2010年07月22日 (木)
こんばんは。
今回は遊山人 さんから、「糖質制限食で逆流性食道炎の改善、耐糖能の改善」という嬉しいコメントをいただきました。
「10/07/06 遊山人
元気でました
さっそくの、ご回答大変ありがとうございました。
先日やむを得ず、タマネギと人参たっぷりの野菜炒め、衣の厚いチキンのから揚げ、あんかけの料理などを食べてしまい、もう、身体が汚れてしまったような気分で、血糖測定やってみたのですが、食後2時間の結果は112と、これも信じられない数値でした。
ほんとに、先生のこのブログに出会えてなかったら、今頃、どれほど悩んでいたか、と思うと、感謝してもしきれない思いでいっぱいです。
ありがとうございました。」
「10/07/20 遊山人
あれほど、長年悩まされてきた胸焼け。胃薬は絶対手放せないもので、種類も数種類を常備していました。
糖質制限を始めた、2ヵ月半前から、その胸焼けが嘘のようになくなってしまいました。日本で購入し持参した薬も、まだ開封さえしておりません。
それと、以前、薄毛の治療にアメリカ製の発毛剤を使用してきましたが、さほどの効果もなく、止めてしまっておりましたが、糖質制限を始めた途端に、油肌がなくなり、頭髪も太く硬くなってまいりました。
当然、血糖値も劇的改善です。あれほど食べて、体重は10kgの減、体の動きも軽やかで、精神的にも軽くなりました。
まあ、自分でも信じられない変化だけに、ただただ、唖然とするばかりです。しかし、自分なりにここまでやってこれたのも、理論的に説明されておられる先生のブログのおかげです。
欲を言えば、たまには、ある程度糖質のある食物も食べられるようになればとも思い、DPP-4阻害薬には希望をもっておるとこでございます。」
遊山人さん。
コメントありがとうございます。
「タマネギと人参たっぷりの野菜炒め、衣の厚いチキンのから揚げ、あんかけの料理などを食べてしまい、血糖測定やってみたのですが、食後2時間の結果は112 」
これは、糖質制限食で膵臓が休養できて、インスリン分泌能力がかなり回復したものと考えられます。
糖質制限食実践で耐糖能改善です。良かったですね。髪の毛の復活もおめでとうございます。
「長年悩まされてきた胸焼け。胃薬は絶対手放せないもので、種類も数種類を常備していました。糖質制限を始めた、2ヵ月半前から、その胸焼けが嘘のようになくなってしまいました。」
こちらも良かったですね。
2010年03月05日 (金)のブログで逆流性食道炎の記事を書きました。ブログ読者の皆さんにアンケートして、10名中9名の方に、糖質制限食で逆流性食道炎の改善が見られました。
遊山人さんの症状も、おそらく逆流性食道炎によるものだったのでしょう。その後も、何人かの患者さんに試していただいたのですが、ほとんどの人で胸やけが消失しています。
一番印象的だったのは、中学校の頃から、毎日昼食後1時間と夕食後1時間に、必ず胸やけがあった30代の患者さんです。糖尿人ではありません。
カレーライスの日は特に最悪で、夕食後1時間に加えて、夜中の1時にも胸やけがあって苦しんだそうです。
ブログでの成功経験があったので、
「騙されたと思って兎に角スーパー糖質制限食を試してごらん?」
と奨めてみました。
2週間後の外来診察で、糖質制限食開始当日から、20年来の胸やけが一切消失したという驚きの報告をしていただきました。
カレーライスというのは、<ご飯+カレールーの小麦粉>で二重の糖質なので、寿司と共に最も血糖値を上げやすい食材です。
正常人でも、グルコースミニスパイクを生じた時に代謝の乱れがあり、何らかの機転で逆流性食道炎の症状を引き起こすのでしょう。
これまでブログ読者さんふくめて、15名の逆流性食道炎の患者さんに、スーパー糖質制限食を試していただきましたが、14名の人に著明な改善がみられました。
ここまでくると、逆流性食道炎は、精製炭水化物の過剰摂取が根本要因である可能性が高くなったような気がします。
江部康二
今回は遊山人 さんから、「糖質制限食で逆流性食道炎の改善、耐糖能の改善」という嬉しいコメントをいただきました。
「10/07/06 遊山人
元気でました
さっそくの、ご回答大変ありがとうございました。
先日やむを得ず、タマネギと人参たっぷりの野菜炒め、衣の厚いチキンのから揚げ、あんかけの料理などを食べてしまい、もう、身体が汚れてしまったような気分で、血糖測定やってみたのですが、食後2時間の結果は112と、これも信じられない数値でした。
