2012年06月05日 (火)
こんばんは。
tagashuu さん(31歳男性医師)から、体重減少、脂肪肝・中性脂肪改善という嬉しいコメントをいただきました。心理面、脂漏性皮膚炎も改善です。
「やせの大食い」に関する質問もいただきました。
【12/06/03 tagashuu
やせの大食い
江部先生、はじめまして。
若干緊張しながら初めてコメントを書かせていただきます。
私は鳥取県で脳神経系をサブスペシャリティとするプライマリケア医を目指し修行中の31歳男性医師です。
昨年12月頃に夏井睦先生の「新しい創傷治療」での糖質制限の話題をきっかけに先生のブログを読ませて頂くようになりました。
私は当時体重134kgの巨漢で、これまで年々体重が増え続ける危機的な状況でした。
しかし先生の提唱される糖質制限を、先生の御著書「糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食」や「主食をやめると健康になる」などを参考に実施させて頂き半年、現在は114kgまで体重が減り、おかげさまで体調もすこぶる快調となりました。
体重以外にも喜ばしい体の変化が続出しました。他のブログ読者の皆様方も時々なさっているように私も健康診断の血液検査データの一部を提示させて頂きたいと思います。ちなみに喫煙・飲酒習慣はございません。
H23/9/30 H24/4/24
空腹時血糖 83 → 84
HbA1c(JDS) 5.3% → 4.9%
HDL-C 39 → 44
LDL-C 158 → 147
TG 181 → 63
GOT 70 → 24
GPT 124 → 25
γ-GTP 107 → 42
Cr 0.7 → 0.9
尿酸 6.5 → 8.1
長年どうやっても改善できなかった脂肪肝や中性脂肪の値が一気に正常化し、体も軽くなり今までやる気が起こらなかった運動習慣も作ることができるようになりました。
また開始前は個人的な事情で抑うつ状態でしたが、糖質制限開始後よりかなり気分が晴れて動きやすくなることを経験しました。SNRIなどの抗うつ薬よりもよほど糖質制限の方が効果があることを実感しました。
さらに長年鼻周りと耳の後ろに鱗屑がたまり、脂漏性皮膚炎を繰り返していたのですが、その症状もぴたっと止まりました。
糖質制限実施前は夏井睦先生の提唱する温水のみシャンプーを実施してもフケが多くて髪の毛が油でギトギトになるため体質的に温水のみは無理なのだと半ば諦めていましたが、糖質制限実施後は温水のみシャンプーでもベタつかなくなりました。
脂漏性皮膚炎にしても、フケにしても単純に脂分の摂取が多すぎるのであろうと考えていましたが、こうなるとこれらの症状も糖質の摂り過ぎが原因であったのであろうと感じています。
さらに歯も汚い人間でしたが、歯の表面がつるつるしてきているような感触も実感しています。
それらの体験を受けてこれまでの人生、自分が「炭水化物依存症」にあったということにはじめて明確に気がつかされました。
糖質制限を行って総じて先生のおっしゃる通りの体の変化が起こっており、人生を救われた気持ちです。感謝してもしきれません。
心より感謝申し上げるとともに、おそらく私のように炭水化物依存に気がついていない人はまだまだたくさんいると思うので、今後共先生方とともに糖質制限を患者さんや周囲の人たちに勧めていけるよう微力ながら尽力して参ります。
長くなってしまい大変恐縮ですが、ひとつだけ質問をさせて下さい。
肥満の改善に糖質制限が有効なことは自身の体験でも確信できたのですが、世の中には食べても食べてもやせてしまうという体質の人がいると思います。
先生が示されていることの中に「やせすぎの人が糖質制限を実施するとBMI22に近づく」というのがあったと思いますが、これはどうしてそうなるのでしょうか?
