2020年05月14日 (木)
こんにちは。
ミーハーさんから、新型コロナウィルスとアレルギーについて
とてもわかりやすいコメントを頂きました。
ありがとうございます。
勤務先の産業医さんの健康講話の記事です。
拡散掲載OKとのことで、早速、転載させて頂きました。
佐伯クリニック 佐伯英次郎先生、ありがとうございます。
【20/05/14 ミーハー
新型コロナウィルスとアレルギーについて
いつも参考になる記事を掲載いただきありがとうございます。
京大の結核胸部疾患研究所におられた江部先生がBCGについて書かれると、
特に説得力がありますね。
さて、勤務先の産業医が社員向けに随時の「健康講話」を発行してくださるのですが、
新型コロナ肺炎についての記事がとてもわかりやすかったのでご紹介します。
(産業医には「「拡散してえーよ。ネタ元にも確認してるし」と言ってもらっています)
[健康講話 COVID-19コロナ肺炎:ここまで判った
社員の皆さんこんにちは。産業医の佐伯です。
今回はコロナ肺炎について今、どこまで判っているか、
どういう対応を今後とっていけば良いか、最新の知見を解説します。
●最初に:アレルギーとは何か?
春先になると花粉症の方は鼻水に苦しみます。実はあの鼻水は血液です。
花粉症の患者さんは花粉の微粒子が鼻粘膜に接触すると、
粒子周囲の鼻の粘膜の毛細血管がアレルギー反応を起こし、
血液成分中の透明な血漿成分が毛細血管から外へ漏れ出して
鼻水として垂れてくるのです。
つまり、アレルギーとは、特定の物質が粘膜に付着した結果、
周囲の毛細血管から透明な血漿成分が血管外へ漏れ出すことなのです。
●COVID-19コロナウイルスだけが急性肺炎を起こす機序が最初は不明だった
最初は他のウイルス肺炎のように、
COVID-19コロナウイルス自体の毒性が原因で
肺炎が生じると考えられていました。
しかし、そもそもコロナウイルスは
毎冬期に流行る軽症のウイルス性の風邪の原因菌であり、
どうしてこの、COVID-19コロナウイルスのみが
重篤な急性肺炎を起こすのかは良く判りませんでした。
●肺炎の本体はウイルスではなく、アレルギー
何らかの素因を持った方がこのCOVID-19コロナウイルスを肺に吸い込むと、
丁度花粉症の方が花粉を鼻に吸い込んだ時のように、
肺の粘膜・血管で急性のアレルギー反応が起こります。
肺血管の急性アレルギー反応が制御不能にまで重篤化した状態を
サイトカインストームと呼び、
この状態に至ると肺のあらゆる毛細血管から大量の鼻水(=透明な血漿成分)が
肺実質に漏れ出し、肺が水浸しになり呼吸ができなくなるのです。
これがCOVID-19コロナウイルス肺炎の本質であると考えられています。
●早急に「肺の鼻水」を止めないと手遅れになる。
鼻水を拭かずに放置したらどうなるでしょうか?
