2020年12月14日 (月)
こんばんは。
https://mainichi.jp/articles/20201208/ddm/012/040/068000c
クルミアレルギー発症急増 食品表示義務追加へ
消費者庁
毎日新聞デジタル
2020年12月8日 東京朝刊
に、上記の記事が掲載されました。
食品表示法では、アレルギーによる健康被害が多く報告されている食品を
「特定原材料」とし、食品表示が義務づけられています。
現在は▽卵▽乳▽小麦▽ソバ▽落花生▽エビ▽カニ
の7品目が指定されています。
クルミが追加されれば、8品目となります。
消費者庁に委託されて国立病院機構相模原病院は3年ごとに
食物アレルギーの全国調査をしています。
2018年度の調査では、食物アレルギーの発症例4851件のうち
「木の実類」が15年度調査の8位から4位に上昇しました。
木の実類のうち、クルミが251例と最多で約6割を占めていました。
ナッツ類の中でクルミが一番多いとは知りませんでした。
以下カシューナッツの82例、アーモンドの21例、と続きます。
また、クルミによる「アナフィラキシーショック」の症例は
15年度調査の7例から42例に増えていました。
国内で消費されるクルミの多くは輸入品で、
10年の9436トンから、
18年には約2倍に当たる1万8796トンに増えました。
消費者庁の全国調査に参加した昭和大医学部の今井孝成教授(小児アレルギー)は、
米をたくさん食べる日本人が米アレルギーが少ないように、
クルミをたくさん食べたからといってクルミアレルギーになるわけではないと
述べています。
一方、今井教授は
「例えば、流行の糖質ダイエットで炭水化物の代わりにと、親がたくさんクルミを食べたとする。すると家の中でクルミが床の上や空気中に飛び、子の皮膚や気道粘膜から体内に入り、食べたことがないのにクルミのアレルギーを発症しやすくなる。そして初めて食べた時、急激なアレルギー反応を起こすケースが考えられる」と解説しています。
つまり糖質制限食実践中の親が、クルミを食べて、その成分が空中や床に飛んで
それが、子の皮膚や粘膜から体内に侵入して、感作されてしまい、
アレルギーを起こすとの説明です。
しかしこの説明はどうでしょう?
糖質セイゲニストが皆、クルミを大量に食べているようなご意見ですが、
そんなことはないと思います。
魚介類、肉類、大豆製品、野菜、海草、茸などをしっかり食べますが、
ナッツ類はたまに間食で食べるくらいと思います。
クルミは糖質が少なくて糖質制限的には好ましい食材ですが、結構、高価です。
ナッツ類の中で、最も高価なのでそんなにたくさんは食べないと思います。
つまり、『糖質制限食のせいで、クルミアレルギーが増えた』という今井教授の説は
私は濡れ衣だと思います。
そもそも、糖質セイゲニストは日本人全体からみると、
まだまだマイナーであり、かなりの少数派です。
従ってクルミの輸入量が、8年間で倍に増えたとしたら
普通に糖質を食べている多数派の日本人が、クルミを多く食べるようになった
ということだと思います。
何故クルミアレルギーが増えたのかは、私にはわかりません。
江部康二
以下の青字の記載は記事の要約です。
『https://mainichi.jp/articles/20201208/ddm/012/040/068000c
クルミアレルギー発症急増 食品表示義務追加へ
消費者庁
クルミを食べてアレルギーを発症するケースが増えているとして、
消費者庁は食品の原材料で表示の義務があるアレルギー物質に、
クルミを追加する方向で手続きを進めている。
健康志向を背景にクルミの輸入量は10年前に比べ倍増しており、
食べる機会も増えているが、症例の増加と関わりがあるのか取材した。
「クルミにアレルギーがあるなんて知らなかった」。
埼玉県の小3女児(9)の母親(46)が語る。
2年前、女児が通う県外の学校で給食のメニューに使われていたクルミを食べて発症した。
学校から連絡を受けて駆けつけると、まぶたが腫れ、
人相も変わった女児が保健室のベッドに横たわっていた。
意識がもうろうとした状態で病院に救急搬送され、
クルミによるアレルギーと診断されたが、無事に回復した。
