2015年04月25日 (土)
【15/04/25 Momo
ダイエットに成功しました。
2014年の11月末から糖質制限を始めました。糖尿病はありませんでしたが、体重増加、高血圧、高コレステロール、網脈静脈閉塞症などがあり、とにかく体重を落とすことを目標にしました。
始めて2週間は炭水化物を抜くことが非常に辛かったのですが、その後は徐々に慣れ、5ヶ月経った今、10kg以上の減量に成功しました。太る前に着ていた洋服が緩くなるほど瘦せました。糖質制限のダイエット効果に驚いています。
実は兄が糖尿病で先日心筋梗塞で病院に運ばれ、カテーテルでステントを入れる手術を受けました。
5日間入院しました。兄は標準体重を大幅に越えていますが、入院中糖尿病の兄の食事は180グラムのご飯とほんの少しのおかずというものでした。
糖尿病なのに、ご飯中心の食事ってと驚いたのと同時にそのような食事では本人の空腹感も強く、とても辛そうでした。
兄には糖質制限で体重を落とし、糖尿病の状態を改善することが絶対に必要だと思うのですが、病院での食事指導でもご飯を抜かないでカロリー制限をすることを言われたようです。
病院は東京信濃町にある有名なK大学病院です。そんな立派な病院のお医者様の指導に間違いがあるはずはないと、兄は糖質制限を試みる気持ちを持てないでいます。
とても残念なことです。
義太夫さんの記事を読んで、このままでは兄も同じ道を歩むのではと心配でたまりません。
義太夫さんはカロリー制限で空腹と戦うことの大変さを嘆いていらっしゃいましたが、糖質制限でダイエットをしている私は空腹に悩まされることは一切無く、たったの5ヶ月で10キロ以上のダイエットに成功しました。
今日は誕生日でしたので、5ヶ月ぶりに、好きな物を好きなだけ食べる「爆発の日」にしようと決めていましたが、甘いものを食べても、甘さが強く感じられ過ぎてあまり美味しいとも思わなくなっていました。
用意されたバースデーケーキはせっかくなのでかなりの量をいただきましたが、明日からまたしっかりと糖質制限生活に戻りたいと思っています。
糖質制限ノートをつけていくうちに、食べている食品の糖質もおおよその見当がつくようになりました。
私は取り返しがつかないことになる前に糖質制限でダイエットに成功できました。
世の中の多くの方が取り返しがつかないことになる前に糖質制限で健康を取戻せるよう、心から願っております。】
こんにちは。
Momo さんから、糖質制限でダイエット成功というコメントをいただきました。
一方、兄上は、<糖尿病+肥満+心筋梗塞>で大学病院入院中ですが、つらいカロリー制限・高糖質食を実践しておられ、
立派な病院のお医者様の指導に間違いがあるはずがないと、糖質制限食には否定的ということです。
Momo さん
糖質制限食で、つらい思いをすることもなく5ヶ月で、10kgの減量成功、良かったです。
ひもじくてつらいカロリー制限食とは、えらい違いですね。
兄上の心筋梗塞ですが、まずはステントで救命できて良かったです。
しかし、ステントは、厳密にいうと緊急避難的に金属の管を心臓の冠動脈に挿入して、血流を回復させたということです。
つまり根本的に心臓の血管が良くなっているわけではありません。
このまま糖尿病で従来の糖尿病食(カロリー制限・高糖質食)を続ければ「食後高血糖」「平均血糖変動幅増大」のために今度は、また別の場所の冠動脈が狭窄を起こして、再度ステントを挿入するということになります。
そのうち、3本、4本、5本とステントが入って、とうとうそれでは追いつかなくて、結局、冠動脈バイパス手術を開胸して行うような事態になります。
従来の糖尿病食(カロリー制限・高糖質食)では、糖尿病合併症の進行を防ぐことや予防は、大変困難なのです。
兄上には、わかりやすいので、まずは週刊ポストの記事を読んで貰ってください。
その後、さらに私の本を読んで、兄上ご自身が判断して、糖質制限食を選択していただけば良いと思います。
日本では、糖尿病合併症があとを絶ちません。
糖尿病腎症・・・毎年16000人が新たに人工透析開始です。
糖尿病網膜症・・・毎年3000人が、新たに失明です。
糖尿病足病変・・・毎年3000人が、新たに足切断です。
上記の事実は、立派な病院の指導によって行われている日本の現行の糖尿病治療(カロリー制限・高糖質食+薬物療法)が、ほとんど合併症を防げていない、動かぬ証拠と思います。
米国の調査で、糖尿病合併症の発症率が、この20年間(1990~2010年)に急速に低下していることが判明しました。
米国では、
(1)急性心筋梗塞 マイナス67.8%
(2)高血糖症による死亡 マイナス64.4%
(3)脳卒中 マイナス52.7%
(4)下肢切断 マイナス51.4%
(5)末期腎不全 マイナス28.3%
