2019年11月13日 (水)
こんにちは。
今回は、復習を兼ねて人体のエネルギー源のお話しです。
細胞が生きていくには、エネルギー源が必要です。
今日のお話しは基本的に論争の余地のない、生理学的事実が中心です。
少し面倒くさいですが、この人体のエネルギーシステムのことがあるていどわかったら、
糖質制限食のことも含めて、常識の壁を越えるきっかけとなると思います。
糖新生のことも説明します。
人体にはエネルギー源として、
1)「脂肪酸-ケトン体、エネルギーシステム」
と、
2)「ブドウ糖-グリコーゲン、エネルギーシステム」
があります。
<人体のエネルギー源Ⅰ:脂肪酸-ケトン体システム>
①脳はケトン体(脂肪酸の代謝産物)をいつでも利用できる。
②心筋・骨格筋など多くの体細胞は日常生活では脂肪酸-ケトン体が主エネルギー源である。
③赤血球を除く全ての細胞はミトコンドリアを持っているので、脂肪酸-ケトン体エネルギーシステムを利用できる。
④糖質制限食実践中や絶食中の血中ケトン体上昇は、インスリン作用が保たれており生理的なもので病的ではない。農耕開始前の人類は皆そうであった。
⑤備蓄の体脂肪は大量にあるエネルギー源で、体重50kg、体脂肪率20%の成人なら
10kgで90000キロカロリーあり、水だけで2ヶ月生存できる。
⑥肝臓はケトン体を、脂肪酸から生成するが、自分では利用せずに、他の組織に供給。
⑦「ハーパー・生化学」(原著27版)の訳本、によれば、「心臓のような肝外組織では代謝エネルギー源は次の順に好まれて酸化される。(1)ケトン体.(2)脂肪酸.(3)グルコース」とある。
<人体のエネルギー源Ⅱ:ブドウ糖-グリコーゲンシステム>
①人体で赤血球だけはミトコンドリアがないのでブドウ糖しか利用できない。
②日常生活でブドウ糖を主エネルギー源として利用しているのは赤血球・脳・網膜など。
③ブドウ糖-グリコーゲンエネルギーシステムの本質は
「常に赤血球の、唯一のエネルギー源」
「筋肉が収縮したときのエネルギー源」→緊急時のターボエンジン
「血糖値が上昇しインスリンが追加分泌された時、筋肉・脂肪細胞のエネルギー源」
「日常生活では脳・網膜・生殖腺胚上皮など特殊部位の主エネルギー源」
④備蓄グリコーゲンは極めて少量で、成人で約400g(筋肉に300g、肝臓に100g)ていど である。
肝臓のグリコーゲンは血糖に変わることができるが筋肉のグリコーゲンは血糖に変われ ないので筋肉細胞でのみエネルギー源となる。
約1000キロカロリーしかなく、強度の高い運動なら1~2時間で枯渇してしまう。
ここで大切なことは、日常生活では、骨格筋・心筋を始めほとんどの体細胞は、
主エネルギー源として、備蓄がたっぷりある「脂肪酸-ケトン体システム」を利用しているということです。
日常生活で、ブドウ糖をエネルギー源としているのは、
「赤血球・脳・網膜・生殖腺胚上皮」といった特殊な細胞だけです。
糖質制限食実践中は脂肪酸-ケトン体を主たるエネルギー源として、
しっかり利用しているので、エネルギー不足には決してなりません。
人類700万年の歴史の内、農耕開始前は
人類皆糖質制限食だったことをお忘れなく。
糖質を摂取したときは、血糖値が上昇し追加分泌のインスリンが出て、
筋肉でブドウ糖を利用させます。
食物吸収が終了した直後には、肝臓のグリコーゲン分解が、
循環血液中に入るブドウ糖の主要な供給源です。
食後数時間が経過し、絶食状態が持続すると、
ブドウ糖の供給源は、肝のグリコーゲン分解から糖新生に切り替わります。
食後この時間帯になると筋肉や体細胞のほとんどは、
「脂肪酸-ケトン体のシステム」をエネルギー源として利用するようになります。
<糖新生>
肝臓の糖新生は、ブドウ糖しか利用できない「赤血球」などのために、
