2014年06月10日 (火)
【14/06/08 gansa
これまでの結果です。参考になればさいわいです
江部先生こんにちは。3月28日にコメントを書かせていただいたものです。
前回は実名でしたが今後は仮名で書かせていただきます。
現在54歳です。
昨年11月にHbA1cが14.5になり急ぎ先生の本を購入しとにかく頭に叩き込んで糖質制限を行ってきました。
定期健診でない11月に血液検査をしたのは、急激に痩せたことを久しぶりに会った母親と、血圧の薬を月に一度貰う調剤薬局の先生に指摘されたからです。
先生のご著書を参考にさせていただき、お昼の弁当の玄米以外は極力糖質の少ないものを、パンやラーメンも糖質制限のものを購入して先生のご著書に近づけるべく実践を続けております。
以下の一覧は、経緯でございます。
25年3月からの数値です。
25年3月と26年3月はいずれも会社の定期健診です。
25年にはメタボリックであり、動脈硬化指数3.0、体重82キロ、26年3月はメタボ脱出、動脈硬化指数1.8、体重71でした。現在の体重は68キロです。
25.3 25.11 25.12 26.3 26.5
γGT 273 135 81 73 62
中性脂肪 379 280 94 138 109
血糖 220 303 121 103 99
HbA1c 7.5 14.5 9.9 5.9 6.0
先ほど5月31日の検査結果を受け取ってきました。
私の主治医の先生、看護師さんも驚かれております。
先生のこのブログをご覧になっていらっしゃる方々へ少しでも参考になれば幸いです。】
こんにちは。
gansa さんから、糖質制限食で、血糖値、γGTP、中性脂肪、HbA1cが改善という嬉しいコメントを頂きました。
gansa さん、拙著のご購入、ありがとうございます。
劇的症状改善ですね。
大変参考になります。
素晴らしいです。
25.3 25.11 25.12 26.3 26.5
γGT 273 135 81 73 62
中性脂肪 379 280 94 138 109
血糖 220 303 121 103 99
HbA1c 7.5 14.5 9.9 5.9 6.0
平成25年3月のHbA1cが7.5%なので 、その後の8ヶ月間で14.5%まで急速に悪化しています。
この経過なら、まだまだフレッシュな糖尿病悪化であり、年余にわたっているわけではないので、今回の改善が充分間に合って、合併症予防が可能だと思います。
2014年5月の最新のHbA1c6.0%も、「食後高血糖」「平均血糖変動幅増大」がない、質の良いHbA1cです。
御母上と、調剤薬局の先生のアドバイスのおかげですね。
主治医や看護師さんもビックリされて、喜んで頂いたのでしょうか。
糖質制限食も許容して貰えたのなら良かったですね。
数年間血糖コントロール不良のまま放置してしまうと、糖尿病の合併症が生じてしまう可能性がありますので、治療開始は早ければ早いほどいいのです。
糖尿病神経障害は、特に早ければ罹病後2~3年で発症することもあります。
糖尿病網膜症は、通常は罹病後5年以降に始まるとされています。
細小血管合併症には、糖尿病神経障害、糖尿病網膜症、糖尿病腎症など、大血管合併症には、心筋梗塞、脳卒中、糖尿病足病変などがあります。
一般的には、糖尿病発症後、数年間以上の期間で合併症発症だと思います。
あと、従来の糖尿病食(高糖質食)を摂取している場合、薬物療法で一見HbA1cはコントロール良好に見えても、「食後高血糖」「平均血糖変動幅増大」という酸化ストレスリスクは防げていないので、糖尿病合併症予防も、その分は難しいと思われます。
そこが糖質制限食による質のいいHbA1c、と従来の糖尿病食(高糖質食)による質の悪いHbA1cの大きな差なのです。
江部康二
これまでの結果です。参考になればさいわいです
江部先生こんにちは。3月28日にコメントを書かせていただいたものです。
前回は実名でしたが今後は仮名で書かせていただきます。
現在54歳です。
昨年11月にHbA1cが14.5になり急ぎ先生の本を購入しとにかく頭に叩き込んで糖質制限を行ってきました。
定期健診でない11月に血液検査をしたのは、急激に痩せたことを久しぶりに会った母親と、血圧の薬を月に一度貰う調剤薬局の先生に指摘されたからです。
先生のご著書を参考にさせていただき、お昼の弁当の玄米以外は極力糖質の少ないものを、パンやラーメンも糖質制限のものを購入して先生のご著書に近づけるべく実践を続けております。
