期待できる健康状況で、9年目に生活できる事に、
感謝尽きません!!
ありがとうございます。
敬具
本日のコロナ変異株に有効な『ス~パ~中和抗体』のを
人工的に合成することに成功は、
時代進化を感じます!!
更なる予防、改善には、食生活は
『ス~パ~糖質制限理論』食生活かなと私は、考えます!!
『日本医療界』も時代進化しているのか不明な、
<<【江部先生『糖質制限理論』】>>を、
受容不可な『日本医療界』には、
<<時代進化・皆無の無様な食生活を、
明らかな無策をさらけ出している事が、疑問しか出ません!!>>
<<江部先生『糖質制限理論』>>には、
<<『生還、覚醒、5度の再覚醒、』>>している現実が証明して、
更なる『改善』を期待できる健康状況で、9年目に生活できる事に、
感謝尽きません!!
ありがとうございます。
敬具
2021/06/17(Thu) 19:48 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集】
江部先生
糖質制限関係の話題じゃなくて恐縮ですが…
以前お話したことのある、以下のイタリアの研究が、ランセットの ECLINICALMEDICINE という枠内で、今月掲載されていたので、お伝えいたします。
「COVID-19患者の入院を予防するためのシンプルな在宅治療アルゴリズム: 後ろ向き観察マッチドコホート研究」
A simple, home-therapy algorithm to prevent hospitalisation for COVID-19 patients: A retrospective observational matched-cohort study
https://www.thelancet.com/journals/eclinm/article/PIIS2589-5370(21)00221-2/fulltext
イベルメクチンが一番いいと私も思いますし、スーパー中和抗体も、市場に出回ればすばらしいと思います。
ただ、イベルメクチンは、どこで処方してもらえるのか、どこで手に入るのか、など、まだ多くの患者さんにとって現実的にはアクセスが難しいのかもしれないと思います。
こちらは、効果的にはかなり劣るとは思いますが、ごく初期の軽い症状の時点から現実的にすぐ始められて、少しでも多くの人が重症化を防ぎ入院しないで済む方法には、こういうシンプルで安価なものもある、ということで、あらためてお伝えさせていただきます。
非ステロイド系抗炎症薬には賛否両論あるようですが…
昨年春から多くの犠牲者を出したイタリアでは、今は「COVID19在宅治療団」等の団体が活躍していますが、その「実際に治す」医者達は口を揃えて、コロナに関してはアセトアミノフェンのみを使って様子見をしていると、重症化する危険があって、ダメだと言っています。
新型コロナはごく初期から、一刻も早く抗炎症処置を始めることが肝要だという認識のもと、イタリアでは在宅治療で、症状のごく初期からに限って、すでにかなり広く使われている療法のひとつとして、効果を上げているようです。
ご参考までに。
糖質制限関係の話題じゃなくて恐縮ですが…
以前お話したことのある、以下のイタリアの研究が、ランセットの ECLINICALMEDICINE という枠内で、今月掲載されていたので、お伝えいたします。
「COVID-19患者の入院を予防するためのシンプルな在宅治療アルゴリズム: 後ろ向き観察マッチドコホート研究」
A simple, home-therapy algorithm to prevent hospitalisation for COVID-19 patients: A retrospective observational matched-cohort study
https://www.thelancet.com/journals/eclinm/article/PIIS2589-5370(21)00221-2/fulltext
イベルメクチンが一番いいと私も思いますし、スーパー中和抗体も、市場に出回ればすばらしいと思います。
ただ、イベルメクチンは、どこで処方してもらえるのか、どこで手に入るのか、など、まだ多くの患者さんにとって現実的にはアクセスが難しいのかもしれないと思います。
こちらは、効果的にはかなり劣るとは思いますが、ごく初期の軽い症状の時点から現実的にすぐ始められて、少しでも多くの人が重症化を防ぎ入院しないで済む方法には、こういうシンプルで安価なものもある、ということで、あらためてお伝えさせていただきます。
非ステロイド系抗炎症薬には賛否両論あるようですが…