皮膚表面の鼻水はカチンカチンに固まり、
黄色いベールのようなものが鼻の下にへばりつくと思います。
これを医学用語で硝子化といい、肺全体の毛細血管の表面が
全てこの鼻水のあとのような黄色いベールで被われてしまうと、
もう肺でガス交換が全く出来なくなります。
へばりついた黄色いベールを取り除く術はないので、
患者さんの肺がこの状態に陥れば、
たとえECMO(人工心肺)に繋いでも数日の命ということになります。
●早期にアビガンを内服させて、
肺炎が起こる前にステロイド(オルベスコ)を吸入させる。
以前にも指摘しましたが、
アビガンを内服するとコロナウイルスは増殖することができません。
但し、内服時期が遅れてウイルスが多量に増殖した後では効果が薄くなります。
次に肺炎の徴候が出てきたら、花粉症の薬=ステロイド(オルベスコ)を
早めに吸入させて、肺の鼻水を止めてしまう。
ウイルス自体の毒性はさほどではないので、こうしてウイルス量を一定以下に保ち、
肺炎化を防止しさえすれば、10日前後で体内に抗体ができて完治する。
友人の某医大呼吸器内科教授はそう話してくれました。
本日の講義はここまで。
○○○○○○株式会社 産業医 佐伯クリニック 佐伯英次郎]
新型コロナの肺炎が急激に悪化すること、いろんな病気用の薬が使われ、
それぞれの効き方がありそうなことも、ウィルスによる風邪の部分と、
アレルギーによる肺炎の両方を治療する必要があるからなのでしょうね。
ステロイド薬でもオルベスコだけがピンポイントに効くというのも不思議。
日本株BCGに抑制力があるというのも、今後、アレルギー反応や免疫の視点から解明されていくのでしょうね。
ネパールは、故岩村昇医師が感染症対策に尽力されたので、BCGは日本株ですね。
観光立国なのに死亡者がいないのは嬉しいことです。】
佐伯英次郎先生のわかりやすい解説です。
基本的に賛成ですが、
追加しておきたいことも、少々あります。
『ヤフーニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200511-00010005-flash-peo
新型コロナに感染したら…意外に多い症状が「食欲不振」
5/11(月)の記事の、以下は要約です。
アメリカCDC(疾病管理予防センター)の「臨床用暫定ガイダンス」によれば、
新型コロナウイルスの潜伏期間は最大で14日です。
ジョンズ・ホプキンス大学の統計では5日が最も多くなっています。
その後、9割の人に発熱が見られます。
症状の内訳は、以下のようです。
・発熱 83~99%
・咳 59~82%
・疲労 44~70%
・食欲不振 40~84%
・息切れ 31~40%
・たん 28~33%
・筋肉痛 11~35%
症状のレベルは4万4000人を対象とした調査をもとに、
マイルド(軽い)、シビア(重い)、クリティカル(危機的)の
3段階に分けて分析しています。
・マイルド:軽い肺炎までの症状はマイルドで 81%
・シビア:酸素欠乏症または50%未満の肺病変 14%
・クリティカル:呼吸不全、ショック、多臓器不全 5%
全体の死亡率は2.3%でした。』
死因の多くは、サイトカインストームによる多臓器不全と思われます。
上記以外の症状として、
咽頭痛、嗅覚障害、味覚障害、呼吸困難などがあります。
私は、経時的な症状の変化として、一番重要なのは
『呼吸困難』と思います。
この時点で、肺炎の疑いがあり、急激な症状悪化のリスクがあるので
自宅待機の人は、即入院対応が好ましいです。
あとは、新型コロナウィルスの特徴として、
血管内に侵入して、血管炎を起こし、血栓・塞栓を発症することがあります。
インフルエンザウィルスが、血中に侵入できないのとは、大きな違いです。
血中に侵入すると、全身の臓器・器官に到達できるので、
新型コロナ脳炎や新型コロナ心筋炎といった重篤な疾患も発症しうるわけです。
また足指などがしもやけのような赤い皮疹を呈することがあります。
ウイルスが血液中にあり、
血管壁にも侵入し内皮に障害を引き起こして、足指に血栓を生じたと考えられます。
さらに、米国では健康な30~40代で新型コロナウィルスによる脳梗塞の発症が、
相次ぎました。
また、欧米では、乳幼児において、川崎病類似の疾患が集団発生して多発しており、
新型コロナウィスルとの関連が疑われています。
川崎病は日本では、増えてきていましたが、欧米では本来希な病気でした。
川崎病は乳幼児に好発する急性熱性疾患であり、
全身の中型・小型の筋性動脈での血管炎を主病変とした血管炎症候群です。
新型コロナウィルス感染による、全身の血管炎、血栓・塞栓の誘発が示唆されます。
このように、新型コロナウィスル、高齢者以外は重症化の心配は少ないということではありませんので、油断は禁物です。
江部康二
ミーハーさんから、新型コロナウィルスとアレルギーについて
とてもわかりやすいコメントを頂きました。
ありがとうございます。
勤務先の産業医さんの健康講話の記事です。
拡散掲載OKとのことで、早速、転載させて頂きました。
佐伯クリニック 佐伯英次郎先生、ありがとうございます。
【20/05/14 ミーハー
新型コロナウィルスとアレルギーについて
いつも参考になる記事を掲載いただきありがとうございます。
京大の結核胸部疾患研究所におられた江部先生がBCGについて書かれると、
特に説得力がありますね。
さて、勤務先の産業医が社員向けに随時の「健康講話」を発行してくださるのですが、
新型コロナ肺炎についての記事がとてもわかりやすかったのでご紹介します。
(産業医には「「拡散してえーよ。ネタ元にも確認してるし」と言ってもらっています)
[健康講話 COVID-19コロナ肺炎:ここまで判った
社員の皆さんこんにちは。産業医の佐伯です。
今回はコロナ肺炎について今、どこまで判っているか、
どういう対応を今後とっていけば良いか、最新の知見を解説します。
●最初に:アレルギーとは何か?