最低限の血糖値を確保するために日常的に行われています。
特に空腹時や睡眠時は活発に行われています。
ですから、人類の700万年の歴史において、
ごく普通に日常的に毎日、肝臓の糖新生は行われてきたわけで、
珍しいことでも何でもありません。
肝臓の糖新生は、ブドウ糖代謝産物の乳酸、筋肉から供給されるアミノ酸(アラニン、グルタニン)、脂肪酸の代謝産物のグリセロール、などから行われます。
肝臓は筋肉由来のアミノ酸などから日常的に糖新生を行っていますが、
筋肉ではタンパク質の分解と合成が毎日行われています。
①ブドウ糖代謝→乳酸→肝臓→糖新生→筋肉・脂肪組織
②筋肉→アミノ酸→肝臓→糖新生→筋肉・脂肪組織
③脂肪組織→グリセロール(中性脂肪の分解物)→肝臓→糖新生→脂肪組織・筋肉
①②③はごく日常的に人体で行われており、
肝臓、筋肉、脂肪組織の間で行ったり来たりしながら、
日々糖新生の調節が行われているわけです
700万年間の人類の歴史の中で農耕前の狩猟・採集時代は、
糖質制限食を摂取しているか、空腹や絶食や飢餓が日常的でしたので、
肝臓は毎日、今以上に糖新生を行い、
よく働いてきたしそれだけのキャパシティーを持っているということですね。
糖質制限食実践中は、脂肪酸-ケトン体エネルギー源がたっぷり利用できますので、
決してエネルギー不足にはなりません。
糖質制限食の場合は、食事からのブドウ糖供給が極めて少ないので、
食事中でも、肝臓の糖新生は行われています。
肝臓の糖新生は脂肪を燃やして賄われて結構エネルギーを消費するので
減量しやすいのです。
なお肝臓の糖新生は、人体全体のエネルギー源を確保しているのではありません。
ブドウ糖しか利用できない「赤血球」という特殊な細胞と、
日常的にブドウ糖を利用している脳や網膜などのために、
最低限の血糖値を確保しているのです。
<タンパク質>
次に三大栄養素のうちタンパク質は、
エネルギー源として使われることはありえますが、基本的に少ないです。
タンパク質は、主として人体の組織の材料として使われています。
適切なエネルギー源が確保されていれば、
食事から摂取したタンパク質(アミノ酸)は、
人体に吸収されて組織のタンパク質合成に使われます。
タンパク質を主たるエネルギー源として使われざるを得ないときは、
例えば「飢餓→絶食」が続いたときなどです。
体内の糖質、脂質をエネルギー源として使い果たした後は、
やむを得ず筋肉細胞のタンパク質を主たるエネルギー源として使いますが、
これは死の一歩手前です。
江部康二
今回は、復習を兼ねて人体のエネルギー源のお話しです。
細胞が生きていくには、エネルギー源が必要です。
今日のお話しは基本的に論争の余地のない、生理学的事実が中心です。
少し面倒くさいですが、この人体のエネルギーシステムのことがあるていどわかったら、
糖質制限食のことも含めて、常識の壁を越えるきっかけとなると思います。
糖新生のことも説明します。
人体にはエネルギー源として、
1)「脂肪酸-ケトン体、エネルギーシステム」
と、
2)「ブドウ糖-グリコーゲン、エネルギーシステム」
があります。
<人体のエネルギー源Ⅰ:脂肪酸-ケトン体システム>
①脳はケトン体(脂肪酸の代謝産物)をいつでも利用できる。
②心筋・骨格筋など多くの体細胞は日常生活では脂肪酸-ケトン体が主エネルギー源である。
③赤血球を除く全ての細胞はミトコンドリアを持っているので、脂肪酸-ケトン体エネルギーシステムを利用できる。
④糖質制限食実践中や絶食中の血中ケトン体上昇は、インスリン作用が保たれており生理的なもので病的ではない。農耕開始前の人類は皆そうであった。
⑤備蓄の体脂肪は大量にあるエネルギー源で、体重50kg、体脂肪率20%の成人なら
10kgで90000キロカロリーあり、水だけで2ヶ月生存できる。
