2017年06月08日 (木)
こんばんは。
2017年3月16日の放送をもってNHK『ためしてガッテン』が終了し、
4月13日からはリニューアルしたNHK『ガッテン!』が放送を開始しました。
2017年5月24日(水)午後7時30分放送の『ガッテン!』
http://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20170524/index.html
では、「高齢者はタンパク質をしっかり食べることが大切」という
糖質制限なお話しがテーマでした。
精神科医師A さんから、コメントを頂きました。
面白い情報をありがとうございます。
NHK、なかなか良いことも言いますね。
厚生労働省が毎年行っている国民健康栄養調査の結果から推計すると、
70歳以上の3~4人に1人が低栄養(栄養失調)の恐れがあるそうです。
予防には「たんぱく質」の摂取が肝要で、
特に肉は体内のたんぱく質を効率的に増やすのに優れているそうです。
卵や大豆、魚、肉などの食品を積極的に食べることも推奨されています。
低栄養の発見には、血液検査が血清アルブミン値を測定するのが簡単です。
血清アルブミン値が4.0g/dLを下回ると
様々な病や症状が現れる危険性が高まることが分かっています。
理想を言えば、血清アルブミン値が4.3g/dl以上あるともっと安心です。
2017年5月17日の朝日新聞によれば、
日本老年医学会と日本糖尿病学会は
65歳以上の糖尿病患者に限定した診療指針を作成して、
「重度の腎機能障害がなければ、十分なたんぱく質をとることが望ましい」
としました。
このように、日本医学界の流れとして、
「高たんぱく食」を容認するということが明らかとなってきました。
糖質制限食には、大きな追い風と言えます。
糖質制限食は、「高たんぱく・高脂質食」です。
「高たんぱく・高脂質食」は人類本来の食事、人類の健康食です。
2015年には、米国農務省、日本の厚生労働省が
コレステロールの摂取制限基準を撤廃しました。
この流れに沿って、米国農務省や日本の厚生労働省が
高脂肪食(動物性脂肪を含む)もOKとする日も近いのでしょうか?
江部康二
☆☆☆
以下、
2017年5月24日(水)午後7時30分放送のNHK『ガッテン!』
http://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20170524/index.html
のサイトから、一部抜粋です。
01
飽食の時代に栄養失調?
この飽食の時代に栄養失調なんて、と思う方もいるかもしれません。しかし、厚生労働省が毎年行っている国民健康栄養調査の結果から推計すると、70歳以上の3~4人に1人が低栄養(栄養失調)の恐れがあることが分かりました。低栄養になると、心筋梗塞や肺炎になったり、介護が必要になったり、死亡するリスクが高まることが様々な研究で分かってきています。では、一体どうすれば低栄養を防ぐことが出来るのでしょうか。ずばり、それは「たんぱく質」の摂取。卵や大豆、魚、肉などの食品を積極的に食べることが推奨されています。特に肉は体内のたんぱく質を効率的に増やすのに優れています。60歳を過ぎたら、低栄養にぜひご注意ください。
※とりすぎは、カロリーオーバーや病気のリスクとなります。ご注意ください。
※特に腎臓病の方は、たんぱく質を多く取ることで、腎機能が悪化する可能性があります。医師と相談の上、必要なたんぱく質量を決めて下さい。
02
健康診断でわかる!「低栄養」のおそれ
自分では気づきにくい「低栄養」ですが、人間ドックや健康診断などの血液検査で知ることができます。それが「アルブミン値」という検査項目です。アルブミンは血液中のたんぱく質であり、体にたんぱく質が足りているかどうかの目安になります。これまで国内外の様々な疫学的調査から、アルブミン値が4.0g/dLを下回ると様々な病や症状が現れる危険性が高まることが分かっています。皆さんも是非、自分自身のアルブミン値を知ることから始めて下さい。人間ドックや健康診断ができる施設で「アルブミン値」は検査できますが、検査項目に含まれていない場合もあるので、事前に確認してください。
2017年3月16日の放送をもってNHK『ためしてガッテン』が終了し、
4月13日からはリニューアルしたNHK『ガッテン!』が放送を開始しました。
2017年5月24日(水)午後7時30分放送の『ガッテン!』
http://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20170524/index.html
では、「高齢者はタンパク質をしっかり食べることが大切」という
糖質制限なお話しがテーマでした。
精神科医師A さんから、コメントを頂きました。
面白い情報をありがとうございます。
NHK、なかなか良いことも言いますね。
厚生労働省が毎年行っている国民健康栄養調査の結果から推計すると、
70歳以上の3~4人に1人が低栄養(栄養失調)の恐れがあるそうです。
予防には「たんぱく質」の摂取が肝要で、
特に肉は体内のたんぱく質を効率的に増やすのに優れているそうです。
卵や大豆、魚、肉などの食品を積極的に食べることも推奨されています。
低栄養の発見には、血液検査が血清アルブミン値を測定するのが簡単です。
血清アルブミン値が4.0g/dLを下回ると
様々な病や症状が現れる危険性が高まることが分かっています。
理想を言えば、血清アルブミン値が4.3g/dl以上あるともっと安心です。
2017年5月17日の朝日新聞によれば、
日本老年医学会と日本糖尿病学会は
65歳以上の糖尿病患者に限定した診療指針を作成して、
「重度の腎機能障害がなければ、十分なたんぱく質をとることが望ましい」
としました。
このように、日本医学界の流れとして、
「高たんぱく食」を容認するということが明らかとなってきました。
糖質制限食には、大きな追い風と言えます。
糖質制限食は、「高たんぱく・高脂質食」です。
「高たんぱく・高脂質食」は人類本来の食事、人類の健康食です。
2015年には、米国農務省、日本の厚生労働省が
コレステロールの摂取制限基準を撤廃しました。
この流れに沿って、米国農務省や日本の厚生労働省が
高脂肪食(動物性脂肪を含む)もOKとする日も近いのでしょうか?