春先になると花粉症の方は鼻水に苦しみます。実はあの鼻水は血液です。
花粉症の患者さんは花粉の微粒子が鼻粘膜に接触すると、
粒子周囲の鼻の粘膜の毛細血管がアレルギー反応を起こし、
血液成分中の透明な血漿成分が毛細血管から外へ漏れ出して
鼻水として垂れてくるのです。
つまり、アレルギーとは、特定の物質が粘膜に付着した結果、
周囲の毛細血管から透明な血漿成分が血管外へ漏れ出すことなのです。
●COVID-19コロナウイルスだけが急性肺炎を起こす機序が最初は不明だった
最初は他のウイルス肺炎のように、
COVID-19コロナウイルス自体の毒性が原因で
肺炎が生じると考えられていました。
しかし、そもそもコロナウイルスは
毎冬期に流行る軽症のウイルス性の風邪の原因菌であり、
どうしてこの、COVID-19コロナウイルスのみが
重篤な急性肺炎を起こすのかは良く判りませんでした。
●肺炎の本体はウイルスではなく、アレルギー
何らかの素因を持った方がこのCOVID-19コロナウイルスを肺に吸い込むと、
丁度花粉症の方が花粉を鼻に吸い込んだ時のように、
肺の粘膜・血管で急性のアレルギー反応が起こります。
肺血管の急性アレルギー反応が制御不能にまで重篤化した状態を
サイトカインストームと呼び、
この状態に至ると肺のあらゆる毛細血管から大量の鼻水(=透明な血漿成分)が
肺実質に漏れ出し、肺が水浸しになり呼吸ができなくなるのです。
これがCOVID-19コロナウイルス肺炎の本質であると考えられています。
●早急に「肺の鼻水」を止めないと手遅れになる。
鼻水を拭かずに放置したらどうなるでしょうか?
皮膚表面の鼻水はカチンカチンに固まり、
黄色いベールのようなものが鼻の下にへばりつくと思います。
これを医学用語で硝子化といい、肺全体の毛細血管の表面が
全てこの鼻水のあとのような黄色いベールで被われてしまうと、
もう肺でガス交換が全く出来なくなります。
へばりついた黄色いベールを取り除く術はないので、
患者さんの肺がこの状態に陥れば、
たとえECMO(人工心肺)に繋いでも数日の命ということになります。
●早期にアビガンを内服させて、
肺炎が起こる前にステロイド(オルベスコ)を吸入させる。
以前にも指摘しましたが、
アビガンを内服するとコロナウイルスは増殖することができません。
但し、内服時期が遅れてウイルスが多量に増殖した後では効果が薄くなります。
次に肺炎の徴候が出てきたら、花粉症の薬=ステロイド(オルベスコ)を
早めに吸入させて、肺の鼻水を止めてしまう。
ウイルス自体の毒性はさほどではないので、こうしてウイルス量を一定以下に保ち、
肺炎化を防止しさえすれば、10日前後で体内に抗体ができて完治する。
友人の某医大呼吸器内科教授はそう話してくれました。
本日の講義はここまで。
○○○○○○株式会社 産業医 佐伯クリニック 佐伯英次郎]
新型コロナの肺炎が急激に悪化すること、いろんな病気用の薬が使われ、
それぞれの効き方がありそうなことも、ウィルスによる風邪の部分と、
アレルギーによる肺炎の両方を治療する必要があるからなのでしょうね。
ステロイド薬でもオルベスコだけがピンポイントに効くというのも不思議。
日本株BCGに抑制力があるというのも、今後、アレルギー反応や免疫の視点から解明されていくのでしょうね。
ネパールは、故岩村昇医師が感染症対策に尽力されたので、BCGは日本株ですね。
観光立国なのに死亡者がいないのは嬉しいことです。】
佐伯英次郎先生のわかりやすい解説です。
基本的に賛成ですが、
追加しておきたいことも、少々あります。
『ヤフーニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200511-00010005-flash-peo
新型コロナに感染したら…意外に多い症状が「食欲不振」
5/11(月)の記事の、以下は要約です。
アメリカCDC(疾病管理予防センター)の「臨床用暫定ガイダンス」によれば、
新型コロナウイルスの潜伏期間は最大で14日です。
ジョンズ・ホプキンス大学の統計では5日が最も多くなっています。
その後、9割の人に発熱が見られます。
症状の内訳は、以下のようです。
・発熱 83~99%
・咳 59~82%
・疲労 44~70%
・食欲不振 40~84%
・息切れ 31~40%