そもそもこうした人たちはなぜ食べ過ぎてもやせてしまうのでしょうか。
体質だからと言ってしまえばそれまでですが、こうした人たちが糖質を摂った際には体の中でどういうことが起こっているのか非常に興味があります。
もしご迷惑でなければ御教示頂ければ幸甚です。
御多忙中大変恐縮ですが、何卒宜しくお願い申し上げます。】
H23/9/30 H24/4/24
体重 134kg → 114kg
TG 181 → 63
GOT 70 → 24
GPT 124 → 25
γ-GTP 107 → 42
tagashuu さん
まずは、データの素晴らしい改善、良かったです。
また脂漏性皮膚炎、頭皮もお湯だけでOK・・・
こちらも見事な改善ですね。
私も2011年1月から、ずっとお湯だけでシャンプーなしです。
夏井先生のサイトで、お湯洗いとお酢にしてもっと快適という女性のコメントを見て、私は「お湯洗い+無添加リンス」として、結構快適です。
さらに心理的にも良い効果があったとのことですが、他のブログ読者からも、そういうコメントをいただくことがあります。
皆が皆というわけにも行かないのでしょうが、糖質制限食で心理的に安定する方々がおられることは間違いありません。
ご質問の「やせの大食い」ですが、大食い選手権に出場するような特殊例は置いといて、 基礎代謝が高い人と思います。 30代までの私がそうでした。
当時は食べても食べても太りませんでしたが、40才ぐらいから、急に腹が出はじめました。
おそらく体重は不変でも若い頃に比し、徐々に筋肉量が減り脂肪量が増えて基礎代謝が減っていった結果なのでしょう。
「やせすぎの人が糖質制限を実施するとBMI22に近づく」
こちらは、小食タイプの人が、糖質制限食実践でしっかりエネルギー摂取することで、適正体重になるのだと思います。
江部康二
tagashuu さん(31歳男性医師)から、体重減少、脂肪肝・中性脂肪改善という嬉しいコメントをいただきました。心理面、脂漏性皮膚炎も改善です。
「やせの大食い」に関する質問もいただきました。
【12/06/03 tagashuu
やせの大食い
江部先生、はじめまして。
若干緊張しながら初めてコメントを書かせていただきます。
私は鳥取県で脳神経系をサブスペシャリティとするプライマリケア医を目指し修行中の31歳男性医師です。
昨年12月頃に夏井睦先生の「新しい創傷治療」での糖質制限の話題をきっかけに先生のブログを読ませて頂くようになりました。
私は当時体重134kgの巨漢で、これまで年々体重が増え続ける危機的な状況でした。
しかし先生の提唱される糖質制限を、先生の御著書「糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食」や「主食をやめると健康になる」などを参考に実施させて頂き半年、現在は114kgまで体重が減り、おかげさまで体調もすこぶる快調となりました。
体重以外にも喜ばしい体の変化が続出しました。他のブログ読者の皆様方も時々なさっているように私も健康診断の血液検査データの一部を提示させて頂きたいと思います。ちなみに喫煙・飲酒習慣はございません。
H23/9/30 H24/4/24
空腹時血糖 83 → 84
HbA1c(JDS) 5.3% → 4.9%
HDL-C 39 → 44
LDL-C 158 → 147
TG 181 → 63
GOT 70 → 24
GPT 124 → 25
γ-GTP 107 → 42
Cr 0.7 → 0.9
尿酸 6.5 → 8.1
長年どうやっても改善できなかった脂肪肝や中性脂肪の値が一気に正常化し、体も軽くなり今までやる気が起こらなかった運動習慣も作ることができるようになりました。
また開始前は個人的な事情で抑うつ状態でしたが、糖質制限開始後よりかなり気分が晴れて動きやすくなることを経験しました。SNRIなどの抗うつ薬よりもよほど糖質制限の方が効果があることを実感しました。
さらに長年鼻周りと耳の後ろに鱗屑がたまり、脂漏性皮膚炎を繰り返していたのですが、その症状もぴたっと止まりました。
糖質制限実施前は夏井睦先生の提唱する温水のみシャンプーを実施してもフケが多くて髪の毛が油でギトギトになるため体質的に温水のみは無理なのだと半ば諦めていましたが、糖質制限実施後は温水のみシャンプーでもベタつかなくなりました。
脂漏性皮膚炎にしても、フケにしても単純に脂分の摂取が多すぎるのであろうと考えていましたが、こうなるとこれらの症状も糖質の摂り過ぎが原因であったのであろうと感じています。
さらに歯も汚い人間でしたが、歯の表面がつるつるしてきているような感触も実感しています。
それらの体験を受けてこれまでの人生、自分が「炭水化物依存症」にあったということにはじめて明確に気がつかされました。
糖質制限を行って総じて先生のおっしゃる通りの体の変化が起こっており、人生を救われた気持ちです。感謝してもしきれません。
心より感謝申し上げるとともに、おそらく私のように炭水化物依存に気がついていない人はまだまだたくさんいると思うので、今後共先生方とともに糖質制限を患者さんや周囲の人たちに勧めていけるよう微力ながら尽力して参ります。
長くなってしまい大変恐縮ですが、ひとつだけ質問をさせて下さい。
肥満の改善に糖質制限が有効なことは自身の体験でも確信できたのですが、世の中には食べても食べてもやせてしまうという体質の人がいると思います。
先生が示されていることの中に「やせすぎの人が糖質制限を実施するとBMI22に近づく」というのがあったと思いますが、これはどうしてそうなるのでしょうか?
