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糖尿病薬と低血糖。
こんにちは。

「重症低血糖で搬送、年2万件…薬の誤使用原因か。」
(日本糖尿病学会の推計)


という記事が、
2017年08月15日 (火) 読売新聞に掲載されました。、

薬の誤使用が原因かとされていますが、
糖質を普通に摂取してSU剤やインスリン注射で、
食後高血糖をコントロールすること自体が、現実には極めて困難です。

少しでも薬の量が多ければ低血糖を生じ、
不足すれば食後高血糖を生じます。
血糖値を直接上昇させるのは糖質だけですから、
<摂取する糖質量とSU剤やインスリンの量>
がぴったりマッチすれば、理論的には血糖コントロール可能です。

それが、カーボカウントという方法ですが、結構難しいですし、
日本では、このカーボカウントでさえも一般的ではありません。
従って薬の誤使用だけではなく、医師の指導通りに内服したり
注射していても、低血糖は充分起こりえると思います。

まれではありますが、糖尿病の方が運転する自動車が暴走して
歩行者を巻き込む事故が起きています。
運転者が糖尿病薬を服用しており、
薬の効きすぎによる低血糖が疑われるケースもあるようです。

実際、高血糖より低血糖のほうが、急性では危険です。
また、低血糖発作を起こすほど総死亡率も上がりますので、
長期的にもできるだけ低血糖を起こさないことは重要です。

高血糖は、動脈硬化・がん・糖尿病合併症などのリスクとなりますが、
基本的に、期間をかけてのことで慢性病としての問題です。
一方、低血糖は急性で、一気に意識不明とか、
脳卒中や心筋梗塞の引き金となることもあります。
低血糖発作では、意識がもうろうとなり、
車を止めようとする余裕は全くなくなると思われます。

低血糖発作のほとんどは、インスリン注射をしているか、SU剤内服の場合です。
時に速効型インスリン分泌促進剤でも低血糖を生じます。
内服薬でもインスリン注射でも、薬の量が多いほど、低血糖になりやすいのです。
ですから、糖質を普通に食べて、その分大量のインスリンを打ってというパターンは、
「糖質量とインスリン量」のマッチングがよほど良くない限り、
低血糖と高血糖の乱高下を生じやすいのです。
まして、カーボカウントもせずに、
カロリー計算を主にインスリンの単位を決めているのは、
「目をつぶって車の運転をする」くらい危険なことなのです。

それなのに、まことに残念ながら、多くの病院、糖尿病専門医が
「カロリー計算だけでインスリン単位を決定するという暴挙」
を患者さんに指導しているのが日本の現状なのです。
日本の医師や栄養士は、相変わらず「カロリー制限高糖質食」
唯一無二の「糖尿病食」として、推奨しています。

欧米では、少なくともインスリン注射をしている糖尿人においては、
カーボカウントが普通です。
これは、
「血糖値を直接上げるのは糖質だけで、蛋白質・脂質は直接上げない」

という知識が、医者にも患者にも共有されているから、欧米では当たり前のことなのです。

インスリン注射をしている糖尿人の皆さん、
カロリー計算でインスリンの量を決めるのは、全く無意味ですので、
せめて欧米並みにカーボカウントをしましょう。
これにより、低血糖はかなり防げると思います。

勿論、スーパー糖質制限食導入により、
最低限のインスリン量に減量することがベストなのはいうまでもありませんね。
高雄病院においては、
SU剤はスーパー糖質制限食導入により、ほぼ全例で中止できています。

食直前のインスリンの単位は、糖質摂取時に比べて、1/3以下になります。
単純にインスリン注射の単位が少ないほど、低血糖も起こしにくいのです。
糖質制限食なら、
インスリン注射やSU剤など低血糖を起こす薬物の使用量が激減するので、
低血糖予防になります。

なお、注射薬として、GLP1受容体作動薬(トルリシティ、ビクトーザなど)、
内服薬として、SGLT2阻害薬、メトホルミン、DPP-4阻害剤、αGI剤、ピオグリタゾンは、
作用機序から考えると、基本的に低血糖は生じません。

しかし、これらの薬も、SU剤やグリニド系剤、インスリンと併用すれば、低血糖はありえます。

江部康二
コメント
私は、「低血糖を、間一髪回避できました!!」
都内河北 鈴木です。

本日記事は、如何に「糖質の害毒作用」が、
人体に変化を表す事かと考えます!!

私は、江部先生「糖質制限理論」で、
「生還、覚醒、再覚醒、」できている、
自身の医療デ~タをもって発言します!!

