2015年09月22日 (火)
【15/09/21 じょん
医学的根拠
こんばんは。
今日、本屋で『「糖質制限」は危険!』という本を見つけました。中を見る気にもならなかったのですが、最近は個人の経験や感覚による健康本が多いように感じています。この本がそうかどうかはわかりませんが、なんとなく腹立たしく思ったので記載いたします。
私が以前読んだ「医学的根拠とは何か(岩波新書):津田敏秀著」では、医学的根拠を次の3つに分類しています。
1)医師としての個人的な経験 を重視する「直感派」
2)動物実験や遺伝子実験など生物学的研究を重視する「メカニズム派」
3)統 計学の方法論を用いて人間のデータを定量的に分析した結果を重視する「数量化派」
私自身は、それまでは「メカニズム派」的な考えだったのですが、この本を読んでからは1)や2)も大切ですが、医学的なエビデンスは様々な要因が複雑に絡み合っているので、3)の立場が必要と思っています。一番良いのは、交絡を断ち切ることができる無作為化比較試験ができればいいと思うのですが、お金もかかるし、現実には難しいのだと思います。でも、疫学調査でもきっちりデザインされたものであれば、医学的根拠として強いことが言えると思います。
この点で、江部先生は糖質制限の有用性について疫学調査を含む臨床試験の結果を示していただけるので納得しています。
これからも発信をよろしくお願いいたします。】
こんにちは。
じょんさんから、医学的根拠について
コメントをいただきました。
ありがとうございます。
津田敏秀氏の分類
1)医師としての個人的な経験 を重視する「直感派」
2)動物実験や遺伝子実験など生物学的研究を重視する「メカニズム派」
3)統 計学の方法論を用いて人間のデータを定量的に分析した結果を重視する「数量化派」
津田氏の分類の中で3)が、現在は医学界において主流です。
津田氏は疫学の専門家であり、3)は疫学のことです。
evidence based medicine(証拠に基づく医学)→略してEBM
EBMが現在、医学界を席巻しています。
医学界において、evidence(エビデンス、証拠、根拠)となるのは、
基本的に医学雑誌に掲載された論文です。
ニューイングランド・ジャーナル、ランセット、米国医師会雑誌など、
定評ある医学専門誌に掲載された論文であることも、
evidence(エビデンス、証拠)の大きな要素となります。
その論文も
①無作為割り付け臨床試験
②前向きコホート研究
③コホート内症例割り付け研究
④後ろ向けコホート研究
⑤症例対照研究
⑥地域相関研究
⑦時系列研究
⑧症例報告
⑨実証的研究に基づかない権威者の意見
といった順番で、信頼度に差をつけられています。
これを研究デザインのヒエラルキーと呼ぶそうです。
ごちゃごちゃ並んでいて、研究の名称も難しいし、
何や私もようわからんのですが心配要りません。
シンプルにいきましょう。
結局、エビデンスレベルが高い研究論文と言うときは、
①無作為割り付け臨床試験(RCT)
②前向きコホート研究
に基づく論文のことをさし、いずれも疫学の範疇です。
もう、はっきり言ってこれだけ覚えておけばいいです。
勿論、症例報告も大切な医学研究の一つなのですが、
ことEBMというときは、超割り切って、
「無作為割り付け臨床試験(RCT)」と
「前向きコホート研究」だけ考慮すればいいということです。
かつて、医学界では
<⑨実証的研究に基づかない権威者の意見>
が幅を利かしていて、学会発表などでも、
有名大教授で権威者のA氏が質問にたって「私の経験ではこう思う」といったら、
水戸黄門の印籠みたいなもので「ヘヘー、恐れ入りました。」
という事で一件落着という世界だったのです。( ̄_ ̄|||)
権威者が、何人か寄り集まって、ガイドラインの内容を決めると、
コンセンサスによる決定となります。
これは、上述のヒエラルキーからみると、エビデンスレベルは最低というか、
はっきりいってエビデンスはないということです。
権威者の意見とか、コンセンサスに基づく見解とかに頼っているのは
非科学的であるという批判が、世界中の医学界で続出して、
それではいかんということで、
evidence based medhicine(証拠に基づく医学)→略してEBM
が登場したわけですね。
このような経過なのでEBMを無視することは勿論できないのですが、
