2018年12月28日 (金)
【18/12/27 nathan
糖質制限と尿酸値について
江部先生
毎年会社の健康診断を受け、年々空腹時血糖値が上昇し続けていたのですが、
再検査にも行かずに無視しておりました。
その後、疲れを酷く感じるようになったのがきっかけで、再検査に行き、
糖尿病であることを初めて認識しました。
先ずは減量をという事で、調べるうちに江部先生のブログにたどり着き、
以来、糖質制限を継続しております。
2014/2 2018/12
体重 79 61
血糖値 204 91
HbA1c 9.9 5.2
尿酸値 7.1 9.5
尿酸値は、糖質制限前から高い為、痛風発作を恐れていたのですが、
日ごろのストレスと年末の大酒飲みを続けた結果、
先週、痛風の発作で病院に行きました。
今後、寛解したら、薬(ベンズブロマロン)で尿酸値を調整する予定です。
せっかく糖尿病の薬やインシュリン注射をせずに過ごせたので、残念なのですが、
やはり尿酸値は薬で調整すべきでしょうか?】
こんにちは。
nathan さんから、糖質制限食と尿酸値について、コメント・質問を頂きました。
nathan さん、減量成功、血糖値改善、良かったですね。
肥満が改善しているので、お酒を減らせば、尿酸を下げる薬なしでも
尿酸値のコントロールが可能となる可能性はあります。
あと、低カロリーになり過ぎないように注意しましょう。
今回の記事は、糖質制限食と血清尿酸値についての考察です。
尿酸値に関しては、糖質制限食実践で、
減少する人、不変の人、増加する人と個人差が大きいです。
もともと尿酸が高値だったのが糖質制限食で基準値になる人がいますが、
これは問題ないですね。
肥満がある人が糖質制限食で減量に成功したら、
尿酸値が基準値になることは考えられます。
もともと尿酸値は正常だったのに、糖質制限食実践後にで高値となる人が時々おられます。
尿酸高値の一番多い原因は、糖質を制限したことではなく、
結果として低カロリー過ぎた場合です。
糖質制限食開始後、急に尿酸値が上昇したときは、栄養指導で確認したところ、
ほとんどの人において、摂取エネルギー不足でした。
尿酸は尿から排泄されるだけでなく、消化液や汗からも排泄されます。
腎臓からの排泄は約3/4を占め一番多いですが、 消化液や汗からの排泄機能も、
血清尿酸値の個人差にある程度関係しているのでしょう。
体内で尿酸をつくり過ぎるか尿からの排泄が悪いため、
高尿酸血症になると考えられてきましたが、
これらに腸からの排泄障害や皮膚の汗からの排泄障害も加わることとなりました。
あくまでも私見ですが、この腸や皮膚からの尿酸排泄は、
生活習慣やストレスの影響を一番受けやすいような気がします。
ただ、低カロリーすぎると、どんな内容の食事でも、
尿酸値が上昇するので注意が必要です。
例えば断食(絶食)をすると、尿酸値は急激に上昇します。
断食前6mg/dlが、断食中は9~10mg/dlに急上昇したりします。
さて糖質制限食を実践すれば、相対的に高タンパク・高脂質食となります。
一般に高タンパク食だと尿酸値が上昇するとされていますが、
ことはそれほど単純ではありません。
例えば、江部康二は、2002年以来16年間、
スーパー糖質制限食実践で130g~150g/日のタンパク質を摂取していて、
かなりの高タンパク食です。
しかしながら、尿酸値はこの10年間、
一貫して2.4~3.5mg/dl(基準値は3.4~7.0)程度と低い方です。
尿酸は体内の酸化ストレスに対抗する物質という説があります。
私はスーパー糖質制限食で体内の酸化ストレスが少ないので、
尿酸も少なくてすんでいるというポジティブな仮説もありかと考えています。
通常、糖質制限食開始後に、一旦、尿酸値が上昇した人も、
摂取エネルギー不足を解消すれば
速やかに元の値に戻ることが多いので経過をみて良いと思います。
ただ、過去痛風発作を起こしたことがある人は、内服薬も考慮する必要があります。
過去痛風発作を起こしたことがない場合は、
尿酸8~9mg/dlとかでも、経過をみてよいと思います。
過去尿路結石のあった人や家系的に腎臓結石持の方々は、
尿酸が高値となったときは、梅干しを食べるとか、
わかめ・ほうれん草・大根・キャベツ・茄子・しいたけなど摂取で、
尿をアルカリに保って尿酸が結晶化しにくいようして、
尿酸値が基準値にもどるのを待つのが安全と思います。
尿路結石の予防になります。
尿酸値は、従来、肉の摂りすぎや、
ビールの飲み過ぎで高値となるということが常識だったのですが、