私が江部先生「糖質制限理論」理解把握実践で、
「低血糖」を回避できたのは、20121年10月1日より実践翌日にインスリン投与者が、
『血糖自己測定器』で眼にしてはっきり理解できました!!

それまで「血糖値200超えが、100チョイでした!!」

*驚きしかないですね!!
インスリン増量投与の3年半余りでしたが!!

以降は、インスリン投与を減らしてゆき、
2か月半くらい経過で、当日食事前に「血糖値53」でした!!!

以前にもコメントしましたが、
最低ラインを3年半余りインスリン増量していて知りませんから、
*<2004年発表・ADA「血糖上昇は、糖質のみ!!」>
*<2005年発表・江部先生糖質晴雨減理論」2005年!!>
以上の告知は、担当医からは有りませんでした!!

私はネット検索して「血糖値40以下は、キケン!!」だと知り、
即日インスリン自主離脱しました!!

以降「糖尿病・服用薬」もありましたが、2年半くらいで、自主離脱して、
「糖尿病」後遺症、「眼、脳梗塞、」の「覚醒、再覚醒、」している
9年目現在があります!!

私は、「糖質摂取は、タバコ、酒、と同類の人類への害毒だと考えます!!」

その「糖質害毒」だと江部先生により解明した食材を
「脚気・高木兼寛医師」より140年現在に、
「脳の栄養素だと、50~60%食べましょう」と、医療者が発言するのは、
疑問満載です!!」

顧問・夏井睦先生「炭水化物が人類を壊す」を読んでも、
「糖質を食べる事は、反論皆無です!!」

「日本糖尿病学会」信奉・病院、担当医に、
殺されかけた患者の「生還、覚醒、再覚醒、」の
*「医療デ~タ」、
*「複数の立場有る医療者の無知を証明する書付」、
が何よりの確証だと考えます!!

よって知識として江部先生「糖質制限理論」を弁えない医療者は、
『時代進化・皆無の医療者だと、明言できます!!』

「糖尿病、ガン、認知症、」に悩む方がたは、
留意してください!!

私は江部先生には、生還、覚醒、再覚醒、」でき、感謝尽きません!!
ありがというございます。
敬具



2020/02/12(Wed) 17:56 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集
癌ケトン食研究会
阪大主催の、癌ケトン食研究会が今年も開催されます
2020年3月1日(日)12:30~15:20

http://www.kanpou.med.osaka-u.ac.jp/keto/news/2020/0301.html
2020/02/12(Wed) 23:27 | URL | 中嶋一雄 | 【編集
無酸素運動と糖質量について
いつもお世話になっております。

今回は、無酸素運動と糖質の必要性について考えてみました。

スキー(2月9日~11日)とその前後の日の糖質量と血糖値の変化です。
2月10日(スキー2日目)の夕食前は昼食で高糖質食にしたにもかかわらず、68まで低下しています。
高糖質にも関わらず、ケトン体もそれなりに産生されていることから、摂取した糖では消費エネルギーが賄えず、脂肪エネルギーも利用されているものと思われます。
アルペンスキーは200mをダッシュするのと同程度の無酸素運動だそうですが、データからも糖質が必要と感じますが如何でしょうか。
3日間のスキーでは、毎日、毎食、耐糖能の変化があり、低血糖にも高血糖にもならないように糖質量を調整するの難しいです。

以上、ご参考まで。


     食前→食後ピーク 摂取糖質量

2月 8日(スキー前日)
 (朝食時) 85→118 20g
 (昼食時) 89→137 12g
 (夕食時) 96→119 23g

2月 9日(スキー5時間)
 (朝食時)102→120 11g
 (昼食時) 77→117  4g
 (夕食時) 76→130 29g ケトン体1600μmol/L

2月10日(スキー4時間)
 (朝食時) 79→115 23g
 (昼食時)103→144 87g ケトン体500μmol/L
 (夕食時) 68→112 51g

2月11日(スキー3時間)
 (朝食時) 83→ 93 34g
 (昼食時)116→167 88g
 (夕食時) 98→171 77g

2月12日(スキー翌日)
 (朝食時) 97→111  4g
 (昼食時)115→135 20g
 (夕食時)100→144 37g
2020/02/13(Thu) 09:17 | URL | 西村 典彦 | 【編集
満腹感がない
糖質制限をすると血糖値が上がらないせいか満腹感がありません。
水分、脂肪はとっているので胃が膨れてお腹がかなりいっぱいにはなるのですが、「満腹だぁ」という糖分を摂った時のあの感覚がありません。
胃はパンパンでも気持ちは満腹ではないのでストレスを感じてしまいます。
これは私だけなのでしょうか?みなさんはどうなのでしょうか?
ちなみに、胃がパンパンになってからほんの少量の糖分を取ったらビックリするくらい満腹感が押し寄せてきて驚きました。
2020/02/13(Thu) 14:19 | URL | 渡辺ともえ | 【編集
Re: 無酸素運動と糖質量について
西村典彦さん