EBMだけに頼る医療にも、明確に限界があります。
本ブログでは、糖質制限食に関する
「無作為割り付け臨床試験(RCT)」と「前向きコホート研究」
に関しては、過去記事にしてきました。
そのほとんどが、糖質制限食に有利な結論でした。
糖質制限食に対して批判的結論の論文にはそのつど反論してきました。
さて、
「無作為割り付け臨床試験(RCT)」と「前向きコホート研究」
が現時点であまり存在しない領域もあります。
例えば糖尿病治療食としての
「カロリー制限食(高糖質食)」の、長期的な有効性・安全性
及び
「糖質制限食」の長期的な有効性・安全性
に関しては、現時点では、evidence(エビデンス、証拠、根拠)となる論文は数少ないです。
一方、
「平均血糖変動幅増大」と「食後高血糖」
が酸化ストレスを生じ糖尿病合併症のリスクとなることにはエビデンスがあります。
そして、「平均血糖変動幅増大」と「食後高血糖」を生じるのは
糖質摂取時だけという生理学的事実があります。
「平均血糖変動幅増大」と「食後高血糖」を毎日3~5回、
年余にわたり繰り返し起こして、人体に良いことがある可能性は
論理的にゼロであり、悪いこと(合併症)が生じる可能性は極めて高いです。
このように直接のEBMが存在しないときにおいても、
「現在存在しているEBM+生理学的事実+論理的考察」
の組み合わせにより、将来の糖尿病合併症のリスクを回避することが、
臨床的には極めて重要であると私は考えています。
江部康二
医学的根拠
こんばんは。
今日、本屋で『「糖質制限」は危険!』という本を見つけました。中を見る気にもならなかったのですが、最近は個人の経験や感覚による健康本が多いように感じています。この本がそうかどうかはわかりませんが、なんとなく腹立たしく思ったので記載いたします。
私が以前読んだ「医学的根拠とは何か(岩波新書):津田敏秀著」では、医学的根拠を次の3つに分類しています。
1)医師としての個人的な経験 を重視する「直感派」
2)動物実験や遺伝子実験など生物学的研究を重視する「メカニズム派」
3)統 計学の方法論を用いて人間のデータを定量的に分析した結果を重視する「数量化派」
私自身は、それまでは「メカニズム派」的な考えだったのですが、この本を読んでからは1)や2)も大切ですが、医学的なエビデンスは様々な要因が複雑に絡み合っているので、3)の立場が必要と思っています。一番良いのは、交絡を断ち切ることができる無作為化比較試験ができればいいと思うのですが、お金もかかるし、現実には難しいのだと思います。でも、疫学調査でもきっちりデザインされたものであれば、医学的根拠として強いことが言えると思います。
この点で、江部先生は糖質制限の有用性について疫学調査を含む臨床試験の結果を示していただけるので納得しています。
これからも発信をよろしくお願いいたします。】
こんにちは。
じょんさんから、医学的根拠について
コメントをいただきました。
ありがとうございます。
津田敏秀氏の分類
1)医師としての個人的な経験 を重視する「直感派」
2)動物実験や遺伝子実験など生物学的研究を重視する「メカニズム派」
3)統 計学の方法論を用いて人間のデータを定量的に分析した結果を重視する「数量化派」
津田氏の分類の中で3)が、現在は医学界において主流です。
津田氏は疫学の専門家であり、3)は疫学のことです。
evidence based medicine(証拠に基づく医学)→略してEBM
EBMが現在、医学界を席巻しています。
医学界において、evidence(エビデンス、証拠、根拠)となるのは、
基本的に医学雑誌に掲載された論文です。
ニューイングランド・ジャーナル、ランセット、米国医師会雑誌など、
定評ある医学専門誌に掲載された論文であることも、
evidence(エビデンス、証拠)の大きな要素となります。
その論文も
①無作為割り付け臨床試験
②前向きコホート研究
③コホート内症例割り付け研究
④後ろ向けコホート研究
⑤症例対照研究
⑥地域相関研究
⑦時系列研究
⑧症例報告
⑨実証的研究に基づかない権威者の意見
といった順番で、信頼度に差をつけられています。
これを研究デザインのヒエラルキーと呼ぶそうです。
ごちゃごちゃ並んでいて、研究の名称も難しいし、
何や私もようわからんのですが心配要りません。
シンプルにいきましょう。