ですが、日本では、ほとんど減っていないと思います。
日米の糖尿病薬物治療には大きな差はありません。
そうなると、あくまでも仮説ですが、
糖質摂取比率が、40%の米国の糖尿病患者と
糖質摂取比率が、60%の日本の糖尿病患者の差が、
合併症の差に繋がった可能性は高いと私は思います。
2015年03月12日 (木)
「米国、糖尿病合併症20年間で大幅減少、心筋梗塞は60%以上減」
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3309.html
をご参照いただけば幸いです。
江部康二
ダイエットに成功しました。
2014年の11月末から糖質制限を始めました。糖尿病はありませんでしたが、体重増加、高血圧、高コレステロール、網脈静脈閉塞症などがあり、とにかく体重を落とすことを目標にしました。
始めて2週間は炭水化物を抜くことが非常に辛かったのですが、その後は徐々に慣れ、5ヶ月経った今、10kg以上の減量に成功しました。太る前に着ていた洋服が緩くなるほど瘦せました。糖質制限のダイエット効果に驚いています。
実は兄が糖尿病で先日心筋梗塞で病院に運ばれ、カテーテルでステントを入れる手術を受けました。
5日間入院しました。兄は標準体重を大幅に越えていますが、入院中糖尿病の兄の食事は180グラムのご飯とほんの少しのおかずというものでした。
糖尿病なのに、ご飯中心の食事ってと驚いたのと同時にそのような食事では本人の空腹感も強く、とても辛そうでした。
兄には糖質制限で体重を落とし、糖尿病の状態を改善することが絶対に必要だと思うのですが、病院での食事指導でもご飯を抜かないでカロリー制限をすることを言われたようです。
病院は東京信濃町にある有名なK大学病院です。そんな立派な病院のお医者様の指導に間違いがあるはずはないと、兄は糖質制限を試みる気持ちを持てないでいます。
とても残念なことです。
義太夫さんの記事を読んで、このままでは兄も同じ道を歩むのではと心配でたまりません。
義太夫さんはカロリー制限で空腹と戦うことの大変さを嘆いていらっしゃいましたが、糖質制限でダイエットをしている私は空腹に悩まされることは一切無く、たったの5ヶ月で10キロ以上のダイエットに成功しました。
今日は誕生日でしたので、5ヶ月ぶりに、好きな物を好きなだけ食べる「爆発の日」にしようと決めていましたが、甘いものを食べても、甘さが強く感じられ過ぎてあまり美味しいとも思わなくなっていました。
用意されたバースデーケーキはせっかくなのでかなりの量をいただきましたが、明日からまたしっかりと糖質制限生活に戻りたいと思っています。
糖質制限ノートをつけていくうちに、食べている食品の糖質もおおよその見当がつくようになりました。
私は取り返しがつかないことになる前に糖質制限でダイエットに成功できました。
世の中の多くの方が取り返しがつかないことになる前に糖質制限で健康を取戻せるよう、心から願っております。】
こんにちは。
Momo さんから、糖質制限でダイエット成功というコメントをいただきました。
一方、兄上は、<糖尿病+肥満+心筋梗塞>で大学病院入院中ですが、つらいカロリー制限・高糖質食を実践しておられ、
立派な病院のお医者様の指導に間違いがあるはずがないと、糖質制限食には否定的ということです。
Momo さん
糖質制限食で、つらい思いをすることもなく5ヶ月で、10kgの減量成功、良かったです。
ひもじくてつらいカロリー制限食とは、えらい違いですね。
兄上の心筋梗塞ですが、まずはステントで救命できて良かったです。
しかし、ステントは、厳密にいうと緊急避難的に金属の管を心臓の冠動脈に挿入して、血流を回復させたということです。
つまり根本的に心臓の血管が良くなっているわけではありません。
このまま糖尿病で従来の糖尿病食(カロリー制限・高糖質食)を続ければ「食後高血糖」「平均血糖変動幅増大」のために今度は、また別の場所の冠動脈が狭窄を起こして、再度ステントを挿入するということになります。
そのうち、3本、4本、5本とステントが入って、とうとうそれでは追いつかなくて、結局、冠動脈バイパス手術を開胸して行うような事態になります。
従来の糖尿病食(カロリー制限・高糖質食)では、糖尿病合併症の進行を防ぐことや予防は、大変困難なのです。
兄上には、わかりやすいので、まずは週刊ポストの記事を読んで貰ってください。
その後、さらに私の本を読んで、兄上ご自身が判断して、糖質制限食を選択していただけば良いと思います。
日本では、糖尿病合併症があとを絶ちません。
糖尿病腎症・・・毎年16000人が新たに人工透析開始です。
糖尿病網膜症・・・毎年3000人が、新たに失明です。
糖尿病足病変・・・毎年3000人が、新たに足切断です。
