糖質制限食で「血糖値、HbA1c、GA、体重、血圧、持久力」改善
【17/08/19 テスタ
改善途上報告
江部先生

初めまして、50歳の2型糖尿人(15年)です。
いつも、先生の著書、ブログで勉強をさせてもらっています。
先生を初めて知ったのは、昨年の7月に糖尿病の教育入院をする事になり、
一生、インスリン注射をしないといけないのかと思っていた時に、
ネット検索していて、先生のブログに辿りつきました。

教育入院した理由は、手術をするために血糖値を下げる必要があったからです。
教育入院中,退院後は、朝4、昼2、夜4、眠前:5(朝昼夜:ヒューマログ、眠前:グラルギン)でした。

2016/8に手術をしまして、8月中は、インスリン注射してましたが、
9月からは、グラクティブ50mg(朝食後)になり、
インスリン注射は、しなくなりました。(2017/3上旬まで服用)
教育入院中に、インスリン抵抗性(数値は不明ですが、特に問題なく正常でした。)、
エコー検査(心、下肢など)も問題なく、歯科、眼科検査も異常なく、
特に問題はありませんでした。
ただ、自覚症状として、足のしびれはあり、喉の渇き、口の中がネバネバしていました。

手術後は、食事の制限もあり、スタンダードで、
10月ぐらいから、徐々にスーパーに変えていきました。
足のしびれについては、いつの間のかなくなっていました。
また、喉の渇き、口の中のネバネバもなくなりました。
あれほど好きだったお鮨も、一貫だけ試しに食べるとおいしいと思わなくなり、
また、甘い物は、そんなに前から好きではなくたまに食べていましたが、
それも欲しなくなり、糖質を受け付けない体になってしまいました。
カレーもラーメンもうどんもそばも食べたいと思わなくなりました(笑)

今は、定期的に血液・尿検査と眼科検査をしています。
現在は、薬の服用は、なくなりました。
高血圧でしたが、これも正常になりました。
あと、以前は、ほとんど運動はしなかったのですが、
体も軽くなり、山歩きに出掛けるようになり、
6時間ぐらい休みなく山を歩いていますが、思っていたより、疲れないですね。
実践して、食事とあと、運動は大切だと思いました。
先生に出会って本当に感謝しております。
これからもよろしくお願いいたします。

9/5の糖質制限食講座に、参加いたしますので、楽しみにしております。

2016/6/20 HbA1c:9.0、血糖値:172(朝食後)、中性脂肪:111、HDL:61、LDL:124、
体重:82kg、身長:183cm
2016/6/22 GA:21.2
2016/6/29 血糖値:132(朝食前空腹時)
2016/8/31 血糖値:104(朝食前空腹時)、GA:15.4、体重:76.2kg
2016/10/12血糖値:106(朝食前空腹時)、GA:13.0、体重:75.0kg
2016/12/15血糖値:106(朝食前空腹時)、HbA1c:6.0、中性脂肪:57、HDL:74、LDL:83、 体重:73.4kg
2017/5/8 血糖値:93 (朝食前空腹時)、HbA1c:5.4、中性脂肪:32、HDL:99、LDL:104、体重:69.0kg
2017/8/1 血糖値:85 (朝食前空腹時)、HbA1c:5.2、中性脂肪:32、HDL:87、LDL:85 、体重:70.0kg】



こんばんは。
テスタさんから、とても嬉しい改善報告を頂きました。
参考になります。ありがとうございます。
また、2017年9月5日(火) 15:00-16:30
朝日カルチャーセンター京都教室・糖質制限食講座

へのご参加もありがとうございます。

「血糖値、HbA1c、GA、体重、血圧、持久力」
全て、見事な改善で、素晴らしいです。

『2016/6/20 HbA1c:9.0、血糖値:172(朝食後)、中性脂肪:111、HDL:61、LDL:124、
体重:82kg、身長:183cm BMI:24.5
2016/6/22 GA:21.2
2016/6/29 血糖値:132(朝食前空腹時)