食品表示法では、アレルギーによる健康被害が多く報告されている食品を
「特定原材料」とし、食品表示が義務づけられている。
現在は▽卵▽乳▽小麦▽ソバ▽落花生▽エビ▽カニ――
の7品目が指定されている。
クルミが追加されれば2008年のエビ、カニの指定以来となる。
消費者庁は国立病院機構相模原病院(相模原市)に委託し、
3年ごとに食物アレルギーの全国調査をしている。
18年度の調査では、食物アレルギーの発症例4851件のうち
「木の実類」が前回の15年度調査の8位から4位に入った。
木の実類のうち、クルミが251例と最多で約6割を占め、
以下カシューナッツの82例、アーモンドの21例――と続く。
また、クルミによる「アナフィラキシーショック」(急性の激しいアレルギー症状)の症例は15年度調査の7例から42例に増えた。
国内で消費されるクルミの多くは輸入品で、
東京税関によると輸入量は10年の9436トンから18年には
約2倍に当たる1万8796トンに増えた。
クルミをたくさん食べると、
アレルギーを発症するリスクは高まるのだろうか。
消費者庁の全国調査に参加した昭和大医学部の今井孝成教授(小児アレルギー)は、日常的に米飯を食べる習慣の日本でも、
米に対するアレルギーの症例が少ないことを例に挙げ、否定的な見解を示した。その上で今井教授は「例えば、流行の糖質ダイエットで炭水化物の代わりにと、親がたくさんクルミを食べたとする。すると家の中でクルミが床の上や空気中に飛び、子の皮膚や気道粘膜から体内に入り、食べたことがないのにクルミのアレルギーを発症しやすくなる。そして初めて食べた時、急激なアレルギー反応を起こすケースが考えられる」と解説する。
今後、クルミのアレルギー表示の義務化に向けては、
事業者が出荷する加工食品にクルミが含まれていないかを調べる検査方法が必要になる。
他のナッツ類などと混同して反応しないことも求められるため、
消費者庁は今年度から3年程度をかけて
検査方法を開発する予定だ。【林奈緒美】』
https://mainichi.jp/articles/20201208/ddm/012/040/068000c
クルミアレルギー発症急増 食品表示義務追加へ
消費者庁
毎日新聞デジタル
2020年12月8日 東京朝刊
に、上記の記事が掲載されました。
食品表示法では、アレルギーによる健康被害が多く報告されている食品を
「特定原材料」とし、食品表示が義務づけられています。
現在は▽卵▽乳▽小麦▽ソバ▽落花生▽エビ▽カニ
の7品目が指定されています。
クルミが追加されれば、8品目となります。
消費者庁に委託されて国立病院機構相模原病院は3年ごとに
食物アレルギーの全国調査をしています。
2018年度の調査では、食物アレルギーの発症例4851件のうち
「木の実類」が15年度調査の8位から4位に上昇しました。
木の実類のうち、クルミが251例と最多で約6割を占めていました。
ナッツ類の中でクルミが一番多いとは知りませんでした。
以下カシューナッツの82例、アーモンドの21例、と続きます。
また、クルミによる「アナフィラキシーショック」の症例は
15年度調査の7例から42例に増えていました。
国内で消費されるクルミの多くは輸入品で、
10年の9436トンから、
18年には約2倍に当たる1万8796トンに増えました。
消費者庁の全国調査に参加した昭和大医学部の今井孝成教授(小児アレルギー)は、
米をたくさん食べる日本人が米アレルギーが少ないように、
クルミをたくさん食べたからといってクルミアレルギーになるわけではないと
述べています。
一方、今井教授は
「例えば、流行の糖質ダイエットで炭水化物の代わりにと、親がたくさんクルミを食べたとする。すると家の中でクルミが床の上や空気中に飛び、子の皮膚や気道粘膜から体内に入り、食べたことがないのにクルミのアレルギーを発症しやすくなる。そして初めて食べた時、急激なアレルギー反応を起こすケースが考えられる」と解説しています。
つまり糖質制限食実践中の親が、クルミを食べて、その成分が空中や床に飛んで
それが、子の皮膚や粘膜から体内に侵入して、感作されてしまい、
アレルギーを起こすとの説明です。
しかしこの説明はどうでしょう?
