2015年11月28日 (土)
こんばんは。
日本医事新報No.4779(2015年11月28日発行)に
糖質制限のプロス&コンス:糖尿病の食事療法
という記事が載りました。
精神科医師Aさんから、コメントをいただきました。
ありがとうございます。
プロスは賛成派、コンスは反対派という意味です。
プロスの記事は、北里研究所病院糖尿病センター長 山田 悟氏が、書いておられます。
情報的には、すでに本ブログ記事で何度か取り上げた内容ばかりですが、わかりやすくまとめてあるので、閲覧可能な部分を、転載します。
▼糖質制限食は世界的に広く認められるようになった
▼糖質制限食にかつて突きつけられていた問題点はほぼ解決した
▼糖質制限食は楽しくて続けたくなる糖尿病療養のための選択肢の1つである
私も、同様に思います。
さらに
『「食後高血糖」「平均血糖変動幅増大」という酸化ストレスリスクを防ぎ合併症を予防できる糖尿病食事療法は糖質制限食のみである。』
ということを強調したいと思います。
江部康二
以下日本医事新報の記事を転載
http://www.jmedj.co.jp/article/detail.php?article_id=21363
糖質制限のプロス&コンス:糖質制限:プロスの立場から
北里研究所病院糖尿病センター長 山田 悟
(Point)
▼糖質制限食は世界的に広く認められるようになった
▼糖質制限食にかつて突きつけられていた問題点はほぼ解決した
▼糖質制限食は楽しくて続けたくなる糖尿病療養のための選択肢の1つである
1. 米英糖尿病学会の食事療法ガイドラインにおける糖質制限食
2013年10月,米国糖尿病学会(American Diabetes Association:ADA)が5年ぶりに食事療法に関するガイドラインを改訂した1)。このガイドライン(以下,ADA2013)における提言の中で特に重要な改訂ポイントは以下の3つである。
(1)理想的な三大栄養素比率の存在を否定し,三大栄養素比率は個々の患者ごとに設定すべきものとした。
(2)糖尿病に対する唯一無二の食事療法の存在を否定し,様々な食事療法を受容可能とした。
(3)糖尿病腎症に対する蛋白制限食の意義を否定し,推奨しないとした。
この2つ目のポイントの受容可能な食事療法の一例として糖質制限食が含まれていたわけであり,ADAの糖質制限食に対するスタンスは,食事療法のガイドラインが改訂されるたびに変更されてきたことになる。
まず,2006年版(以下,ADA2006)2)までは,「糖質制限食(糖質摂取130g/日未満)は推奨されない(エビデンスレベルB)」とされていた。それが2008年版(以下,ADA2008)3)において「糖質制限食は減量のための食事療法として低脂質カロリー制限食と同様に有効である(1年まで,エビデンスレベルA)」と変更され,そして,ADA2013において「(糖質制限食を含む)様々な食事療法が受容可能である(エビデンスレベルE)」と変更された1)。
何年までという年数制限や,脂質や腎機能に対する注意喚起など,ADA2008 3)に付記されていた糖質制限食の許可条件が一切除外されたのである。実際,ADA2013 1 )の改訂のためになされた2012年の系統的レビュー4 )においては,糖質制限食について無作為化比較試験が8件引用されており,「いずれの試験も血糖管理か脂質管理か,あるいは両方において糖質制限食が対照食よりも優れていた」とある。ただの1件として糖質制限食が劣っているという試験はなかったのである。
実は,2011年に英国糖尿病学会(Diabetes UK)が食事療法に関するガイドラインを8年ぶりに改訂していたが5),このガイドラインでも糖質制限食は体重減少や血糖管理に有効 であり,選択肢にできる旨が記載されていた。このDiabetes UK 2011では,まずは三大栄養素比率よりも総カロリー摂取量に焦点を当てて,カロリー制限をすべきであるとされており,その上で,選択肢として糖質制限食を受容していた。ADA2013 1)のように糖質制限食を第一選択肢の1つとするのか,Diabetes UK 2011 5)のようにカロリー制限食を第一選択肢とした上で次の選択肢とするのかは議論が残るにしても,糖質制限食を糖尿病治療食として受容することについては世界的なコンセンサスが形成されたと言える。
2. 糖質制限食の有効性
このように世界的に糖質制限食が受容されるようになったのは,糖質制限食の有効性と安全性を示す複数の研究結果が蓄積されたからである。以降,エポックメイキングであった2つの研究と筆者らのデータなどを紹介する。