2016/8/31 血糖値:104(朝食前空腹時)、GA:15.4、体重:76.2kg BMI:22.75
2016/10/12血糖値:106(朝食前空腹時)、GA:13.0、体重:75.0kg
2016/12/15血糖値:106(朝食前空腹時)、HbA1c:6.0、中性脂肪:57、HDL:74、LDL:83、 体重:73.4kg
2017/5/8 血糖値:93 (朝食前空腹時)、HbA1c:5.4、中性脂肪:32、HDL:99、LDL:104、
体重:69.0kg
2017/8/1 血糖値:85 (朝食前空腹時)、HbA1c:5.2、中性脂肪:32、HDL:87、LDL:85 、
体重:70.0kg BMI:20.9



2016年6月、始まりが、
HbA1c:9.0% 空腹時血糖値:132mg/dl BMI:24.5
ですが、
2ヶ月後の8月には
GA:15.4% 空腹時血糖値:104mg/dl BMI:22.75
と全て、正常化ですので、見事です。


『2016年9月からは、グラクティブ50mg(朝食後)になり、インスリン注射は中止。
グラクティブは、2017/3上旬まで服用。

2016年8月の手術後は、食事の制限もあり、スタンダードで、
2016年10月ぐらいから、徐々にスーパーに変えていきました。』

インスリン中止は、やはり生活の質として、大変な向上ですし、
内服薬も中止できたのは、素晴らしいです。

スーパー糖質制限食開始後、2ヶ月の
2016年12月のデータも
血糖値:106(朝食前空腹時)、HbA1c:6.0
と見事な改善ですね。

さらに、2017年3月、グラクティブも中止して
スーパー糖質制限食だけで、
2ヶ月後の5月のデータも
血糖値:93 (朝食前空腹時)、HbA1c:5.4
5ヶ月後の8月のデータも
血糖値:85 (朝食前空腹時)、HbA1c:5.2
と、内服薬を中止したのに、さらに改善です。
体重も70kg、BMI:20.9でキープで、good jobです。


『10月ぐらいから、徐々にスーパーに変えていきました。
足のしびれについては、いつの間のかなくなっていました。
また、喉の渇き、口の中のネバネバもなくなりました。
あれほど好きだったお鮨も、一貫だけ試しに食べるとおいしいと思わなくなり、
また、甘い物は、そんなに前から好きではなくたまに食べていましたが、
それも欲しなくなり、糖質を受け付けない体になってしまいました。
カレーもラーメンもうどんもそばも食べたいと思わなくなりました(笑)』


糖尿病神経障害も軽症の段階なら、スーパー糖質制限食で
テスタさんのように速やかに改善することも期待できると思います。
鮨とかカレーとかラーメンも、食べないことに慣れてしまいますね。
ただ炭水化物依存症の場合は、そう簡単には行かないこともあります。


『今は、定期的に血液・尿検査と眼科検査をしています。
現在は、薬の服用は、なくなりました。
高血圧でしたが、これも正常になりました。』

高血圧も改善とは良かったです。
何と言っても、薬なしというのは嬉しいですね。


『以前は、ほとんど運動はしなかったのですが、
体も軽くなり、山歩きに出掛けるようになり、
6時間ぐらい休みなく山を歩いていますが、思っていたより、疲れないですね。
実践して、食事とあと、運動は大切だと思いました。』

仰る通りと思います。
スーパー糖質制限食なら、3~4週間で自然に「ケトン体質」になります。
そうなると、「脂肪酸-ケトン体エネルギーシステム」が、
ごく日常的に使えるようになるので、
山登りとかで少々心拍数が上がるようなことがあっても、
「ブドウ糖-グリコーゲンエネルギーシステム」はほとんど必要ないです。
そうなると、筋肉中のグリコーゲン量はいつも余裕があるので、
筋肉が疲れなくなりスタミナ充分で持久力が向上します。

運動するときスポーツドリンクを飲んではいけない (廣済堂健康人新書) 新書
清水泰行著
https://www.amazon.co.jp/dp/4331521109/ref

もご参照頂けば幸いです。

2017年08月13日 (日)の本ブログ記事
「運動するときスポーツドリンクを飲んではいけない」清水泰行著、刊行。
http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-4293.html

