2012年01月27日 (金)
こんにちは。
くろねこさんから、糖質制限食で血糖値・HbA1c改善とのコメントをいただきました。
しかし、担当の栄養士さんに、
「脳はブドウ糖でしか働かないんだから、しっかりご飯食べなさい」
と、根拠のない理由で怒られたそうです。
【12/01/24 くろねこ
江部先生、初めまして。
あるブロガーさんから糖質制限というものを知り、先生のブログや著書、レシピ本を読ませて頂いて、実行中のくろねこと申します。
年明けに病院に行き、空腹時血糖が194、HbA1Cが8.2で、入院できないのかと言われたのですが、仕事の都合上どうしても無理だったので、ボグリボース0.3mgを処方され、20日後にまた来る様に言われて行った所、20日間で、空腹時血糖103、HbA1C7.1になり体重も82kg~78kgまで落ちました。あ、因みに女です(笑)
まだまだ始めて20日でしかないので、数値は良くはないですが、まさか、こんなに変わるなんて思ってもみなかったので、本当に先生には感謝しております。
担当医や栄養士の方に、何をしたの?と聞かれましたが、ここの病院は糖質制限食には否定的な考えな為、正直には言えませんでした。
でも数値にケトン体が出てた為、栄養士の方に、脳はブドウ糖でしか働かないんだから、しっかりご飯(お米)食べなさいと怒られてしまいました。仕事が不規則な私は基本一日二食ですが、それも「一日三食しっかり食べなさい」と…
前の私は、とにかく食べたい、空腹に耐えられないという感じでしたが、今は少しの空腹なら心地良さも感じれる様になりました。
だんだん自分なりの糖質制限レシピが増えてきて、考えたり、料理したりが楽しくなってきたので、本当に私に合ってるんだなぁと実感しています。
無理なく、美しくダイエットしながら、健康に近付く。この方法に出会えて、本当に嬉しいです。ありがとうございます。
長文、乱文失礼致しました。】
くろねこ さん。
拙著のご購入ありがとうございます。
【空腹時血糖194、HbA1C8.2、体重82kg
20日間で、
空腹時血糖103、HbA1C7.1、体重78kg】
素晴らしい改善ですね。(^-^)v(^-^)v
良かったです。
糖質制限食で高血糖は改善しますが、低血糖にはなりません。
肝臓でアミノ酸や乳酸やグリセロール(脂肪の分解物)からブドウ糖をつくって血液中に供給するからです。
これを糖新生といい、血糖値が正常下限に近づいた時や空腹時などに、日常的に肝臓で営まれています。
そして、スーパー糖質制限開始初期に、尿中ケトン体が陽性となりますが、3ヵ月くらいで陰性となります。
糖質を食べている人の血中ケトン体の基準値は「26~122μM/L」くらいです。
スーパー糖質制限食実践中は血中ケトン体は「200~1200μM/L」くらいになりますが、インスリン作用があるていど保たれている限り、これは生理的で正常で安全です。
3ヶ月くらい経過してしてくると、心筋や骨格筋や体細胞のケトン体利用効率がよくなり、腎臓の再吸収も高まるので、尿中ケトン体は陰性になります。
詳しくは、2011年12月27日 (火)の本ブログ記事
「血中ケトン体の安全性と基準値と糖質制限食・2011」
をご参照いただけば幸いです。
そして脳はブドウ糖以外に、このケトン体という脂肪酸の代謝産物をいくらでも自由に利用します。
それから1日2食も全く問題ありません。 人類は長いいあいだ1日2食でした。 私も34歳から、28年間、1日2食です。
2010年04月13日 (火)の本ブログ記事
「糖質制限食と食事の回数といつ食べるか?」
をご参照いただけば幸いです。
江部康二
くろねこさんから、糖質制限食で血糖値・HbA1c改善とのコメントをいただきました。
しかし、担当の栄養士さんに、
「脳はブドウ糖でしか働かないんだから、しっかりご飯食べなさい」
と、根拠のない理由で怒られたそうです。
【12/01/24 くろねこ
江部先生、初めまして。
あるブロガーさんから糖質制限というものを知り、先生のブログや著書、レシピ本を読ませて頂いて、実行中のくろねこと申します。
年明けに病院に行き、空腹時血糖が194、HbA1Cが8.2で、入院できないのかと言われたのですが、仕事の都合上どうしても無理だったので、ボグリボース0.3mgを処方され、20日後にまた来る様に言われて行った所、20日間で、空腹時血糖103、HbA1C7.1になり体重も82kg~78kgまで落ちました。あ、因みに女です(笑)