(1)A to Z研究6)
様々な食事療法が体重減少に与える効果を検討し,糖質制限食が最善であることを示した研究である。広告によって募集された,米国・サンフランシスコ近郊の311名の体重異常者(BMI 27~40)が無作為に糖質制限食の一種であるAtkins diet(A),ラーン食〔カロリーを制限し,糖質をエネルギー比55~60%とし,飽和脂肪酸をエネルギー比10%未満とする伝統的な(traditional)食事療法〕(T),オーニッシュ食(O),ゾーン食(Z)の4つの食事療法に割り付けられた。1年間での体重変化については,どの群も減量に成功していたが,糖質制限食群が最も効果を上げていた(図1)。また,この研究では脂質や血圧の改善についても糖質制限食が最善であった。
(2)DIRECT試験7)~10)
DIRECT試験(Dietary Intervention Randomized Controlled Trial)ではイスラエルの一施設に勤務する322名の体重異常者(BMI 27以上)が無作為に糖質制限食(カロリーは無制限で,当初は炭水化物摂取を20g/日以下に,その後120g/日以下にする),地中海食(カロリーは男性1800kcal,女性1500kcal,肉を少なめに,魚や野菜を多くして,オリーブ油を中心に油脂の摂取はエネルギー比35%まで可とする),脂質制限食(カロリーは男性1800kcal,女性1500kcal,脂質を30%以下とする)の3つの食事療法に割り付けられた。2年間の体重変化については,どの群も体重減少に成功していたが,糖質制限食が最も効果を上げていた7 () 図2)。また,脂質,高感度CRP(hsCRP),アディポネクチン,HbA1c改善のいずれに対しても糖質制限食が最も効果を上げていた7 )。さらに,その後のサブ解析において,糖質制限食が推算糸球体濾過量(eGFR)を改善させることや 8),頸動脈内膜中膜肥厚度を改善させること9 ),糖質制限食の体重減少・脂質改善効果が6年にわたって維持されることが示されている10)。
【全文はPDFをダウンロードの上、ご覧ください】
日本医事新報No.4779(2015年11月28日発行)に
糖質制限のプロス&コンス:糖尿病の食事療法
という記事が載りました。
精神科医師Aさんから、コメントをいただきました。
ありがとうございます。
プロスは賛成派、コンスは反対派という意味です。
プロスの記事は、北里研究所病院糖尿病センター長 山田 悟氏が、書いておられます。
情報的には、すでに本ブログ記事で何度か取り上げた内容ばかりですが、わかりやすくまとめてあるので、閲覧可能な部分を、転載します。
▼糖質制限食は世界的に広く認められるようになった
▼糖質制限食にかつて突きつけられていた問題点はほぼ解決した
▼糖質制限食は楽しくて続けたくなる糖尿病療養のための選択肢の1つである
私も、同様に思います。
さらに
『「食後高血糖」「平均血糖変動幅増大」という酸化ストレスリスクを防ぎ合併症を予防できる糖尿病食事療法は糖質制限食のみである。』
ということを強調したいと思います。
江部康二
以下日本医事新報の記事を転載
http://www.jmedj.co.jp/article/detail.php?article_id=21363
糖質制限のプロス&コンス:糖質制限:プロスの立場から
北里研究所病院糖尿病センター長 山田 悟
(Point)
▼糖質制限食は世界的に広く認められるようになった
▼糖質制限食にかつて突きつけられていた問題点はほぼ解決した
▼糖質制限食は楽しくて続けたくなる糖尿病療養のための選択肢の1つである
1. 米英糖尿病学会の食事療法ガイドラインにおける糖質制限食
2013年10月,米国糖尿病学会(American Diabetes Association:ADA)が5年ぶりに食事療法に関するガイドラインを改訂した1)。このガイドライン(以下,ADA2013)における提言の中で特に重要な改訂ポイントは以下の3つである。
(1)理想的な三大栄養素比率の存在を否定し,三大栄養素比率は個々の患者ごとに設定すべきものとした。
(2)糖尿病に対する唯一無二の食事療法の存在を否定し,様々な食事療法を受容可能とした。
(3)糖尿病腎症に対する蛋白制限食の意義を否定し,推奨しないとした。
この2つ目のポイントの受容可能な食事療法の一例として糖質制限食が含まれていたわけであり,ADAの糖質制限食に対するスタンスは,食事療法のガイドラインが改訂されるたびに変更されてきたことになる。