⑥肝臓はケトン体を、脂肪酸から生成するが、自分では利用せずに、他の組織に供給。
⑦「ハーパー・生化学」(原著27版)の訳本、によれば、「心臓のような肝外組織では代謝エネルギー源は次の順に好まれて酸化される。(1)ケトン体.(2)脂肪酸.(3)グルコース」とある。
<人体のエネルギー源Ⅱ:ブドウ糖-グリコーゲンシステム>
①人体で赤血球だけはミトコンドリアがないのでブドウ糖しか利用できない。
②日常生活でブドウ糖を主エネルギー源として利用しているのは赤血球・脳・網膜など。
③ブドウ糖-グリコーゲンエネルギーシステムの本質は
「常に赤血球の、唯一のエネルギー源」
「筋肉が収縮したときのエネルギー源」→緊急時のターボエンジン
「血糖値が上昇しインスリンが追加分泌された時、筋肉・脂肪細胞のエネルギー源」
「日常生活では脳・網膜・生殖腺胚上皮など特殊部位の主エネルギー源」
④備蓄グリコーゲンは極めて少量で、成人で約400g(筋肉に300g、肝臓に100g)ていど である。
肝臓のグリコーゲンは血糖に変わることができるが筋肉のグリコーゲンは血糖に変われ ないので筋肉細胞でのみエネルギー源となる。
約1000キロカロリーしかなく、強度の高い運動なら1~2時間で枯渇してしまう。
ここで大切なことは、日常生活では、骨格筋・心筋を始めほとんどの体細胞は、
主エネルギー源として、備蓄がたっぷりある「脂肪酸-ケトン体システム」を利用しているということです。
日常生活で、ブドウ糖をエネルギー源としているのは、
「赤血球・脳・網膜・生殖腺胚上皮」といった特殊な細胞だけです。
糖質制限食実践中は脂肪酸-ケトン体を主たるエネルギー源として、
しっかり利用しているので、エネルギー不足には決してなりません。
人類700万年の歴史の内、農耕開始前は
人類皆糖質制限食だったことをお忘れなく。
糖質を摂取したときは、血糖値が上昇し追加分泌のインスリンが出て、
筋肉でブドウ糖を利用させます。
食物吸収が終了した直後には、肝臓のグリコーゲン分解が、
循環血液中に入るブドウ糖の主要な供給源です。
食後数時間が経過し、絶食状態が持続すると、
ブドウ糖の供給源は、肝のグリコーゲン分解から糖新生に切り替わります。
食後この時間帯になると筋肉や体細胞のほとんどは、
「脂肪酸-ケトン体のシステム」をエネルギー源として利用するようになります。
<糖新生>
肝臓の糖新生は、ブドウ糖しか利用できない「赤血球」などのために、
最低限の血糖値を確保するために日常的に行われています。
特に空腹時や睡眠時は活発に行われています。
ですから、人類の700万年の歴史において、
ごく普通に日常的に毎日、肝臓の糖新生は行われてきたわけで、
珍しいことでも何でもありません。
肝臓の糖新生は、ブドウ糖代謝産物の乳酸、筋肉から供給されるアミノ酸(アラニン、グルタニン)、脂肪酸の代謝産物のグリセロール、などから行われます。
肝臓は筋肉由来のアミノ酸などから日常的に糖新生を行っていますが、
筋肉ではタンパク質の分解と合成が毎日行われています。
①ブドウ糖代謝→乳酸→肝臓→糖新生→筋肉・脂肪組織
②筋肉→アミノ酸→肝臓→糖新生→筋肉・脂肪組織
③脂肪組織→グリセロール(中性脂肪の分解物)→肝臓→糖新生→脂肪組織・筋肉
①②③はごく日常的に人体で行われており、
肝臓、筋肉、脂肪組織の間で行ったり来たりしながら、
日々糖新生の調節が行われているわけです
700万年間の人類の歴史の中で農耕前の狩猟・採集時代は、
糖質制限食を摂取しているか、空腹や絶食や飢餓が日常的でしたので、
肝臓は毎日、今以上に糖新生を行い、
よく働いてきたしそれだけのキャパシティーを持っているということですね。
糖質制限食実践中は、脂肪酸-ケトン体エネルギー源がたっぷり利用できますので、
決してエネルギー不足にはなりません。
