2011年05月24日 (火)
おはようございます。
amesui さんから、ゴーヤ、菊芋の実験、そして1年間の糖質制限食の経過報告をコメントいただきました。
【11/05/23 amesui
糖質制限一年経過・・・
ゴーヤは、わたし、以前実験?しました。
データは失念しましたが、効果は見られました。
ただ、当時も申しましたか?基本的に好みの食材では有りません。
よって、その後、恒常的に食することはありません(^^
他にも、他所にて、キクイモ(成分失念)サラシアに効果をみたという情報から実験しましたが、それらは、わたしには目に見えた効果はありませんでした。
やはり個体差といいますか、その病態によるといいますか、詳しくはわかりませんが、万人に共通の効果をもたらすものではなさそうですね。
ちなみに、わたし、糖質制限一年を迎えました。
一年前はHbA1c9.2でした。
今月は4.9です(^^v
もちろん、スーパー糖質制限のみ無投薬です。
この値なら、スタンダードくらいにしてもいいかなと頭をよぎりますが、不思議と一年も続けていると、さほど炭水化物に執着が湧きません。
なにより、お酒が飲み放題なのをいいことに、毎晩、フリースタイルから始まって、焼酎、ワイン、ウィスキーといただいております。
もちろん、肝機能値と相談で、検査値が危険水域に近づいた折には、制限、禁酒することはいとわない覚悟もあります・・・。
お酒を飲めて、まったく空腹とは無縁で、難しいこと考えることもなく、美味しい物食べ放題、血糖値正常化、、、
糖質制限食に出会ったこと、今更ながらにラッキーで感謝の念にたえません。
ちなみに、中性脂肪と尿酸値が高めですが、
投薬するほどではないと言われています(^^ 】
amesui さん。
コメントありがとうございます。
一年前はHbA1c9.2→今月は4.9%、薬なしで素晴らしい改善で、良かったです。(^-^)v(^-^)v
お酒はそれなりに適量でお願いします。(^^)
中性脂肪と尿酸値もこのままスーパー糖質制限食実践で、基準値に入ると思いますよ。
2011-05-19の本ブログの如くGUMIさん、amesui さんは、ゴーヤで血糖が下がってます。一方私は全く下がらず、個人差があるということでしょうね。
次に菊芋ですが、amesui さんの実験では、血糖降下作用は見られなかったのですね。
私も菊芋には血糖を下げる作用は期待できないと思います。
五訂日本食品標準成分表によると
菊芋100g:35kcal
タンパク質 :1.9g
脂質:0.2g
糖質:13.1 ほとんどがイヌリン
食物繊維:2.0
水分:81.2g
菊芋は名前はイモと付きますが、キク科の多年草で、根はショウガの形に似たイモ状です。糖質はありますが、ジャガイモやサツマイモのようにデンプンは含まれていません。
フジ日本精糖は世界で初めて、砂糖からイヌリンを作ることに成功した会社です。
そのホームページによれば
『イヌリンは水に非常に良く溶ける食物繊維です。 普段よく食べているタマネギ、ゴボウなどといった多くの植物に存在します。キクイモやチコリには 特に多く含まれています。 血糖値の上昇を抑制するなど多くの生理作用が期待されるため、欧米では古くから糖尿病患者用の食事に利用されています。
食材 イヌリン含量
キクイモ 15~20%
チコリ 15~20%
ニンニク 9~16%
ニラ 3~10%
タマネギ 2~6%
イヌリンはヒトの胃や腸などの消化管では消化・吸収されにくい難消化性の糖質(食物繊維)です。消化・吸収される消化性糖質のでん粉やオリゴ糖とは異なり、胃や小腸ではまったく分解されません。大腸ではじめて腸内の善玉菌であるビフィズス菌などの餌として利用されます。イヌリンのカロリー値は、消化性糖質の約半分にあたる2kcal/gと推定されています。』
フジ日本精糖のホームページには、イヌリンが血糖値の上昇を抑制することが期待されると記載されていますが、私は無理と思います。