まず,2006年版(以下,ADA2006)2)までは,「糖質制限食(糖質摂取130g/日未満)は推奨されない(エビデンスレベルB)」とされていた。それが2008年版(以下,ADA2008)3)において「糖質制限食は減量のための食事療法として低脂質カロリー制限食と同様に有効である(1年まで,エビデンスレベルA)」と変更され,そして,ADA2013において「(糖質制限食を含む)様々な食事療法が受容可能である(エビデンスレベルE)」と変更された1)。
何年までという年数制限や,脂質や腎機能に対する注意喚起など,ADA2008 3)に付記されていた糖質制限食の許可条件が一切除外されたのである。実際,ADA2013 1 )の改訂のためになされた2012年の系統的レビュー4 )においては,糖質制限食について無作為化比較試験が8件引用されており,「いずれの試験も血糖管理か脂質管理か,あるいは両方において糖質制限食が対照食よりも優れていた」とある。ただの1件として糖質制限食が劣っているという試験はなかったのである。
実は,2011年に英国糖尿病学会(Diabetes UK)が食事療法に関するガイドラインを8年ぶりに改訂していたが5),このガイドラインでも糖質制限食は体重減少や血糖管理に有効 であり,選択肢にできる旨が記載されていた。このDiabetes UK 2011では,まずは三大栄養素比率よりも総カロリー摂取量に焦点を当てて,カロリー制限をすべきであるとされており,その上で,選択肢として糖質制限食を受容していた。ADA2013 1)のように糖質制限食を第一選択肢の1つとするのか,Diabetes UK 2011 5)のようにカロリー制限食を第一選択肢とした上で次の選択肢とするのかは議論が残るにしても,糖質制限食を糖尿病治療食として受容することについては世界的なコンセンサスが形成されたと言える。
2. 糖質制限食の有効性
このように世界的に糖質制限食が受容されるようになったのは,糖質制限食の有効性と安全性を示す複数の研究結果が蓄積されたからである。以降,エポックメイキングであった2つの研究と筆者らのデータなどを紹介する。
(1)A to Z研究6)
様々な食事療法が体重減少に与える効果を検討し,糖質制限食が最善であることを示した研究である。広告によって募集された,米国・サンフランシスコ近郊の311名の体重異常者(BMI 27~40)が無作為に糖質制限食の一種であるAtkins diet(A),ラーン食〔カロリーを制限し,糖質をエネルギー比55~60%とし,飽和脂肪酸をエネルギー比10%未満とする伝統的な(traditional)食事療法〕(T),オーニッシュ食(O),ゾーン食(Z)の4つの食事療法に割り付けられた。1年間での体重変化については,どの群も減量に成功していたが,糖質制限食群が最も効果を上げていた(図1)。また,この研究では脂質や血圧の改善についても糖質制限食が最善であった。
(2)DIRECT試験7)~10)
DIRECT試験(Dietary Intervention Randomized Controlled Trial)ではイスラエルの一施設に勤務する322名の体重異常者(BMI 27以上)が無作為に糖質制限食(カロリーは無制限で,当初は炭水化物摂取を20g/日以下に,その後120g/日以下にする),地中海食(カロリーは男性1800kcal,女性1500kcal,肉を少なめに,魚や野菜を多くして,オリーブ油を中心に油脂の摂取はエネルギー比35%まで可とする),脂質制限食(カロリーは男性1800kcal,女性1500kcal,脂質を30%以下とする)の3つの食事療法に割り付けられた。2年間の体重変化については,どの群も体重減少に成功していたが,糖質制限食が最も効果を上げていた7 () 図2)。また,脂質,高感度CRP(hsCRP),アディポネクチン,HbA1c改善のいずれに対しても糖質制限食が最も効果を上げていた7 )。さらに,その後のサブ解析において,糖質制限食が推算糸球体濾過量(eGFR)を改善させることや 8),頸動脈内膜中膜肥厚度を改善させること9 ),糖質制限食の体重減少・脂質改善効果が6年にわたって維持されることが示されている10)。
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心筋梗塞でご心配をかけたコバタケです。
糖質制限は継続しておりますが、食べる量についても考えるようになりました。
できるだけ少食にしようと頑張っております。
糖質はもちろん制限しますが、糖質以外も余分なものは食べないことが健康体につながるのではないでしょうか?