糖質セイゲニストが皆、クルミを大量に食べているようなご意見ですが、
そんなことはないと思います。
魚介類、肉類、大豆製品、野菜、海草、茸などをしっかり食べますが、
ナッツ類はたまに間食で食べるくらいと思います。
クルミは糖質が少なくて糖質制限的には好ましい食材ですが、結構、高価です。
ナッツ類の中で、最も高価なのでそんなにたくさんは食べないと思います。
つまり、『糖質制限食のせいで、クルミアレルギーが増えた』という今井教授の説は
私は濡れ衣だと思います。
そもそも、糖質セイゲニストは日本人全体からみると、
まだまだマイナーであり、かなりの少数派です。
従ってクルミの輸入量が、8年間で倍に増えたとしたら
普通に糖質を食べている多数派の日本人が、クルミを多く食べるようになった
ということだと思います。
何故クルミアレルギーが増えたのかは、私にはわかりません。
江部康二
以下の青字の記載は記事の要約です。
『https://mainichi.jp/articles/20201208/ddm/012/040/068000c
クルミアレルギー発症急増 食品表示義務追加へ
消費者庁
クルミを食べてアレルギーを発症するケースが増えているとして、
消費者庁は食品の原材料で表示の義務があるアレルギー物質に、
クルミを追加する方向で手続きを進めている。
健康志向を背景にクルミの輸入量は10年前に比べ倍増しており、
食べる機会も増えているが、症例の増加と関わりがあるのか取材した。
「クルミにアレルギーがあるなんて知らなかった」。
埼玉県の小3女児(9)の母親(46)が語る。
2年前、女児が通う県外の学校で給食のメニューに使われていたクルミを食べて発症した。
学校から連絡を受けて駆けつけると、まぶたが腫れ、
人相も変わった女児が保健室のベッドに横たわっていた。
意識がもうろうとした状態で病院に救急搬送され、
クルミによるアレルギーと診断されたが、無事に回復した。
食品表示法では、アレルギーによる健康被害が多く報告されている食品を
「特定原材料」とし、食品表示が義務づけられている。
現在は▽卵▽乳▽小麦▽ソバ▽落花生▽エビ▽カニ――
の7品目が指定されている。
クルミが追加されれば2008年のエビ、カニの指定以来となる。
消費者庁は国立病院機構相模原病院(相模原市)に委託し、
3年ごとに食物アレルギーの全国調査をしている。
18年度の調査では、食物アレルギーの発症例4851件のうち
「木の実類」が前回の15年度調査の8位から4位に入った。
木の実類のうち、クルミが251例と最多で約6割を占め、
以下カシューナッツの82例、アーモンドの21例――と続く。
また、クルミによる「アナフィラキシーショック」(急性の激しいアレルギー症状)の症例は15年度調査の7例から42例に増えた。
国内で消費されるクルミの多くは輸入品で、
東京税関によると輸入量は10年の9436トンから18年には
約2倍に当たる1万8796トンに増えた。
クルミをたくさん食べると、
アレルギーを発症するリスクは高まるのだろうか。
消費者庁の全国調査に参加した昭和大医学部の今井孝成教授(小児アレルギー)は、日常的に米飯を食べる習慣の日本でも、
米に対するアレルギーの症例が少ないことを例に挙げ、否定的な見解を示した。その上で今井教授は「例えば、流行の糖質ダイエットで炭水化物の代わりにと、親がたくさんクルミを食べたとする。すると家の中でクルミが床の上や空気中に飛び、子の皮膚や気道粘膜から体内に入り、食べたことがないのにクルミのアレルギーを発症しやすくなる。そして初めて食べた時、急激なアレルギー反応を起こすケースが考えられる」と解説する。
今後、クルミのアレルギー表示の義務化に向けては、
事業者が出荷する加工食品にクルミが含まれていないかを調べる検査方法が必要になる。
他のナッツ類などと混同して反応しないことも求められるため、