結局、エビデンスレベルが高い研究論文と言うときは、
①無作為割り付け臨床試験(RCT)
②前向きコホート研究
に基づく論文のことをさし、いずれも疫学の範疇です。
もう、はっきり言ってこれだけ覚えておけばいいです。
勿論、症例報告も大切な医学研究の一つなのですが、
ことEBMというときは、超割り切って、
「無作為割り付け臨床試験(RCT)」と
「前向きコホート研究」だけ考慮すればいいということです。
かつて、医学界では
<⑨実証的研究に基づかない権威者の意見>
が幅を利かしていて、学会発表などでも、
有名大教授で権威者のA氏が質問にたって「私の経験ではこう思う」といったら、
水戸黄門の印籠みたいなもので「ヘヘー、恐れ入りました。」
という事で一件落着という世界だったのです。( ̄_ ̄|||)
権威者が、何人か寄り集まって、ガイドラインの内容を決めると、
コンセンサスによる決定となります。
これは、上述のヒエラルキーからみると、エビデンスレベルは最低というか、
はっきりいってエビデンスはないということです。
権威者の意見とか、コンセンサスに基づく見解とかに頼っているのは
非科学的であるという批判が、世界中の医学界で続出して、
それではいかんということで、
evidence based medhicine(証拠に基づく医学)→略してEBM
が登場したわけですね。
このような経過なのでEBMを無視することは勿論できないのですが、
EBMだけに頼る医療にも、明確に限界があります。
本ブログでは、糖質制限食に関する
「無作為割り付け臨床試験(RCT)」と「前向きコホート研究」
に関しては、過去記事にしてきました。
そのほとんどが、糖質制限食に有利な結論でした。
糖質制限食に対して批判的結論の論文にはそのつど反論してきました。
さて、
「無作為割り付け臨床試験(RCT)」と「前向きコホート研究」
が現時点であまり存在しない領域もあります。
例えば糖尿病治療食としての
「カロリー制限食(高糖質食)」の、長期的な有効性・安全性
及び
「糖質制限食」の長期的な有効性・安全性
に関しては、現時点では、evidence(エビデンス、証拠、根拠)となる論文は数少ないです。
一方、
「平均血糖変動幅増大」と「食後高血糖」
が酸化ストレスを生じ糖尿病合併症のリスクとなることにはエビデンスがあります。
そして、「平均血糖変動幅増大」と「食後高血糖」を生じるのは
糖質摂取時だけという生理学的事実があります。
「平均血糖変動幅増大」と「食後高血糖」を毎日3~5回、
年余にわたり繰り返し起こして、人体に良いことがある可能性は
論理的にゼロであり、悪いこと(合併症)が生じる可能性は極めて高いです。
このように直接のEBMが存在しないときにおいても、
「現在存在しているEBM+生理学的事実+論理的考察」
の組み合わせにより、将来の糖尿病合併症のリスクを回避することが、
臨床的には極めて重要であると私は考えています。
江部康二
江部先生、詳細にコメントをいただき、どうもありがとうございます。
健康に関する書籍には、先生が言われている”個人の経験や権威者の意見”での話が多いように思います。
私はこれまでも糖質制限は、これらとまったくエビデンスレベルが異なると感じていました。今回、先生からコメントがありましたように、糖質制限は「現在存在しているEBM+生理学的事実+論理的考察」を基にした医学・科学的なアプローチと改めて理解しました。
私自身、これからもプチまたはスタンダードレベルではありますが糖質制限を継続していきます。
健康に関する書籍には、先生が言われている”個人の経験や権威者の意見”での話が多いように思います。
私はこれまでも糖質制限は、これらとまったくエビデンスレベルが異なると感じていました。今回、先生からコメントがありましたように、糖質制限は「現在存在しているEBM+生理学的事実+論理的考察」を基にした医学・科学的なアプローチと改めて理解しました。
私自身、これからもプチまたはスタンダードレベルではありますが糖質制限を継続していきます。
2015/09/22(Tue) 16:11 | URL | じょん | 【編集】
初めまして、カロリー制限食としばらくつきあってきましたが、先生の糖質制限に出会い数値がみるみる改善してきました、著書も買いました!お弁当の本が欲しいのですが私が行ってる本屋さんは私がいく度に売り切れですよ!