内臓脂肪が取れ、血液中の栄養素の余剰や使い古しが血管に付着し、血液の
流れを悪くしたり、心筋梗塞のような病気を予防することにつながるのでないでしょうか?
糖質制限は継続しておりますが、食べる量についても考えるようになりました。
できるだけ少食にしようと頑張っております。
糖質はもちろん制限しますが、糖質以外も余分なものは食べないことが健康体につながるのではないでしょうか?
内臓脂肪が取れ、血液中の栄養素の余剰や使い古しが血管に付着し、血液の
流れを悪くしたり、心筋梗塞のような病気を予防することにつながるのでないでしょうか?
2015/11/28(Sat) 17:54 | URL | コバタケ | 【編集】
いつも大変参考にさせていただいております。
気になる記事を見つけたので投稿させていただきます。江部先生のご意見を聞かせていただけると幸いにございます。よろしくお願いいたします。
http://majimaclinic22.webmedipr.jp/kanzenyobou/column2/29.html
気になる記事を見つけたので投稿させていただきます。江部先生のご意見を聞かせていただけると幸いにございます。よろしくお願いいたします。
http://majimaclinic22.webmedipr.jp/kanzenyobou/column2/29.html
2015/11/28(Sat) 19:20 | URL | プライマル | 【編集】
初めまして。
糖尿病ではないのですが、先生のブログを定期的に拝読させていただいております。
34歳になりました。極度の心配性です。過去に肥満していたのと、今もやや肥満体型ですので、血糖値を自己測定しております。
空腹時が85~95
2時間後が110程度。
体重56 身長153
元々無月経で、ホルモン剤を服用しなければ、生理がおきません。
婦人科にて、プラノバールというお薬を出されますが、これを飲むと、血糖値があがります。
今日、2時間後に154という数値を叩き出しました。(食後にプラノバールを服用)
急いで運動してきました。
実は8月もプラノバールを飲み、同じように、
血糖値が上がりました。
1日1錠で、10日間飲みます。
この10日間、ずっと血糖値が高いままですと、糖尿に移行していきますか。
また、生理を起こさなければ、子宮がんのリスクが上がってしまうため、3ヶ月に1度はプラノバールを服用したいと考えています。
しかし、プラノバールを服用していると、血糖値が上がることがわかりましたので、糖尿になるのも怖いです。
お忙しい中で、大変申し訳ありませんが、
ご教授くださるとうれしく思います。
糖尿病ではないのですが、先生のブログを定期的に拝読させていただいております。
34歳になりました。極度の心配性です。過去に肥満していたのと、今もやや肥満体型ですので、血糖値を自己測定しております。
空腹時が85~95
2時間後が110程度。
体重56 身長153
元々無月経で、ホルモン剤を服用しなければ、生理がおきません。
婦人科にて、プラノバールというお薬を出されますが、これを飲むと、血糖値があがります。
今日、2時間後に154という数値を叩き出しました。(食後にプラノバールを服用)
急いで運動してきました。
実は8月もプラノバールを飲み、同じように、