消費者庁は今年度から3年程度をかけて
検査方法を開発する予定だ。【林奈緒美】』
今や、色々な食品に多用されるクルミです。以前は、そんなに用いられることは、無かったと思います。
パン、ケーキ、お菓子などなど、最近は、特に量も増しているように思います。
それと、オメガ3が、身体に良いと
啓発されて、糖質制限をしていない
多くの人達が、食するようになっています。
「糖質と共に摂取するクルミ」が、アレルギーを引き起こす原因になっているのかもしれないですね。
パン、ケーキ、お菓子などなど、最近は、特に量も増しているように思います。
それと、オメガ3が、身体に良いと
啓発されて、糖質制限をしていない
多くの人達が、食するようになっています。
「糖質と共に摂取するクルミ」が、アレルギーを引き起こす原因になっているのかもしれないですね。
2020/12/14(Mon) 19:50 | URL | ほたる | 【編集】
くるみアレルギー、増えているのですね。
4歳になる孫がくるみとヘーゼルナッツのアレルギーなのですが、その両親である息子夫婦は糖質制限はしておらず、特にお嫁さんは糖質制限に対して否定的です。
彼女はナッツ類が好きで時々はくるみも食べていたかと思いますがそこまで頻繁でもなく、息子は子供の頃からナッツ類が嫌いなので殆ど食べません。
江部先生がおっしゃる様に、糖質セイゲニスト人口はそこまで多い割合ではないのが現状だと思いますし、今井教授の『糖質制限食の影響で、くるみアレルギーが増えた』という説は、私も濡れ衣だと思います。
4歳になる孫がくるみとヘーゼルナッツのアレルギーなのですが、その両親である息子夫婦は糖質制限はしておらず、特にお嫁さんは糖質制限に対して否定的です。
彼女はナッツ類が好きで時々はくるみも食べていたかと思いますがそこまで頻繁でもなく、息子は子供の頃からナッツ類が嫌いなので殆ど食べません。
江部先生がおっしゃる様に、糖質セイゲニスト人口はそこまで多い割合ではないのが現状だと思いますし、今井教授の『糖質制限食の影響で、くるみアレルギーが増えた』という説は、私も濡れ衣だと思います。
2020/12/14(Mon) 20:52 | URL | 葉月 | 【編集】
江部先生、こんばんは
本日の記事、クルミアレルギーあるとは知りませんでした。
>一方、今井教授は
「例えば【流行の糖質ダイエットで炭水化物の代わりにと】親がたくさんクルミを食べたとする。すると家の中でクルミが床の上や空気中に飛び、子の皮膚や気道粘膜から体内に入り、食べたことがないのにクルミのアレルギーを発症しやすくなる。そして初めて食べた時、急激なアレルギー反応を起こすケースが考えられる」と解説しています。
【流行の糖質ダイエットで炭水化物の代わりにと】説明に、この部分は不要ですね
「例えば親がたくさんクルミを食べたとする。・・・」でいいでしょう。
しかし、我が家ではクルミなんて、単独で食べることは無いですね。何かに混ぜてあったら別ですが。
本日の記事、クルミアレルギーあるとは知りませんでした。
>一方、今井教授は
「例えば【流行の糖質ダイエットで炭水化物の代わりにと】親がたくさんクルミを食べたとする。すると家の中でクルミが床の上や空気中に飛び、子の皮膚や気道粘膜から体内に入り、食べたことがないのにクルミのアレルギーを発症しやすくなる。そして初めて食べた時、急激なアレルギー反応を起こすケースが考えられる」と解説しています。
【流行の糖質ダイエットで炭水化物の代わりにと】説明に、この部分は不要ですね
「例えば親がたくさんクルミを食べたとする。・・・」でいいでしょう。
しかし、我が家ではクルミなんて、単独で食べることは無いですね。何かに混ぜてあったら別ですが。
2020/12/14(Mon) 21:45 | URL | モン吉 | 【編集】
クルミ=バナナ?