お聞きしたいのですが、シルバーウィークのため病院がやってません、
風邪を引いてしまい喉の痛み寒気高熱がでています、
市販薬で飲んでも可能な風邪薬を教えていただきたいです
ルルアタックEXが自宅にあるのですが、飲んでも平気でしょうか?
お聞きしたいのですが、シルバーウィークのため病院がやってません、
風邪を引いてしまい喉の痛み寒気高熱がでています、
市販薬で飲んでも可能な風邪薬を教えていただきたいです
ルルアタックEXが自宅にあるのですが、飲んでも平気でしょうか?
2015/09/22(Tue) 18:19 | URL | ゆかり | 【編集】
ゆかり さん
血糖値改善、良かったです。
薬で、例えば糖衣錠があります。
糖というと、糖質が多そうですが、錠剤の糖質量などは極微量ですので、血糖値上昇とかは問題になりません。
ルルアタックEXも飲んでOKです。
症状の緩和には役立つと思いますが、根治的には自分の自然治癒力で治すこととなります。
高熱で扁桃腺炎なら、細菌感染で抗生物質が必要である可能性があります。
医師会の休日診療が、この時間まだやっているので受診しましょう。
血糖値改善、良かったです。
薬で、例えば糖衣錠があります。
糖というと、糖質が多そうですが、錠剤の糖質量などは極微量ですので、血糖値上昇とかは問題になりません。
ルルアタックEXも飲んでOKです。
症状の緩和には役立つと思いますが、根治的には自分の自然治癒力で治すこととなります。
高熱で扁桃腺炎なら、細菌感染で抗生物質が必要である可能性があります。
医師会の休日診療が、この時間まだやっているので受診しましょう。
2015/09/22(Tue) 18:51 | URL | ドクター江部 | 【編集】
突然すみません!
質問をしたいのですが…
よく、糖質制限をはじめると、
一ヶ月ほど便秘になったりする、と聞きます。
祖母の話なのですが、祖母もそうなったそうです。
ですが、もし糖質をとりはじめたら、
その場合も一ヶ月ほど便秘や下痢などの症状があるのでしょうか?
現在糖質制限をゆるめた祖母が
お腹がはるなどの症状があるため
かわって質問させていただきました…!
質問をしたいのですが…
よく、糖質制限をはじめると、
一ヶ月ほど便秘になったりする、と聞きます。
祖母の話なのですが、祖母もそうなったそうです。
ですが、もし糖質をとりはじめたら、
その場合も一ヶ月ほど便秘や下痢などの症状があるのでしょうか?
現在糖質制限をゆるめた祖母が
お腹がはるなどの症状があるため
かわって質問させていただきました…!