血糖値が上がりました。
1日1錠で、10日間飲みます。
この10日間、ずっと血糖値が高いままですと、糖尿に移行していきますか。
また、生理を起こさなければ、子宮がんのリスクが上がってしまうため、3ヶ月に1度はプラノバールを服用したいと考えています。
しかし、プラノバールを服用していると、血糖値が上がることがわかりましたので、糖尿になるのも怖いです。
お忙しい中で、大変申し訳ありませんが、
ご教授くださるとうれしく思います。
2015/11/28(Sat) 20:43 | URL | わんてぃ | 【編集】
コバタケ さん
少食で生きていける人もまれにいますが、個人差が大きいです。
少食では生きていけないタイプの人が少食にすると危険です。
ほとんどの人は、厚生労働省の言う「推定エネルギー必要量」を摂取するのが無難です。
スーパー糖質制限食なら、厚生労働省の言う「推定エネルギー必要量」を摂取しつつ、全身の血流・代謝が改善します。
心筋梗塞の予防にもつながります。
少食で生きていける人もまれにいますが、個人差が大きいです。
少食では生きていけないタイプの人が少食にすると危険です。
ほとんどの人は、厚生労働省の言う「推定エネルギー必要量」を摂取するのが無難です。
スーパー糖質制限食なら、厚生労働省の言う「推定エネルギー必要量」を摂取しつつ、全身の血流・代謝が改善します。
心筋梗塞の予防にもつながります。
2015/11/29(Sun) 09:34 | URL | ドクター江部 | 【編集】
プライマル さん
この記事に登場されている患者さんは、
「豚カツとビール」ですから、糖質制限食ではないですね。
この記事に登場されている患者さんは、
「豚カツとビール」ですから、糖質制限食ではないですね。
2015/11/29(Sun) 09:38 | URL | ドクター江部 | 【編集】
わんてぃ さん
3ヶ月間に一度、10日間プラノバールを服用するていどなら
糖尿病になるようなリスクは少ないと思いますが、
私はプラノバールを処方した経験がありませんので、
詳しくは婦人科の主治医とご相談ください。
3ヶ月間に一度、10日間プラノバールを服用するていどなら
糖尿病になるようなリスクは少ないと思いますが、
私はプラノバールを処方した経験がありませんので、
詳しくは婦人科の主治医とご相談ください。
2015/11/29(Sun) 09:46 | URL | ドクター江部 | 【編集】
先生、御多用中、回答いただきまして、ありがとうございました。
8月末から糖質制限をして、五キロほど落としました。
ハイペースで落としたため、制限を緩めました。
今も体重は増えていませんが・・・
女性ホルモン剤を服用しますと、血糖値が
上がり、体重も増えます。
3ヶ月に1度の10日間を我慢するしか
ないですね。
先生から、その程度の服用なら、大丈夫では?
とのご回答でしたので、それをふまえ、主治医と話してきます。
でもちょっとだけ安心しました。
8月末から糖質制限をして、五キロほど落としました。
ハイペースで落としたため、制限を緩めました。
今も体重は増えていませんが・・・
女性ホルモン剤を服用しますと、血糖値が
上がり、体重も増えます。
3ヶ月に1度の10日間を我慢するしか
ないですね。
先生から、その程度の服用なら、大丈夫では?