まだまだ始めて20日でしかないので、数値は良くはないですが、まさか、こんなに変わるなんて思ってもみなかったので、本当に先生には感謝しております。
担当医や栄養士の方に、何をしたの?と聞かれましたが、ここの病院は糖質制限食には否定的な考えな為、正直には言えませんでした。
でも数値にケトン体が出てた為、栄養士の方に、脳はブドウ糖でしか働かないんだから、しっかりご飯(お米)食べなさいと怒られてしまいました。仕事が不規則な私は基本一日二食ですが、それも「一日三食しっかり食べなさい」と…
前の私は、とにかく食べたい、空腹に耐えられないという感じでしたが、今は少しの空腹なら心地良さも感じれる様になりました。
だんだん自分なりの糖質制限レシピが増えてきて、考えたり、料理したりが楽しくなってきたので、本当に私に合ってるんだなぁと実感しています。
無理なく、美しくダイエットしながら、健康に近付く。この方法に出会えて、本当に嬉しいです。ありがとうございます。
長文、乱文失礼致しました。】
くろねこ さん。
拙著のご購入ありがとうございます。
【空腹時血糖194、HbA1C8.2、体重82kg
20日間で、
空腹時血糖103、HbA1C7.1、体重78kg】
素晴らしい改善ですね。(^-^)v(^-^)v
良かったです。
糖質制限食で高血糖は改善しますが、低血糖にはなりません。
肝臓でアミノ酸や乳酸やグリセロール(脂肪の分解物)からブドウ糖をつくって血液中に供給するからです。
これを糖新生といい、血糖値が正常下限に近づいた時や空腹時などに、日常的に肝臓で営まれています。
そして、スーパー糖質制限開始初期に、尿中ケトン体が陽性となりますが、3ヵ月くらいで陰性となります。
糖質を食べている人の血中ケトン体の基準値は「26~122μM/L」くらいです。
スーパー糖質制限食実践中は血中ケトン体は「200~1200μM/L」くらいになりますが、インスリン作用があるていど保たれている限り、これは生理的で正常で安全です。
3ヶ月くらい経過してしてくると、心筋や骨格筋や体細胞のケトン体利用効率がよくなり、腎臓の再吸収も高まるので、尿中ケトン体は陰性になります。
詳しくは、2011年12月27日 (火)の本ブログ記事
「血中ケトン体の安全性と基準値と糖質制限食・2011」
をご参照いただけば幸いです。
そして脳はブドウ糖以外に、このケトン体という脂肪酸の代謝産物をいくらでも自由に利用します。
それから1日2食も全く問題ありません。 人類は長いいあいだ1日2食でした。 私も34歳から、28年間、1日2食です。
2010年04月13日 (火)の本ブログ記事
「糖質制限食と食事の回数といつ食べるか?」
をご参照いただけば幸いです。
江部康二
くろねこさんの担当医や栄養士さんは、短期間での体重低下、A1C低下に危険だと判断しての事だと推測されます。
2012/01/27(Fri) 19:07 | URL | ゆきだるま | 【編集】
http://kaigyoi.blogspot.com/2012/01/blog-post_27.html#!/2012/01/blog-post_27.html
オリーブ油など多用国の揚げ物:揚げ物摂取量と冠動脈疾患リスク・死亡率の関連認めず
先生、いつもありがとうございます。ということで、オリーブ油を愛用する糖質制限人にとっては嬉しい報告です。
オリーブ油など多用国の揚げ物:揚げ物摂取量と冠動脈疾患リスク・死亡率の関連認めず
先生、いつもありがとうございます。ということで、オリーブ油を愛用する糖質制限人にとっては嬉しい報告です。
2012/01/27(Fri) 21:11 | URL | 松尾 | 【編集】
松尾 さん。
情報、ありがとうございます。
情報、ありがとうございます。
2012/01/28(Sat) 08:36 | URL | ドクター江部 | 【編集】
口臭が気になり、歯周病を疑って治療しましたが完治しません。口臭チェッカーで確認しています。歯磨きを徹底するようにします。
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