食事由来のプリン体は総量の約20%に過ぎず、
体内で生合成するプリン体80%に比し、かなり少ないということが判明しました。
自らが痛風患者であり、痛風専門医でもある、
元鹿児島大学病院内科教授、納(おさめ)光弘先生によれば、
食事よりストレスや肥満の方が、尿酸値への影響が多いことがわかってきました。
<尿酸を上昇させる要因>
尿酸を確実に上昇させるのは、重要なものから順番に
1、ストレス
2、肥満
3、大量の飲酒
4、激しい運動
5、プリン体の摂りすぎ
だそうです。
尿酸値に影響を与える5つの要素について、詳しく見ていきましょう。
1 ストレス
実はストレスが一番尿酸値を上昇させます。
鹿児島大学の納光弘先生もご自身が痛風でして、
徹底的に自分で人体実験をされて、
ビールより何よりストレスが高尿酸血症の原因と断定しておられます。
納先生ご自身は、学会の会頭を引き受けて忙しくてプレッシャーが高かった時期が
最も尿酸値が上昇したそうです。
学会が終了したら、ビールを飲んでも下がったそうです。
これは、もっぱら心理的ストレスですね。
一方、断食は究極の肉体的ストレスという見方もできます。
2 肥満
体重増加も尿酸を増加させる要因なので、糖質制限食で減量すると、
尿酸値も低下すると思います。
肥満が改善すれば、尿酸値も改善する可能性があります。
3 飲酒
アルコールを大量に(日本酒1日3合程度以上)飲めば尿酸値は上昇し、
断酒すれば下降します。
アルコールが尿酸値に影響を与える要因は二つあります。
一つは、アルコールが代謝の途中で乳酸になり、
乳酸が腎臓からの尿酸排泄を抑制すること。
もう一つは、継続的に多量にアルコールを摂取したときに(日本酒1日4合以上を毎日)、
アルコールが尿酸の代謝を促進させて尿酸値が上がることです。
なお、お酒に含まれているプリン体自身の量は、
体内の尿酸プールの量に比べて少ないのでほとんど影響はありません。
例えばビール大瓶633㏄中のプリン体はたったの32.4㎎に過ぎません。
適量のアルコールならストレスが解消され尿酸値を下げます。
適量の目安は、日本酒1.5合、ビール約750㏄、
ワイングラス2杯、焼酎のお湯割りコップ2杯程度です。
4 激しい運動
激しい運動は尿酸を上昇させますが、軽い有酸素運動は大丈夫です。
5 プリン体の摂りすぎ
プリン体が非常に多い食品はさすがに大量にはとらない方がいいでしょう。
しかし、日常的な食生活の中では、プリン体を気にするほどのことはなさそうです。
何故ならプリン体は約80%が体内で生合成され、
食事由来のプリン体は約20%に過ぎないからです。
☆プリン体の多い食品
(1)きわめて多い(100g中300㎎以上):鶏レバー、白子など
(2)多い(100g中200-300㎎):豚レバー、牛レバー、かつお、
まいわし、大正えびなど
<尿酸の生成と排泄、尿酸プール>
☆尿酸の生成
プリン体の代謝産物として、尿酸が作られます。
一日で産生される尿酸の総量:約700㎎
☆尿酸の排泄
一日で排出される尿酸の量:約700㎎
・ 尿から排泄:約525㎎(3/4)
・ 汗や消化液から排泄:約175㎎(1/4)
☆尿酸の体内プール
・ 健康な人の体内には常に1200㎎程度の尿酸がプールされています。
尿酸は、このように毎日生産と排泄を繰り返しながら一定量を保っています。
しかし、尿酸の排泄がうまくいかなくなったり、尿酸が体内で作られすぎると、尿酸値が上がります。
**参考
「痛風はビールを飲みながらでも治る」(小学館文庫)2004年
鹿児島大学病院内科教授、納(おさめ)光弘先生 著
**プリン体
プリン体は核酸(DNAおよびRNA)の構成要素として体内で遺伝情報を保存しています。
また生物が生命活動を行う際に必要とするエネルギーは、
プリン体の一種であるアデノシン三リン酸(ATP)から供給されます。
**今回の記事は
帝人ファーマ株式会社
尿酸を下げるためのプロジェクト.com
医療関係者のための高尿酸血症総合情報サイト
https://243sageru.com/toranomaki/purine/1_1/index.html
を参考にし、一部引用させて頂きました。
ありがとうございました。
江部康二
糖質制限と尿酸値について
江部先生
毎年会社の健康診断を受け、年々空腹時血糖値が上昇し続けていたのですが、
再検査にも行かずに無視しておりました。
その後、疲れを酷く感じるようになったのがきっかけで、再検査に行き、