とのご回答でしたので、それをふまえ、主治医と話してきます。
でもちょっとだけ安心しました。
2015/11/29(Sun) 09:59 | URL | イチゴ | 【編集】
先生、御多用中、回答いただきまして、ありがとうございました。
150~160くらいの血糖値が、食後に10日間程度つづき、それが年に4回あるとして、
それでも、糖尿には、ならないだろうということで理解して大丈夫でしょうか。
先生のブログを定期的に拝読し、
8月末から糖質制限をして、五キロほど落としました。
見た目が、多少?良くなり、血糖値も下がっています。
150~160くらいの血糖値が、食後に10日間程度つづき、それが年に4回あるとして、
それでも、糖尿には、ならないだろうということで理解して大丈夫でしょうか。
先生のブログを定期的に拝読し、
8月末から糖質制限をして、五キロほど落としました。
見た目が、多少?良くなり、血糖値も下がっています。
2015/11/29(Sun) 11:27 | URL | わんてぃ | 【編集】
厚生労働省の「推定エネルギー必要量」を見てみます。
2015/11/29(Sun) 12:15 | URL | コバタケ | 【編集】
わんてぃさん
江部先生のご返答は
「リスクは少ないと思います」
です。
なるかならないかは人それぞれなのですから、神様じゃないと分かりませんよ。
それよりもスーパー糖質制限を行って、ホルモンの材料となるコレステロールをたっぷり摂取して、無月経が治りましたとの報告を期待しています。
たがしゅう先生の
「月経前症候群と糖質制限」
http://tagashuu.blog.fc2.com/blog-entry-258.html
も参考になると思います。
江部先生のご返答は
「リスクは少ないと思います」
です。
なるかならないかは人それぞれなのですから、神様じゃないと分かりませんよ。
それよりもスーパー糖質制限を行って、ホルモンの材料となるコレステロールをたっぷり摂取して、無月経が治りましたとの報告を期待しています。
たがしゅう先生の
「月経前症候群と糖質制限」
http://tagashuu.blog.fc2.com/blog-entry-258.html
も参考になると思います。
2015/11/30(Mon) 10:06 | URL | 福助 | 【編集】
江部先生はじめまして
いつもブログを拝見させていただいております。私は今年の5月の健康診断で「糖尿病」と診断されました。
その時の血糖値は忘れてしまったのですが、すぐに点滴を打ちました。
それ以降、カロリー制限の食事をしながら生活しておりますが、体重はどんどん減るのに血糖値もA1cも正常の中には入りません
5月からの血糖値の数字は
300代か500代か ⇒ 100 ⇒ 104 ⇒ 120 ⇒ 140 ⇒ 255 ⇒ 233
A1c
9.3 ⇒ 8.6 ⇒ 7.2 ⇒ 6.5 ⇒6.2 ⇒6.8 ⇒9.1 ⇒ ?(今日はひと月に二回目の診察という事で血液検査はしませんでした)
身長150㎝ 体重34.5kg 59才 女性です。
カロリー制限をしていた頃は確かに順調に減っていたのですが、ほとんど茹で野菜ばかりを食べていました。
体重が減りすぎてとても怖くなり、日常生活の体力もなくなってきたので、しっかりとカロリー計算をした生活をしましたが、改善どころか悪くなってしまい、先生の糖質制限の生活に切り替えてみることにしました。
今日期待を込めて診察を受けたのですが、あまり変わっていなくて・・・少々ガッカリすることになりました。
私はスタンダード糖質制限をまず4週間試してみたのですが、これではよくなかったのでしょうか?体重の減少はこの一ヶ月ありませんでした。毎日の生活をこなせる体力もついたので喜んでいたのですが・・・
先月主治医の先生に、江部先生の本を見て頂いて、この方法を試してみたいです。とお伝えして主治医の先生も「やってみようか。」とおっしゃってくださったのですが。
明日新たに紹介された病院へ行くことになりました。このまま糖質制限の食生活を続けたかったというのが本音です。
明日、紹介された総合病院へ行ってみて、今後どうなるのかわかりませんが、総合病院の先生が糖質制限に理解のある先生でしたらと期待しています。
理解のある先生だとしたら、今後私はどのような糖質制限をする方がよいのでしょうか?一度はスーパー糖質制限を実行してみるべきでしょうか。
いつもブログを拝見させていただいております。私は今年の5月の健康診断で「糖尿病」と診断されました。
その時の血糖値は忘れてしまったのですが、すぐに点滴を打ちました。
それ以降、カロリー制限の食事をしながら生活しておりますが、体重はどんどん減るのに血糖値もA1cも正常の中には入りません