もご参照頂けば幸いです。


江部康二

指に光 5秒で血糖値測定。
【17/08/19 ぐうたら糖質制限
指を置くだけで血糖値が測定できる技術のニュース
以下の記事が読売オンラインにあります。
5年後といわず早く実現してほしいものですね。

(引用)
指置くだけで血糖値測定、糖尿病患者の負担軽減
http://www.yomiuri.co.jp/science/20170819-OYT1T50026.html
指を置くだけで血糖値をレーザーで測定できる技術を開発したと、量子科学技術研究開発機構関西光科学研究所(京都府木津川市)のチームが18日、発表した。
 採血せずに血糖値を測定できるため、実用化されれば糖尿病患者の負担が減りそうだ。来年度から本格的な臨床研究を開始し、5年後の製品化を目指す。



こんにちは。
ぐうたら糖質制限さんから
耳よりな情報をコメント頂きました。
「穿刺して血液を出す」という行為なしで、
レーザー(光)で指の血糖値を測定する装置の開発です。
つまり、痛くないというわけで、これは朗報です。

私も今朝、毎日新聞の朝刊(8月20日)で、
指に光 5秒で血糖値
という記事をみて、「やった。ラッキー!」と思いましたが、
5年後に製品化を目指すということで、残念でした。

また、毎日新聞の記事によると、
・・・『販売価格は高額になりそうで、月1万2000円程度で貸し出すレンタル方式も想定している。』
ということで、こちらもやや残念ですね。

以下、毎日新聞のサイトから、要約です。

【☆☆☆
https://mainichi.jp/articles/20170820/k00/00m/040/024000c

指に光5秒、採血いらず 5年後実用化目指す
毎日新聞2017年8月19日

指に光を当てるだけで血糖値を測定できる技術を開発。
量子科学技術研究開発機構関西光科学研究所。
国から医療機器の承認を受ける必要があり、5年後の一般向け販売を目指している。
チームは血液中の糖「グルコース」だけを捉える光の発生装置を小型化して応用。
電源部分を除く試作品は縦15センチ、横10センチ、高さ5センチ。
光を発するくぼみに指を置くと5秒で計測。
将来はスマートフォンのサイズまで小さくする。
販売価格は高額になりそう。
月1万2000円程度で貸し出すレンタル方式も想定。】


江部康二
「糖質制限食講演会 in 広島」のご案内。懇親会は満員御礼です。
こんにちは。

2017年9月10日(日)10:30~13:30
広島市で、一般向けの糖質制限食講演会を開催します。

過去、広島市では保険医協会主催など、医師向けの講演会はしたことがありますが、
一般向けの講演会は、広島市では初めてとなると思います。

私は牛田小学校→修道中学校→修道高校→京大医学部
といった経歴ですので、広島とはとても縁が深いです。

父、故江部喜一郎も70歳までは、広島市の八丁堀で開業していました。
今は当たり前となったビルドクターの走りでした。
自宅は別にあって、仕事場はビルの一角でというパターンです。

このような事情なので、広島の街は懐かしさでいっぱいです。
2018年3月18日(日)には、ホテルグランビア広島で、
修道高校の同窓会があり、私も出席します。
修道高校卒業50周年記念同期会です。
こちらも懐かしい顔ぶれに会うのが楽しみですが、
50年ぶりの同級生も沢山いるので顔がわかるか否かかなり不安です。

さて、
糖質制限食講演会 in 広島市(2017/9/10、日曜日)
は、
広島県福山市の瀬尾一史先生
山口県周南市の花岡篤哉先生
高雄病院の橋本眞由美 管理栄養士
にも、登場していただき、盛りだくさんの内容です。
勿論、私もトリをつとめさせていただきます。

残席が僅かですが、
広島市、広島県、中国地方の皆さん
お待ちしております。


講演会の前夜(9/9土)に
八丁堀福屋さん近くの海鮮居酒屋さんで懇親会を催します。
2017年9月9日(土) 18:00~(2時間程度)