そもそもこうした人たちはなぜ食べ過ぎてもやせてしまうのでしょうか。
体質だからと言ってしまえばそれまでですが、こうした人たちが糖質を摂った際には体の中でどういうことが起こっているのか非常に興味があります。
もしご迷惑でなければ御教示頂ければ幸甚です。
御多忙中大変恐縮ですが、何卒宜しくお願い申し上げます。】
H23/9/30 H24/4/24
体重 134kg → 114kg
TG 181 → 63
GOT 70 → 24
GPT 124 → 25
γ-GTP 107 → 42
tagashuu さん
まずは、データの素晴らしい改善、良かったです。
また脂漏性皮膚炎、頭皮もお湯だけでOK・・・
こちらも見事な改善ですね。
私も2011年1月から、ずっとお湯だけでシャンプーなしです。
夏井先生のサイトで、お湯洗いとお酢にしてもっと快適という女性のコメントを見て、私は「お湯洗い+無添加リンス」として、結構快適です。
さらに心理的にも良い効果があったとのことですが、他のブログ読者からも、そういうコメントをいただくことがあります。
皆が皆というわけにも行かないのでしょうが、糖質制限食で心理的に安定する方々がおられることは間違いありません。
ご質問の「やせの大食い」ですが、大食い選手権に出場するような特殊例は置いといて、 基礎代謝が高い人と思います。 30代までの私がそうでした。
当時は食べても食べても太りませんでしたが、40才ぐらいから、急に腹が出はじめました。
おそらく体重は不変でも若い頃に比し、徐々に筋肉量が減り脂肪量が増えて基礎代謝が減っていった結果なのでしょう。
「やせすぎの人が糖質制限を実施するとBMI22に近づく」
こちらは、小食タイプの人が、糖質制限食実践でしっかりエネルギー摂取することで、適正体重になるのだと思います。
江部康二
2012/06/05(Tue) 18:58 | URL | 北九州 三島 | 【編集】
江部先生、こんばんわ。
tagashuuさんのデ-タで気になる点があります。それは、尿酸が6.5から8.1に大きく上昇していることです。
私は糖質制限食を始める前は、尿酸値は5.2程度でしたが、ス-パ-糖質制限食を開始して、HA1cや血糖値はすぐに正常値となったのですが、尿酸値が上昇、今年の4月には7.6となりました。5月10日頃、突然血尿が出るとともに尿とともに小さい石が数個でました。泌尿器科でMRI検査の結果、腎臓に結石があるとのことで、現在、ウラリットとウロカルンという薬を飲んで治療中です。
先生の過去のブログを見ると、糖質制限食で尿酸値は変化しない、下がる、上昇する場合があるので、尿酸値と糖質制限食と直接関係はないとのことです。
私の場合は、ス-パ-糖質制限食を開始後から尿酸値が上昇しているので、何らかの影響があると思われます。
血糖値、HA1cのためにス-パ-糖質制限食は必ず継続したいのですが、尿酸値を上げない方法はあるでしょうか。お教えいただければ幸いです。
なお、糖質制限食開始後、尿のpHは5.0と低い値です。糖質制限食開始前のpHは不明です。
名古屋・h
tagashuuさんのデ-タで気になる点があります。それは、尿酸が6.5から8.1に大きく上昇していることです。
私は糖質制限食を始める前は、尿酸値は5.2程度でしたが、ス-パ-糖質制限食を開始して、HA1cや血糖値はすぐに正常値となったのですが、尿酸値が上昇、今年の4月には7.6となりました。5月10日頃、突然血尿が出るとともに尿とともに小さい石が数個でました。泌尿器科でMRI検査の結果、腎臓に結石があるとのことで、現在、ウラリットとウロカルンという薬を飲んで治療中です。
先生の過去のブログを見ると、糖質制限食で尿酸値は変化しない、下がる、上昇する場合があるので、尿酸値と糖質制限食と直接関係はないとのことです。
私の場合は、ス-パ-糖質制限食を開始後から尿酸値が上昇しているので、何らかの影響があると思われます。
血糖値、HA1cのためにス-パ-糖質制限食は必ず継続したいのですが、尿酸値を上げない方法はあるでしょうか。お教えいただければ幸いです。
なお、糖質制限食開始後、尿のpHは5.0と低い値です。糖質制限食開始前のpHは不明です。
名古屋・h
おはようございます。報告です。