糖尿病であることを初めて認識しました。
先ずは減量をという事で、調べるうちに江部先生のブログにたどり着き、
以来、糖質制限を継続しております。
2014/2 2018/12
体重 79 61
血糖値 204 91
HbA1c 9.9 5.2
尿酸値 7.1 9.5
尿酸値は、糖質制限前から高い為、痛風発作を恐れていたのですが、
日ごろのストレスと年末の大酒飲みを続けた結果、
先週、痛風の発作で病院に行きました。
今後、寛解したら、薬(ベンズブロマロン)で尿酸値を調整する予定です。
せっかく糖尿病の薬やインシュリン注射をせずに過ごせたので、残念なのですが、
やはり尿酸値は薬で調整すべきでしょうか?】
こんにちは。
nathan さんから、糖質制限食と尿酸値について、コメント・質問を頂きました。
nathan さん、減量成功、血糖値改善、良かったですね。
肥満が改善しているので、お酒を減らせば、尿酸を下げる薬なしでも
尿酸値のコントロールが可能となる可能性はあります。
あと、低カロリーになり過ぎないように注意しましょう。
今回の記事は、糖質制限食と血清尿酸値についての考察です。
尿酸値に関しては、糖質制限食実践で、
減少する人、不変の人、増加する人と個人差が大きいです。
もともと尿酸が高値だったのが糖質制限食で基準値になる人がいますが、
これは問題ないですね。
肥満がある人が糖質制限食で減量に成功したら、
尿酸値が基準値になることは考えられます。
もともと尿酸値は正常だったのに、糖質制限食実践後にで高値となる人が時々おられます。
尿酸高値の一番多い原因は、糖質を制限したことではなく、
結果として低カロリー過ぎた場合です。
糖質制限食開始後、急に尿酸値が上昇したときは、栄養指導で確認したところ、
ほとんどの人において、摂取エネルギー不足でした。
尿酸は尿から排泄されるだけでなく、消化液や汗からも排泄されます。
腎臓からの排泄は約3/4を占め一番多いですが、 消化液や汗からの排泄機能も、
血清尿酸値の個人差にある程度関係しているのでしょう。
体内で尿酸をつくり過ぎるか尿からの排泄が悪いため、
高尿酸血症になると考えられてきましたが、
これらに腸からの排泄障害や皮膚の汗からの排泄障害も加わることとなりました。
あくまでも私見ですが、この腸や皮膚からの尿酸排泄は、
生活習慣やストレスの影響を一番受けやすいような気がします。
ただ、低カロリーすぎると、どんな内容の食事でも、
尿酸値が上昇するので注意が必要です。
例えば断食(絶食)をすると、尿酸値は急激に上昇します。
断食前6mg/dlが、断食中は9~10mg/dlに急上昇したりします。
さて糖質制限食を実践すれば、相対的に高タンパク・高脂質食となります。
一般に高タンパク食だと尿酸値が上昇するとされていますが、
ことはそれほど単純ではありません。
例えば、江部康二は、2002年以来16年間、
スーパー糖質制限食実践で130g~150g/日のタンパク質を摂取していて、
かなりの高タンパク食です。
しかしながら、尿酸値はこの10年間、
一貫して2.4~3.5mg/dl(基準値は3.4~7.0)程度と低い方です。
尿酸は体内の酸化ストレスに対抗する物質という説があります。
私はスーパー糖質制限食で体内の酸化ストレスが少ないので、
尿酸も少なくてすんでいるというポジティブな仮説もありかと考えています。
通常、糖質制限食開始後に、一旦、尿酸値が上昇した人も、
摂取エネルギー不足を解消すれば
速やかに元の値に戻ることが多いので経過をみて良いと思います。
ただ、過去痛風発作を起こしたことがある人は、内服薬も考慮する必要があります。
過去痛風発作を起こしたことがない場合は、
尿酸8~9mg/dlとかでも、経過をみてよいと思います。
過去尿路結石のあった人や家系的に腎臓結石持の方々は、
尿酸が高値となったときは、梅干しを食べるとか、
わかめ・ほうれん草・大根・キャベツ・茄子・しいたけなど摂取で、
尿をアルカリに保って尿酸が結晶化しにくいようして、
尿酸値が基準値にもどるのを待つのが安全と思います。
尿路結石の予防になります。
尿酸値は、従来、肉の摂りすぎや、
ビールの飲み過ぎで高値となるということが常識だったのですが、
食事由来のプリン体は総量の約20%に過ぎず、
体内で生合成するプリン体80%に比し、かなり少ないということが判明しました。
自らが痛風患者であり、痛風専門医でもある、
元鹿児島大学病院内科教授、納(おさめ)光弘先生によれば、
食事よりストレスや肥満の方が、尿酸値への影響が多いことがわかってきました。