ほんとに、先生のこのブログに出会えてなかったら、今頃、どれほど悩んでいたか、と思うと、感謝してもしきれない思いでいっぱいです。
ありがとうございました。」
「10/07/20 遊山人
あれほど、長年悩まされてきた胸焼け。胃薬は絶対手放せないもので、種類も数種類を常備していました。
糖質制限を始めた、2ヵ月半前から、その胸焼けが嘘のようになくなってしまいました。日本で購入し持参した薬も、まだ開封さえしておりません。
それと、以前、薄毛の治療にアメリカ製の発毛剤を使用してきましたが、さほどの効果もなく、止めてしまっておりましたが、糖質制限を始めた途端に、油肌がなくなり、頭髪も太く硬くなってまいりました。
当然、血糖値も劇的改善です。あれほど食べて、体重は10kgの減、体の動きも軽やかで、精神的にも軽くなりました。
まあ、自分でも信じられない変化だけに、ただただ、唖然とするばかりです。しかし、自分なりにここまでやってこれたのも、理論的に説明されておられる先生のブログのおかげです。
欲を言えば、たまには、ある程度糖質のある食物も食べられるようになればとも思い、DPP-4阻害薬には希望をもっておるとこでございます。」
遊山人さん。
コメントありがとうございます。
「タマネギと人参たっぷりの野菜炒め、衣の厚いチキンのから揚げ、あんかけの料理などを食べてしまい、血糖測定やってみたのですが、食後2時間の結果は112 」
これは、糖質制限食で膵臓が休養できて、インスリン分泌能力がかなり回復したものと考えられます。
糖質制限食実践で耐糖能改善です。良かったですね。髪の毛の復活もおめでとうございます。
「長年悩まされてきた胸焼け。胃薬は絶対手放せないもので、種類も数種類を常備していました。糖質制限を始めた、2ヵ月半前から、その胸焼けが嘘のようになくなってしまいました。」
こちらも良かったですね。
2010年03月05日 (金)のブログで逆流性食道炎の記事を書きました。ブログ読者の皆さんにアンケートして、10名中9名の方に、糖質制限食で逆流性食道炎の改善が見られました。
遊山人さんの症状も、おそらく逆流性食道炎によるものだったのでしょう。その後も、何人かの患者さんに試していただいたのですが、ほとんどの人で胸やけが消失しています。
一番印象的だったのは、中学校の頃から、毎日昼食後1時間と夕食後1時間に、必ず胸やけがあった30代の患者さんです。糖尿人ではありません。
カレーライスの日は特に最悪で、夕食後1時間に加えて、夜中の1時にも胸やけがあって苦しんだそうです。
ブログでの成功経験があったので、
「騙されたと思って兎に角スーパー糖質制限食を試してごらん?」
と奨めてみました。
2週間後の外来診察で、糖質制限食開始当日から、20年来の胸やけが一切消失したという驚きの報告をしていただきました。
カレーライスというのは、<ご飯+カレールーの小麦粉>で二重の糖質なので、寿司と共に最も血糖値を上げやすい食材です。
正常人でも、グルコースミニスパイクを生じた時に代謝の乱れがあり、何らかの機転で逆流性食道炎の症状を引き起こすのでしょう。
これまでブログ読者さんふくめて、15名の逆流性食道炎の患者さんに、スーパー糖質制限食を試していただきましたが、14名の人に著明な改善がみられました。
ここまでくると、逆流性食道炎は、精製炭水化物の過剰摂取が根本要因である可能性が高くなったような気がします。
江部康二
LCME さん。
いつも貴重な情報をありがとうございます。
20年来毎日あった逆流性食道炎の症状が、糖質制限食を開始した瞬間から起こらなくなった人がいます。
この人の場合は、胃酸の不足やバクテリアのことより、炭水化物と胃の直接のマッチングの問題が大きかったと思います。
いつも貴重な情報をありがとうございます。
20年来毎日あった逆流性食道炎の症状が、糖質制限食を開始した瞬間から起こらなくなった人がいます。
この人の場合は、胃酸の不足やバクテリアのことより、炭水化物と胃の直接のマッチングの問題が大きかったと思います。
2011/05/24(Tue) 10:09 | URL | ドクター江部 | 【編集】
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