以下の一覧は、経緯でございます。
25年3月からの数値です。
25年3月と26年3月はいずれも会社の定期健診です。
25年にはメタボリックであり、動脈硬化指数3.0、体重82キロ、26年3月はメタボ脱出、動脈硬化指数1.8、体重71でした。現在の体重は68キロです。
25.3 25.11 25.12 26.3 26.5
γGT 273 135 81 73 62
中性脂肪 379 280 94 138 109
血糖 220 303 121 103 99
HbA1c 7.5 14.5 9.9 5.9 6.0
先ほど5月31日の検査結果を受け取ってきました。
私の主治医の先生、看護師さんも驚かれております。
先生のこのブログをご覧になっていらっしゃる方々へ少しでも参考になれば幸いです。】
こんにちは。
gansa さんから、糖質制限食で、血糖値、γGTP、中性脂肪、HbA1cが改善という嬉しいコメントを頂きました。
gansa さん、拙著のご購入、ありがとうございます。
劇的症状改善ですね。
大変参考になります。
素晴らしいです。
25.3 25.11 25.12 26.3 26.5
γGT 273 135 81 73 62
中性脂肪 379 280 94 138 109
血糖 220 303 121 103 99
HbA1c 7.5 14.5 9.9 5.9 6.0
平成25年3月のHbA1cが7.5%なので 、その後の8ヶ月間で14.5%まで急速に悪化しています。
この経過なら、まだまだフレッシュな糖尿病悪化であり、年余にわたっているわけではないので、今回の改善が充分間に合って、合併症予防が可能だと思います。
2014年5月の最新のHbA1c6.0%も、「食後高血糖」「平均血糖変動幅増大」がない、質の良いHbA1cです。
御母上と、調剤薬局の先生のアドバイスのおかげですね。
主治医や看護師さんもビックリされて、喜んで頂いたのでしょうか。
糖質制限食も許容して貰えたのなら良かったですね。
数年間血糖コントロール不良のまま放置してしまうと、糖尿病の合併症が生じてしまう可能性がありますので、治療開始は早ければ早いほどいいのです。
糖尿病神経障害は、特に早ければ罹病後2~3年で発症することもあります。
糖尿病網膜症は、通常は罹病後5年以降に始まるとされています。
細小血管合併症には、糖尿病神経障害、糖尿病網膜症、糖尿病腎症など、大血管合併症には、心筋梗塞、脳卒中、糖尿病足病変などがあります。
一般的には、糖尿病発症後、数年間以上の期間で合併症発症だと思います。
あと、従来の糖尿病食(高糖質食)を摂取している場合、薬物療法で一見HbA1cはコントロール良好に見えても、「食後高血糖」「平均血糖変動幅増大」という酸化ストレスリスクは防げていないので、糖尿病合併症予防も、その分は難しいと思われます。
そこが糖質制限食による質のいいHbA1c、と従来の糖尿病食(高糖質食)による質の悪いHbA1cの大きな差なのです。
江部康二
先生の本を2冊買い糖質制限を勉強し、実践すると総ケトン体が増え主治医から入院をすすめられました。総ケトンは953でした。空腹時血糖値101。先生のブログで病的ケトンと生理的ケトンを読んでたので主治医に言いましたが、自分は糖質制限はすすめられない。体が酸性に傾くのはダメだ、と、言われ足の付け根の動脈から採血し血ガス??の検査をしました。また、主食を摂るようになり総ケトンは150まで下がりました。糖質制限を指導してくれる病院も探しましたが、遠くて通うのは無理です。患者である私は糖質制限したくても、医者が許してくれず見捨てられたくない私は医者に従うしかないのです。いつになれば糖質制限が一般的になるのでしょうか。早くどこの病院でも医師の指導のもと、糖質制限をやれるようになって欲しいです。
2014/06/10(Tue) 18:21 | URL | 長生き | 【編集】
江部先生へ
この度は私の症状を公開いただきありがとうございます。少しでも皆様の参考になればと存じます。主治医の先生も糖質制限に反対されることなく、逆に先生も太り気味ですね私が糖質制限でなにをすればよいかレクチャーしております(笑い)
さて1点どうしても気になる点がございます。
先生の膨大なブログから探しきることが出来ない根本的な問題です。
糖尿病は治ることがあるのでしょうか?