糖質制限食の場合は、食事からのブドウ糖供給が極めて少ないので、
食事中でも、肝臓の糖新生は行われています。
肝臓の糖新生は脂肪を燃やして賄われて結構エネルギーを消費するので
減量しやすいのです。
なお肝臓の糖新生は、人体全体のエネルギー源を確保しているのではありません。
ブドウ糖しか利用できない「赤血球」という特殊な細胞と、
日常的にブドウ糖を利用している脳や網膜などのために、
最低限の血糖値を確保しているのです。
<タンパク質>
次に三大栄養素のうちタンパク質は、
エネルギー源として使われることはありえますが、基本的に少ないです。
タンパク質は、主として人体の組織の材料として使われています。
適切なエネルギー源が確保されていれば、
食事から摂取したタンパク質(アミノ酸)は、
人体に吸収されて組織のタンパク質合成に使われます。
タンパク質を主たるエネルギー源として使われざるを得ないときは、
例えば「飢餓→絶食」が続いたときなどです。
体内の糖質、脂質をエネルギー源として使い果たした後は、
やむを得ず筋肉細胞のタンパク質を主たるエネルギー源として使いますが、
これは死の一歩手前です。
江部康二
2019年11月12日 (火)
こんにちは。
2019/11/11(月)
久しぶりに和食さとに行きました。
月曜日の夜は、連れ合いが江部診療所勤務なので
私は一人飯が多いのです。
この日は、面会も二つあって結構忙しかったので
21時頃、高雄病院を出ました。
一旦帰宅して車を置いて、歩いて「和食さと・嵯峨店」に
出かけました。
私はいつもほとんど速歩きですが、片道数分くらいです。
家をでるとき血糖値を測定したら
昼食開始後8時間くらいで、21時10分、111mg/dlでした。
結構、肌寒かったので鍋にはぴったりの夕べでした。
さとに到着して早速、注文です。
和食さとは、自分で、端末(テーブルショット)から、
勝手に注文できるので便利です。
一人飯も、全く気になりません。
しかも私は65歳以上なのでシニア割引があります。
豚さとしゃぶプレミアム
シニア:¥2409-
かつおだし
鶏塩だし
鍋をセットして、注文した一品ものが、出てきて
食べ始めたのが、21時36分です。
鍋も一品物も含めて、22時06分、約30分で全て食べ終わりました。
<食べたもの>
野菜と豆腐:さとしゃぶに付いているもの
肩ロース:3皿
バラ:3皿
鶏肉:1皿
生卵:2個
薄揚げ:1皿
ワカメ:1皿
茶碗蒸し:1個
牛ロースステーキ:小皿、1皿
シメサバの刺身:2皿
ミニロースカツ:1皿
オクラとめかぶのネバトロポン酢:1皿
牛ロースステーキのあまだれは、お湯で洗って食べました。
ミニロースカツも半分くらい衣をはいで食べました。
21時10分、食前血糖値:111mg/dl
21時36分、食事開始
22時06分、食事終了
22時36分、食後60分血糖値:118mg
22時39分、食後63分血糖値:125mg
22時40分、食後64分血糖値 :124mg
今回の検査のピークは食後63分の血糖値となりました。
それでもピークで14mgしか上昇していません。
<14mg ÷ 3mg = 4.67g>
さとしゃぶ、しっかりたっぷり食べて
夕食一食あたりの糖質量は4.67gと極めて優秀でした。
「和食さと」、少し工夫すれば、
糖質セイゲニストにも十分OKなお店であり、
嬉しい限りです。
江部康二
2019/11/11(月)
久しぶりに和食さとに行きました。
月曜日の夜は、連れ合いが江部診療所勤務なので
私は一人飯が多いのです。
この日は、面会も二つあって結構忙しかったので
21時頃、高雄病院を出ました。
一旦帰宅して車を置いて、歩いて「和食さと・嵯峨店」に
出かけました。
私はいつもほとんど速歩きですが、片道数分くらいです。
家をでるとき血糖値を測定したら