・たん 28~33%
・筋肉痛 11~35%
症状のレベルは4万4000人を対象とした調査をもとに、
マイルド(軽い)、シビア(重い)、クリティカル(危機的)の
3段階に分けて分析しています。
・マイルド:軽い肺炎までの症状はマイルドで 81%
・シビア:酸素欠乏症または50%未満の肺病変 14%
・クリティカル:呼吸不全、ショック、多臓器不全 5%
全体の死亡率は2.3%でした。』
死因の多くは、サイトカインストームによる多臓器不全と思われます。
上記以外の症状として、
咽頭痛、嗅覚障害、味覚障害、呼吸困難などがあります。
私は、経時的な症状の変化として、一番重要なのは
『呼吸困難』と思います。
この時点で、肺炎の疑いがあり、急激な症状悪化のリスクがあるので
自宅待機の人は、即入院対応が好ましいです。
あとは、新型コロナウィルスの特徴として、
血管内に侵入して、血管炎を起こし、血栓・塞栓を発症することがあります。
インフルエンザウィルスが、血中に侵入できないのとは、大きな違いです。
血中に侵入すると、全身の臓器・器官に到達できるので、
新型コロナ脳炎や新型コロナ心筋炎といった重篤な疾患も発症しうるわけです。
また足指などがしもやけのような赤い皮疹を呈することがあります。
ウイルスが血液中にあり、
血管壁にも侵入し内皮に障害を引き起こして、足指に血栓を生じたと考えられます。
さらに、米国では健康な30~40代で新型コロナウィルスによる脳梗塞の発症が、
相次ぎました。
また、欧米では、乳幼児において、川崎病類似の疾患が集団発生して多発しており、
新型コロナウィスルとの関連が疑われています。
川崎病は日本では、増えてきていましたが、欧米では本来希な病気でした。
川崎病は乳幼児に好発する急性熱性疾患であり、
全身の中型・小型の筋性動脈での血管炎を主病変とした血管炎症候群です。
新型コロナウィルス感染による、全身の血管炎、血栓・塞栓の誘発が示唆されます。
このように、新型コロナウィスル、高齢者以外は重症化の心配は少ないということではありませんので、油断は禁物です。
江部康二
江部先生、こんばんは
イスラエルの研究グループが新型コロナとBCGワクチンの関連について発表しました。
陽性率には関連性ないみたいですが、
重症化や死亡率との関連性に関しては、
まだ不明みたいです。
新型コロナ BCGワクチン“予防効果なし” イスラエル研究G
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200514/k10012430111000.html
イスラエルの研究グループが新型コロナとBCGワクチンの関連について発表しました。
陽性率には関連性ないみたいですが、
重症化や死亡率との関連性に関しては、
まだ不明みたいです。
新型コロナ BCGワクチン“予防効果なし” イスラエル研究G
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200514/k10012430111000.html
ドイツで、BCGワクチンの新型コロナウイルスへの効果を検証する臨床試験はじまる
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/05/bcg-1.php?fbclid=IwAR2bR2Fv1eMgMBMaFdxkJycdJDsng1FWKEvVs4-FOVt0xeQNaqqM2fcuQoE
遺伝子組み換えBCGワクチン「VPM1002」は、短期大量生産が可能だそうです
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/05/bcg-1.php?fbclid=IwAR2bR2Fv1eMgMBMaFdxkJycdJDsng1FWKEvVs4-FOVt0xeQNaqqM2fcuQoE
遺伝子組み換えBCGワクチン「VPM1002」は、短期大量生産が可能だそうです
2020/05/14(Thu) 22:02 | URL | 中嶋一雄 | 【編集】