通常の糖質は4kcal/gですから、イヌリンは糖アルコールのマルチトール・ソルビトール・キシリトールなどと同じ程度のカロリーです。
カロリーがあるということは、その分体内に吸収されていることになります。
血糖値に関しては、やはり糖アルコールと同様に、通常の半分くらい上昇させると考えた方がいいと思います。
菊芋100g中に13.1gのイヌリンですので、通常の糖質に換算したら6.5gということになります。
1gの糖質が3mg血糖値を上昇させます。
菊芋は、大量に食べなければ食後血糖値が180mgを超えないと思います。
しかし、300gも食べると食後血糖値180mgを超える可能性がありますので注意が必要です。
江部康二
amesui さんから、ゴーヤ、菊芋の実験、そして1年間の糖質制限食の経過報告をコメントいただきました。
【11/05/23 amesui
糖質制限一年経過・・・
ゴーヤは、わたし、以前実験?しました。
データは失念しましたが、効果は見られました。
ただ、当時も申しましたか?基本的に好みの食材では有りません。
よって、その後、恒常的に食することはありません(^^
他にも、他所にて、キクイモ(成分失念)サラシアに効果をみたという情報から実験しましたが、それらは、わたしには目に見えた効果はありませんでした。
やはり個体差といいますか、その病態によるといいますか、詳しくはわかりませんが、万人に共通の効果をもたらすものではなさそうですね。
ちなみに、わたし、糖質制限一年を迎えました。
一年前はHbA1c9.2でした。
今月は4.9です(^^v
もちろん、スーパー糖質制限のみ無投薬です。
この値なら、スタンダードくらいにしてもいいかなと頭をよぎりますが、不思議と一年も続けていると、さほど炭水化物に執着が湧きません。
なにより、お酒が飲み放題なのをいいことに、毎晩、フリースタイルから始まって、焼酎、ワイン、ウィスキーといただいております。
もちろん、肝機能値と相談で、検査値が危険水域に近づいた折には、制限、禁酒することはいとわない覚悟もあります・・・。
お酒を飲めて、まったく空腹とは無縁で、難しいこと考えることもなく、美味しい物食べ放題、血糖値正常化、、、
糖質制限食に出会ったこと、今更ながらにラッキーで感謝の念にたえません。
ちなみに、中性脂肪と尿酸値が高めですが、
投薬するほどではないと言われています(^^ 】
amesui さん。
コメントありがとうございます。
一年前はHbA1c9.2→今月は4.9%、薬なしで素晴らしい改善で、良かったです。(^-^)v(^-^)v
お酒はそれなりに適量でお願いします。(^^)
中性脂肪と尿酸値もこのままスーパー糖質制限食実践で、基準値に入ると思いますよ。
2011-05-19の本ブログの如くGUMIさん、amesui さんは、ゴーヤで血糖が下がってます。一方私は全く下がらず、個人差があるということでしょうね。
次に菊芋ですが、amesui さんの実験では、血糖降下作用は見られなかったのですね。
私も菊芋には血糖を下げる作用は期待できないと思います。
五訂日本食品標準成分表によると
菊芋100g:35kcal
タンパク質 :1.9g
脂質:0.2g
糖質:13.1 ほとんどがイヌリン
食物繊維:2.0
水分:81.2g
菊芋は名前はイモと付きますが、キク科の多年草で、根はショウガの形に似たイモ状です。糖質はありますが、ジャガイモやサツマイモのようにデンプンは含まれていません。
フジ日本精糖は世界で初めて、砂糖からイヌリンを作ることに成功した会社です。
そのホームページによれば
『イヌリンは水に非常に良く溶ける食物繊維です。 普段よく食べているタマネギ、ゴボウなどといった多くの植物に存在します。キクイモやチコリには 特に多く含まれています。 血糖値の上昇を抑制するなど多くの生理作用が期待されるため、欧米では古くから糖尿病患者用の食事に利用されています。
食材 イヌリン含量
キクイモ 15~20%
チコリ 15~20%