2015/09/22(Tue) 20:02 | URL | もも | 【編集】
江部先生はじめまして。
毎日先生のブログを楽しく拝見しております。
15歳の娘は、この6月に1型糖尿病と診断されました。
子供病院を紹介され、そこで受けた指導は、ご飯は普段と変わらず食べさせてくださいというものでした。そのときの
空腹血糖値126
食後1時間188
hba1c6.8
この結果に驚いたのですが、医師はこのままご飯を食べさせてくださいとのことでした。
これではいけないと思い、ネットで調べていたところ先生のブログに出会いました。
家での食事は炭水化物を極力減らし、血糖値が下がるよう努めました。次に子供病院に行ったときの数値は
空腹時123
食後177
hba1c6.1
このときは、検査の日だけ普通の食事をしていました。
それから、学校の昼食は皆と同じものを食べていました。
けれど、自宅での食事は糖質制限食でしたから、ケトン体がプラスになっていたのです。
子供病院の医師は、ケトン体がでてます!これは危険ですから、普通のご飯を食べさせてくださいと。hba1cが下がっていたことについても、何の話もしていただけませんでした。
この件で完全に子供病院への不信感を抱いたわたしは、江部先生のブログを信じ、完全に糖質制限食を実施することと、糖質制限に理解のある医師を探すことを決めました。幸い宗田マタニティークリニックの宗田先生と出会うことが出来、現在熱心にご指導いただいています。
糖質制限食でとても心配していた尿酸値も、なんと!3.9と正常。
ここ最近の
空腹時87
食後1時間113
hba1c6.1
と、だいぶ改善されました。
hba1cをもう少し改善出来るように頑張ろうねといわれ、奮闘中です。
ケトン体も300出ていて、宗田先生にお褒めの言葉をいただきました。
江部先生に出会わなければ、今頃インスリンを打つために入院して悲惨な毎日をおくっていたことと思います。
先生、ありがとうございます。
来月、また宗田先生にお会いするので、そのときの結果が楽しみです。
これからも楽しく糖質制限食に励みます。
毎日先生のブログを楽しく拝見しております。
15歳の娘は、この6月に1型糖尿病と診断されました。
子供病院を紹介され、そこで受けた指導は、ご飯は普段と変わらず食べさせてくださいというものでした。そのときの
空腹血糖値126
食後1時間188
hba1c6.8
この結果に驚いたのですが、医師はこのままご飯を食べさせてくださいとのことでした。
これではいけないと思い、ネットで調べていたところ先生のブログに出会いました。
家での食事は炭水化物を極力減らし、血糖値が下がるよう努めました。次に子供病院に行ったときの数値は
空腹時123
食後177
hba1c6.1
このときは、検査の日だけ普通の食事をしていました。
それから、学校の昼食は皆と同じものを食べていました。
けれど、自宅での食事は糖質制限食でしたから、ケトン体がプラスになっていたのです。
子供病院の医師は、ケトン体がでてます!これは危険ですから、普通のご飯を食べさせてくださいと。hba1cが下がっていたことについても、何の話もしていただけませんでした。
この件で完全に子供病院への不信感を抱いたわたしは、江部先生のブログを信じ、完全に糖質制限食を実施することと、糖質制限に理解のある医師を探すことを決めました。幸い宗田マタニティークリニックの宗田先生と出会うことが出来、現在熱心にご指導いただいています。
糖質制限食でとても心配していた尿酸値も、なんと!3.9と正常。
ここ最近の
空腹時87
食後1時間113
hba1c6.1
と、だいぶ改善されました。
hba1cをもう少し改善出来るように頑張ろうねといわれ、奮闘中です。
ケトン体も300出ていて、宗田先生にお褒めの言葉をいただきました。
江部先生に出会わなければ、今頃インスリンを打つために入院して悲惨な毎日をおくっていたことと思います。
先生、ありがとうございます。
来月、また宗田先生にお会いするので、そのときの結果が楽しみです。
これからも楽しく糖質制限食に励みます。
江部先生こんにちわ。
いつもブログ楽しく拝見させて頂いております。
今日は先生に教えて頂きたい事がありコメントさせていただきました。
私はまだ糖尿病にはなっておりませんが、食後高血糖がありスーパー糖質制限食をしております。
糖質制限食をしておりますとお腹がすくという感覚もなかったのですが、
生理不順があって漢方薬の五苓散を服用しましたところ30分~1時間くらいするとすぐお腹がすいて困りました。
血糖値を測ると
11時50分 85 起床時 五苓散服用
12時05分 101
12時20分 95
12時50分 84
13時05分 80
13時20分 78
とこんな感じでした。
漢方薬には血糖値を変化させる成分が入っているのでしょうか?
私なりに調べたのですが分からなかったのです。
五苓散は少し甘くて飲みやすい薬だなと思いましたが大丈夫なんでしょうか?
宜しくお願い致します。
いつもブログ楽しく拝見させて頂いております。
今日は先生に教えて頂きたい事がありコメントさせていただきました。
私はまだ糖尿病にはなっておりませんが、食後高血糖がありスーパー糖質制限食をしております。
糖質制限食をしておりますとお腹がすくという感覚もなかったのですが、
生理不順があって漢方薬の五苓散を服用しましたところ30分~1時間くらいするとすぐお腹がすいて困りました。
血糖値を測ると
11時50分 85 起床時 五苓散服用
12時05分 101
12時20分 95
12時50分 84
13時05分 80
13時20分 78
とこんな感じでした。
漢方薬には血糖値を変化させる成分が入っているのでしょうか?