新型コロナでは既に無症状者が多数いるはずで、現実的な問題は重症化と致死率ではないでしょうか。ちなみに自分が活動基盤を置いているシンガポールでは政府がデータを毎日、かなり詳細にアップデートしてます。それによると5月13日時点で無症状者19,479人、軽症者1,018人、重症者19人、死者累計21人です。シンガポールでは感染者は90%以上が外国人出稼ぎ労働者でインド、バングラデシュなどのBCG摂取国出身の20代~40代の人たちです。シンガポール政府は彼らのドミトリーが大規模クラスターになっている為、ドミトリー住人の全数検査を目指しており、その結果、無症状者が圧倒的に多いことが判明したわけですが、なんと無症状、軽症が99.9%で、残り0.1%が重症者です。さらに言えば死亡者の平均年齢が78歳ですので、この死者数には外国人労働者は含まれておらず、ほとんどが無症状のまま抗体を作って陰性になります。彼らは毎日、ほぼ1日中、肉体労働をしており肥満者もおらず、健康状態も良かったようです。ちなみに人口百万あたりの死者数はシンガポール4人ですが、日本も5人とほぼ同じです。上記のシンガポールのデータは日本にもほぼ当てはまっている可能性が高いです。つまりBCG摂取のアジア圏と、人口百万あたり数百人規模の死者数の西欧感染爆発国との差は歴然とした事実と言えます。
https://www.moh.gov.sg/covid-19
https://www.worldometers.info/coronavirus/
BCG仮説はドイツでも臨床が始まってますし、世界的権威のある学術誌のネイチャーでも取り上げられてます。その影響か日本の大手系のメディアでも少しづつ取り上げられ始めましたようです。
https://dot.asahi.com/aera/2020051300016.html?page=1
https://www.nature.com/articles/s41577-020-0337-y
https://www.moh.gov.sg/covid-19
https://www.worldometers.info/coronavirus/
BCG仮説はドイツでも臨床が始まってますし、世界的権威のある学術誌のネイチャーでも取り上げられてます。その影響か日本の大手系のメディアでも少しづつ取り上げられ始めましたようです。
https://dot.asahi.com/aera/2020051300016.html?page=1
https://www.nature.com/articles/s41577-020-0337-y
最新記事をありがとうございます。
私も拡散に加わらせてもらいます。
よろしくお願いします。
私も拡散に加わらせてもらいます。
よろしくお願いします。
2020/05/15(Fri) 06:09 | URL | 猫 | 【編集】
江部先生
いつもお世話になっております。
記事の趣旨とは異なる点についてで恐縮ですが、
僭越ながら「インフルエンザウイルスが血中に侵入できない」とは言い切れないのではないでしょうか。
確かにインフルエンザウイルスが血中に出にくい傾向があるという可能性はありますが、稀ながら血液中からインフルエンザウイルスが検出されている報告例はあるようで、「侵入できない」わけではないと私は考えています。
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/12/dl/s1210-8i01.pdf
ウイルスが増殖するメカニズムから考えても、細胞外へ出芽する際に周囲細胞の炎症による組織破壊状況に応じて血液中に現れない方が不自然であり、そういうケースでウイルス血症の有無があまり調査されていないだけという可能性さえ考えられます。
新型コロナウイルスにしても、インフルエンザウイルスにしても、重症例ではウイルスが血中に入る事態は起こりうると考えた方が妥当ではないでしょうか。この点に関して先生の見解をお聞かせ願えれば幸いです。
いつもお世話になっております。
記事の趣旨とは異なる点についてで恐縮ですが、
僭越ながら「インフルエンザウイルスが血中に侵入できない」とは言い切れないのではないでしょうか。
確かにインフルエンザウイルスが血中に出にくい傾向があるという可能性はありますが、稀ながら血液中からインフルエンザウイルスが検出されている報告例はあるようで、「侵入できない」わけではないと私は考えています。
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/12/dl/s1210-8i01.pdf
