2012年01月24日 (火)
こんばんは。
2012年4月1日から、HbA1cの表記が、「今までのJDS値+0.4%」に変更になります。
日経メディカル オンラインメール 2012.1.24 第585号
に以下の記事が載りました。
【□■ 4月からHbA1cの表記が日常診療でも+0.4%に ■□
日常診療におけるHbA1cの表記を、今年4月以降、現在のJDS値の代わりに(国際標準である)NGSP値で表記することを、1月20日に日本糖尿病学会が発表しました。
既に、2010年7月から学術論文や学会発表ではNGSP相当値への表記変更が行われていますが、4月以降、HbA1cはほとんどのケースでこれまで使われてきたJDS値に0.4ポイントを加えた値となります
(換算式は「NGSP値(%)=1.02×JDS値(%)+0.25」、当面はJDS値も併記)。
これに伴い、糖尿病の診断基準の1つであった「HbA1c≧6.1%(JDS)」も、今年4月1日以降、「HbA1c≧6.5%(NGSP)」に変更されることになります。
「表記の切り替え前後では、以前の測定結果であるJDS値と新たに測定したNGSP値を比較して、『血糖コントロール不良』と判断を誤ることが考えられる。HbA1cの測定表記がどちらであるか必ず確認してほしい」
と日本糖尿病学会理事長の門脇孝氏は話しています。】
いよいよ、ガラパゴス状態だったJDS値が、国際基準のNGSP値に統一されるということですね。
2012年4月1日から表記変更ですから、門脇孝先生が指摘されているように、しばらく混乱があるかもしれません。
患者さんとしては、説明をうけてもなおかつ、
「いきなり0.4%も悪化した・・・」
と誤解することもありえますね。
まあ、根気よく何回でも説明をくりかえすしかないです。
【糖尿病の診断基準の1つであった「HbA1c≧6.1%(JDS)」も、今年4月1日以降、「HbA1c≧6.5%(NGSP)」に変更されることになります。】
「HbA1c≧6.5%(NGSP)」以上が糖尿病の診断基準の1つとなり、
「HbA1c≧6.1%(JDS)」は4月1日以降は使用しないということになります。
コントロール良好の指標も
「HbA1c<6.5%(JDS)」→「HbA1c<6.9%(NGSP)」
コントロール優の指標も
「HbA1c<5.8%(JDS)」→「HbA1c<6.2%(NGSP)」
に変更となると想います。
江部康二
2012年4月1日から、HbA1cの表記が、「今までのJDS値+0.4%」に変更になります。
日経メディカル オンラインメール 2012.1.24 第585号
に以下の記事が載りました。
【□■ 4月からHbA1cの表記が日常診療でも+0.4%に ■□
日常診療におけるHbA1cの表記を、今年4月以降、現在のJDS値の代わりに(国際標準である)NGSP値で表記することを、1月20日に日本糖尿病学会が発表しました。
既に、2010年7月から学術論文や学会発表ではNGSP相当値への表記変更が行われていますが、4月以降、HbA1cはほとんどのケースでこれまで使われてきたJDS値に0.4ポイントを加えた値となります
(換算式は「NGSP値(%)=1.02×JDS値(%)+0.25」、当面はJDS値も併記)。
これに伴い、糖尿病の診断基準の1つであった「HbA1c≧6.1%(JDS)」も、今年4月1日以降、「HbA1c≧6.5%(NGSP)」に変更されることになります。
「表記の切り替え前後では、以前の測定結果であるJDS値と新たに測定したNGSP値を比較して、『血糖コントロール不良』と判断を誤ることが考えられる。HbA1cの測定表記がどちらであるか必ず確認してほしい」
と日本糖尿病学会理事長の門脇孝氏は話しています。】
いよいよ、ガラパゴス状態だったJDS値が、国際基準のNGSP値に統一されるということですね。
2012年4月1日から表記変更ですから、門脇孝先生が指摘されているように、しばらく混乱があるかもしれません。
患者さんとしては、説明をうけてもなおかつ、
「いきなり0.4%も悪化した・・・」
と誤解することもありえますね。
まあ、根気よく何回でも説明をくりかえすしかないです。
【糖尿病の診断基準の1つであった「HbA1c≧6.1%(JDS)」も、今年4月1日以降、「HbA1c≧6.5%(NGSP)」に変更されることになります。】
「HbA1c≧6.5%(NGSP)」以上が糖尿病の診断基準の1つとなり、
「HbA1c≧6.1%(JDS)」は4月1日以降は使用しないということになります。
コントロール良好の指標も
「HbA1c<6.5%(JDS)」→「HbA1c<6.9%(NGSP)」
コントロール優の指標も
「HbA1c<5.8%(JDS)」→「HbA1c<6.2%(NGSP)」