上記の事実は、立派な病院の指導によって行われている日本の現行の糖尿病治療(カロリー制限・高糖質食+薬物療法)が、ほとんど合併症を防げていない、動かぬ証拠と思います。
米国の調査で、糖尿病合併症の発症率が、この20年間(1990~2010年)に急速に低下していることが判明しました。
米国では、
(1)急性心筋梗塞 マイナス67.8%
(2)高血糖症による死亡 マイナス64.4%
(3)脳卒中 マイナス52.7%
(4)下肢切断 マイナス51.4%
(5)末期腎不全 マイナス28.3%
ですが、日本では、ほとんど減っていないと思います。
日米の糖尿病薬物治療には大きな差はありません。
そうなると、あくまでも仮説ですが、
糖質摂取比率が、40%の米国の糖尿病患者と
糖質摂取比率が、60%の日本の糖尿病患者の差が、
合併症の差に繋がった可能性は高いと私は思います。
2015年03月12日 (木)
「米国、糖尿病合併症20年間で大幅減少、心筋梗塞は60%以上減」
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-3309.html
をご参照いただけば幸いです。
江部康二
現在51歳の女性です。7年前からの健康診断のHba1cの値が平均5.8なのと、父が糖尿病を60歳代で発症したため糖尿病専門医のいるクリニックを受診しました。(父はインスリンも打っていて、網膜症もやりました。)
ブドウ糖負荷はしなくても、糖尿病だとのことで糖質制限をしどうされました。
受診より1ヶ月前から先生のサイトや著書で少し制限を開始していましたので、指導の受け入れは容易でした。
受診以前の食生活は、親の介護による忙しさにかまけて、パンやおにぎりのような炭水化物に偏っていました。糖質制限食のタンパク質の消化を助けるためと、糖尿病の人に不足しがちなサプリを処方されています。
ただ、金額的に続けるのがむずかしくなりそうで、その必要性を伺いたく思います。
まず数値ですが、糖質制限以前のものは
Hba1c(NSGP) 空腹時5.8
クレアチニン 0.71
AST(GOT) 22
ALT(GPT) 14
γ-GTP 21
HDLコレステロール 91
LDLコレステロール 104
中性脂肪 60
糖質制限開始から5ヶ月後
グリコアルブミン 14.9
クレアチニン 0.64
AST(GOT) 45
ALT(GPT) 62
γ-GT 32
CK 304
アミラーゼ 116
ALP 216
LD 212
総コレステロール 212
中性脂肪 50
尿素窒素 28.7
血糖 94
尿酸 3.5
サプリ
NBコンプレックスA (ビタミンB)
ヘム鉄(ミネラル)
薬
ポリタミン(アミノ酸)
イコサペント酸エチル粒状カプセル
タフマックE(消化剤)
サプリ服用後に肝機能が上がったので、念のため検査しましたが、肝臓も甲状腺も異常無しでした。
NBコンプレックスで肝機能の数値が上がる人が稀にいるとの事で、来月の検査でまだ高ければ無くすそうです。
また、蓄尿検査もしました。数値は忘れてしまったのですが、医師は「まだ機能がそこそこ残っている」と言う表現でした。
糖質制限を開始してから、よく感じていた動悸がかんじられなくなりました。
ただ、家で測ると血糖値が空腹時で70代のことがおおいですが、採血と20ぐらいの誤差があるのでしたね。実際は自分が思っているより上がっていそうで、気になります。
ブドウ糖負荷はしなくても、糖尿病だとのことで糖質制限をしどうされました。
受診より1ヶ月前から先生のサイトや著書で少し制限を開始していましたので、指導の受け入れは容易でした。
受診以前の食生活は、親の介護による忙しさにかまけて、パンやおにぎりのような炭水化物に偏っていました。糖質制限食のタンパク質の消化を助けるためと、糖尿病の人に不足しがちなサプリを処方されています。
ただ、金額的に続けるのがむずかしくなりそうで、その必要性を伺いたく思います。
まず数値ですが、糖質制限以前のものは
Hba1c(NSGP) 空腹時5.8
クレアチニン 0.71
AST(GOT) 22
ALT(GPT) 14
γ-GTP 21
HDLコレステロール 91
LDLコレステロール 104
中性脂肪 60
糖質制限開始から5ヶ月後
グリコアルブミン 14.9
クレアチニン 0.64
AST(GOT) 45
ALT(GPT) 62
γ-GT 32
CK 304
アミラーゼ 116
ALP 216
LD 212
総コレステロール 212
中性脂肪 50
尿素窒素 28.7
血糖 94
尿酸 3.5
サプリ
NBコンプレックスA (ビタミンB)
ヘム鉄(ミネラル)
薬
ポリタミン(アミノ酸)
イコサペント酸エチル粒状カプセル
タフマックE(消化剤)
サプリ服用後に肝機能が上がったので、念のため検査しましたが、肝臓も甲状腺も異常無しでした。
