2015年04月14日 (火)
こんばんは。
糖尿病「カロリー制限では治らない」本誌前号に学会騒然
週刊ポスト四月二十四日号(四月十三日、月曜日発売)144ページから147ページに
「ガイドライン通りの食事で患者が増えた」
衝撃調査を公開する
という記事が掲載されました。
糖尿病「カロリー制限では治らない」本誌前号に学会騒然だそうです。
今回の記事も、大櫛陽一先生と江部康二の談話が掲載されています。
さらに山田悟先生も登場しています。
今回は、かなりのインパクトのある記事でした。
日本糖尿病学会に所属する専門医が匿名で登場して、日本糖尿病学会に対して批判的な発言をしているのも興味深いです。
糖尿病専門医でも若手で、英文論文を読んでおられるような方々は、米国糖尿病学会が2013年に正式に「糖質制限食」を容認したことをご存知のはずです。
また「血糖値に直接影響するのは糖質だけで、タンパク質・脂質は直接影響を与えることはない」と米国糖尿病学会の患者向けテキストブックに書いてあることもご存知と思います。
従って隠れ糖質制限食賛成派は結構おられると思います。
国も「カロリー制限」派
糖尿病学会に所属する専門医が匿名を条件に口を開いています。
「週刊ポストの記事はもっともな内容と思いますよ。・・・・・ただ、学会の重鎮の先生方を相手に、正面切っておかしいとは言えません。」
”食事指導”したのに、病人増
ご存知、福岡県久山町研究のお話です。
私もコメントを述べています。
1988年~14年間にわたって、九州大学と中村学園が強力して、栄養指導をして糖尿病発症を予防しようとしたにも関わらず、2002年の調査では、糖尿病が激増していたのです。
中村学園の内田氏も語っているように、日本糖尿病学会推奨の「バランスのいい食事」が指導された結果が、糖尿病激増だったのです。
男性
1988 2002
糖尿病 15.0 23.6%
IGT 19.2 21.6%
IFG 8.0 14.7%
合計 42.2 59.9%
女性
1988 2002
糖尿病 9.9 13.4%
IGT 18.8 21.3%
IFG 4.9 6.6%
合計 33.6 41.3%
2007年7月27日(金)毎日新聞朝刊
研究責任者の九州大学・清原裕教授も
「88年以後、運動や食事指導など手を尽くしたのに糖尿病は増える一方。どうすれば減るのか、最初からやり直したい」
とのコメントを述べておられます。
「学会が否定しても止められない」
匿名の糖尿病専門医が、SGLT2阻害薬について
糖尿病学会の方針に疑問を呈しています。
死亡率は本当に上がるのか
能登論文のお話です。
前出・江部氏はこんな疑問を投げかける。
「論文では492の論文から9つを選び、内容を検証して『炭水化物制限食を嗜好する人は、脂肪や動物性タンパク質の摂取量が高値となる傾向にあり、そのことが総死亡の増加への関与が想定される』と結論づけています。しかしエビデンスレベルが3と低く、論文内では『確固たる結論を出すことはできない』としているにもかかわらず、当時マスコミでは糖質制限を否定する断定的な表現で報じられてしまいました。またハーバード大学が06年に発表した女性看護師8万2802人に対する追跡研究のようなエビデンスレベルが高い研究では、脂肪とたんぱく質が多く、炭水化物が少ない食事をしているグループで心臓病のリスクが上昇しなかったと糖質制限食に有利な結論となっています。」
糖尿病「カロリー制限では治らない」本誌前号に学会騒然
週刊ポスト四月二十四日号(四月十三日、月曜日発売)144ページから147ページに
「ガイドライン通りの食事で患者が増えた」
衝撃調査を公開する
という記事が掲載されました。
糖尿病「カロリー制限では治らない」本誌前号に学会騒然だそうです。
今回の記事も、大櫛陽一先生と江部康二の談話が掲載されています。
さらに山田悟先生も登場しています。
今回は、かなりのインパクトのある記事でした。
日本糖尿病学会に所属する専門医が匿名で登場して、日本糖尿病学会に対して批判的な発言をしているのも興味深いです。
糖尿病専門医でも若手で、英文論文を読んでおられるような方々は、米国糖尿病学会が2013年に正式に「糖質制限食」を容認したことをご存知のはずです。