に変更となると想います。
江部康二
江部先生、初めまして。
あるブロガーさんから糖質制限というものを知り、先生のブログや著書、レシピ本を読ませて頂いて、実行中のくろねこと申します。
年明けに病院に行き、空腹時血糖が194、HbA1Cが8.2で、入院できないのかと言われたのですが、仕事の都合上どうしても無理だったので、ボグリボース0.3mgを処方され、20日後にまた来る様に言われて行った所、20日間で、空腹時血糖103、HbA1C7.1になり体重も82kg~78kgまで落ちました。あ、因みに女です(笑)
まだまだ始めて20日でしかないので、数値は良くはないですが、まさか、こんなに変わるなんて思ってもみなかったので、本当に先生には感謝しております。
担当医や栄養士の方に、何をしたの?と聞かれましたが、ここの病院は糖質制限食には否定的な考えな為、正直には言えませんでした。
でも数値にケトン体が出てた為、栄養士の方に、脳はブドウ糖でしか働かないんだから、しっかりご飯(お米)食べなさいと怒られてしまいました。仕事が不規則な私は基本一日二食ですが、それも「一日三食しっかり食べなさい」と…
前の私は、とにかく食べたい、空腹に耐えられないという感じでしたが、今は少しの空腹なら心地良さも感じれる様になりました。
だんだん自分なりの糖質制限レシピが増えてきて、考えたり、料理したりが楽しくなってきたので、本当に私に合ってるんだなぁと実感しています。
無理なく、美しくダイエットしながら、健康に近付く。この方法に出会えて、本当に嬉しいです。ありがとうございます。
長文、乱文失礼致しました。
あるブロガーさんから糖質制限というものを知り、先生のブログや著書、レシピ本を読ませて頂いて、実行中のくろねこと申します。
年明けに病院に行き、空腹時血糖が194、HbA1Cが8.2で、入院できないのかと言われたのですが、仕事の都合上どうしても無理だったので、ボグリボース0.3mgを処方され、20日後にまた来る様に言われて行った所、20日間で、空腹時血糖103、HbA1C7.1になり体重も82kg~78kgまで落ちました。あ、因みに女です(笑)
まだまだ始めて20日でしかないので、数値は良くはないですが、まさか、こんなに変わるなんて思ってもみなかったので、本当に先生には感謝しております。
担当医や栄養士の方に、何をしたの?と聞かれましたが、ここの病院は糖質制限食には否定的な考えな為、正直には言えませんでした。
でも数値にケトン体が出てた為、栄養士の方に、脳はブドウ糖でしか働かないんだから、しっかりご飯(お米)食べなさいと怒られてしまいました。仕事が不規則な私は基本一日二食ですが、それも「一日三食しっかり食べなさい」と…
前の私は、とにかく食べたい、空腹に耐えられないという感じでしたが、今は少しの空腹なら心地良さも感じれる様になりました。
だんだん自分なりの糖質制限レシピが増えてきて、考えたり、料理したりが楽しくなってきたので、本当に私に合ってるんだなぁと実感しています。
無理なく、美しくダイエットしながら、健康に近付く。この方法に出会えて、本当に嬉しいです。ありがとうございます。
長文、乱文失礼致しました。
2012/01/24(Tue) 23:25 | URL | くろねこ | 【編集】
くろねこ さん。
拙著のご購入ありがとうございます。
血糖値、HbA1cの改善良かったです。
糖質制限食で高血糖は改善しますが、低血糖にはなりません。
肝臓で糖新生するからです。
また、脳はブドウ糖以外に、ケトン体という脂肪酸の代謝産物をいくらでも利用します。
1日2食も全く問題ありません。
人類は長いいあいだ1日2食でした。
私も34歳から、28年間、1日2食です。
拙著のご購入ありがとうございます。
血糖値、HbA1cの改善良かったです。
糖質制限食で高血糖は改善しますが、低血糖にはなりません。
肝臓で糖新生するからです。
また、脳はブドウ糖以外に、ケトン体という脂肪酸の代謝産物をいくらでも利用します。
1日2食も全く問題ありません。
人類は長いいあいだ1日2食でした。
私も34歳から、28年間、1日2食です。
2012/01/25(Wed) 09:03 | URL | ドクター江部 | 【編集】
初めまして、昨年11月下旬頃先生の本に巡り会い、12月初めより糖質制限食を試みております。
私(還暦目前)は15年ほど前に糖尿病と診断されました、そのときのHbA1cが7.5%だったと思います。
それ以来内服薬とカロリー制限食や運動で治療を続けてきました。
それから数年後HbA1cが8.5%まで上昇しましたが、徐々に下がり始めしばらくの間6%半ばから7パーセントの間を繰り返していました。
一昨年頃からまた徐々に上昇してきて、昨年11月には7.6%まで上昇しました。