クルミはオメガ3が豊富で健康効果が高い、そういったテレビ番組が何年か前から増えています。糖質制限は関係ないですよね。一時期のバナナのよう。
ただ、今日の記事は、比較的安心してクルミを食べていた私も、ちょっと気になる話題でした。一つの食品を毎日毎回というのは良くない、ということですよね。
クルミはオメガ3が豊富で健康効果が高い、そういったテレビ番組が何年か前から増えています。糖質制限は関係ないですよね。一時期のバナナのよう。
ただ、今日の記事は、比較的安心してクルミを食べていた私も、ちょっと気になる話題でした。一つの食品を毎日毎回というのは良くない、ということですよね。
2020/12/15(Tue) 06:09 | URL | ナッツ | 【編集】
ほたる さん
日本人の多数派の「糖質と共に摂取するクルミ」が、アレルギーを引き起こす原因となっていると
私も思います。
日本人の多数派の「糖質と共に摂取するクルミ」が、アレルギーを引き起こす原因となっていると
私も思います。
2020/12/15(Tue) 10:07 | URL | ドクター江部 | 【編集】
葉月さん
コメント、ありがとうございます。
糖質制限とクルミアレルギーは無関係ですよね。
コメント、ありがとうございます。
糖質制限とクルミアレルギーは無関係ですよね。
2020/12/15(Tue) 10:10 | URL | ドクター江部 | 【編集】
モン吉 さん
同感です。
同感です。
2020/12/15(Tue) 10:11 | URL | ドクター江部 | 【編集】
ナッツ さん
なるほど。
クルミが日本人の健康志向に合って、摂取が増えてきたのでしょうね。
なるほど。
クルミが日本人の健康志向に合って、摂取が増えてきたのでしょうね。
2020/12/15(Tue) 10:12 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生
こんにちわ。以前に食物アレルギ-で質問させていただいたことがあります。
糖質制限は10年継続、HbA1cは5,4程度で正常です。
7年ほどは全く問題なかったのですが、3年ほど前から食物アレルギ-が起こるようになり、大豆、卵白、牛乳、カニなどで、クインケ浮腫が起こり、ほう、唇、舌などが異常に腫れることが起こります。1年前には舌が腫れ、窒息の恐れがあるとのことで、緊急入院しました。
最近はアレルギ-の原因となる食物を食べなくても、月に1,2度、原因不明の軽度のクインケ浮腫が起こっていました。トランサミン250mgを舞食後服用しています。主治医は原因不明のことが多いと言われます。
ネットで調べると、食物アレルギーは腸内細菌の異常によって起こるという説が数多く出てきます。オリゴ糖が腸内細菌を活性化するという説が多くあります。
糖質制限では、糖を避けるため、ごぼう、玉ねぎ、にんじんなどの根菜類や果物などはほとんど食べないようにしてきました。
オリゴ糖はごぼう、玉ねぎ、アスパラなどに多く含まれています。
2か月ほど前から、適量のごぼう、玉ねぎ、アスパラをたべるようにし、また1日1個温州みかんをたべるよう食事を少し変更しました。オリゴ糖のサプリメントも多数市販されていますが、これは使用していません。
1か月半になりますが、今のところアレルギ-、クインケ浮腫は起こっていません。もちろん、アレルゲンとなる食品は食べていません。
この状況が続けば、非特異的Ig-E抗原の血液検査をうけて、食物アレルギーの程度が変化しているか調べたいと思います。
糖質制限と食物アレルギーとの関係について先生のご見解をお願いします。
名古屋・h
こんにちわ。以前に食物アレルギ-で質問させていただいたことがあります。
糖質制限は10年継続、HbA1cは5,4程度で正常です。
7年ほどは全く問題なかったのですが、3年ほど前から食物アレルギ-が起こるようになり、大豆、卵白、牛乳、カニなどで、クインケ浮腫が起こり、ほう、唇、舌などが異常に腫れることが起こります。1年前には舌が腫れ、窒息の恐れがあるとのことで、緊急入院しました。
最近はアレルギ-の原因となる食物を食べなくても、月に1,2度、原因不明の軽度のクインケ浮腫が起こっていました。トランサミン250mgを舞食後服用しています。主治医は原因不明のことが多いと言われます。
ネットで調べると、食物アレルギーは腸内細菌の異常によって起こるという説が数多く出てきます。オリゴ糖が腸内細菌を活性化するという説が多くあります。
糖質制限では、糖を避けるため、ごぼう、玉ねぎ、にんじんなどの根菜類や果物などはほとんど食べないようにしてきました。