NBコンプレックスで肝機能の数値が上がる人が稀にいるとの事で、来月の検査でまだ高ければ無くすそうです。
また、蓄尿検査もしました。数値は忘れてしまったのですが、医師は「まだ機能がそこそこ残っている」と言う表現でした。
糖質制限を開始してから、よく感じていた動悸がかんじられなくなりました。
ただ、家で測ると血糖値が空腹時で70代のことがおおいですが、採血と20ぐらいの誤差があるのでしたね。実際は自分が思っているより上がっていそうで、気になります。
2015/04/25(Sat) 18:41 | URL | ゆみぽん | 【編集】
江部先生
いつも、静かにブログを拝読させて頂いています、肝硬変で糖尿病の東京たぬきです。
さて、実は、私も、東京信濃町のK大学病院に通うものとして、ちょっと弁護まがいのことを言わせていただければと思います。
ご存知のように、K大学病院は、山田Dr.の在籍する北里大学と兄弟関係にあり、糖質制限による治療を否定していません。
私も2011年の糖尿病発覚時には、インスリン注射の指導を受け1週間の教育入院をし、続いて約1ヶ月インスリン注射を続けてまいりましたが、その初期段階で、糖質制限を開始し、血糖値及び、HbA1cにも良い結果が見られた結果、インスリン注射は中止し、一切の薬物療法の指示もされず、担当医の了解を得た上で、糖質制限療法一本やりで来ています。
ですから、Momoさんのご指摘の状況は、糖尿病を担当する「腎臓・内分泌・代謝内科」によるものではないと思います。恐らく、残念ですが、外科との診療科間の連携が取れていないことによって行われた事だと推察されます。
いつも、静かにブログを拝読させて頂いています、肝硬変で糖尿病の東京たぬきです。
さて、実は、私も、東京信濃町のK大学病院に通うものとして、ちょっと弁護まがいのことを言わせていただければと思います。
ご存知のように、K大学病院は、山田Dr.の在籍する北里大学と兄弟関係にあり、糖質制限による治療を否定していません。
私も2011年の糖尿病発覚時には、インスリン注射の指導を受け1週間の教育入院をし、続いて約1ヶ月インスリン注射を続けてまいりましたが、その初期段階で、糖質制限を開始し、血糖値及び、HbA1cにも良い結果が見られた結果、インスリン注射は中止し、一切の薬物療法の指示もされず、担当医の了解を得た上で、糖質制限療法一本やりで来ています。
ですから、Momoさんのご指摘の状況は、糖尿病を担当する「腎臓・内分泌・代謝内科」によるものではないと思います。恐らく、残念ですが、外科との診療科間の連携が取れていないことによって行われた事だと推察されます。
NHK教育テレビ「病気のドミノ倒しを防げ」で久山町研究の清原裕教授が出演していました。
久山町の住民を対象に永年間違った食事方針を指導していた清原教授が出てきたことにも驚いたが、最後の一言にも驚きました。
糖尿病を防ぐには「昔の日本人の食事に戻ること」だそうです。 教授が言う昔の日本人とは縄文人のことではなく、おそらくコメ中心の素朴な食事のことを意味しているのではないのでしょうか。 太ることが自体がインスリン抵抗性を増すことになるから脂肪の摂取を控えること、とのコメントも。 結局この方あんまり反省していないのではないでしょうか。
http://www.nhk.or.jp/kenko/choice/archives/2015/04/0425.html
久山町の住民を対象に永年間違った食事方針を指導していた清原教授が出てきたことにも驚いたが、最後の一言にも驚きました。
糖尿病を防ぐには「昔の日本人の食事に戻ること」だそうです。 教授が言う昔の日本人とは縄文人のことではなく、おそらくコメ中心の素朴な食事のことを意味しているのではないのでしょうか。 太ることが自体がインスリン抵抗性を増すことになるから脂肪の摂取を控えること、とのコメントも。 結局この方あんまり反省していないのではないでしょうか。
http://www.nhk.or.jp/kenko/choice/archives/2015/04/0425.html
はじめまして。長文失礼します。
40代の主婦です。
今年の1月に怪我で入院したのですが、血糖値が高すぎてすぐに手術ができず、まずは糖尿病の治療になったのですが、やはりカロリー制限食でした。有名な都内の大学病院です。1600kcalでご飯は毎食180g。イモ類もバンバン出てました。
なかなか血糖値が下がらず、あせってネットを検索している最中に糖質制限に出会い、これだ!と思って入院中からプチ糖質制限を実行しました。ご飯を1/3に減らし、イモ類は極力食べない。
これで、入院前は空腹時270以上あった血糖値が、朝食前100をきるようになりました。摂取カロリーは1600kcalからずいぶん減ってしまいましたが・・・。