こちらは、満員御礼となりました。
ありがとうございます。



江部康二



以下、事務局からのお知らせです。

***********

ブログ読者の皆様、いつも弊会のイベントへ多数ご参加いただきまして、
ありがとうございます。

9月10日(日)、広島市内で 一般の方向けの講演会を開催いたします。

第1部では、「糖質制限のすすめ」と題して、 広島県福山市の瀬尾一史先生(瀬尾クリニック)と 山口県周南市の花岡篤哉先生(新南陽整形外科クリニック)が、クリニックでの糖質制限の啓蒙やご指導とその効果などについてお話しくださいます。

第2部では、高雄病院の橋本眞由美 管理栄養士が、 「糖質制限 実践のイロハ」と題して、楽しく、正しく実践するための基本やコツ、注意点などを事例も交えてお話しします。

第3部では、理事長が「糖尿病・生活習慣病を予防&改善する食事法~糖質制限食は、人類本来の食事、人類の健康食」と題して講演。
15年に渡って実践・指導してきた「糖質制限食」について、 糖尿病やメタボなど生活習慣病の改善をはじめ、多くの良い効果をもたらす理由や仕組みを解説いたします。

また、講演会の前夜(9/9土)に懇親会を催します。
八丁堀福屋さん近くの海鮮居酒屋さんで、楽しく交流しませんか。

中国地方にお住まいの方をはじめ、たくさんのご参加を心よりお待ちしております。

◆掲載サイト: http://www.toushitsuseigen.or.jp/activity

★8/6(日)大阪講演会・交流会につきまして★
 たくさんお申し込みくださり、誠にありがとうございます。
 あと若干名様ずつ空きがございまして、引き続き、お申し込み受付ております。

///////////////////ご案内/////////////////////

  (一社)日本糖質制限医療推進協会主催

     糖質制限食講演会 in 広島

■日時:9月10日(日)10:30~13:30頃 ※開場・受付は10:10~

■会場:広島市まちづくり市民交流プラザ
    (合人社ウェンディひと・まちプラザ)北棟 6階
    「マルチメディアスタジオ」

    広島市中区袋町6番36号(袋町小学校と併設)
    http://www.cf.city.hiroshima.jp/m-plaza/kotsu.html

■内容:

◇第1部:「糖質制限のすすめ」

 1. 瀬尾 一史 医師 瀬尾クリニック(広島県福山市)

 2. 花岡 篤哉 医師 新南陽整形外科クリニック(山口県周南市)

◇第2部:「糖質制限 実践のイロハ」

 橋本 眞由美 管理栄養士 (財)高雄病院 栄養管理部長/当会アドバイザー

◇第3部:「糖尿病・生活習慣病を予防&改善する食事法
        ~糖質制限食は、人類本来の食事、人類の健康食」

 江部 康二 医師 (財)高雄病院理事長/当会理事長

◇質疑応答

※第1部40分、第2部30分、第3部60分、質疑応答20分程を予定しております。

■受講費: 賛助会員 2,000円 / 一般(会員以外の方) 2,500円


◇◆◇ 広島交流会 ◇◆◇

◆日時: 2017年9月9日(土) 18:00~(2時間程度)

◆場所: さかな市場はなれ 立町店
     広島市中区立町6-1 立町ウイングB1F
     https://r.gnavi.co.jp/y017604/map/

◆参加費: 賛助会員 5,500円 / 一般(会員以外の方) 6,000円


<以下広島講演会、交流会共通>

■お申し込みの流れ:

1. 下記「お申し込み方法」の該当するものからお申し込み下さい。
2. 事務局よりお支払い方法についてメールでご連絡します。
3. 入金確認後、予約確定のメールをお送りします。
4. 当日、直接会場までお越しいただき、受付にてお名前をお伝え下さい。

■お申し込み方法:

★賛助会員の方:

 事務局へ、メールにて参加ご希望のイベント名(9/10広島講演会、9/9広島交流会)、
 ご参加人数をご明記の上、お申し込み下さい。
 ※領収書の発行をご希望の場合は、領収書宛名もお知らせ願います。
 
★賛助会員入会をご希望の方:

1. 入会案内および会員規約をお読み下さい。
   http://www.toushitsuseigen.or.jp/sign-up

 2. お申し込みは下のフォームからお願いします。
   「入会ならびに講演会出席のお問い合わせ」を選択いただき、
   「通信」欄に参加ご希望のイベント名(9/10広島講演会、9/9広島交流会)を
   ご記入下さい。
   http://www.toushitsuseigen.or.jp/contact
  
★一般(会員以外の方)で、講演会、交流会参加のみご希望の方:

 下のフォームからお申し込み下さい。
http://www.toushitsuseigen.or.jp/seminar-hiroshima


◆その他:

・予約制です。当日参加はできません。

・講演会のキャンセルは9月8日(金)までに事務局へご連絡願います。
 それ以降のご返金は対応致しかねますので、予めご了承ください。

・交流会のキャンセルは9月6日(水)までに事務局へご連絡願います。
 それ以降のご返金は対応致しかねますので、予めご了承ください。

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日焼け後の肌のダメージ・・・糖質制限で回復が早い。
【17/08/18 なみ
日焼けについて
江部先生 はじめまして。
2月からスーパー糖質制限を始め、5月の連休明けからスタンダードに切り替え、今はたまに解禁日を作って食生活に気をつけています。

今年の人間ドッグで中性脂肪が劇的に改善、腹部CTの結果も昨年から大幅に改善され、体重の変化は-2キロほどですが、体脂肪や数値に表れてきているので、体にいいことをしているなぁと満足しています。

今年、息子の所属する野球部が甲子園に出場し、2度炎天下の中、応援をしてきました。そこでふと気がついたのですが、日焼けの様子が昨年と違う感じがするのです。お化粧品など特に変えたりはしていないのですが、日焼け後の肌のダメージが昨年よりはるかに落ち着いていて、回復も早い気がするのです。昨年まで、赤黒くなって回復も遅く、お化粧のノリの悪さがしばらく続いていたので今年も覚悟はしていたのですが・・・。
これは糖質制限をしたことと何か関係があるのでしょうか。
関係があるとしたら、子育て中の女性には朗報かもしれません。お時間のあるときに教えていただければと思います。】



こんにちは。

なみさんから、とても興味深いコメントを頂きました。
なみさん、中性脂肪値、腹部CTの改善、良かったですね。

『今年、息子の所属する野球部が甲子園に出場し、2度炎天下の中、応援をしてきました。そこでふと気がついたのですが、日焼けの様子が昨年と違う感じがするのです。お化粧品など特に変えたりはしていないのですが、日焼け後の肌のダメージが昨年よりはるかに落ち着いていて、回復も早い気がするのです。昨年まで、赤黒くなって回復も遅く、お化粧のノリの悪さがしばらく続いていたので今年も覚悟はしていたのですが・・・。
これは糖質制限をしたことと何か関係があるのでしょうか。』


私も、八ヶ岳山麓の富士見高原で、テニスをして鼻の頭だけ
日焼け止めを塗り損ねたのか、京都に帰ったとき赤くなってました。
しかし「ヒリヒリ痛み」もなく、すぐに赤みも消えました。

もしかしたら、糖質制限食で、皮膚の血流や代謝が良くなるので
日焼けのダメージの回復も早いのかもしれません。

長距離・中距離走や
一般的なスポーツ(サッカー、野球、バスケットボール、テニス・・・など)では、
いつも通りのトレーニングでスーパー糖質制限食を実践していると、
筋肉は「脂肪酸-ケトン体エネルギーシステム」を上手に使えるようになりますので、
持久力は向上し、パフォーマンスも良くなります。
そして筋肉のダメージも少ないという研究成果がでています。

最近は、『ケトン体の臓器保護作用』が言われています。

糖質制限食で血中ケトン体が高値であれば、
皮膚のダメージの回復にも有効である可能性がありますね。


江部康二
高タンパク食の安全性について 。肉を食べて不調になるときは要注意。
【17/08/17 みぃ
高タンパク食の安全性について
一つ気になる記事を見つけましたので、質問させていただきます。

高たんぱく食で筋トレの女性死亡、本人も気づかぬ難病に警鐘 - (1/2)
https://www.cnn.co.jp/m/world/35105843.html

この病気になると、血液検査で何か異常がわかるのでしょうか?
本人も気づかないうちに…とのことで、少し不安になりました。

激しい筋トレをしていなければ、
普通の生活のスーパー糖質制限食実践者では問題ないのでしょうか?