オリゴ糖はごぼう、玉ねぎ、アスパラなどに多く含まれています。
2か月ほど前から、適量のごぼう、玉ねぎ、アスパラをたべるようにし、また1日1個温州みかんをたべるよう食事を少し変更しました。オリゴ糖のサプリメントも多数市販されていますが、これは使用していません。
1か月半になりますが、今のところアレルギ-、クインケ浮腫は起こっていません。もちろん、アレルゲンとなる食品は食べていません。
この状況が続けば、非特異的Ig-E抗原の血液検査をうけて、食物アレルギーの程度が変化しているか調べたいと思います。
糖質制限と食物アレルギーとの関係について先生のご見解をお願いします。
名古屋・h
49才で若年性アルツハイマー型認知症発症の らこ です。
糖質中毒は幼い時からで、5才で糖尿病起因の扁桃腺肥大発症し、扁桃腺切除手術しました。
にも拘わらず、25才でエビ食って切除した右側の扁桃腺が肥大して、医者に「ダメかも知れない」と言われました。
死なずに済んで、アレルギー検査したら、「エビ、カニ、サバ」をはじめとする10種類以上の魚介類が出て、以降魚介類を一切食べなくなりました。アレルギーで窒息死したくないからです。
24年後49才で、またもや糖尿病合併症で、若年性アルツハイマー型認知症+両眼性複視 発症しました。
運良く、江部先生著書3冊と出会い、即日スーパー糖質制限食開始、1週間せず合併症が消えました。
菓子、日本酒、発泡ワインなどが食えなくなり、食事が狭くなりました。「オメガ3油」摂取が必須、を読み、アマニ油を舐めていましたが、正直言ってうまくは無かったです。
「エビアレルギーも糖尿病合併症ではないか?」
と思い、まず「アジかイワシ」を食いました。何も起こりません。次いでサバを食いました。何も起こりません。次いでカニを食いました。何も起こりません。次いでエビを食いました。何も起こりません。
◎私らこ の食物アレルギー = 糖尿病合併症 だった
です。
今は、サバは毎日喰っているし、エビカニも食いまず。クルミも喰います。焼酎も毎晩飲んでます。
◎アレルギー反応は糖尿病合併症
と経験から確証してます。
糖質中毒は幼い時からで、5才で糖尿病起因の扁桃腺肥大発症し、扁桃腺切除手術しました。
にも拘わらず、25才でエビ食って切除した右側の扁桃腺が肥大して、医者に「ダメかも知れない」と言われました。
死なずに済んで、アレルギー検査したら、「エビ、カニ、サバ」をはじめとする10種類以上の魚介類が出て、以降魚介類を一切食べなくなりました。アレルギーで窒息死したくないからです。
24年後49才で、またもや糖尿病合併症で、若年性アルツハイマー型認知症+両眼性複視 発症しました。
運良く、江部先生著書3冊と出会い、即日スーパー糖質制限食開始、1週間せず合併症が消えました。
菓子、日本酒、発泡ワインなどが食えなくなり、食事が狭くなりました。「オメガ3油」摂取が必須、を読み、アマニ油を舐めていましたが、正直言ってうまくは無かったです。
「エビアレルギーも糖尿病合併症ではないか?」
と思い、まず「アジかイワシ」を食いました。何も起こりません。次いでサバを食いました。何も起こりません。次いでカニを食いました。何も起こりません。次いでエビを食いました。何も起こりません。
◎私らこ の食物アレルギー = 糖尿病合併症 だった
です。
今は、サバは毎日喰っているし、エビカニも食いまず。クルミも喰います。焼酎も毎晩飲んでます。
◎アレルギー反応は糖尿病合併症
と経験から確証してます。
2020/12/15(Tue) 11:53 | URL | らこ | 【編集】
名古屋・h さん
①
オリゴ糖の「オリゴ」はギリシャ語で「少ない」という意味です.
糖は、1個の糖から成り立つ「単糖」、単糖が2~10個結合した「オリゴ糖」,
それより多くの単糖が結合した「多糖類」とに分類できます。
この中のオリゴ糖で注目されているのは、
消化管で分解できない食物線維扱いのオリゴ糖で、
これらは腸内細菌の餌となって、短鎖脂肪酸を産生させます。
短鎖脂肪酸は腸内を酸性にし健全さを保ち、腸や体のエネルギー源ともなります。
オリゴ糖は、大豆などの豆類・たまねぎ・ ねぎ・ごぼう・にんにく・アスパラガス・
ブロッコリー・カリフラワー・アボカド・バナナなどの食品に多く含まれています。
大豆、ネギ、アスパラガス、ブロッコリー、カリフラワー、アボカドなどは
糖質制限OK食材です。
②
糖質制限と食物アレルギーは、直接の関係はないと思います。
らこさんのように、糖質制限で食物アレルギーが改善した人もおられます。
まあ、結局、個人差が大きいと思います。
①
オリゴ糖の「オリゴ」はギリシャ語で「少ない」という意味です.