昼食開始後8時間くらいで、21時10分、111mg/dlでした。
結構、肌寒かったので鍋にはぴったりの夕べでした。
さとに到着して早速、注文です。
和食さとは、自分で、端末(テーブルショット)から、
勝手に注文できるので便利です。
一人飯も、全く気になりません。
しかも私は65歳以上なのでシニア割引があります。
豚さとしゃぶプレミアム
シニア:¥2409-
かつおだし
鶏塩だし
鍋をセットして、注文した一品ものが、出てきて
食べ始めたのが、21時36分です。
鍋も一品物も含めて、22時06分、約30分で全て食べ終わりました。
<食べたもの>
野菜と豆腐:さとしゃぶに付いているもの
肩ロース:3皿
バラ:3皿
鶏肉:1皿
生卵:2個
薄揚げ:1皿
ワカメ:1皿
茶碗蒸し:1個
牛ロースステーキ:小皿、1皿
シメサバの刺身:2皿
ミニロースカツ:1皿
オクラとめかぶのネバトロポン酢:1皿
牛ロースステーキのあまだれは、お湯で洗って食べました。
ミニロースカツも半分くらい衣をはいで食べました。
21時10分、食前血糖値:111mg/dl
21時36分、食事開始
22時06分、食事終了
22時36分、食後60分血糖値:118mg
22時39分、食後63分血糖値:125mg
22時40分、食後64分血糖値 :124mg
今回の検査のピークは食後63分の血糖値となりました。
それでもピークで14mgしか上昇していません。
<14mg ÷ 3mg = 4.67g>
さとしゃぶ、しっかりたっぷり食べて
夕食一食あたりの糖質量は4.67gと極めて優秀でした。
「和食さと」、少し工夫すれば、
糖質セイゲニストにも十分OKなお店であり、
嬉しい限りです。
江部康二
2019年11月11日 (月)
こんばんは。
私が出演している朝日放送テレビの『ビーバップ!ハイヒール』 ですが
2019年11月14日(木)23時17分から放映される予定です。
時間がある方は
是非ご覧頂ければ幸いです。
内容は『あぶら』談義で、
「脂肪は実は、とてもいい奴なんだ。」
というお話です。
『内臓脂肪がストン!と落ちる食事術』
をしっかり紹介して頂いておりうれしい限りです。
現在、合計12万部ということで、なかなかのベストセラーとなっています。
これもブログ読者の皆さんのおかげです。
ありがとうございます。 m(_ _)m
「内臓脂肪がストン!と落ちる食事術」(ダイヤモンド社)
https://www.amazon.co.jp/dp/4478106487/

私は34歳から<玄米魚菜食+鶏肉>を実践し、
テニスも週2回くらいして、健康的な生活習慣のはずでしたが、
2002年、52歳のとき、糖尿病を発症して、
メタボの診断基準も堂々満たしてしまいました。
内臓脂肪CTは、126cm2あり、基準値の100cm2を軽くオーバーしていました。
身長167cm、体重67kgありました。
1日2食の半日断食は実践していましたが、当時は糖質ありだったのです。
もともと父も母も糖尿病で、家族歴は完璧なので、
私もそこそこ警戒はしていたのですが、
2002年の病院の健康診断(52歳時)で遂に
HbA1Cが6.7%、食後1時間血糖値250mg/dlで、
糖尿病を発症していて、愕然としました。
即、スーパー糖質制限食を実践して、6か月後には57kgと、
学生時代の体重に戻りました。
<1日2食の半日断食+糖質制限食>の実践です。
HbA1cは3週間後には正常化して、血糖値も即正常化しました。
この時点で内臓脂肪も正常化したと考えられます。
内臓脂肪CTは、2004年に検査して71cm2でしたが、
体重は57kgをずっと維持しているので、
スーパー糖質制限食実践半年後の内臓脂肪も71cm2くらいと思われます。
読者の皆さんも、
内臓脂肪を減らしたいときは、
スーパー糖質制限食を実践して「食べトレ」するのが