よろしくお願いいたします。】


こんばんは。

みぃさんから、高タンパク食の安全性について
コメント・質問を頂きました。

上記サイトから一部、抜粋してみました。
『(CNN) オーストラリアで筋トレに励んでいた25歳の女性が、高たんぱくの食事を摂取して死亡した。女性は尿素サイクル異常症と呼ばれる難病だったことが、死後になって判明。たとえ本人が気づいていなくても、こうした危険があることを知ってほしいと遺族は訴えている。』

この「尿素サイクル異常症」というのは、かなり特殊な遺伝性の難病です。

難病情報センター
http://www.nanbyou.or.jp/entry/4732
によれば、
『尿素サイクルは生体内で発生する有毒なアンモニア(NH3)を無毒な尿素に変えていく経路です。尿素サイクル異常症は尿素合成経路の代謝系に先天的な異常があり、
高アンモニア血症の症状などで発症する一群の疾患です。』

『尿素サイクル異常症の発症頻度は1:8,000~44,000人と考えられています。
・・・ 長期生存が難しい例も多く、現在日本にいる患者さんはOTC欠損症約500人、CPSI欠損症約100人、アルギニノコハク酸尿症約100人その他の尿素サイクル異常症はそれぞれ100人未満と考えられています。』


高アンモニア血症を検査することで、発見できる可能性がありますが、
この病気を意識しないと、通常は血中アンモニア値の検査は行われません。

しかしながら、「尿素サイクル異常症」はまれな、遺伝性の難病ですので、
日本であれば、家族歴なども含めて乳幼児期に診断される可能性が高いと思います。

日本で、成人まで普通に生活している人は、
「尿素サイクル異常症」の可能性はほとんどないと思います。

基本的には、「尿素サイクル異常症」のような特殊な疾患ではなくて
腎機能も正常なら、
高タンパク食を摂取して腎機能が悪化するというエビデンスはありません。


「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」 報告書
II  各論
たんぱく質(PDF:1,149KB)
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000042630.pdf
<97ページ>


厚生労働省によれば、
結局、現時点では、
正常人がタンパク質をたくさん食べて危険という根拠もないけれど、
たくさん食べても安全という根拠もないということです。

まさに、自分で考えて選択して自己責任で食事療法を実践することとなります。
ちなみに、江部康二は、糖尿病発覚の2002年(52才)からスーパー糖質制限食を開始して
2017年8月(67才)現在まで続けています。

タンパク質の摂取量は、一日あたり130~140gくらいと、
普通人よりかなり大量のタンパク質を摂取してます。
体重あたり2.4gのタンパク質ですね。
それでも尿酸は低めですし、腎機能に何の問題もありません。

江部康二の2017年6月の検査
クレアチニン:0.60mg/dl(0.6~1.1)
  eGFR:101.5ml/min./1.73m2
シスタチンC:0.60/L   (0.58~0.87)
  eGFR:125.8ml/min./1.73m2
尿酸:3.3mg/dl(3.4~7.0)

江部康二


☆☆☆
たがしゅう先生から、とても参考になるコメントを頂きました。
ありがとうございます。
肉を食べて調子が悪くなる人は、血中アンモニア値の検査を!