ニンニク 9~16%
ニラ 3~10%
タマネギ 2~6%
イヌリンはヒトの胃や腸などの消化管では消化・吸収されにくい難消化性の糖質(食物繊維)です。消化・吸収される消化性糖質のでん粉やオリゴ糖とは異なり、胃や小腸ではまったく分解されません。大腸ではじめて腸内の善玉菌であるビフィズス菌などの餌として利用されます。イヌリンのカロリー値は、消化性糖質の約半分にあたる2kcal/gと推定されています。』
フジ日本精糖のホームページには、イヌリンが血糖値の上昇を抑制することが期待されると記載されていますが、私は無理と思います。
通常の糖質は4kcal/gですから、イヌリンは糖アルコールのマルチトール・ソルビトール・キシリトールなどと同じ程度のカロリーです。
カロリーがあるということは、その分体内に吸収されていることになります。
血糖値に関しては、やはり糖アルコールと同様に、通常の半分くらい上昇させると考えた方がいいと思います。
菊芋100g中に13.1gのイヌリンですので、通常の糖質に換算したら6.5gということになります。
1gの糖質が3mg血糖値を上昇させます。
菊芋は、大量に食べなければ食後血糖値が180mgを超えないと思います。
しかし、300gも食べると食後血糖値180mgを超える可能性がありますので注意が必要です。
江部康二
生涯学習で現在聴講生で通う大学の講師に紹介され、初めてメールいたします。
菊芋のイヌリン効果について、調べています。たまたま、つい先日yahooの知恵袋に質問を載せましたら、amesui さんから回答があり、先生のメールアドレスの照会がありました。違った方向に射た矢がたまたま同じ的に当たったといった感も致します。
さて菊芋ですが、私、昨年8月に人間ドックを受診し、糖尿病の宣告を受けました。すぐに自宅近くのクリニックで糖尿病の治療薬をもらい服薬しましたが、筋肉痛を発症し、取りあえず服薬を止め、気功を教えている従妹から菊芋の存在を知り、早速に3週間菊芋をスープなどにして食べてみましたが、空腹時血糖値は133>117、HbA1cは7,6>6,1に下がりました。
先生のブログを拝見していると、菊芋はあまり効果はないということでしたが、各自の体質、食事スタイルにもよるのかとは思いますが、菊芋のイヌリン効果がないわけではないようなきも致します。
才蔵
菊芋のイヌリン効果について、調べています。たまたま、つい先日yahooの知恵袋に質問を載せましたら、amesui さんから回答があり、先生のメールアドレスの照会がありました。違った方向に射た矢がたまたま同じ的に当たったといった感も致します。
さて菊芋ですが、私、昨年8月に人間ドックを受診し、糖尿病の宣告を受けました。すぐに自宅近くのクリニックで糖尿病の治療薬をもらい服薬しましたが、筋肉痛を発症し、取りあえず服薬を止め、気功を教えている従妹から菊芋の存在を知り、早速に3週間菊芋をスープなどにして食べてみましたが、空腹時血糖値は133>117、HbA1cは7,6>6,1に下がりました。
先生のブログを拝見していると、菊芋はあまり効果はないということでしたが、各自の体質、食事スタイルにもよるのかとは思いますが、菊芋のイヌリン効果がないわけではないようなきも致します。
才蔵
才蔵 さん
製造元のフジ日本精糖によれば、イヌリンには血糖降下作用があるそうです。
ただ本当に有効なら、内服薬として承認されると思いますので、
そのレベルではないと考えられます。
製造元のフジ日本精糖によれば、イヌリンには血糖降下作用があるそうです。
ただ本当に有効なら、内服薬として承認されると思いますので、
そのレベルではないと考えられます。
2014/01/25(Sat) 15:01 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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