<尿酸を上昇させる要因>
尿酸を確実に上昇させるのは、重要なものから順番に
1、ストレス
2、肥満
3、大量の飲酒
4、激しい運動
5、プリン体の摂りすぎ
だそうです。
尿酸値に影響を与える5つの要素について、詳しく見ていきましょう。
1 ストレス
実はストレスが一番尿酸値を上昇させます。
鹿児島大学の納光弘先生もご自身が痛風でして、
徹底的に自分で人体実験をされて、
ビールより何よりストレスが高尿酸血症の原因と断定しておられます。
納先生ご自身は、学会の会頭を引き受けて忙しくてプレッシャーが高かった時期が
最も尿酸値が上昇したそうです。
学会が終了したら、ビールを飲んでも下がったそうです。
これは、もっぱら心理的ストレスですね。
一方、断食は究極の肉体的ストレスという見方もできます。
2 肥満
体重増加も尿酸を増加させる要因なので、糖質制限食で減量すると、
尿酸値も低下すると思います。
肥満が改善すれば、尿酸値も改善する可能性があります。
3 飲酒
アルコールを大量に(日本酒1日3合程度以上)飲めば尿酸値は上昇し、
断酒すれば下降します。
アルコールが尿酸値に影響を与える要因は二つあります。
一つは、アルコールが代謝の途中で乳酸になり、
乳酸が腎臓からの尿酸排泄を抑制すること。
もう一つは、継続的に多量にアルコールを摂取したときに(日本酒1日4合以上を毎日)、
アルコールが尿酸の代謝を促進させて尿酸値が上がることです。
なお、お酒に含まれているプリン体自身の量は、
体内の尿酸プールの量に比べて少ないのでほとんど影響はありません。
例えばビール大瓶633㏄中のプリン体はたったの32.4㎎に過ぎません。
適量のアルコールならストレスが解消され尿酸値を下げます。
適量の目安は、日本酒1.5合、ビール約750㏄、
ワイングラス2杯、焼酎のお湯割りコップ2杯程度です。
4 激しい運動
激しい運動は尿酸を上昇させますが、軽い有酸素運動は大丈夫です。
5 プリン体の摂りすぎ
プリン体が非常に多い食品はさすがに大量にはとらない方がいいでしょう。
しかし、日常的な食生活の中では、プリン体を気にするほどのことはなさそうです。
何故ならプリン体は約80%が体内で生合成され、
食事由来のプリン体は約20%に過ぎないからです。
☆プリン体の多い食品
(1)きわめて多い(100g中300㎎以上):鶏レバー、白子など
(2)多い(100g中200-300㎎):豚レバー、牛レバー、かつお、
まいわし、大正えびなど
<尿酸の生成と排泄、尿酸プール>
☆尿酸の生成
プリン体の代謝産物として、尿酸が作られます。
一日で産生される尿酸の総量:約700㎎
☆尿酸の排泄
一日で排出される尿酸の量:約700㎎
・ 尿から排泄:約525㎎(3/4)
・ 汗や消化液から排泄:約175㎎(1/4)
☆尿酸の体内プール
・ 健康な人の体内には常に1200㎎程度の尿酸がプールされています。
尿酸は、このように毎日生産と排泄を繰り返しながら一定量を保っています。
しかし、尿酸の排泄がうまくいかなくなったり、尿酸が体内で作られすぎると、尿酸値が上がります。
**参考
「痛風はビールを飲みながらでも治る」(小学館文庫)2004年
鹿児島大学病院内科教授、納(おさめ)光弘先生 著
**プリン体
プリン体は核酸(DNAおよびRNA)の構成要素として体内で遺伝情報を保存しています。
また生物が生命活動を行う際に必要とするエネルギーは、
プリン体の一種であるアデノシン三リン酸(ATP)から供給されます。
**今回の記事は
帝人ファーマ株式会社
尿酸を下げるためのプロジェクト.com
医療関係者のための高尿酸血症総合情報サイト
https://243sageru.com/toranomaki/purine/1_1/index.html
を参考にし、一部引用させて頂きました。
ありがとうございました。
江部康二
先生、今年もお世話になりました。
よく勉強させていただき、ありがとうございました。
また、コメンテイターの皆様方も最新の生の情報を遠慮なく提示してくださり、先生のコメントとともに大変勉強になっております。
来年、今後ともよろしくお願いします。
尿酸値の高い人の話は40歳くらいでたまに耳にします。
ストレスが一番多かったとは・・・気をつけるように言ってみたいと思います。
よく勉強させていただき、ありがとうございました。
また、コメンテイターの皆様方も最新の生の情報を遠慮なく提示してくださり、先生のコメントとともに大変勉強になっております。