インシュリンも一日4回打っていましたが、途中からはそれもなくなり、朝食後にジャヌビアを飲むだけになりました。
退院して本格的に糖質制限を始め、退院の一ヵ月後に血液検査をした結果がわかったので、うれしい報告です。
入院前(1月)の空腹時血糖値→278。
退院後(4月)の空腹時血糖値→98。
入院前のHbA1c(NGSP)→12.8
退院後のHbA1c(NGSP)→6.0
尿酸窒素だけは27.3と範囲を超えてしまいましたが、その他は正常値内でした。
HDL・LDLコレステロール・中性脂肪も当然のことながらすべて正常値内におさまっています。
肉・魚・卵・油類は糖尿病食のような制限をすることなく、普通の人と同じように食べています(暴食はしていません)。食品交換表は指導されましたが使ったことがありません。
体重も減りました。
身長162cm、入院前68kg→現在59kgと、3ヶ月で9kgの減量に成功です。
入院前は炭水化物が大好きで、ご飯はどんぶりで大盛り2杯量を食べていたのに、糖質制限がまったくつらくなかったことはうれしい誤算でした。
糖尿病治療の初期段階で糖質制限と出会い、ほんとに幸運でした。江部先生、ありがとうございました。
これからもずっと糖質制限を続けていきます。
母も糖尿病で、長年カロリー制限食と複数種類の薬の内服をつづけており、60代になってからはインシュリンもはじめました。
でも、私の検査結果を見て、心が動かされたようです。少しづつ、糖質制限を取り入れる気になってくれたようでした。薬を減らしたいと言っていましたので、母の今後も楽しみです。
ただ、母のHbA1cは7%台なのですが、心臓のカテーテル手術を何度もやっており、心臓の主治医からは「あまりHbA1cを下げるのはよくないからこのままで」と言われているようで、そのことがひっかかっているようでもあります。
40代の主婦です。
今年の1月に怪我で入院したのですが、血糖値が高すぎてすぐに手術ができず、まずは糖尿病の治療になったのですが、やはりカロリー制限食でした。有名な都内の大学病院です。1600kcalでご飯は毎食180g。イモ類もバンバン出てました。
なかなか血糖値が下がらず、あせってネットを検索している最中に糖質制限に出会い、これだ!と思って入院中からプチ糖質制限を実行しました。ご飯を1/3に減らし、イモ類は極力食べない。
これで、入院前は空腹時270以上あった血糖値が、朝食前100をきるようになりました。摂取カロリーは1600kcalからずいぶん減ってしまいましたが・・・。
インシュリンも一日4回打っていましたが、途中からはそれもなくなり、朝食後にジャヌビアを飲むだけになりました。
退院して本格的に糖質制限を始め、退院の一ヵ月後に血液検査をした結果がわかったので、うれしい報告です。
入院前(1月)の空腹時血糖値→278。
退院後(4月)の空腹時血糖値→98。
入院前のHbA1c(NGSP)→12.8
退院後のHbA1c(NGSP)→6.0
尿酸窒素だけは27.3と範囲を超えてしまいましたが、その他は正常値内でした。
HDL・LDLコレステロール・中性脂肪も当然のことながらすべて正常値内におさまっています。
肉・魚・卵・油類は糖尿病食のような制限をすることなく、普通の人と同じように食べています(暴食はしていません)。食品交換表は指導されましたが使ったことがありません。
体重も減りました。
身長162cm、入院前68kg→現在59kgと、3ヶ月で9kgの減量に成功です。
入院前は炭水化物が大好きで、ご飯はどんぶりで大盛り2杯量を食べていたのに、糖質制限がまったくつらくなかったことはうれしい誤算でした。
糖尿病治療の初期段階で糖質制限と出会い、ほんとに幸運でした。江部先生、ありがとうございました。
これからもずっと糖質制限を続けていきます。
母も糖尿病で、長年カロリー制限食と複数種類の薬の内服をつづけており、60代になってからはインシュリンもはじめました。
でも、私の検査結果を見て、心が動かされたようです。少しづつ、糖質制限を取り入れる気になってくれたようでした。薬を減らしたいと言っていましたので、母の今後も楽しみです。
ただ、母のHbA1cは7%台なのですが、心臓のカテーテル手術を何度もやっており、心臓の主治医からは「あまりHbA1cを下げるのはよくないからこのままで」と言われているようで、そのことがひっかかっているようでもあります。
2015/04/25(Sat) 23:56 | URL | まっちー | 【編集】
初めまして^^
先生、糖質制限だと飽和脂肪酸を多く摂るんですが、
「飽和脂肪酸は固まりやすいので、血管を詰まらせる原因になります。」とどこかのサイトで書いてたのを目にしました。
糖質制限で血液がドロドロになったり、血管が老化したりしないでしょうか?