仰る通りと思います。
普通のスポーツやマラソンなどは
有酸素運動が主で、糖質制限食やケトン食が有利です。
一方最高強度の運動では、糖質ありが有利です。
以下の記事をご参照頂ければ幸いです。

アスリートと糖質制限食
2015年01月25日 (日)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3261.html

2020/02/13(Thu) 17:54 | URL | ドクター江部 | 【編集
Re: 満腹感がない
渡辺ともえ さん

渡辺さんは、炭水化物依存症と思われます。
緩い糖質制限から始めて、徐々に炭水化物依存症からの脱却を目指しましょう。

糖質制限食は、信頼度の高い論文において、満足度・満腹度が高いことが証明されています。

DIRECTという有名なRCTで、
脂質制限食と地中海食はカロリー制限あり、
糖質制限食はカロリー制限なしで、満腹・満足するまで食べて良いという条件で研究が行われました。

3群ともベースラインから同一の摂取カロリーが減少したので、
結果として同一カロリーの3群を比較した研究となりました。
糖質制限食が最も体重減小効果がありました。

約100人ずつの3群で、合計322名です。
つまり、糖質制限群は、満腹・満足するまで食べたのに、
自然に適正な摂取エネルギーに減少したということです。
以下の本ブログ記事をご参照頂ければ幸いです。


肥満改善に対する糖質制限食の有効性・安全性は確立している。
2018年12月06日 (木)
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-4758.html
2020/02/13(Thu) 18:09 | URL | ドクター江部 | 【編集
「糖質の害毒」を、感じたなら、、、!!
都内河北 鈴木です。

江部先生の本ブログを知り読み、「糖質害毒」を知り得たのなら、
何故、その後に「糖質摂取」するのか意味不明かなと考えます!!

「糖質害毒」理解している人でも、
致し方無い時でも、糖質量を控えて食べたとしても、
その後の「糖質摂取」が肝心かなと考えます!!

現在の私の「日本糖尿病学会」から21年間、
後半7年間「医療世界情報・隠蔽」され、殺されかけた病態患者が、
江部先生「糖質制限理論」で、「生還、覚醒、再覚醒、」しているのに、
私には「糖質摂取は、命とりです!!」
その様な「糖質摂取」の関心は有りません!!

この問題に江部先生が、どの様な返答をするのかが、学習してみたいです!!

私は江部先生には、「生還、覚醒、再覚醒、」でき、感謝尽きません!!
ありがとうございます。
敬具



2020/02/13(Thu) 18:15 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集
「満腹感が無い」、渡辺ともえさんへ!!
都内河北 鈴木です。

江部先生指定の2018年12月06日(木)の過去ブログに出ています
私コメントも参考にしてください!!

御飯代わりに、食べるなら「大豆食材」です!!
高野豆腐、茹で大豆、水切り木綿豆腐・粉砕した物、厚揚げ、等で、
私は活用して「生還、覚醒、再覚醒、」しています!!

「満腹」というより、「満足」する感じです!!
御試しあれです!!

<食べるなら、糖質食材は駄目です!!
 必ず、人体には害毒作用があります!!>

江部先生には、「生還、覚醒、再覚醒、」でき、感謝尽きません!!
ありがとうございます。
敬具
2020/02/13(Thu) 19:40 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集
無酸素運動と糖質量について
https://tim.blog/2015/11/03/dominic-dagostino/
上記はDr. Dominic D’Agostinoに関する記事です。彼はサウス・フロリダ大の分子薬理学の教授でケト応用による癌治療研究の他に米兵士のパフォーマンス向上のため海軍や国防省からの支援でケトジェニック・ダイエットの研究をしてます。彼は自身がケトジェニック・ダイエットを実践するパワーリフターでもありますが、7日間の断食をした高ケトンの状態でパーソナル・レコードのデッドリフト500ポンド(227キロ)x10レップスを成功させています。私も彼のトレーニングを参考にし、徐々に断食中の筋トレで体を慣らし、3日断食した状態でベンチプレスMAXにトライしパーソナル・レコードタイの100キロx10レップスがあがりました。この時のパフォーマンスを上げるポイントですが、血糖値と血中ケトン体の比率をみてます。まず筋トレ前に血糖値と血中ケトン体を自己測定しますが、3日断食後の数値は血糖値が77mg/dl、血中ケトン体が
2.8mmol/L(2800μmol/L)、でした。これをGKI(グルコース・ケトン指数)比率に当てはめますとGKIは血糖値÷18÷血中ケトン体(mmol/L) なので私は77÷18÷2.8でGKIが1.527となります。これを下記のGKI(Glucose Ketone Index)表でみますと指数1-3のハイレベル・ケトーシスになります。つまり自分の場合は筋トレ前にGKIをこのレベルに持っていくことが重要となります。
http://www.mindstream.com/2019/04/26/2016-9-14-glucose-ketone-index/