昨年春から多くの犠牲者を出したイタリアでは、今は「COVID19在宅治療団」等の団体が活躍していますが、その「実際に治す」医者達は口を揃えて、コロナに関してはアセトアミノフェンのみを使って様子見をしていると、重症化する危険があって、ダメだと言っています。
新型コロナはごく初期から、一刻も早く抗炎症処置を始めることが肝要だという認識のもと、イタリアでは在宅治療で、症状のごく初期からに限って、すでにかなり広く使われている療法のひとつとして、効果を上げているようです。
ご参考までに。
2021/06/17(Thu) 20:15 | URL | なあちゃん | 【編集】
なあちゃん
イタリア情報をありがとうございます。
<在宅治療アルゴリズム>
良いと思います。
抗炎症作用をNSAIDsの中で、NSAIDsとしての副作用の出にくい<セレコックス>を主として処方されているのも
素晴らしいと思います。
抗炎症作用のないアセトアミノフェン(パラセタモール)の投与のみだと、
熱は下がりますが、新型コロナの治療としてはゼロのまま放置ということになり、よろしくないです。
アセトアミノフェンは安全な解熱・鎮痛剤ですが、抗炎症作用がないという特徴も知っておく必要があります。
「推奨」コホートの90人の患者のうち2人(2.2%)が入院したのに対し、
「対照」コホートの90人中13人(14.4%)は入院しました
抗炎症作用のあるセレコックス使用の推奨群と抗炎症作用のないアセトアミノフェン群で
入院に大きな差が出ています。
アセトアミノフェン群は、6.5倍の入院率です。
「推奨アルゴリズムによると、コルチコステロイドは症状の発症時に使用されませんでしたが、発熱、筋肉痛/関節痛または咳が持続した、または酸素飽和度が大幅に低下した「推奨」コホートの患者の30%で平均8日後にのみ使用されました。」
コルチコステロイドの使用が、入院率を減少させた可能性もあります。
コルチコステロイドの抗炎症作用はNSAIDsより強力です。
8日後ではなく、感染初期の段階からコルチコステロイドを投与すれば、
<サイトカインストーム>の予防ができるので、重症化が防げる可能性が高いです。
ともあれ、新型コロナ感染症の治療には、「抗炎症作用」を有す薬物の投与が肝要ということですね。
イタリア情報をありがとうございます。
<在宅治療アルゴリズム>
良いと思います。
抗炎症作用をNSAIDsの中で、NSAIDsとしての副作用の出にくい<セレコックス>を主として処方されているのも
素晴らしいと思います。
抗炎症作用のないアセトアミノフェン(パラセタモール)の投与のみだと、
熱は下がりますが、新型コロナの治療としてはゼロのまま放置ということになり、よろしくないです。
アセトアミノフェンは安全な解熱・鎮痛剤ですが、抗炎症作用がないという特徴も知っておく必要があります。
「推奨」コホートの90人の患者のうち2人(2.2%)が入院したのに対し、
「対照」コホートの90人中13人(14.4%)は入院しました
抗炎症作用のあるセレコックス使用の推奨群と抗炎症作用のないアセトアミノフェン群で
入院に大きな差が出ています。
アセトアミノフェン群は、6.5倍の入院率です。
「推奨アルゴリズムによると、コルチコステロイドは症状の発症時に使用されませんでしたが、発熱、筋肉痛/関節痛または咳が持続した、または酸素飽和度が大幅に低下した「推奨」コホートの患者の30%で平均8日後にのみ使用されました。」
コルチコステロイドの使用が、入院率を減少させた可能性もあります。
コルチコステロイドの抗炎症作用はNSAIDsより強力です。
8日後ではなく、感染初期の段階からコルチコステロイドを投与すれば、
<サイトカインストーム>の予防ができるので、重症化が防げる可能性が高いです。
ともあれ、新型コロナ感染症の治療には、「抗炎症作用」を有す薬物の投与が肝要ということですね。
2021/06/18(Fri) 07:36 | URL | ドクター江部 | 【編集】
スーパー中和抗体、素晴らしい成果ですね。
イベルメクチンもそうですが、ワクチン以外の安心材料を広く周知させることでワクチン接種を考え直す世論を形成したいところですが…。
今現在最大の懸念は子供達へのワクチン接種だと思いますので、親世代が冷静になる切欠となることを切に願います。
イベルメクチンもそうですが、ワクチン以外の安心材料を広く周知させることでワクチン接種を考え直す世論を形成したいところですが…。
今現在最大の懸念は子供達へのワクチン接種だと思いますので、親世代が冷静になる切欠となることを切に願います。
2021/06/18(Fri) 17:28 | URL | 織田 | 【編集】
江部先生
詳しくかつ簡潔に解説していただき、本当に感謝です!