また「血糖値に直接影響するのは糖質だけで、タンパク質・脂質は直接影響を与えることはない」と米国糖尿病学会の患者向けテキストブックに書いてあることもご存知と思います。
従って隠れ糖質制限食賛成派は結構おられると思います。
国も「カロリー制限」派
糖尿病学会に所属する専門医が匿名を条件に口を開いています。
「週刊ポストの記事はもっともな内容と思いますよ。・・・・・ただ、学会の重鎮の先生方を相手に、正面切っておかしいとは言えません。」
”食事指導”したのに、病人増
ご存知、福岡県久山町研究のお話です。
私もコメントを述べています。
1988年~14年間にわたって、九州大学と中村学園が強力して、栄養指導をして糖尿病発症を予防しようとしたにも関わらず、2002年の調査では、糖尿病が激増していたのです。
中村学園の内田氏も語っているように、日本糖尿病学会推奨の「バランスのいい食事」が指導された結果が、糖尿病激増だったのです。
男性
1988 2002
糖尿病 15.0 23.6%
IGT 19.2 21.6%
IFG 8.0 14.7%
合計 42.2 59.9%
女性
1988 2002
糖尿病 9.9 13.4%
IGT 18.8 21.3%
IFG 4.9 6.6%
合計 33.6 41.3%
2007年7月27日(金)毎日新聞朝刊
研究責任者の九州大学・清原裕教授も
「88年以後、運動や食事指導など手を尽くしたのに糖尿病は増える一方。どうすれば減るのか、最初からやり直したい」
とのコメントを述べておられます。
「学会が否定しても止められない」
匿名の糖尿病専門医が、SGLT2阻害薬について
糖尿病学会の方針に疑問を呈しています。
死亡率は本当に上がるのか
能登論文のお話です。
前出・江部氏はこんな疑問を投げかける。
「論文では492の論文から9つを選び、内容を検証して『炭水化物制限食を嗜好する人は、脂肪や動物性タンパク質の摂取量が高値となる傾向にあり、そのことが総死亡の増加への関与が想定される』と結論づけています。しかしエビデンスレベルが3と低く、論文内では『確固たる結論を出すことはできない』としているにもかかわらず、当時マスコミでは糖質制限を否定する断定的な表現で報じられてしまいました。またハーバード大学が06年に発表した女性看護師8万2802人に対する追跡研究のようなエビデンスレベルが高い研究では、脂肪とたんぱく質が多く、炭水化物が少ない食事をしているグループで心臓病のリスクが上昇しなかったと糖質制限食に有利な結論となっています。」
>「ガイドライン通りの食事で患者が増えた」
だけでなく、合併症進行増進も大問題だと思います。
◎糖質制限食は合併症進行を止める。カロリー制限食は進行させる
この点も江部先生のブログで普及して頂ければ幸いです(ペコッ
だけでなく、合併症進行増進も大問題だと思います。
◎糖質制限食は合併症進行を止める。カロリー制限食は進行させる
この点も江部先生のブログで普及して頂ければ幸いです(ペコッ
2015/04/14(Tue) 22:18 | URL | らこ | 【編集】
前略 江部康二先生
昨年末私の糖質制限による改善医療データを送付し先生よりサイン入り著書を頂いた都内河北 鈴木と申します。
21年来の糖尿病が2012,10,1より糖質制限理論で3か月で正常化し、自身人体実験しながらも2014,1よりはhbA1cは5,8を維持しています。
9月からは糖尿病服用薬無しでhbA1c数値は変わらず悪化していません。
体調は快調です。
しかし今年3月、先月ですが右目に眼底出血が見つかりました。
眼科担当医には江部先生糖質制限理論で2年程前より糖尿病は安定していると話したら、「長年の病態悪化の影響は加齢と共に回避出来ない」との返答でした。
もっと早く江部先生を知り得ていたらと悔やまれるばかりです。
武蔵野日赤眼科専門機関で精密検査に於いて早急な手術はせず経過観察で済みました。
糖質制限理論実践で糖尿病改善完治。
眼・脳梗塞などが軽減し生きながらえたは事実で感謝の限りです。
現状の
歯がゆい日本医療界!!