ウイルスが増殖するメカニズムから考えても、細胞外へ出芽する際に周囲細胞の炎症による組織破壊状況に応じて血液中に現れない方が不自然であり、そういうケースでウイルス血症の有無があまり調査されていないだけという可能性さえ考えられます。
新型コロナウイルスにしても、インフルエンザウイルスにしても、重症例ではウイルスが血中に入る事態は起こりうると考えた方が妥当ではないでしょうか。この点に関して先生の見解をお聞かせ願えれば幸いです。
外務省の発表からすると、
在外邦人の陽性患者の致死率は日本平均より欧米平均にだいぶ近いです。つまり10%近いです。日本人が遺伝的に守られている説は疑問がつきだしましたね。
在外邦人の陽性患者の致死率は日本平均より欧米平均にだいぶ近いです。つまり10%近いです。日本人が遺伝的に守られている説は疑問がつきだしましたね。
久堀 さん
情報をありがとうございます。
情報をありがとうございます。
2020/05/15(Fri) 16:46 | URL | ドクター江部 | 【編集】
中嶋一雄 先生
情報をありがとうございます。
感染予防効果は、イスラエルの報告では期待できないようです。
一方、死亡率は低下させる可能性があります。
情報をありがとうございます。
感染予防効果は、イスラエルの報告では期待できないようです。
一方、死亡率は低下させる可能性があります。
2020/05/15(Fri) 17:01 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生
いつもありがとうございます。
BCGワクチンがこの度の新型コロナウイルスに対して何らかの免疫力を担っているのではないかと研究が始まったようですが、BCGワクチンの効力は十数年という記事もありました。また、現在のハンコ型のワクチン接種の年代の方と注射1回の方もあるようですし、これらの違いはどうなのでしょう。
効果の持続が十数年であれば確かに若年層には当てはまるかもしれませんが、中高年はすでになくなっているとは考えられないでしょうか。
いかがお考えでしょうか。
いつもありがとうございます。
BCGワクチンがこの度の新型コロナウイルスに対して何らかの免疫力を担っているのではないかと研究が始まったようですが、BCGワクチンの効力は十数年という記事もありました。また、現在のハンコ型のワクチン接種の年代の方と注射1回の方もあるようですし、これらの違いはどうなのでしょう。
効果の持続が十数年であれば確かに若年層には当てはまるかもしれませんが、中高年はすでになくなっているとは考えられないでしょうか。
いかがお考えでしょうか。
2020/05/15(Fri) 17:04 | URL | neiri | 【編集】
駐在君
コメントをありがとうございます。
<現実的な問題は重症化と致死率>・・・これを反映する数値として<人口100万人あたりの死亡者数>
があります。
この数値により、各国国民の新型コロナウィルスに対する抵抗力がわかります。
『シンガポールでは感染者は90%以上が外国人出稼ぎ労働者でインド、バングラデシュなどのBCG摂取国出身の20代~40代の人たちです。無症状、軽症が99.9%で、残り0.1%が重症者です。』
これはすごい数値ですね。
エビデンスではないですが、BCG効果と言えそうです。
コメントをありがとうございます。
<現実的な問題は重症化と致死率>・・・これを反映する数値として<人口100万人あたりの死亡者数>
があります。
この数値により、各国国民の新型コロナウィルスに対する抵抗力がわかります。
『シンガポールでは感染者は90%以上が外国人出稼ぎ労働者でインド、バングラデシュなどのBCG摂取国出身の20代~40代の人たちです。無症状、軽症が99.9%で、残り0.1%が重症者です。』
これはすごい数値ですね。
エビデンスではないですが、BCG効果と言えそうです。
2020/05/15(Fri) 17:59 | URL | ドクター江部 | 【編集】
たがしゅう 先生
コメントありがとうございます。
インフルエンザウィルス、まれですが、血中に侵入する場合があるのですね。
勉強になります。
一方、コロナウィルスは、ACE2受容体を介して細胞内に侵入し、そこから普通に血中に入り、