2017年5月10日(水)たがしゅうブログ記事
「肉を食べて調子が悪い時の落とし穴」
http://tagashuu.blog.fc2.com/blog-entry-961.html

肉を食べて調子悪い時の落とし穴

医師向けの情報誌「ドクターズマガジン」を何気なく読んでいたら、

「Dr.井村のクリニカルパール」というコーナーが目に入りました。

それは飯塚病院総合診療科部長の井村洋先生監修で、

日常診療で知っておくと役に立つ知識を漫画でわかりやすく紹介するというコーナーでした。

2017年2月号のコーナーで紹介されていたのは、

「肉を食べると頭痛がひどくなる25歳女性」の症例でした。
(以下、引用)

年齢:25歳 女性

【主訴】頭痛、嘔吐

【既往歴】職業OL、飲酒なし、喫煙なし

【現病歴】中学の頃から、頭痛が続いていた。

特に肉を食べると頭痛や吐き気があったので、極力避けるようにしていた。

頭痛と嘔気は同じタイミングで起こっていたので偏頭痛だと思っていたが、特に薬を飲んだことはなかった。

就職して食事のパーティーに招かれて、久しぶりに肉を多めに食べたら、頭痛が強くなり嘔吐を繰り返したために受診。


【バイタルサイン】意識 やや混濁があり。
血圧120/70mmHg、脈拍120/分、体温36.0℃、呼吸22/min
【身体所見】特に異常はなく、神経の麻痺の所見はなし。


(引用、ここまで)


この症例、年齢、性別、症状で考えれば典型的な片頭痛であり、

片頭痛と糖質摂取が関係することは文献的にも、経験的にもよくわかっています。

ところがこの患者さんは糖質量がほぼゼロに近い肉によって片頭痛様発作が誘発されているというのです。

もし私が実際にこの患者さんを診たら、実は肉と一緒に食べている糖質主体の食品が原因だと考えて、

肉と一緒に食べたであろう食品を根ほり葉ほり聞いてしまっていたであろうと思います。

しかしこの患者さんは本当に肉しか食べていなくて、片頭痛様発作が誘発されているという状況なのです。

それに肉だけで痛みが出るという話が疑わしかったとしても、肉を食べた後に意識が少し低下するという現象は流石に普通ではありません。

いったいどういう事なのか気になってページをめくり物語を読み進めていくと、意外な結果が書かれていました。


担当医の先生は、肉という高タンパク食品で症状が誘発されることから、尿素サイクルに異常がある可能性を考え、血液検査でアンモニアの測定を行いました。

その結果、アンモニアは異常高値であり、最終的に診断はOTC欠損症(オルニチントランスカルバミラーゼ欠損症)という先天性尿素代謝異常症でした。

先天性尿素代謝異常症は日本で約5万人出生あたり1人の頻度とされ、OTC欠損症はその中でも最も頻度が高く、約4万~8万出生に1人の有病率とされている厚生労働省の指定難病です。

先天性というのなら小児の時点で発見されそうなものですが、遺伝的な影響がモザイクに表出しOTC活性低下の個人差が大きいために成人になって初めて発見されるパターンもあるのだそうです。

尿素サイクルというのはタンパク質を処理し、最終的に尿素に変えて尿へと排出させる時に働く代謝経路です。

ここに異常がある場合、タンパク質がうまく代謝されず、代謝の途中過程で産生されるアンモニアが解毒できないため、アンモニアが高値となります。

アンモニアが高くなると意識障害だけでなく、痙攣、脳症、脳浮腫などにも発展し、命に関わることもあるため、迅速な治療が求められます。

この急性期治療にはグルコースの大量点滴が行われます。なぜならばタンパク質が産生される異化亢進状態を阻止するためです。

グルコースが投与されればインスリンが分泌されるので、これにより代謝を同化に向かわせるということだと思います。

それ以外に食事指導としてタンパク質制限、十分なカロリーの補充、アルギニン、安息香酸ナ トリウム・フェニル酪酸、L-カルニチン、ラクツロースの内服、その他血液浄化療法に、一部では肝移植がなされることもあるそうです。

このOTC欠損症、蛋白を制限し十分なカロリーを確保する目的であれば脂質を利用すればいいので、糖質制限の直接的な禁忌には当たらないのではないかと思いますが、

しかし糖質制限指導後、多くは高タンパク質・高脂質を指導する事が多いので、その指導が病態を悪化させうるため相対的禁忌には該当しそうです。

もしも肉を食べて体調が悪いと患者さんが訴えればその言葉をきちんと受け止めて、

必要に応じてアンモニア測定をしなければならない
という事で、

非常に勉強になりました。


たがしゅう