このまま糖質制限を一生続ける必要があるのでしょうか?
実は家内と糖質制限でひとつ大喧嘩になりまして・・・通常の食事よりたとえばパンひとつについても高値で家計を圧迫しております。
たぶん昔より糖質制限をされる方は江部先生のおかげで多くなり、そのために多種多様の低糖質のものが出てきており、昔の糖尿人の方々より恵まれている状態は良く存じ上げております。
一般論で結構でございます。また解釈は当然自己責任でございます。糖尿病は治るものか、一生コントロールするものかご教授いただくか、先生の膨大なブログ、若しくはご著書のどこかに示されているかお教えいただきたくお願い申し上げます。
この度は私の症状を公開いただきありがとうございます。少しでも皆様の参考になればと存じます。主治医の先生も糖質制限に反対されることなく、逆に先生も太り気味ですね私が糖質制限でなにをすればよいかレクチャーしております(笑い)
さて1点どうしても気になる点がございます。
先生の膨大なブログから探しきることが出来ない根本的な問題です。
糖尿病は治ることがあるのでしょうか?
このまま糖質制限を一生続ける必要があるのでしょうか?
実は家内と糖質制限でひとつ大喧嘩になりまして・・・通常の食事よりたとえばパンひとつについても高値で家計を圧迫しております。
たぶん昔より糖質制限をされる方は江部先生のおかげで多くなり、そのために多種多様の低糖質のものが出てきており、昔の糖尿人の方々より恵まれている状態は良く存じ上げております。
一般論で結構でございます。また解釈は当然自己責任でございます。糖尿病は治るものか、一生コントロールするものかご教授いただくか、先生の膨大なブログ、若しくはご著書のどこかに示されているかお教えいただきたくお願い申し上げます。
横入り失礼します。
糖尿歴25年の者です。
糖尿病は治るのか?という疑問ですが、私は(現在の医学では)治らないものだと思っています。
そして同時に「糖尿病は病気では無い」とも思っています。
お酒に強い人と弱い人がいますよね。
その原因はアルコール代謝を司る酵素が…とか原因があるのでしょうが、表面に見えるのは「酒に強いか弱いか」だけです。
そういう「体質」なんだと考えて、飲み方に気を付けますよね。
下戸が浴びるほど酒を飲めば、救急車モノです。
これと同じのが糖尿病だと思いますよ。
私たち(2型)糖尿人は「上がった血糖値が下がりにくい体質」の持ち主だと考えます。
そうなる原因はインスリンの分泌能が下がったり、インスリン抵抗性が…といろいろあるでしょうが、現象上は「血糖値が下がりにくい」ということです。
若い頃はそうでもなかったが、年を経るに従って体質が変わってそうなった。
だから食べ方に気をつける、それだけの事です。
仰られるように、私が最初の糖質制限をしていた10年前とは食べ物の選択には困らなくなりました。
パン一つをとっても、というご指摘ですがシャトレーゼの低糖質パンは1個108円(税別)です。
ホームベーカリーをお持ちなら、自身でブランパンや大豆粉パンを作ればコストはそう大きくありません。
私はどう工夫しても味で太刀打ちできないので、白旗を上げてシャトレーゼから買っていますがw。
150円ほどで今や全国のスーパーで買えるようになった紀文の糖質0g麺は、常備食になっています。
コンニャクや豆腐、納豆などを組み合わせればそれほど家計を圧迫しませんよ。
主夫として買い物を担当している私が言うんだから間違いありません!