ローソンにて昨日から販売されたブラン入りのパンを食べてみました。
http://www.lawson.co.jp/company/news/061261/
私が食べたのは、
はちみつ豆乳クリームブランで、熱量 183kcal、蛋白質 9.0g、脂質 10.0g、糖質 11.0g、食物繊維 6.4g、ナトリウム 152mg
でした。
見た目は、黒パン。食感は、意外とフワフワ。味は、普通に食べれます。
このパンに、サラダ、チーズ、コーヒーで糖質20gを達成できるかと思います。
糖質制限がモット浸透して欲しいと思います。
ローソンにて昨日から販売されたブラン入りのパンを食べてみました。
http://www.lawson.co.jp/company/news/061261/
私が食べたのは、
はちみつ豆乳クリームブランで、熱量 183kcal、蛋白質 9.0g、脂質 10.0g、糖質 11.0g、食物繊維 6.4g、ナトリウム 152mg
でした。
見た目は、黒パン。食感は、意外とフワフワ。味は、普通に食べれます。
このパンに、サラダ、チーズ、コーヒーで糖質20gを達成できるかと思います。
糖質制限がモット浸透して欲しいと思います。
2012/06/06(Wed) 09:34 | URL | あまない | 【編集】
いつも先生のおかげで標準血糖を維持することができありがとうございます。
このようなコメントはそのテーマ時のところにするべきか直近のものにするべきか迷いましたが、とりあえず直近のものへコメントさせて頂くことにいたします。
朝日カルチャーの講演に参加させて頂いたものです。そこで先生は昼食をすき家ですませれたとのことでした。牛丼ライトという低糖質メニュー(炭水化物15.6g、280cal、330円)で私も食べにいってまいりました。ご飯の代わりに豆腐があり、その上にレタス、キャベツなどの野菜が軽く載せてあり、ポン酢がかけてあります。そのうえに牛丼の具と汁をかけて出てきました。味はまぁまぁまぁいけるのではないでしょうか?私のようなサラリーマンが普段はお弁当を持参しているのですが、時々できないときがあるので、そういうときはすごく重宝できそうです。
楽天ですき家の牛丼特売しています。今日の夜12時までだそうです。これだと安価に糖質制限食が自宅でできますね…
http://item.rakuten.co.jp/zensho/r_gyd20-yoyaku/
京都での講演会、参加させて頂きたいと思います。
このようなコメントはそのテーマ時のところにするべきか直近のものにするべきか迷いましたが、とりあえず直近のものへコメントさせて頂くことにいたします。
朝日カルチャーの講演に参加させて頂いたものです。そこで先生は昼食をすき家ですませれたとのことでした。牛丼ライトという低糖質メニュー(炭水化物15.6g、280cal、330円)で私も食べにいってまいりました。ご飯の代わりに豆腐があり、その上にレタス、キャベツなどの野菜が軽く載せてあり、ポン酢がかけてあります。そのうえに牛丼の具と汁をかけて出てきました。味はまぁまぁまぁいけるのではないでしょうか?私のようなサラリーマンが普段はお弁当を持参しているのですが、時々できないときがあるので、そういうときはすごく重宝できそうです。
楽天ですき家の牛丼特売しています。今日の夜12時までだそうです。これだと安価に糖質制限食が自宅でできますね…
http://item.rakuten.co.jp/zensho/r_gyd20-yoyaku/
京都での講演会、参加させて頂きたいと思います。
名古屋hさん
糖質制限している小児科医です。
糖質制限する前からやや高尿酸血症があり、尿のアルカリ化を心がけていました。
糖質制限する開始後少し上昇しましたが、4ヶ月経過した今は正常範囲に落ち着いています。
糖質制限食は尿が酸性化しやすく尿酸結石ができやすいかもしれません。
http://www.tufu.sakura.ne.jp/arukarisyokuhin.html
尿アルカリ化薬には、クエン酸カリウムとクエン酸ナトリウムの合剤ということで、それなら素人思考で梅干しを毎朝一粒食べています。
結石ができた方は治療が必要だと思いますが、結石ができていない方は尿アルカリ化を予防してもいいかもしれません。
糖質制限している小児科医です。