先生、糖質制限だと飽和脂肪酸を多く摂るんですが、
「飽和脂肪酸は固まりやすいので、血管を詰まらせる原因になります。」とどこかのサイトで書いてたのを目にしました。
糖質制限で血液がドロドロになったり、血管が老化したりしないでしょうか?
2015/04/26(Sun) 00:51 | URL | るりこ | 【編集】
ゆみぽん さん
糖質制限食だけで十分と思います。
わたしは、サプリは処方しません。
私自身は、2002年から、スーパー糖質制限食を続け。
勿論サプリなしです。
私は、すべての検査データは正常です。
糖質制限食だけで十分と思います。
わたしは、サプリは処方しません。
私自身は、2002年から、スーパー糖質制限食を続け。
勿論サプリなしです。
私は、すべての検査データは正常です。
2015/04/26(Sun) 09:29 | URL | ドクター江部 | 【編集】
東京たぬき さん
コメントありがとうございます。
「K大学病院は、山田Dr.の在籍する北里大学と兄弟関係にあり、糖質制限による治療を否定していません。」
それは、素晴らしいです。
「初期段階で、糖質制限を開始し、血糖値及び、HbA1cにも良い結果が見られた結果、インスリン注射は中止し、一切の薬物療法の指示もされず、担当医の了解を得た上で、糖質制限療法一本やりで来ています。 」
K大学病院「腎臓・内分泌・代謝内科」good job です。
コメントありがとうございます。
「K大学病院は、山田Dr.の在籍する北里大学と兄弟関係にあり、糖質制限による治療を否定していません。」
それは、素晴らしいです。
「初期段階で、糖質制限を開始し、血糖値及び、HbA1cにも良い結果が見られた結果、インスリン注射は中止し、一切の薬物療法の指示もされず、担当医の了解を得た上で、糖質制限療法一本やりで来ています。 」
K大学病院「腎臓・内分泌・代謝内科」good job です。
2015/04/26(Sun) 09:37 | URL | ドクター江部 | 【編集】
Beechwood さん
久山町研究で、
「白米をたくさん食べる人に、アルツハイマー病が多い」
ということは、清原先生が発表しておられるのですが・・・。
困ったもんですね。
久山町研究で、
「白米をたくさん食べる人に、アルツハイマー病が多い」
ということは、清原先生が発表しておられるのですが・・・。
困ったもんですね。
2015/04/26(Sun) 09:41 | URL | ドクター江部 | 【編集】
まっちー さん
糖質制限食で素晴らしいデータ改善、よかったです。
「母のHbA1cは7%台なのですが、心臓のカテーテル手術を何度もやっており」
過去の食後高血糖と平均血糖変動幅増大による、高血糖の記憶で、
消えない借金の動脈硬化があります。
心臓の主治医からは「あまりHbA1cを下げるのはよくないからこのままで」と言われている
糖質を普通に食べて、薬物で厳格に治療してHbA1cを下げると、総死亡率が上昇するという研究があります。
糖質制限食によるHbA1cの改善なら、大丈夫です。
しかし残念ながら
過去の高血糖の記憶は消えません。
糖質制限食で素晴らしいデータ改善、よかったです。
「母のHbA1cは7%台なのですが、心臓のカテーテル手術を何度もやっており」
過去の食後高血糖と平均血糖変動幅増大による、高血糖の記憶で、
消えない借金の動脈硬化があります。
心臓の主治医からは「あまりHbA1cを下げるのはよくないからこのままで」と言われている
糖質を普通に食べて、薬物で厳格に治療してHbA1cを下げると、総死亡率が上昇するという研究があります。
糖質制限食によるHbA1cの改善なら、大丈夫です。
しかし残念ながら
過去の高血糖の記憶は消えません。
2015/04/26(Sun) 10:03 | URL | ドクター江部 | 【編集】
るりこ さん
2012年04月09日 (月)の本ブログ記事
「飽和脂肪酸摂取量と脳心血管イベント発生は関係がない」
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2045.html
をご参照いただけば幸いです。
2012年04月09日 (月)の本ブログ記事
「飽和脂肪酸摂取量と脳心血管イベント発生は関係がない」
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2045.html
をご参照いただけば幸いです。
2015/04/26(Sun) 10:14 | URL | ドクター江部 | 【編集】
先生からお返事を頂くと、それだけで先が明るくなります。