さらに血管内皮にも取りついて障害を与えるということで、
こちらはまれではなくて日常的に普通に血中に侵入するので、やはり厄介です。
コメントありがとうございます。
インフルエンザウィルス、まれですが、血中に侵入する場合があるのですね。
勉強になります。
一方、コロナウィルスは、ACE2受容体を介して細胞内に侵入し、そこから普通に血中に入り、
さらに血管内皮にも取りついて障害を与えるということで、
こちらはまれではなくて日常的に普通に血中に侵入するので、やはり厄介です。
2020/05/15(Fri) 18:10 | URL | ドクター江部 | 【編集】
久堀 さん
情報をありがとうございます。
遺伝的体質ではなくて、日本株BCGが守ってくれている可能性が高いですね。
情報をありがとうございます。
遺伝的体質ではなくて、日本株BCGが守ってくれている可能性が高いですね。
2020/05/15(Fri) 18:11 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生
そんなデータがあったのですか!
新型コロナワクチンと並行して、BCGについても研究を深めていただきたいです。
そんなデータがあったのですか!
新型コロナワクチンと並行して、BCGについても研究を深めていただきたいです。
2020/05/15(Fri) 19:25 | URL | neiri | 【編集】
neiri さん
日本の研究で、幼児のBCG接種により、老人性肺炎の予防効果があることが報告されています。
また幼児期のBCG接種が、成人以降の肺がん発生リスクを下げるという海外の報告もあるようです。
さらに、大阪大学の宮坂教授によれば、BCGにより、<自然免疫><獲得免疫>共に
パワーアップされる可能性があるそうです。
日本の研究で、幼児のBCG接種により、老人性肺炎の予防効果があることが報告されています。
また幼児期のBCG接種が、成人以降の肺がん発生リスクを下げるという海外の報告もあるようです。
さらに、大阪大学の宮坂教授によれば、BCGにより、<自然免疫><獲得免疫>共に
パワーアップされる可能性があるそうです。
2020/05/15(Fri) 21:52 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生
御返事頂き有難うございます。
新型コロナウイルスは日常的に血中に侵入しているのですね。確かに調べるとそのような報告が散見されますので、私の認識不足でございました。ご指摘頂き有難うございます。
一方でほとんどの人が軽症、無症状で済むのはどういうわけなのか、旧型コロナウイルスとの決定的な違いはどこから生み出されるのか、引き続き思考を深めて参りたいと思います。今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。
御返事頂き有難うございます。
新型コロナウイルスは日常的に血中に侵入しているのですね。確かに調べるとそのような報告が散見されますので、私の認識不足でございました。ご指摘頂き有難うございます。
一方でほとんどの人が軽症、無症状で済むのはどういうわけなのか、旧型コロナウイルスとの決定的な違いはどこから生み出されるのか、引き続き思考を深めて参りたいと思います。今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。
御世話になります。ご教示願いたいことがあります。低血糖時に摂取するブドウ糖の量のことです。
私は緩徐進行1型と診断されて5年たちます。60歳前のことでした。それまで2型と診断されていましたので、江部先生の糖質制限を守り血糖コントロールを行ってきました。そのためインスリン自己注射をしている現在も糖質制限を継続しています。
低血糖になったとき、数値を素早く上げるためにブドウ糖を摂取しますが、主治医は「必ず20gを飲むように」と言います。でも、それでは逆に高血糖になり、数値の乱高下を招くことを懸念します。すぐに血糖値を上げる必要性は認めますが、主治医から「早く上げないと次に低血糖になった時体が反応しない」という趣旨の説明を受けました。具体的な数値目標は明示しません。
ネット等で調べても、血糖値ごとに摂取するブドウ糖の数量を数字で明確に示したデータはありません。