まだ現時点では高度な競技者レベルでケトジェニック・ダイエットを無酸素運動に活用するのは時期尚早ですが、欧米ではケトジェニックダイエットのサポートサプリ等も研究が急速に進んでいて将来的には多くの競技レベルで活用範囲が広がっていくのかも知れません。
2020/02/14(Fri) 03:08 | URL | 駐在君 | 【編集
Re: 無酸素運動と糖質量について
駐在君

詳細な海外のケトジェニック・ダイエットの最新情報をありがとうございます。
とても参考になります。
2020/02/14(Fri) 07:36 | URL | ドクター江部 | 【編集
無酸素運動と糖質量、について!!
都内河北 鈴木です・

駐在君さんのコメント読み、
「健康体ならばでの糖質摂取・量」だなと、考えます!!

私が考えるには「毒も薬になる」かなと考えますが、
「糖質・摂取」には、江部先生により解明された医療事実で、
「日本糖尿病学会」により、殺されかけた私が
「生還、覚醒、再覚醒、」している事実が証明する様に、
駐在君さんの「糖質・摂取」可能計算をすならば、

<「日本国の医療機関が、国民に公に「糖質・摂取の注意を公表する事」が
 肝心かなと考えます!!」>

運動不可な、私の「脳梗塞」病態者は、
「可能な限り、糖質摂取は、しないに限りますが!!」

この「糖質摂取量」の疑問への回答には、大変学習になります!!!

何しろ私は、江部先生には「生還、覚醒、再覚醒、」でき、感謝尽きません!!
ありがとうございます。
敬具
2020/02/14(Fri) 11:11 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集
都内河北 鈴木さんのおっしゃる通りで、私は糖尿病どころか病気らしい病気もしたことがない健康体です。Dr. Dominic D’Agostinoが自らをSelf Experimenter(自己実験者)と言って、いろいろな実験を自分の肉体で行ってるのを参考に、自分も実践しているケトジェニック・ダイエットでどの程度の運動パフォーマンスを上げれるかを試しているだけです。ですから体調や病気を克服するべく糖質制限を始めた方においては江部先生がいつも言っているように、カロリー不足にならないよう毎日しっかりタンパク質と脂肪を取られたほうが良いと思います。なぜ健康体の私が糖質制限を始めたのかといえば、ネットで鈴木さんのような糖尿病による合併症症状から糖質制限で回復されたケースを知ったことです。「生還、覚醒、再覚醒、」凄いことですよね。その治療効果に驚き、調べていくうち私が探していた癌、動脈硬化、認知症などの成人病予防、健康長寿の答えがこれだと思ったからです。あと最近、断食にこだわっているのはケトン体とオートファジー(KETONES AND AUTOPHAGY)の相性の良い関係に興味があるからです。
https://www.youtube.com/watch?v=rDzIbkyr5QQ
2020/02/15(Sat) 02:14 | URL | 駐在君 | 【編集
駐在君さんへ、感謝です!!
都内河北 鈴木です。

江部先生ブログですが、駐在君さんの情報提供には感謝尽きません!!

私が体感した「生還、覚醒、再覚醒、」している現在がある事が、
江部先生「糖質制限理論」によるものだと、伝わっている事が、
嬉しく思います!!

今後共、江部先生ブログへ、
時代進化した最新・情報提供を宜しくお願い致します!!

私は更なる「覚醒、」して行く事で、
どこまで健康に成るのか楽しみで、
「完治」を目指しています!!

駐在君さんも共に、江部先生ブログで、「糖質制限理論」の更なる進化を
学習してゆきましょう!!

いつか駐在さんに会うことがあれば、私の所持している
*「医療デ~タ」 
*「日本医療界の無知の証明書付」
を御渡ししたいと考えています!!

江部先生、私は日増しに「糖質制限理論」の
人類本来の食生活だと、体感しています事をお伝えしときます!!
敬具



2020/02/15(Sat) 11:09 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集
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