来年、今後ともよろしくお願いします。
尿酸値の高い人の話は40歳くらいでたまに耳にします。
ストレスが一番多かったとは・・・気をつけるように言ってみたいと思います。
2018/12/28(Fri) 19:47 | URL | クワトロ | 【編集】
江部先生
こんばんわ。今年もいろいろ勉強させて頂きありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
私も尿酸値が高くなり尿道結石の経験があります。
本ブログでも質問させて頂き、先生からいろんなアドバイスをいただき実行してきました。
しかし、ウラリットを服用しているにもかかわらず、尿酸値は7.7~8.5程度の値でした。
ネットで酢が有効との記載があったので、8月頃から毎朝、黒酢15ccをみそ汁に加えて飲んだところ、尿酸値は、10月、12月の測定値共に6.6に下がりました。特に食事内容は変えていません。次回、担当医にウラリットの中止を提案したいと考えています。
私個人の症例なので、多くの人にたいしても有効かどうか判りませんが、参考になれば思い連絡させていただきます。
名古屋・h
こんばんわ。今年もいろいろ勉強させて頂きありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
私も尿酸値が高くなり尿道結石の経験があります。
本ブログでも質問させて頂き、先生からいろんなアドバイスをいただき実行してきました。
しかし、ウラリットを服用しているにもかかわらず、尿酸値は7.7~8.5程度の値でした。
ネットで酢が有効との記載があったので、8月頃から毎朝、黒酢15ccをみそ汁に加えて飲んだところ、尿酸値は、10月、12月の測定値共に6.6に下がりました。特に食事内容は変えていません。次回、担当医にウラリットの中止を提案したいと考えています。
私個人の症例なので、多くの人にたいしても有効かどうか判りませんが、参考になれば思い連絡させていただきます。
名古屋・h
クワトロ さん
コメントありがとうございます。
来年もよろしくお願い申し上げます。
コメントありがとうございます。
来年もよろしくお願い申し上げます。
2018/12/29(Sat) 10:21 | URL | ドクター江部 | 【編集】
名古屋・h さん
コメント、ありがとうございます。
来年もよろしくお願い申し上げます。
なおウラリットは
クエン酸カリウム・クエン酸ナトリウム水和物配合製剤で、
酸性尿を改善して、尿酸が結晶化しないようにする薬です。
従って、血清尿酸値を下げる効果はありません。
酢や梅干しにはクエン酸がしっかり含まれています。
2018/12/29(Sat) 10:28 | URL | ドクター江部 | 【編集】
yanosono さん
個人が自分の見解を述べるのは、自由ですが、それはエビデンスとは言えません。
糖質制限食に関して、米国糖尿病学会が2013年10月にエビデンスに基づき
地中海食、脂肪制限食、ベジタリアン食、高血圧食と共に、正式に容認しています。
以下のブログ記事をご参照頂けば幸いです。
2018年12月04日 (火)
2型糖尿病患者に対する糖質制限食の有効性・安全性は確立している。
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-4756.html
個人が自分の見解を述べるのは、自由ですが、それはエビデンスとは言えません。
糖質制限食に関して、米国糖尿病学会が2013年10月にエビデンスに基づき
地中海食、脂肪制限食、ベジタリアン食、高血圧食と共に、正式に容認しています。
以下のブログ記事をご参照頂けば幸いです。
2018年12月04日 (火)
2型糖尿病患者に対する糖質制限食の有効性・安全性は確立している。
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-4756.html
2018/12/29(Sat) 13:10 | URL | ドクター江部 | 【編集】
しかし、以下の記事を見るとどうしても不安が拭えなくなってします。
http://toshitsubaka.blog.fc2.com/blog-entry-174.html?sp
http://toshitsubaka.blog.fc2.com/blog-entry-174.html?sp
都内河北 鈴木です。
yanosonoさんの情報提供について、
1事申し上げます!!