私なりに調べたのですが分からなかったのです。
五苓散は少し甘くて飲みやすい薬だなと思いましたが大丈夫なんでしょうか?
宜しくお願い致します。
ももさん
2013年11月12日 (火)の本ブログ記事
糖質制限食実践中に生じることがある好ましくない症状・変化(6)
「便秘について」
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2748.html
をご参照いただけば幸いです。
2013年11月12日 (火)の本ブログ記事
糖質制限食実践中に生じることがある好ましくない症状・変化(6)
「便秘について」
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2748.html
をご参照いただけば幸いです。
2015/09/23(Wed) 13:11 | URL | ドクター江部 | 【編集】
オハナ さん
宗田先生に診察して頂いているなら、安心です。
1型とのことですが、抗GAD抗体の数値はどのていどでしょう。
自分自身のインスリン分泌が、かなり残っているなら、
現在はスーパー糖質制限食でインスリンなしで、血糖コントロール良好なのですね。
宗田先生に診察して頂いているなら、安心です。
1型とのことですが、抗GAD抗体の数値はどのていどでしょう。
自分自身のインスリン分泌が、かなり残っているなら、
現在はスーパー糖質制限食でインスリンなしで、血糖コントロール良好なのですね。
2015/09/23(Wed) 13:19 | URL | ドクター江部 | 【編集】
きょん さん
五苓散エキス顆粒:「桂枝、白朮、茯苓、猪苓、沢潟の抽出成分 + 乳糖」
ですので、乳糖が含まれています。
1袋が、2.5gなら、その7割くらいが乳糖です。・・・つまり、1袋に1.75gの乳糖ですね。
他の葛根湯とかの処方も、エキス顆粒なら、ほぼその7割くらいが乳糖です。
五苓散エキス顆粒:「桂枝、白朮、茯苓、猪苓、沢潟の抽出成分 + 乳糖」
ですので、乳糖が含まれています。
1袋が、2.5gなら、その7割くらいが乳糖です。・・・つまり、1袋に1.75gの乳糖ですね。
他の葛根湯とかの処方も、エキス顆粒なら、ほぼその7割くらいが乳糖です。
2015/09/23(Wed) 13:41 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生、さっそくのお返事ありがとうございます。
GAD抗体は、6月時点では73.0でした。
糖質制限食をきっちり始めておおよそ2ヶ月。
約半月後に宗田先生のところで血液検査を受けます。
そのときはGAD抗体も検査していただけるようなので、数値が下がっていたらと願っています。
糖質制限食によってGAD抗体も下がることが期待できるのでしょうか。
宗田先生によれば、このまま膵臓を休めてあげれば、もしかしたら普通のご飯が食べれる日が来るかもしれないとのこと。期待に胸を膨らませている最中です。
あと、血液検査の結果が出ましたらお知らせさせていただければと思います。
GAD抗体は、6月時点では73.0でした。
糖質制限食をきっちり始めておおよそ2ヶ月。
約半月後に宗田先生のところで血液検査を受けます。
そのときはGAD抗体も検査していただけるようなので、数値が下がっていたらと願っています。
糖質制限食によってGAD抗体も下がることが期待できるのでしょうか。
宗田先生によれば、このまま膵臓を休めてあげれば、もしかしたら普通のご飯が食べれる日が来るかもしれないとのこと。期待に胸を膨らませている最中です。
あと、血液検査の結果が出ましたらお知らせさせていただければと思います。
江部先生 お忙しいなかお返事下さりありがとうございました。
五苓散には乳糖が入っていたのですね。
江部先生のブログの乳糖と調べると詳しく出てきましたので勉強になりました。
どうもありがとうございました。
五苓散には乳糖が入っていたのですね。
江部先生のブログの乳糖と調べると詳しく出てきましたので勉強になりました。
どうもありがとうございました。
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