糖は、1個の糖から成り立つ「単糖」、単糖が2~10個結合した「オリゴ糖」,
それより多くの単糖が結合した「多糖類」とに分類できます。
この中のオリゴ糖で注目されているのは、
消化管で分解できない食物線維扱いのオリゴ糖で、
これらは腸内細菌の餌となって、短鎖脂肪酸を産生させます。
短鎖脂肪酸は腸内を酸性にし健全さを保ち、腸や体のエネルギー源ともなります。
オリゴ糖は、大豆などの豆類・たまねぎ・ ねぎ・ごぼう・にんにく・アスパラガス・
ブロッコリー・カリフラワー・アボカド・バナナなどの食品に多く含まれています。
大豆、ネギ、アスパラガス、ブロッコリー、カリフラワー、アボカドなどは
糖質制限OK食材です。
②
糖質制限と食物アレルギーは、直接の関係はないと思います。
らこさんのように、糖質制限で食物アレルギーが改善した人もおられます。
まあ、結局、個人差が大きいと思います。
2020/12/15(Tue) 13:57 | URL | ドクター江部 | 【編集】
らこ さん
スーパー糖質制限食で、糖尿病とアルツハイマー病が改善し、
さらに食物アレルギーも良くなったとは素晴らしいです。
◎アレルギー反応は糖尿病合併症だったという可能性もありますが、
糖質過剰により、糖尿病とアルツハイマーやアレルギーが発症していたという見方もできます。
私は、『 生活習慣病 = 糖質過剰病 』
と考えています。
何故なら、ほぼ全ての生活習慣病が、糖質制限食で改善していくからです。
スーパー糖質制限食で、糖尿病とアルツハイマー病が改善し、
さらに食物アレルギーも良くなったとは素晴らしいです。
◎アレルギー反応は糖尿病合併症だったという可能性もありますが、
糖質過剰により、糖尿病とアルツハイマーやアレルギーが発症していたという見方もできます。
私は、『 生活習慣病 = 糖質過剰病 』
と考えています。
何故なら、ほぼ全ての生活習慣病が、糖質制限食で改善していくからです。
2020/12/15(Tue) 16:24 | URL | ドクター江部 | 【編集】
都内河北 鈴木です。
クルミは、江部先生『糖質制限理論』食生活、
9年目ですが、今年から月に330g×3を食べています!!
他には安価な塩ピ~ナッツ、スルメ、煮干し、等ですが、
『糖質量』を考えたら、更なる健康への影響ありかなと、
今年から食べ始まましたが、この公表でチト違和感を感じたのは、
消費者庁は、
*『糖質の害毒を、弁えているのだろうかと??!!』
*『江部先生『糖質制限理論』を、理解把握しているのだろうかと??!!』
何故なら、クルミの問題より大問題の『糖質』です!!
<<『世界1の糖尿病の日本国』だと公表しているのだからです!!!>>
何故この様な事を申し上げるのかは、
私は「日本医療界」の糖尿病専門組織「日本糖尿病学会」に、
21年かけ、時代進化・皆無の世界に存在していない「カロリ~制限理論」の
治療と称する医療理論で、
『殺されかけた1患者なのですからです!!』
それが江部先生『糖質制限理論』理解把握実践で、
インスリン増量3年半余りの投与患者が、
3ヵ月足らずで『生還、』できたのです!!!
何故、消費者庁も【2005年発表、江部先生『糖質制限理論』】を、
考え無いのか、これは『疑問満載です??!!!』
<<ネット時代の現在に、専門・知識は専門医だけではないのです!!