改善への指導・選択肢を与えない日本医療界!!
ネット時代にあり得ない隠蔽の限りの日本医療界!!
今だ日本医療界はガラパゴス!!
情けない限り!!
近年は東京での江部先生公演も増えたので都内お越しの折には、いつか先生には機会あれば感謝と共に日本糖尿病学会信者医者・医療の現状をデータと共に直接話伝えたいです。
文章では能力無く伝えたい事も怒りが先立ちうまく書けません。
敬具
都内河北 鈴木
東京都杉並区在住
昨年末私の糖質制限による改善医療データを送付し先生よりサイン入り著書を頂いた都内河北 鈴木と申します。
21年来の糖尿病が2012,10,1より糖質制限理論で3か月で正常化し、自身人体実験しながらも2014,1よりはhbA1cは5,8を維持しています。
9月からは糖尿病服用薬無しでhbA1c数値は変わらず悪化していません。
体調は快調です。
しかし今年3月、先月ですが右目に眼底出血が見つかりました。
眼科担当医には江部先生糖質制限理論で2年程前より糖尿病は安定していると話したら、「長年の病態悪化の影響は加齢と共に回避出来ない」との返答でした。
もっと早く江部先生を知り得ていたらと悔やまれるばかりです。
武蔵野日赤眼科専門機関で精密検査に於いて早急な手術はせず経過観察で済みました。
糖質制限理論実践で糖尿病改善完治。
眼・脳梗塞などが軽減し生きながらえたは事実で感謝の限りです。
現状の
歯がゆい日本医療界!!
改善への指導・選択肢を与えない日本医療界!!
ネット時代にあり得ない隠蔽の限りの日本医療界!!
今だ日本医療界はガラパゴス!!
情けない限り!!
近年は東京での江部先生公演も増えたので都内お越しの折には、いつか先生には機会あれば感謝と共に日本糖尿病学会信者医者・医療の現状をデータと共に直接話伝えたいです。
文章では能力無く伝えたい事も怒りが先立ちうまく書けません。
敬具
都内河北 鈴木
東京都杉並区在住
2015/04/15(Wed) 04:26 | URL | 都内河北 鈴木 | 【編集】
先生が以前指摘されてたように、患者による集団提訴が現実のものとなりそうですね。
どうするんでしょうね・・・。
どうするんでしょうね・・・。
2015/04/15(Wed) 08:44 | URL | クワトロ | 【編集】
らこ さん
了解です。
大事なことなので、反復して記事にしたいと思います。
了解です。
大事なことなので、反復して記事にしたいと思います。
2015/04/15(Wed) 12:59 | URL | ドクター江部 | 【編集】
都内河北 鈴木 さん
データ改善、良かったです。
眼底出血は、眼科主治医の仰有るように、「高血糖の記憶」という事象と思います。
ただ、現在のHbA1c:5.8%であれば、糖尿病網膜症の進行はないです。
このままHbA1c良好を保てば
上手くいくと少しずつ改善することもありますので
これからも美味しく楽しく糖質制限食をお続け下さいね。
データ改善、良かったです。
眼底出血は、眼科主治医の仰有るように、「高血糖の記憶」という事象と思います。
ただ、現在のHbA1c:5.8%であれば、糖尿病網膜症の進行はないです。
このままHbA1c良好を保てば
上手くいくと少しずつ改善することもありますので
これからも美味しく楽しく糖質制限食をお続け下さいね。
2015/04/15(Wed) 13:04 | URL | ドクター江部 | 【編集】
2015/04/17(Fri) 12:12 | URL | 精神科医師A | 【編集】
精神科医師A さん
情報提供、ありがとうございます。
情報提供、ありがとうございます。
2015/04/17(Fri) 20:00 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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