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新型コロナのPCR検査。唾液でもOKか。
こんにちは。

https://mainichi.jp/articles/20200503/k00/00m/040/128000c
唾液のPCR検査に注目 
医療従事者の感染リスク下げる 新型コロナ


という記事が、毎日新聞(2020年5月3日)に掲載されました。

これは、おおいに朗報です。
嗅覚障害もあるけれど味覚障害もあるので、
新型コロナウィルス、鼻粘膜にも口腔粘膜にも感染していると思います。

政府も医師会と協力してPCRセンターを整備するなど、検査体制を拡充しています。
PCR検査を、積極的に実施するのはいいのですが、
現行の鼻粘膜からの検体摂取だと、きっちり摂取するには、
奥まで綿棒を入れる必要があり、患者さんがくしゃみをしやすいのです。
そうなると感染リスクが増大するので、マスクに加えてフェイスシールドやガウンが標準装備となりやや煩雑です。

鼻の粘液の代わりに唾液が使えるならこの問題は解決です。
専用の容器に唾液を吐いて入れるだけで、簡単です。

PCR検査に詳しい北海道大の豊嶋崇徳(てしまたかのり)教授は
「簡単に検体が採取でき、医療従事者の感染リスクがなく、防護服もいらない」
と利点を強調しています。

ニューヨーク・タイムズ紙によると米食品医薬品局(FDA)は4月13日、
唾液を使った検査に緊急使用の認可を出しました。
ニュージャージー州では、車に乗ったまま受けられる「ドライブスルー方式」などで実際に使われ始めているそうです。

唾液を使用した検査として
2月に香港のチームが12人中11人の患者で、
4月にはイタリアのチームが25人の患者全員で、
それぞれ唾液でウイルスを確認できたと専門誌に発表しています。
4月下旬には米エール大が、
鼻の粘液よりも唾液の方がウイルス量が5倍多かったとする論文を公表しています。
但しこの論文はまだ査読前です。

豊嶋教授も北海道大学の数人の患者で試して、良い感触であり、
「我々も有効性を確認できれば、院内感染予防のために手術前の患者などに行う検査に導入したい。
簡便で安全な方法なので、唾液による検査が全国に広がってほしい」

と期待しています。

米国では米食品医薬品局(FDA)が認可して、既に実用化されているので
日本でも速やかに、唾液による新型コロナウィルスのPCR検査を
認可して欲しいですね。


江部康二

コメント
現代は、時代進化している!!
都内河北 鈴木です。

本日の記事内容は、「日本糖尿病学会」に21年間、時代進化皆無で、
殺されかけた患者として感じます事です!!

江部先生『糖質制限理論』で、『生還、覚醒、再覚醒、』できた患者として、
世界人類が危機の時代に、医療の時代進化を感じます!!

知識として得るなら、この様な時代の知識は得難いものです!!

私は現代のネット時代には、過去の医療界を顧みても、
「脚気・高木兼寛医師」明治期初頭!!
「大戦中の日本兵の海外での戦時中の食生活」!!
「江部康二医師・糖質制限理論」2005年発表!!
「宗田哲男医師・ケトン体」2014,1、発表!!
等を忘れずに、
【『日本医療界』にも、進化を期待して、望みます!!】

私の発言には、確証有ります!!
【改善・医療デ~タ存在してます!!】
【「日本糖尿病学会」信奉・病院経営者、ある病院責任ある立場の
 改善皆無の書付も存在してます!!】

【私が『生還、覚醒、再覚醒、』できたのは、
 江部先生『糖質制限理論』です!!】

後遺症も更なる『改善、』している8年目現在に、感謝尽きません!!
ありがとうございます。
敬具



2020/05/05(Tue) 16:45 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集
Roche の新型コロナ抗体検査薬
Roche が新型コロナの抗体をほぼ100%の確率で判定できる抗体検査薬を開発し、既にFDAの承認を受けたようです。特異度は99.8%以上、感度は100%ですから偽陽性、偽陰性がほぼ無いということですね。精度がここまで高くなる理由の一つとして指先から採血する検査に比べ、静脈内採血(注射器を使う)で行うことが重要なようです。本当なら朗報ですね。

https://www.reuters.com/article/us-health-coronavirus-testing-roche-hldg/roche-gets-fda-emergency-use-nod-for-covid-19-antibody-test-idUSKBN22F02Q
2020/05/05(Tue) 18:47 | URL | 駐在君 | 【編集
Re: Roche の新型コロナ抗体検査薬
駐在君

とても興味深い、有用な情報をありがとうございます。
メーカーがRocheという大手で、FDA承認ですから、信頼度は高いと思われます。

静脈内採血(注射器を使う)なら、現行のPCRでの粘液検体採取より、感染リスクはおおいに減少しますし、
「特異度は99.8%以上、感度は100%」なら、素晴らしいです。
朗報と思います。
2020/05/06(Wed) 08:24 | URL | ドクター江部 | 【編集
江部先生、解説ありがとうございます

次回、来院時にHbA1c6.5前後目標にします
出来れば6.2前後まで下がっていて欲しいですけど 笑笑
2020/05/06(Wed) 11:45 | URL | 久堀 | 【編集
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