現在、リブレを使いながら摂取したブドウ糖と血糖値の上昇等を確認していますが、最低どの程度まで上げれば大丈夫なのか、安全圏なのかを知りたいと考えます。
アドバイスのほどをよろしくお願いいたします。
私は緩徐進行1型と診断されて5年たちます。60歳前のことでした。それまで2型と診断されていましたので、江部先生の糖質制限を守り血糖コントロールを行ってきました。そのためインスリン自己注射をしている現在も糖質制限を継続しています。
低血糖になったとき、数値を素早く上げるためにブドウ糖を摂取しますが、主治医は「必ず20gを飲むように」と言います。でも、それでは逆に高血糖になり、数値の乱高下を招くことを懸念します。すぐに血糖値を上げる必要性は認めますが、主治医から「早く上げないと次に低血糖になった時体が反応しない」という趣旨の説明を受けました。具体的な数値目標は明示しません。
ネット等で調べても、血糖値ごとに摂取するブドウ糖の数量を数字で明確に示したデータはありません。
現在、リブレを使いながら摂取したブドウ糖と血糖値の上昇等を確認していますが、最低どの程度まで上げれば大丈夫なのか、安全圏なのかを知りたいと考えます。
アドバイスのほどをよろしくお願いいたします。
たがしゅう 先生
①
30代、40代の健康だった人が、いきなり脳梗塞になり、新型コロナ抗体陽性。
②
手指のしもやけ様の皮疹が新型コロナで時々みられ、血栓を生じていた。
③
欧米で、小児に川崎病の診断基準にぴったりの疾患が、集団発生。
各国にみられる。日本の川崎病より、かなり年齢が上。新型コロナが関与か。
川崎病は血管炎症候群。
①②③より、血管炎や血栓を起こしうる厄介なウィルスです。
一方、感染しても無症状な人も多いので、個人差が大きいようです。
また
『シンガポールでは感染者は90%以上が外国人出稼ぎ労働者で、
インド、バングラデシュなどのBCG摂取国出身の20代~40代の人たちです。
無症状、軽症が99.9%で、残り0.1%が重症者です。』
なので、BCGの好影響が一定ある可能性があります。
①
30代、40代の健康だった人が、いきなり脳梗塞になり、新型コロナ抗体陽性。
②
手指のしもやけ様の皮疹が新型コロナで時々みられ、血栓を生じていた。
③
欧米で、小児に川崎病の診断基準にぴったりの疾患が、集団発生。
各国にみられる。日本の川崎病より、かなり年齢が上。新型コロナが関与か。
川崎病は血管炎症候群。
①②③より、血管炎や血栓を起こしうる厄介なウィルスです。
一方、感染しても無症状な人も多いので、個人差が大きいようです。
また
『シンガポールでは感染者は90%以上が外国人出稼ぎ労働者で、
インド、バングラデシュなどのBCG摂取国出身の20代~40代の人たちです。
無症状、軽症が99.9%で、残り0.1%が重症者です。』
なので、BCGの好影響が一定ある可能性があります。
2020/05/16(Sat) 16:42 | URL | ドクター江部 | 【編集】
ライオン さん
10gのブドウ糖がどのくらいの速度で血糖値を上げるのかは、個人差があります。
1gのブドウ糖が、体重64kgの1型糖尿病の人の血糖値を5mg/dl上げるというのも
かなり個人差があります。
通常は血糖値が60~70mg/dl以下で低血糖症状が現れます。
低血糖の治療としては、ブドウ糖10g内服が一般的です。
約15分後も低血糖が続くなら、もう1回10gのブドウ糖内服です。
90mg/dlが確保されていたら大丈夫と思います。
10gのブドウ糖がどのくらいの速度で血糖値を上げるのかは、個人差があります。
1gのブドウ糖が、体重64kgの1型糖尿病の人の血糖値を5mg/dl上げるというのも
かなり個人差があります。
通常は血糖値が60~70mg/dl以下で低血糖症状が現れます。
低血糖の治療としては、ブドウ糖10g内服が一般的です。
約15分後も低血糖が続くなら、もう1回10gのブドウ糖内服です。
90mg/dlが確保されていたら大丈夫と思います。
2020/05/16(Sat) 16:53 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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