私「都内河北 鈴木」の、糖尿病重症化する患者が、21年間の後半7年間医療世界情報・隠蔽状態にあった患者が、
「糖質制限理論」理解把握して実践で、3か月足らずでインスリン投与者が
ヘモグロビン正常化し「生還」しました!!
*医療確証デ~タが有ります。
その後
2年後、「眼底検査希少改善」
4年後、「頸動脈プラ~ク希少改善」
*医療確証デ~タ有ります。
現在私は「糖質制限理論」実践して8年目に入りましたが、
眼、脳には後遺症ありますが、体調快調です!!
私の様な「糖質制限理論」改善者のコメントが多数アップしている、
江部先生ブログでコメントを読んで、
時代進化解明理論の「真理」を理解把握してほしいと考えます!!
江部先生には、感謝尽きません!!
ありがとうございます。
敬具
yanosonoさんの情報提供について、
1事申し上げます!!
私「都内河北 鈴木」の、糖尿病重症化する患者が、21年間の後半7年間医療世界情報・隠蔽状態にあった患者が、
「糖質制限理論」理解把握して実践で、3か月足らずでインスリン投与者が
ヘモグロビン正常化し「生還」しました!!
*医療確証デ~タが有ります。
その後
2年後、「眼底検査希少改善」
4年後、「頸動脈プラ~ク希少改善」
*医療確証デ~タ有ります。
現在私は「糖質制限理論」実践して8年目に入りましたが、
眼、脳には後遺症ありますが、体調快調です!!
私の様な「糖質制限理論」改善者のコメントが多数アップしている、
江部先生ブログでコメントを読んで、
時代進化解明理論の「真理」を理解把握してほしいと考えます!!
江部先生には、感謝尽きません!!
ありがとうございます。
敬具
2018/12/29(Sat) 15:25 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集】
yanosono様
このブログに注目を集めさせるための釣りですか?
引用するにしても,もう少しまともな情報にすべきでしょう.
しかも 江部先生を罵倒するような表現のあるブログをわざわざ紹介するなど、基本的な礼儀に欠ける行為です.
このブログに注目を集めさせるための釣りですか?
引用するにしても,もう少しまともな情報にすべきでしょう.
しかも 江部先生を罵倒するような表現のあるブログをわざわざ紹介するなど、基本的な礼儀に欠ける行為です.