糖尿病になってしまった、と悲観的にならずに、体質が変わったと思って気楽に付き合っていきましょう。
食べ方に気をつけていれば、私たち(2型)糖尿人は普通人と同じなんですから。
糖尿歴25年の者です。
糖尿病は治るのか?という疑問ですが、私は(現在の医学では)治らないものだと思っています。
そして同時に「糖尿病は病気では無い」とも思っています。
お酒に強い人と弱い人がいますよね。
その原因はアルコール代謝を司る酵素が…とか原因があるのでしょうが、表面に見えるのは「酒に強いか弱いか」だけです。
そういう「体質」なんだと考えて、飲み方に気を付けますよね。
下戸が浴びるほど酒を飲めば、救急車モノです。
これと同じのが糖尿病だと思いますよ。
私たち(2型)糖尿人は「上がった血糖値が下がりにくい体質」の持ち主だと考えます。
そうなる原因はインスリンの分泌能が下がったり、インスリン抵抗性が…といろいろあるでしょうが、現象上は「血糖値が下がりにくい」ということです。
若い頃はそうでもなかったが、年を経るに従って体質が変わってそうなった。
だから食べ方に気をつける、それだけの事です。
仰られるように、私が最初の糖質制限をしていた10年前とは食べ物の選択には困らなくなりました。
パン一つをとっても、というご指摘ですがシャトレーゼの低糖質パンは1個108円(税別)です。
ホームベーカリーをお持ちなら、自身でブランパンや大豆粉パンを作ればコストはそう大きくありません。
私はどう工夫しても味で太刀打ちできないので、白旗を上げてシャトレーゼから買っていますがw。
150円ほどで今や全国のスーパーで買えるようになった紀文の糖質0g麺は、常備食になっています。
コンニャクや豆腐、納豆などを組み合わせればそれほど家計を圧迫しませんよ。
主夫として買い物を担当している私が言うんだから間違いありません!
糖尿病になってしまった、と悲観的にならずに、体質が変わったと思って気楽に付き合っていきましょう。
食べ方に気をつけていれば、私たち(2型)糖尿人は普通人と同じなんですから。
2014/06/11(Wed) 13:33 | URL | 出戻りセイゲニスト Hiro | 【編集】
長生きさん
それは、とても残念でした。
欧米では、生理的ケトン体と病理的ケトアシドーシスは違うことは
多くの医師の共通の知識なのですが、日本ではそのレベルにないのです。
糖質制限食指導OKの医療機関を地道に日本全国に増やしていくよう今後も
活動していきます。
それは、とても残念でした。
欧米では、生理的ケトン体と病理的ケトアシドーシスは違うことは
多くの医師の共通の知識なのですが、日本ではそのレベルにないのです。
糖質制限食指導OKの医療機関を地道に日本全国に増やしていくよう今後も
活動していきます。
2014/06/11(Wed) 21:04 | URL | ドクター江部 | 【編集】
gansa さん
2009年07月31日 (金)の本ブログ記事
「糖尿病は治る?治らない?」
をご参照頂けば幸いです。
2009年07月31日 (金)の本ブログ記事
「糖尿病は治る?治らない?」
をご参照頂けば幸いです。
2014/06/11(Wed) 21:12 | URL | ドクター江部 | 【編集】
こんばんは。Hiro様教えていただきありがとうございます。特にシャトレーゼ、通販で送料高いのではと思いましたが、なんと自宅の近く、長男の通学路の途中にありました。今度買いに走ります。紀文の麺の情報もありがとうございます。どこのお店にあるか探索を開始します。
さてHiroさん江部先生のご教授よく分かりました。とくに糖尿病は病気ではないとの考え方、なるほどと納得しました。実は今年26年3月の血糖値103は食後2時間後です(ただし朝食は当然低糖質のパンとエリスリトール入りのコーヒーに卵ですが)ので、まだ期待をもって今後もがんばってみます。続けて糖質制限を無理せずがんばります。
さてHiroさん江部先生のご教授よく分かりました。とくに糖尿病は病気ではないとの考え方、なるほどと納得しました。実は今年26年3月の血糖値103は食後2時間後です(ただし朝食は当然低糖質のパンとエリスリトール入りのコーヒーに卵ですが)ので、まだ期待をもって今後もがんばってみます。続けて糖質制限を無理せずがんばります。
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