5月からの血糖値の数字は
300代か500代か ⇒ 100 ⇒ 104 ⇒ 120 ⇒ 140 ⇒ 255 ⇒ 233
A1c
9.3 ⇒ 8.6 ⇒ 7.2 ⇒ 6.5 ⇒6.2 ⇒6.8 ⇒9.1 ⇒ ?(今日はひと月に二回目の診察という事で血液検査はしませんでした)
身長150㎝ 体重34.5kg 59才 女性です。
カロリー制限をしていた頃は確かに順調に減っていたのですが、ほとんど茹で野菜ばかりを食べていました。
体重が減りすぎてとても怖くなり、日常生活の体力もなくなってきたので、しっかりとカロリー計算をした生活をしましたが、改善どころか悪くなってしまい、先生の糖質制限の生活に切り替えてみることにしました。
今日期待を込めて診察を受けたのですが、あまり変わっていなくて・・・少々ガッカリすることになりました。
私はスタンダード糖質制限をまず4週間試してみたのですが、これではよくなかったのでしょうか?体重の減少はこの一ヶ月ありませんでした。毎日の生活をこなせる体力もついたので喜んでいたのですが・・・
先月主治医の先生に、江部先生の本を見て頂いて、この方法を試してみたいです。とお伝えして主治医の先生も「やってみようか。」とおっしゃってくださったのですが。
明日新たに紹介された病院へ行くことになりました。このまま糖質制限の食生活を続けたかったというのが本音です。
明日、紹介された総合病院へ行ってみて、今後どうなるのかわかりませんが、総合病院の先生が糖質制限に理解のある先生でしたらと期待しています。
理解のある先生だとしたら、今後私はどのような糖質制限をする方がよいのでしょうか?一度はスーパー糖質制限を実行してみるべきでしょうか。
san .i さん
スーパー糖質制限食を、1ヶ月間、実践されて、脂質と蛋白質を充分摂取しましょう。
150cm、34.5kgなら、BMIは15.3で痩せすぎす。
魚、肉、卵などしっかり食べて体重を増やしましょう。
スーパー糖質制限食なら、充分量摂取しても、血糖コントロールは良くなると思います。
厚生労働省のいう「推定エネルギー必要量」は確保しましょう。
スーパー糖質制限食を、1ヶ月間、実践されて、脂質と蛋白質を充分摂取しましょう。
150cm、34.5kgなら、BMIは15.3で痩せすぎす。
魚、肉、卵などしっかり食べて体重を増やしましょう。
スーパー糖質制限食なら、充分量摂取しても、血糖コントロールは良くなると思います。
厚生労働省のいう「推定エネルギー必要量」は確保しましょう。
2015/11/30(Mon) 19:01 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生
ご多用中にもかかわらず、ご返事いただきましてありがとうございます。
今日総合病院へ行って来ました。改めて検査して1型と考えられますといわれ来週から教育入院になりました。担当の先生は糖質制限には理解がないようでした。(残念です)
今日の血糖値 294 A1c10.9 となっていて
頑張った甲斐がなかなか表に出てこない数値でした。
入院するまでスーパー糖質制限で魚・肉・卵などを十分接種するよう、エネルギー必要量の確保も心掛けてみます。
ご多用中にもかかわらず、ご返事いただきましてありがとうございます。
今日総合病院へ行って来ました。改めて検査して1型と考えられますといわれ来週から教育入院になりました。担当の先生は糖質制限には理解がないようでした。(残念です)
今日の血糖値 294 A1c10.9 となっていて
頑張った甲斐がなかなか表に出てこない数値でした。
入院するまでスーパー糖質制限で魚・肉・卵などを十分接種するよう、エネルギー必要量の確保も心掛けてみます。
san .i さん
1型で内因性インスリンが分泌されていないなら、糖質制限食だけでは対処できません。
インスリン注射が必要となります。
1型で内因性インスリンが分泌されていないなら、糖質制限食だけでは対処できません。
インスリン注射が必要となります。
2015/12/01(Tue) 22:33 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生、ありがとうございます。
来週から教育入院になり、インスリン注射など指導受けてきます。体重をしっかり戻して、元気な生活が出来るように頑張ります。
来週から教育入院になり、インスリン注射など指導受けてきます。体重をしっかり戻して、元気な生活が出来るように頑張ります。
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