糖質制限する前からやや高尿酸血症があり、尿のアルカリ化を心がけていました。
糖質制限する開始後少し上昇しましたが、4ヶ月経過した今は正常範囲に落ち着いています。
糖質制限食は尿が酸性化しやすく尿酸結石ができやすいかもしれません。
http://www.tufu.sakura.ne.jp/arukarisyokuhin.html
尿アルカリ化薬には、クエン酸カリウムとクエン酸ナトリウムの合剤ということで、それなら素人思考で梅干しを毎朝一粒食べています。
結石ができた方は治療が必要だと思いますが、結石ができていない方は尿アルカリ化を予防してもいいかもしれません。
気になったので自分も少し調べてみました。
食品中プリン体含有量一覧
http://act1102.gooside.com/sage_016.htm
糖質制限では推奨されているステーキや魚の切り身などはプリン体の含有量が高いようですね。
一方で、食品自体に含まれるプリン体の影響はあまり大きくないという意見も。
http://www.ces55.com/tufu-purintaiyori.html
・尿酸値を上げるプリン体のほとんどは体内の細胞が作りだしている
・このため尿酸値を下げるには、むしろカロリー制限をした方が効果が高い
・アルコール類は種類にかかわらず尿酸値を上げる
糖質制限 + カロリー制限 + アルコール制限 を並行して行うのが最強、という事でしょうか。
食品中プリン体含有量一覧
http://act1102.gooside.com/sage_016.htm
糖質制限では推奨されているステーキや魚の切り身などはプリン体の含有量が高いようですね。
一方で、食品自体に含まれるプリン体の影響はあまり大きくないという意見も。
http://www.ces55.com/tufu-purintaiyori.html
・尿酸値を上げるプリン体のほとんどは体内の細胞が作りだしている
・このため尿酸値を下げるには、むしろカロリー制限をした方が効果が高い
・アルコール類は種類にかかわらず尿酸値を上げる
糖質制限 + カロリー制限 + アルコール制限 を並行して行うのが最強、という事でしょうか。
2012/06/06(Wed) 17:42 | URL | ホットうどん | 【編集】
拝啓 江部先生
久しぶりに投稿致します。
先生のブログを拝見し、糖質制食を始めたのが2009年の夏でした。
以降、徐々にスーパー制限食の精度を高めつつ努力し、今では週1回は大好きなラーメンやパスタを食しつつも、その際でも食前のグルコバイ服用+食後2時間半以上のウォーキングは欠かしません。
明日50歳を迎える本日、年に1度の人間ドックに行ってきましたが、32歳から記録している空腹血糖値は、それが奏功し過去二番目に良い値98(34歳時の95以来)でした。努力が実った形が数字で表れ、とてもうれしかったです。
血糖値:123(2008.6)→101(2009.6)→115(2010.6)→108(2011.6)→98(2012.6)
一方で、今回のご相談はここからで、大変な問題が生じました。
尿酸値が上昇しているのです。
尿酸値:5.8(2006~08.6平均)→6.7(2009.6)→7.5(2010.6)→7.6(2011.6)→9.4(2012.6)
確かに、最近の食事は肉魚系が多いのですが、野菜もきちんと摂取しています。
江部先生の過去のブログを拝見すると、尿酸値の影響は個人差があるとのことですし、納先生の研究結果も拝見しました。
しかし、この状況にどう対処すればよろしいでしょうか。
血糖値と尿酸値の改善が二律背反のようで、これを打開したく御助言をよろしくお願い申し上げます。
敬具
久しぶりに投稿致します。
先生のブログを拝見し、糖質制食を始めたのが2009年の夏でした。
以降、徐々にスーパー制限食の精度を高めつつ努力し、今では週1回は大好きなラーメンやパスタを食しつつも、その際でも食前のグルコバイ服用+食後2時間半以上のウォーキングは欠かしません。
明日50歳を迎える本日、年に1度の人間ドックに行ってきましたが、32歳から記録している空腹血糖値は、それが奏功し過去二番目に良い値98(34歳時の95以来)でした。努力が実った形が数字で表れ、とてもうれしかったです。