今の主治医はグリコアルブミンの14.9も高いと言うのですが、やはりもっと制限して低くした方が良いでしょうか。
米などは一切摂りませんが、パンが好きで糖質制限ドットコムさんのパンやスイーツを購入したのですが、ガスが溜まってしまい、体質的に合わないようなのです(ー ー;)
そこで、市販の糖質を控えたものを日に一度摂って、食後血糖値130ぐらいに抑えています。
モリドルのチョコも美味しいのにとても残念です。
今の主治医はグリコアルブミンの14.9も高いと言うのですが、やはりもっと制限して低くした方が良いでしょうか。
米などは一切摂りませんが、パンが好きで糖質制限ドットコムさんのパンやスイーツを購入したのですが、ガスが溜まってしまい、体質的に合わないようなのです(ー ー;)
そこで、市販の糖質を控えたものを日に一度摂って、食後血糖値130ぐらいに抑えています。
モリドルのチョコも美味しいのにとても残念です。
2015/04/26(Sun) 18:59 | URL | ゆみぽん | 【編集】
ゆみぽん さん
グリコアルブミンの14.9
は基準値内ですので、問題ないと思います。
2013年09月24日 (火)の本ブログ記事
「グリコヘモグロビン(HbA1c)とグリコアルブミン(GA)」
をご参照いただけば幸いです。
グリコアルブミンの14.9
は基準値内ですので、問題ないと思います。
2013年09月24日 (火)の本ブログ記事
「グリコヘモグロビン(HbA1c)とグリコアルブミン(GA)」
をご参照いただけば幸いです。
2015/04/26(Sun) 20:55 | URL | ドクター江部 | 【編集】
みましたが、難しくてよくわかりませんでした。
つまりどういうことでしょうか?
つまりどういうことでしょうか?
2015/04/27(Mon) 01:47 | URL | るりこ | 【編集】
るりこ さん
「飽和脂肪酸摂取量と脳心血管イベント発生は関係がない」
飽和脂肪酸を多く摂取していても、
脳卒中や心筋梗塞は増えないということです。
つまり、飽和脂肪酸摂取は、脳卒中や心筋梗塞のリスクとはならないということです。
「飽和脂肪酸摂取量と脳心血管イベント発生は関係がない」
飽和脂肪酸を多く摂取していても、
脳卒中や心筋梗塞は増えないということです。
つまり、飽和脂肪酸摂取は、脳卒中や心筋梗塞のリスクとはならないということです。
2015/04/27(Mon) 08:01 | URL | ドクター江部 | 【編集】
ということは 血液はドロドロになったりしないってことですか?
2015/04/28(Tue) 00:38 | URL | るりこ | 【編集】
るりこ さん
そのとおりです。
糖質制限食実践で、血液はさらさらになります。
そのとおりです。
糖質制限食実践で、血液はさらさらになります。
2015/04/28(Tue) 09:05 | URL | ドクター江部 | 【編集】
慶応大学腎臓・内分泌・代謝内科は糖質制限を支持しています
Geriatric Medicine 2013年7月号
http://www.wound-treatment.jp/new-data/2015-0503/2.pdf
南江堂『内科』2014年6月号
http://www.wound-treatment.jp/new-data/2015-0503/1.pdf
Geriatric Medicine 2013年7月号
http://www.wound-treatment.jp/new-data/2015-0503/2.pdf
南江堂『内科』2014年6月号
http://www.wound-treatment.jp/new-data/2015-0503/1.pdf
2015/05/04(Mon) 12:17 | URL | 精神科医師A | 【編集】
精神科医師A さん
情報をありがとうございます。
少なくとも糖質制限食に対して、好意的~ニュートラルですね。
とても良いことで、歓迎です。
情報をありがとうございます。
少なくとも糖質制限食に対して、好意的~ニュートラルですね。
とても良いことで、歓迎です。
2015/05/04(Mon) 17:26 | URL | ドクター江部 | 【編集】
家族に糖尿病はいません。
甘いもの大好きアイスコーヒーにはガムシロップ2〜3個入れます
炭水化物も大好きなので毎日の摂取です
健康診断で空腹時血糖値89、a1c57〜58で毎年ですが
糖尿病の心配はありますか?
甘いもの大好きアイスコーヒーにはガムシロップ2〜3個入れます
炭水化物も大好きなので毎日の摂取です
健康診断で空腹時血糖値89、a1c57〜58で毎年ですが
糖尿病の心配はありますか?