コルチコステロイドについては、イタリアにも江部先生と同じ意見の医師もいるのですが、イタリアの当局の指示に、コルチコステロイドは発症から72時間以内には推奨しないというのがあります(免疫力が下がる可能性がある、とかで)。
たぶんそれで、まずは抗炎症効果もある鎮痛・解熱剤で始めるという、大多数の医師にとって抵抗のない、現実的に容易に可能な、一刻も早く始められる治療形態として、こういう形に落ち着いたのかな…と推察しています。
ちなみに、イタリアでは、アセトアミノフェンは「タキピリーナ」という名の商品が有名で、「熱や頭痛にはまずタキピリーナ」みたいな人が実際とても多いので、これも入院患者数増加の原因だったかもしれません。
私の身近な友人で、コロナにかかり、最初の数日そのタキピリーナを飲んでいてどんどん悪化し、その後、抗炎症薬を処方されて少し治まったけどなかなかよくならず、結局コルチコステロイドの処方になってようやく回復したけど、あ~辛かった!…タキピリーナは本当はダメなのよね、って、今は知ってるけど…最初はそんなこと知らなかったわよ!
という、対照コホートから推奨コホートへ、さらにコルチコステロイドへ、を、ひとりでやっちゃったような人もいます(入院に至らず、無事治癒して生きています!)
医療崩壊問題を少しでも小さくする手段のひとつとして、日本でも知られるといいかなと思います。
ありがとうございました!
詳しくかつ簡潔に解説していただき、本当に感謝です!
コルチコステロイドについては、イタリアにも江部先生と同じ意見の医師もいるのですが、イタリアの当局の指示に、コルチコステロイドは発症から72時間以内には推奨しないというのがあります(免疫力が下がる可能性がある、とかで)。
たぶんそれで、まずは抗炎症効果もある鎮痛・解熱剤で始めるという、大多数の医師にとって抵抗のない、現実的に容易に可能な、一刻も早く始められる治療形態として、こういう形に落ち着いたのかな…と推察しています。
ちなみに、イタリアでは、アセトアミノフェンは「タキピリーナ」という名の商品が有名で、「熱や頭痛にはまずタキピリーナ」みたいな人が実際とても多いので、これも入院患者数増加の原因だったかもしれません。
私の身近な友人で、コロナにかかり、最初の数日そのタキピリーナを飲んでいてどんどん悪化し、その後、抗炎症薬を処方されて少し治まったけどなかなかよくならず、結局コルチコステロイドの処方になってようやく回復したけど、あ~辛かった!…タキピリーナは本当はダメなのよね、って、今は知ってるけど…最初はそんなこと知らなかったわよ!
という、対照コホートから推奨コホートへ、さらにコルチコステロイドへ、を、ひとりでやっちゃったような人もいます(入院に至らず、無事治癒して生きています!)
医療崩壊問題を少しでも小さくする手段のひとつとして、日本でも知られるといいかなと思います。
ありがとうございました!
2021/06/18(Fri) 18:11 | URL | なあちゃん | 【編集】
織田 さん
私も、子供や若者への新型コロナワクチンは、必要ないと思います。
接種意義がほとんどない子供において、新型コロナワクチンで副反応がでれば、
たまったもんではありません。
私も、子供や若者への新型コロナワクチンは、必要ないと思います。
接種意義がほとんどない子供において、新型コロナワクチンで副反応がでれば、
たまったもんではありません。
2021/06/19(Sat) 13:02 | URL | ドクター江部 | 【編集】
なあちゃん
イタリアの当局の指示に、コルチコステロイドは発症から72時間以内には推奨しないというのがあります(免疫力が下がる可能性がある、とかで)。
なるほど一理あるのですが、新型コロナ重症化のほとんどが、免疫の暴走であるサイトカインストームなので、
やはり、当初からステロイド剤投与のほうが、より安全ですね。
イタリアの当局の指示に、コルチコステロイドは発症から72時間以内には推奨しないというのがあります(免疫力が下がる可能性がある、とかで)。
なるほど一理あるのですが、新型コロナ重症化のほとんどが、免疫の暴走であるサイトカインストームなので、
やはり、当初からステロイド剤投与のほうが、より安全ですね。
2021/06/19(Sat) 13:45 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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