2018/12/29(Sat) 15:27 | URL | しらねのぞるば | 【編集】
20年程前に、心臓弁膜症とB型肝炎ウイルスキャリアーで先生に診て頂いた事があります。その後13年前に心臓弁を人工弁に置換手術をしましたが、心不全の状態が長かったためか、慢性腎臓にもなりました。直近の値はCRE0.99、BUN17.0でぎりぎり基準値内ですが、シスタチンCは1.09で蛋白尿は+3です。(蛋白尿は2017年8月までは+1でしたが、2017.09~2018.09:+2、2018.10~は+3)慢性腎炎に有効な【養腎降濁湯】は蛋白尿にも有効でしょうか。
yanosono さん
あとは、自分で考えて、自分で判断して選択して、悔いを残さないことですね。
あとは、自分で考えて、自分で判断して選択して、悔いを残さないことですね。
2018/12/29(Sat) 18:45 | URL | ドクター江部 | 【編集】
四日市おじさん 様
【養腎降濁湯】は有効なことも有効でないこともあります。
当初、6ヶ月での有効率は約6割です。
しかしそこから先は、
長期にわたり、有効性を保つ症例は、残念ながら少数です。
【養腎降濁湯】は有効なことも有効でないこともあります。
当初、6ヶ月での有効率は約6割です。
しかしそこから先は、
長期にわたり、有効性を保つ症例は、残念ながら少数です。
2018/12/29(Sat) 18:53 | URL | ドクター江部 | 【編集】
ただ、何が真実かわからなくなったのです。
冷静に考えてみます。
冷静に考えてみます。
yanosonoさん
アンチの情報を取り上げては江部先生に質問していますが、何がやりたいのでしょうか。
これまでに何度も同様の質問をされてますよね。
糖質制限に対して不安や疑問があるにしてももっと礼儀をわきまえた質問の仕方があると思います。
「個人が自分の見解を述べるのは、自由ですが、それはエビデンスとは言えません。」と江部先生が毎回回答しているではありませんか。
ブログを荒そうとしているとしか思えません。
私同様不快に感じる読者もいると思いますので、出入り禁止にしてほしいです。
アンチの情報を取り上げては江部先生に質問していますが、何がやりたいのでしょうか。
これまでに何度も同様の質問をされてますよね。
糖質制限に対して不安や疑問があるにしてももっと礼儀をわきまえた質問の仕方があると思います。
「個人が自分の見解を述べるのは、自由ですが、それはエビデンスとは言えません。」と江部先生が毎回回答しているではありませんか。
ブログを荒そうとしているとしか思えません。
私同様不快に感じる読者もいると思いますので、出入り禁止にしてほしいです。
2018/12/29(Sat) 23:22 | URL | しん | 【編集】
江部先生
お早うございます。今年も先生のブログを毎日読ませて頂きなら本当に多くの学びを得ることができました。どうもありがとうございます。
本記事中でも、先生は、2002年以来16年間、スーパー糖質制限食実践で130g~150g/日のタンパク質を摂取しておられるとのことで、ハッとさせられました。先生のご健康は、スーパー糖質制限もさることながら、高タンパク食も大きく寄与しているのではないかと思います。
そこで質問なのですが、一日二食で、タンパク質を150g近く摂るには、かなり意識的な工夫が必要かと思います。若い人なら、毎日、卵や鶏胸肉、プロテインなどを大量に摂ることもできますが、先生はどのように、コンスタントに、これだけのタンパク質を摂られているのでしょうか?もしシェアしてくだされば大きな参考になります。糖質制限の落とし穴として、カロリー不足やタンパク質不足に陥る危険性があるので、この点からもご指導頂けるとありがたいです。
来年も、先生の、益々のご健康とご活躍をお祈りしています。
お早うございます。今年も先生のブログを毎日読ませて頂きなら本当に多くの学びを得ることができました。どうもありがとうございます。
本記事中でも、先生は、2002年以来16年間、スーパー糖質制限食実践で130g~150g/日のタンパク質を摂取しておられるとのことで、ハッとさせられました。先生のご健康は、スーパー糖質制限もさることながら、高タンパク食も大きく寄与しているのではないかと思います。
そこで質問なのですが、一日二食で、タンパク質を150g近く摂るには、かなり意識的な工夫が必要かと思います。若い人なら、毎日、卵や鶏胸肉、プロテインなどを大量に摂ることもできますが、先生はどのように、コンスタントに、これだけのタンパク質を摂られているのでしょうか?もしシェアしてくだされば大きな参考になります。糖質制限の落とし穴として、カロリー不足やタンパク質不足に陥る危険性があるので、この点からもご指導頂けるとありがたいです。
来年も、先生の、益々のご健康とご活躍をお祈りしています。
2018/12/30(Sun) 04:10 | URL | ジョー | 【編集】
ジョー さん
いちいち計算はしてないのですが、
高雄病院給食のスーパー糖質制限食の平均摂取比率が<脂質:56%、たんぱく質:32%、糖質:12%>です。