『嘘は、いけません!!』かなと考えます!!>>
<<江部先生の発言の『濡れ衣は、間違いないでしょう!!』>>
日本消費者庁が公表するのであれば、それの根本には、
<<食生活の時代進化・解明事実の『糖質・満載の食生活の改善』かなと
考えます!!>>
要は、現在も英語圏に皆無の言葉『主食』だと抜かして、
『食生活に50~60%の糖質は脳の栄養素』だと、
公共機関で講演している「日本糖尿病学会」は、
余りにも『無学で、無知で、反省、学習、が皆無』では、
「日本医療界」の改善はあるのかなと、
大丈夫かなと考えます!!
江部先生には、『生還、覚醒、4度の再覚醒』している9年目に、
更なる体調改善になり生活できる事に、感謝尽きません!!
ありがとうございます。
敬具
クルミは、江部先生『糖質制限理論』食生活、
9年目ですが、今年から月に330g×3を食べています!!
他には安価な塩ピ~ナッツ、スルメ、煮干し、等ですが、
『糖質量』を考えたら、更なる健康への影響ありかなと、
今年から食べ始まましたが、この公表でチト違和感を感じたのは、
消費者庁は、
*『糖質の害毒を、弁えているのだろうかと??!!』
*『江部先生『糖質制限理論』を、理解把握しているのだろうかと??!!』
何故なら、クルミの問題より大問題の『糖質』です!!
<<『世界1の糖尿病の日本国』だと公表しているのだからです!!!>>
何故この様な事を申し上げるのかは、
私は「日本医療界」の糖尿病専門組織「日本糖尿病学会」に、
21年かけ、時代進化・皆無の世界に存在していない「カロリ~制限理論」の
治療と称する医療理論で、
『殺されかけた1患者なのですからです!!』
それが江部先生『糖質制限理論』理解把握実践で、
インスリン増量3年半余りの投与患者が、
3ヵ月足らずで『生還、』できたのです!!!
何故、消費者庁も【2005年発表、江部先生『糖質制限理論』】を、
考え無いのか、これは『疑問満載です??!!!』
<<ネット時代の現在に、専門・知識は専門医だけではないのです!!
『嘘は、いけません!!』かなと考えます!!>>
<<江部先生の発言の『濡れ衣は、間違いないでしょう!!』>>
日本消費者庁が公表するのであれば、それの根本には、
<<食生活の時代進化・解明事実の『糖質・満載の食生活の改善』かなと
考えます!!>>
要は、現在も英語圏に皆無の言葉『主食』だと抜かして、
『食生活に50~60%の糖質は脳の栄養素』だと、
公共機関で講演している「日本糖尿病学会」は、
余りにも『無学で、無知で、反省、学習、が皆無』では、
「日本医療界」の改善はあるのかなと、
大丈夫かなと考えます!!
江部先生には、『生還、覚醒、4度の再覚醒』している9年目に、
更なる体調改善になり生活できる事に、感謝尽きません!!
ありがとうございます。
敬具
2020/12/15(Tue) 16:47 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集】
江部先生
糖質制限と食物アレルギーについての回答ありがとうございました。
糖質制限で食物アレルギーになった症例は無いようなので、当方の場合、何か他に原因があるのかもしれません。
ご教示いただいたオリゴ糖を含む食品を多く摂り様子をみたいと思います。
名古屋・h
糖質制限と食物アレルギーについての回答ありがとうございました。
糖質制限で食物アレルギーになった症例は無いようなので、当方の場合、何か他に原因があるのかもしれません。
ご教示いただいたオリゴ糖を含む食品を多く摂り様子をみたいと思います。
名古屋・h
江部先生、早速のご返答ありがとうございます。
私らこ は
◎生活習慣病原因は、糖尿病と高血圧しかない
と信じています。
脂質異常症は、糖尿病起因と考えています。
スーパー糖質制限食がアレルギーを治してくれ、生活がとても楽になりました。
「糖質制限がクルミアレルギーを引き起こす」は狂人の戯言です。米の食い過ぎが原因になる、と確信しています。
私らこ は
◎生活習慣病原因は、糖尿病と高血圧しかない
と信じています。
脂質異常症は、糖尿病起因と考えています。
スーパー糖質制限食がアレルギーを治してくれ、生活がとても楽になりました。
「糖質制限がクルミアレルギーを引き起こす」は狂人の戯言です。米の食い過ぎが原因になる、と確信しています。
2020/12/15(Tue) 21:53 | URL | らこ | 【編集】
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