血糖値:123(2008.6)→101(2009.6)→115(2010.6)→108(2011.6)→98(2012.6)
一方で、今回のご相談はここからで、大変な問題が生じました。
尿酸値が上昇しているのです。
尿酸値:5.8(2006~08.6平均)→6.7(2009.6)→7.5(2010.6)→7.6(2011.6)→9.4(2012.6)
確かに、最近の食事は肉魚系が多いのですが、野菜もきちんと摂取しています。
江部先生の過去のブログを拝見すると、尿酸値の影響は個人差があるとのことですし、納先生の研究結果も拝見しました。
しかし、この状況にどう対処すればよろしいでしょうか。
血糖値と尿酸値の改善が二律背反のようで、これを打開したく御助言をよろしくお願い申し上げます。
敬具
北九州 三島 さん。
トランス脂肪酸は無害かも?ということですね。
続くとなってましたので、回答がどうなのでしょう。
トランス脂肪酸は無害かも?ということですね。
続くとなってましたので、回答がどうなのでしょう。
2012/06/06(Wed) 22:58 | URL | ドクター江部 | 【編集】
tagashuu さん。
素晴らしい着眼の研究になると思います。
是非、よろしくお願い申し上げます。
ロッテルダムの研究で、インスリン注射中の患者さんは、糖尿病でない高齢者の4倍のアルツハイマー病リスクとされています。
久山町研究では糖尿病患者のアルツハイマーリスクは、糖尿病がないヒトの倍とされています。
高インスリン血症や高血糖がアルツハイマー病のリスクになることは間違いないので
糖質制限食の予防効果はおおいに期待できます。
脳梗塞など動脈硬化疾患がベースにある認知症も、糖質制限食で予防が期待できます。
素晴らしい着眼の研究になると思います。
是非、よろしくお願い申し上げます。
ロッテルダムの研究で、インスリン注射中の患者さんは、糖尿病でない高齢者の4倍のアルツハイマー病リスクとされています。
久山町研究では糖尿病患者のアルツハイマーリスクは、糖尿病がないヒトの倍とされています。
高インスリン血症や高血糖がアルツハイマー病のリスクになることは間違いないので
糖質制限食の予防効果はおおいに期待できます。
脳梗塞など動脈硬化疾患がベースにある認知症も、糖質制限食で予防が期待できます。
2012/06/06(Wed) 23:05 | URL | ドクター江部 | 【編集】
名古屋・hさん
「糖質制限食で尿酸値は変化しない、下がる、上昇する場合がある」
というのは、関係ないのではなくて、糖質制限食したときの反応が3パターンあるということです。
一番多いのは低カロリーになってしまったとき尿酸が上昇しやすいです。
いったん上昇しても、半年レベルでもとに戻ることが多いですので、通常は経過をみればいいです。
しかし過去痛風発作を起こしたことがある人や尿路結石のある人は薬物治療の適応となります。
「糖質制限食で尿酸値は変化しない、下がる、上昇する場合がある」
というのは、関係ないのではなくて、糖質制限食したときの反応が3パターンあるということです。
一番多いのは低カロリーになってしまったとき尿酸が上昇しやすいです。
いったん上昇しても、半年レベルでもとに戻ることが多いですので、通常は経過をみればいいです。
しかし過去痛風発作を起こしたことがある人や尿路結石のある人は薬物治療の適応となります。
2012/06/06(Wed) 23:21 | URL | ドクター江部 | 【編集】
mikimiku-papa さん。
ダイエット順調で良かったです。
魚・肉などの動物蛋白もしっかり摂取してくださいね。
ダイエット順調で良かったです。
魚・肉などの動物蛋白もしっかり摂取してくださいね。
2012/06/06(Wed) 23:24 | URL | ドクター江部 | 【編集】
まーのこ
2012.7.1(日)国立京都国際会館
日本東洋医学会の市民公開講座
『糖尿病・生活習慣病と糖質制限食』
へのご参加、ありがとうございます。
楽しくわかりやすい話を心がけます。
ところで、すき家の「牛丼ライト」は持ち帰りができないメニューなのが残念です。
2012.7.1(日)国立京都国際会館
日本東洋医学会の市民公開講座
『糖尿病・生活習慣病と糖質制限食』