1800kcal/日として、たんぱく質が32%なら、144gとなります。
例えば、昼は高雄病院のスーパー糖質制限給食です。
ある日の夕食は、外食で
“さとシャブ食べ放題、豚シャブプレミアムコース”を注文しました。
和食さとは、自分で、端末(テーブルショット)から
かってに注文できるので便利です。
しかも私は65歳以上なのでシニア割引があります。
出汁は、昆布だしとかつおだしとしました。
鍋の具材
鶏もも 1人前
豚ロース 合計4人前
豚バラ 合計2人前
鶏つくね 1人前
薄揚げ 1人前
生卵 2人前
野菜 1人前
豆腐 1人前
一品物
なめこと小柱のさっぱりおろし
鶏唐揚げ
枝豆
カキフライ
茶碗蒸し
ヤゲン軟骨塩レモン
鶏唐揚げは3個なので、衣の小麦は許容範囲としました。
カキフライも2個なので、衣の小麦は許容範囲としました。
結構、沢山食べていますね。 (^^)
いちいち計算はしてないのですが、
高雄病院給食のスーパー糖質制限食の平均摂取比率が<脂質:56%、たんぱく質:32%、糖質:12%>です。
1800kcal/日として、たんぱく質が32%なら、144gとなります。
例えば、昼は高雄病院のスーパー糖質制限給食です。
ある日の夕食は、外食で
“さとシャブ食べ放題、豚シャブプレミアムコース”を注文しました。
和食さとは、自分で、端末(テーブルショット)から
かってに注文できるので便利です。
しかも私は65歳以上なのでシニア割引があります。
出汁は、昆布だしとかつおだしとしました。
鍋の具材
鶏もも 1人前
豚ロース 合計4人前
豚バラ 合計2人前
鶏つくね 1人前
薄揚げ 1人前
生卵 2人前
野菜 1人前
豆腐 1人前
一品物
なめこと小柱のさっぱりおろし
鶏唐揚げ
枝豆
カキフライ
茶碗蒸し
ヤゲン軟骨塩レモン
鶏唐揚げは3個なので、衣の小麦は許容範囲としました。
カキフライも2個なので、衣の小麦は許容範囲としました。
結構、沢山食べていますね。 (^^)
2018/12/30(Sun) 11:58 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生
早速、ご回答ありがとうございます。糖質制限には、シャブシャブが最高ですね。鍋料理は、AGEも少なく、最高の調理法だと思います。
ちょっとタンパク質量を調べてみたら、こんな感じですね。カッコ内がタンパク質量です。
鳥もも肉100g(17.3g)
紅鮭70g(15.8g)
納豆1パック(12.4g)
豆腐1/2丁(9.9g)
卵中1個(8.6g)
チーズ一片28g(7g)
アーモンド23g(5g)
タンパク質量の合計が76gになりますから、これを2回食べて、やっと152gになります。Daigoさんの動画で、糖質制限で痩せるのは、カロリーが減っているだけだよ、という指摘がありましたが、脂肪も制限してしまうと、かなり頑張ってタンパク質を食べないといけないという気がします。特に、女性や少食の人は大変かもしれません。タンパク質は肉体の基本ということを肝に命じて、しっかり摂取していきたいと思います。今年もありがとうございました。どうか先生も良いお年をお迎えください。
早速、ご回答ありがとうございます。糖質制限には、シャブシャブが最高ですね。鍋料理は、AGEも少なく、最高の調理法だと思います。
ちょっとタンパク質量を調べてみたら、こんな感じですね。カッコ内がタンパク質量です。
鳥もも肉100g(17.3g)
紅鮭70g(15.8g)
納豆1パック(12.4g)
豆腐1/2丁(9.9g)
卵中1個(8.6g)
チーズ一片28g(7g)
アーモンド23g(5g)
タンパク質量の合計が76gになりますから、これを2回食べて、やっと152gになります。Daigoさんの動画で、糖質制限で痩せるのは、カロリーが減っているだけだよ、という指摘がありましたが、脂肪も制限してしまうと、かなり頑張ってタンパク質を食べないといけないという気がします。特に、女性や少食の人は大変かもしれません。タンパク質は肉体の基本ということを肝に命じて、しっかり摂取していきたいと思います。今年もありがとうございました。どうか先生も良いお年をお迎えください。
2018/12/31(Mon) 02:25 | URL | ジョー | 【編集】
ジョー さん
糖質制限食では、仰る通り、脂肪は充分量、摂取してOKです。
糖質をしっかり制限して、あとは脂肪とたんぱく質は、充分量食べて、
厚生労働省のいう『推定必要エネルギー』を確保すれば、大丈夫です。
糖質制限食では、仰る通り、脂肪は充分量、摂取してOKです。
糖質をしっかり制限して、あとは脂肪とたんぱく質は、充分量食べて、
厚生労働省のいう『推定必要エネルギー』を確保すれば、大丈夫です。
2018/12/31(Mon) 11:15 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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