2015/07/06(Mon) 21:32 | URL | ひな | 【編集】
ひな さん
空腹時血糖値が89mg/dlに対して、HbA1cが5.7~5.8%というのはやや高いですね。
メタボ健診ではHbA1c5.6%以上のときは、正常高値の範疇に入るので特定保健指導を奨められます。
HbA1c5.5以下の人に比べると、ひなさんは、境界型くらいの可能性は少しあると思います。
空腹時血糖値が89mg/dlに対して、HbA1cが5.7~5.8%というのはやや高いですね。
メタボ健診ではHbA1c5.6%以上のときは、正常高値の範疇に入るので特定保健指導を奨められます。
HbA1c5.5以下の人に比べると、ひなさんは、境界型くらいの可能性は少しあると思います。
2015/07/07(Tue) 07:31 | URL | ドクター江部 | 【編集】
糖質0、プリン体0のアサヒハイボールとビール第3系糖質0を飲んでますがハイボール、ビールどちらが糖質オフてきにおすすめですか?先生ならどちらをのみますか?
野菜のキュリーを一食で二本食べますが
糖質は大丈夫でしょうか?
野菜のキュリーを一食で二本食べますが
糖質は大丈夫でしょうか?
2015/07/15(Wed) 16:06 | URL | ひな | 【編集】
ひなさん
糖質ゼロなら、どちらでも大きな差はないと思います。
詳しくは
2012年10月28日 (日)の本ブログ記事
「カロリーゼロ」「カロリーオフ」「糖質ゼロ」「糖質オフ」の意味・・・訂正
をご参照ください。
きゅうり1本(約120g)に2.2gの糖質が含まれています。
糖質ゼロなら、どちらでも大きな差はないと思います。
詳しくは
2012年10月28日 (日)の本ブログ記事
「カロリーゼロ」「カロリーオフ」「糖質ゼロ」「糖質オフ」の意味・・・訂正
をご参照ください。
きゅうり1本(約120g)に2.2gの糖質が含まれています。
2015/07/15(Wed) 22:44 | URL | ドクター江部 | 【編集】
いつもブログを拝見し勉強させていただいております。
私は、50歳の女性です。ダイエットのために昨年の11/3よりMEC食を始めました。
ほぼ完璧にMEC食を実施しましたが肉ばかり食べなくてはならないことにほとほと嫌気がさし、今年の1/8からスーパー糖質制限に移行しました。
MECで全く痩せないのも理由の一つです。
今回ご教示いただきたいのは、異常な程の眠気です。
これは、MECをやっていた時もそうでしたが、食後も空腹時も結構な眠気に襲われます。
毎日です。ときには仕事に差し支えるほど強烈なこともあります。
食後であれば糖質が身体に入ったからということもできるかもしれませんが、空腹時もというのは理由がわかりません。
私はもともと糖質まみれの食生活をしており、ひどい時には1日糖質以外何もとらない日が結構頻繁にありました。
そんな身体にスーパー糖質制限はいきなりすぎるのかとか、それが原因で眠気がくるのかとか色々考えてしまいます。
空腹時に眠気がきた場合どう対処すればいいのでしょうか。
このままではかなり仕事に影響が出てしまいます。
何卒よろしくお願いいたします。
私は、50歳の女性です。ダイエットのために昨年の11/3よりMEC食を始めました。
ほぼ完璧にMEC食を実施しましたが肉ばかり食べなくてはならないことにほとほと嫌気がさし、今年の1/8からスーパー糖質制限に移行しました。
MECで全く痩せないのも理由の一つです。
今回ご教示いただきたいのは、異常な程の眠気です。
これは、MECをやっていた時もそうでしたが、食後も空腹時も結構な眠気に襲われます。
毎日です。ときには仕事に差し支えるほど強烈なこともあります。
食後であれば糖質が身体に入ったからということもできるかもしれませんが、空腹時もというのは理由がわかりません。
私はもともと糖質まみれの食生活をしており、ひどい時には1日糖質以外何もとらない日が結構頻繁にありました。
そんな身体にスーパー糖質制限はいきなりすぎるのかとか、それが原因で眠気がくるのかとか色々考えてしまいます。
空腹時に眠気がきた場合どう対処すればいいのでしょうか。
このままではかなり仕事に影響が出てしまいます。
何卒よろしくお願いいたします。
2016/01/15(Fri) 11:27 | URL | MECをやめて糖質制限 | 【編集】
MECをやめて糖質制限 さん
「睡眠時無呼吸症候群」
による眠気が、一番考えられます。
「睡眠時無呼吸症候群」
による眠気が、一番考えられます。
2016/01/15(Fri) 18:14 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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