内服薬も少しずつ増えて、ネシーナ1錠、グリミクロン朝1(40mg)夜1(20mg)、アクトス朝1錠となり、それでも1ヶ月で0.1%の下降のみでした。
このままでは薬漬け(以前はメルビンを服用していたが、全身の筋肉痛で中止しアクトスに変更)になってしまいそうなので、糖質制限食(普通とスーパーの中間くらい)に挑戦した次第です。
1月6日の検査でHbA1cが6.6%になり効果を実感しています、ネシーナ1錠とグリミクロン朝10mgと夜10mg、アクトスは服用していましたが低血糖は有りませんでした。
次の段階として、グリミクロンの服用を中止してみたところ血糖値が全般に上昇(食前・食後ともに20mgから30mgの上昇)しました。
また、早朝空腹時血糖値は就寝前に比べて20mgから30mg高くなります。
おそらく基礎分泌が少ないのだと思います、服薬しながら続けるのか服薬なしで続けるのか悩めるところです。
このようなコメントを投稿した経験がないので、支離滅裂なコメントになってしましました。
私(還暦目前)は15年ほど前に糖尿病と診断されました、そのときのHbA1cが7.5%だったと思います。
それ以来内服薬とカロリー制限食や運動で治療を続けてきました。
それから数年後HbA1cが8.5%まで上昇しましたが、徐々に下がり始めしばらくの間6%半ばから7パーセントの間を繰り返していました。
一昨年頃からまた徐々に上昇してきて、昨年11月には7.6%まで上昇しました。
内服薬も少しずつ増えて、ネシーナ1錠、グリミクロン朝1(40mg)夜1(20mg)、アクトス朝1錠となり、それでも1ヶ月で0.1%の下降のみでした。
このままでは薬漬け(以前はメルビンを服用していたが、全身の筋肉痛で中止しアクトスに変更)になってしまいそうなので、糖質制限食(普通とスーパーの中間くらい)に挑戦した次第です。
1月6日の検査でHbA1cが6.6%になり効果を実感しています、ネシーナ1錠とグリミクロン朝10mgと夜10mg、アクトスは服用していましたが低血糖は有りませんでした。
次の段階として、グリミクロンの服用を中止してみたところ血糖値が全般に上昇(食前・食後ともに20mgから30mgの上昇)しました。
また、早朝空腹時血糖値は就寝前に比べて20mgから30mg高くなります。
おそらく基礎分泌が少ないのだと思います、服薬しながら続けるのか服薬なしで続けるのか悩めるところです。
このようなコメントを投稿した経験がないので、支離滅裂なコメントになってしましました。
2012/01/25(Wed) 23:07 | URL | 解決ZERO | 【編集】
解決ZERO さん。
「グリミクロン朝1(40mg)夜1(20mg)」→「グリミクロン朝10mgと夜10mg」
グリミクロンが60mg→20mgに減っています。
グリミクロンを中止して血糖値上昇なら、
検査データをみながら、徐々に減らしては如何でしょう。
主治医とよくご相談ください。
「グリミクロン朝1(40mg)夜1(20mg)」→「グリミクロン朝10mgと夜10mg」
グリミクロンが60mg→20mgに減っています。
グリミクロンを中止して血糖値上昇なら、
検査データをみながら、徐々に減らしては如何でしょう。
主治医とよくご相談ください。
2012/01/26(Thu) 13:26 | URL | ドクター江部 | 【編集】
江部先生のお返事をいただき大変感謝しております。
お多忙中にもかかわらず、有り難うございました。
近々通院しますので、そのときに主治医の先生にお話ししてみます。
病歴15年ですので一朝一夕で改善するとは思っておりません、気長に続けていきます。
カロリー制限食と比べると、糖質制限食は楽しく続けることができるし食卓が明るくなったようです。
因みに昨夜からの血糖値の様子です。
25日就寝前血糖値 107
26日早朝空腹時血糖値 138
26日夕食前 113
食後1時間 136
今夜はグリミクロンの服用を忘れてしまいました。
お多忙中にもかかわらず、有り難うございました。
近々通院しますので、そのときに主治医の先生にお話ししてみます。
病歴15年ですので一朝一夕で改善するとは思っておりません、気長に続けていきます。
カロリー制限食と比べると、糖質制限食は楽しく続けることができるし食卓が明るくなったようです。
因みに昨夜からの血糖値の様子です。
25日就寝前血糖値 107
26日早朝空腹時血糖値 138
26日夕食前 113
食後1時間 136
今夜はグリミクロンの服用を忘れてしまいました。
2012/01/26(Thu) 20:45 | URL | 解決ZERO | 【編集】
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