へのご参加、ありがとうございます。
楽しくわかりやすい話を心がけます。
ところで、すき家の「牛丼ライト」は持ち帰りができないメニューなのが残念です。
2012/06/06(Wed) 23:35 | URL | ドクター江部 | 【編集】
おかだ 先生
貴重な情報をありがとうございます。
貴重な情報をありがとうございます。
2012/06/06(Wed) 23:36 | URL | ドクター江部 | 【編集】
ホットうどん さん。
体内で産制する尿酸が約700mgで
食物由来の尿酸が約100mgです。
ストレスも尿酸を上昇させます。
断食や厳しいカロリー制限も尿酸を上げます。
尿酸の話、復習をかねて記事にしようと思います。
体内で産制する尿酸が約700mgで
食物由来の尿酸が約100mgです。
ストレスも尿酸を上昇させます。
断食や厳しいカロリー制限も尿酸を上げます。
尿酸の話、復習をかねて記事にしようと思います。
2012/06/06(Wed) 23:38 | URL | ドクター江部 | 【編集】
まー さん。
尿酸値上昇ですが、
もし体重減少が、大きいなら
低カロリー過ぎる可能性があります。
あとは納先生ご指摘のストレスですが・・・。
尿酸値上昇ですが、
もし体重減少が、大きいなら
低カロリー過ぎる可能性があります。
あとは納先生ご指摘のストレスですが・・・。
2012/06/06(Wed) 23:51 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生
回答ありがとうございました。に尿酸値について、3パタ-ンがあることよく理解しました。
ホットうどんさんの回答の中で、「尿酸について復習の記事」をまとめていただくとのこと、楽しみに待っていますのでよろしくおねがいします。
泌尿器科の医師からは、アルコ-ルは好ましくないといわれますが、当方にとって、ス-パ-糖質制限食継続には、アルコ-ルは必須条件となっていますので、アルコ-ルの影響についても詳しく説明いただければ幸いです。
また、当方やせ気味ですが、1日2000カロリ-以上はとっているので、カロリ-不足にはなっていないと思います。
尿酸が上がりやすいパタ-ンの者が糖質制限食を続ける上での特に注意すべき点をお教え願いたいと思います。
名古屋・h
回答ありがとうございました。に尿酸値について、3パタ-ンがあることよく理解しました。
ホットうどんさんの回答の中で、「尿酸について復習の記事」をまとめていただくとのこと、楽しみに待っていますのでよろしくおねがいします。
泌尿器科の医師からは、アルコ-ルは好ましくないといわれますが、当方にとって、ス-パ-糖質制限食継続には、アルコ-ルは必須条件となっていますので、アルコ-ルの影響についても詳しく説明いただければ幸いです。
また、当方やせ気味ですが、1日2000カロリ-以上はとっているので、カロリ-不足にはなっていないと思います。
尿酸が上がりやすいパタ-ンの者が糖質制限食を続ける上での特に注意すべき点をお教え願いたいと思います。
名古屋・h
mariraおばさん
糖質制限食で、血糖値が改善し、ダンピング症候群も多くの場合改善します。
体重が増えないなら、ナッツ類を20粒×2回/日、
果物を1/3個くらいを2回/日、
なら血糖値の上昇も少なく体重が確保できます。
嫌いでなければ、オリーブオイルを使って料理も体重確保に、いいですね。
2010年09月11日 (土)の本ブログ記事「ダンピング症候群と糖質制限食」
もご参照いただけば幸いです。
糖質制限食で、血糖値が改善し、ダンピング症候群も多くの場合改善します。
体重が増えないなら、ナッツ類を20粒×2回/日、
果物を1/3個くらいを2回/日、
なら血糖値の上昇も少なく体重が確保できます。
嫌いでなければ、オリーブオイルを使って料理も体重確保に、いいですね。
2010年09月11日 (土)の本ブログ記事「ダンピング症候群と糖質制限食」
もご参照いただけば幸いです。
2012/06/11(Mon) 18:00 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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