江部康二
☆☆☆
以下、
2017年5月24日(水)午後7時30分放送のNHK『ガッテン!』
http://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20170524/index.html
のサイトから、一部抜粋です。
01
飽食の時代に栄養失調?
この飽食の時代に栄養失調なんて、と思う方もいるかもしれません。しかし、厚生労働省が毎年行っている国民健康栄養調査の結果から推計すると、70歳以上の3~4人に1人が低栄養(栄養失調)の恐れがあることが分かりました。低栄養になると、心筋梗塞や肺炎になったり、介護が必要になったり、死亡するリスクが高まることが様々な研究で分かってきています。では、一体どうすれば低栄養を防ぐことが出来るのでしょうか。ずばり、それは「たんぱく質」の摂取。卵や大豆、魚、肉などの食品を積極的に食べることが推奨されています。特に肉は体内のたんぱく質を効率的に増やすのに優れています。60歳を過ぎたら、低栄養にぜひご注意ください。
※とりすぎは、カロリーオーバーや病気のリスクとなります。ご注意ください。
※特に腎臓病の方は、たんぱく質を多く取ることで、腎機能が悪化する可能性があります。医師と相談の上、必要なたんぱく質量を決めて下さい。
02
健康診断でわかる!「低栄養」のおそれ
自分では気づきにくい「低栄養」ですが、人間ドックや健康診断などの血液検査で知ることができます。それが「アルブミン値」という検査項目です。アルブミンは血液中のたんぱく質であり、体にたんぱく質が足りているかどうかの目安になります。これまで国内外の様々な疫学的調査から、アルブミン値が4.0g/dLを下回ると様々な病や症状が現れる危険性が高まることが分かっています。皆さんも是非、自分自身のアルブミン値を知ることから始めて下さい。人間ドックや健康診断ができる施設で「アルブミン値」は検査できますが、検査項目に含まれていない場合もあるので、事前に確認してください。
こんにちは。オーストラリアに長く住んでいる者です。一つお聞きしたいのですが、先日こちらのオーストラリア人のお医者さんに卵はそれ自体はコレステロールをあげないが、ほかのたんぱく質、特に肉類と食べるとコレステロールを上げるといわれました。それに関しては???なんですが、「ああ、そうですか」と答えておきました。毎日私は卵は2個は絶対食べているのですが、何個まで食べてもいいのでしょうか?もちろん、ほかのたんぱく質、肉や魚も毎日食べていますが。
2017/07/10(Mon) 22:46 | URL | まゆみ | 【編集】
まゆみ さん
2015年、米国でも日本でも、「食材からのコレステロール摂取は制限しない」
こととなりました。
糖質制限食の範疇で、魚と肉を1:1くらがおよその目安です。
卵も、一日3個とか4個とか常識的な量は大丈夫です。
10個食べても直接の害はないのですが、それ以外の食材摂取が減るので、偏りが生じやすいですね。
2015年、米国でも日本でも、「食材からのコレステロール摂取は制限しない」
こととなりました。
糖質制限食の範疇で、魚と肉を1:1くらがおよその目安です。
卵も、一日3個とか4個とか常識的な量は大丈夫です。
10個食べても直接の害はないのですが、それ以外の食材摂取が減るので、偏りが生じやすいですね。
2017/07/11(Tue) 08:02 | URL | ドクター江部 | 【編集】
ありがとうございました。まさか本当に先生がこのブログで答えてくださるとは思ってませんでした。感激しました。ありがとうございました。おかげさまで、卵を毎日安心して食べれます。
2017/07/12(Wed) 12:27 | URL | まゆみ | 【編集】
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