一番効果的です。
是非、試して頂ければ幸いです。
江部康二
以下は
内臓脂肪がストンと落ちる食事術
の序章です。
序 章
筋トレしなくても「食べトレ」すればいいんです
私は医師の江部康二と申します。1950年生まれの69歳です。身長167㎝・体重57㎏は、20代の頃とほぼ同じです。
◎身長は年をとっても縮んでいません
◎歯は全部残っていて虫歯も歯周病もありません
◎視力もよく『広辞苑』の小さな文字も裸眼で読めます
◎聴力の低下もありません
◎毎日7時間睡眠で夜中に尿意で目覚めることもありません
◎定期的に飲んでいる薬もなければサプリメントとも無縁です
◎コレステロール値も中性脂肪値も基準値内です
◎いまも朝勃ち(夜間陰茎勃起現象)します
朝勃ちなんていうと下品に思われるかもしれませんが、
動脈硬化や内臓疾患、うつ病などのバロメーターにもなりますから、バカにしてはいけません。
母校・京都大学医学部の同窓会に出席すると、同級生の医師たちの多くは何かしら持病を抱えていて、
定期的に薬やサプリメントを飲んでいます。
同級生からは「なんで江部だけ、そんなに元気なんだ?」と驚かれますが、
その秘密は『内臓脂肪がストンと落ちる食事術』で詳しく紹介している糖質制限と
1日2食の半日断食からなる「食べトレ」にあります。
スリムな体型と健康を一生キープ
私の運動らしい運動といえば、1~2週間に1度程度の趣味のテニス。
あとは、日頃からよく歩くように心掛けているくらい。
70代目前なのに超健康体を維持できているのは、17年前の52歳から実践している食べトレのおかげなのです。
私はメタボと糖尿病が発覚した52歳で糖質制限を始めましたが、そこから半年で体重10㎏減。
学生時代の体重に戻り、その後、体重はいまに至るまで17年間変わっていません。
コンピューター断層撮影装置(CT)で「126㎠」もあったお腹まわりの内臓脂肪の断面積は「71㎠」へと激減しました。
食べトレの主軸となる糖質制限は、ご飯やパン、麺類などの糖質を控えますが、
何かマニアックな食事のように思えるかもしれません。
でも、本書で詳しくお伝えしていますが、そもそも糖質制限食こそが、私たち人類本来の正解の食事なのです。
糖質は中毒性の高い不健康食
米や小麦などの穀物は、なんとなくヘルシーなイメージがあり、
お子さんがいる方は「ご飯をいっぱい食べなさい」なんてすすめているかもしれませんが、
実は人間にとって“異物”なのです。
毒とまでは言いませんが“中毒性”が高く、不健康な食べ物なのです。
私たち人類の歴史はおよそ700万年といわれますが、その長い歴史からすれば、
穀物などの糖質を摂るようになったのは、“ごく最近”。
穀物というでんぷん食品を日常的に食べるようになったのは、世界的には農耕が始まった1万年前からで、
日本では2500年前の弥生時代から。
たくさん糖質を摂るようになったのは第二次大戦後のことです。
人類の歴史でほとんど糖質を摂ってこなかった私たちの体は、
いまのように糖質をたくさん摂る食生活には対応できていません。
700万年かけて作り上げた体質は、そんな短期間で変化・適応させることはできないのです。
食べトレは、運動なしでも内臓脂肪がストンと落ちるので、
体型を改善できるのはもちろん、病気を防ぐいちばんの方法です。
「運動すれば痩せるのはわかっている」「けれど、それができない」「やりたくない」「続かない」
わかってます、わかってますとも! その頑固な体脂肪と内臓脂肪を運動なしでも落とせる方法をじっくり教えます。
江部康二
私が出演している朝日放送テレビの『ビーバップ!ハイヒール』 ですが
2019年11月14日(木)23時17分から放映される予定です。
時間がある方は
是非ご覧頂ければ幸いです。
内容は『あぶら』談義で、
「脂肪は実は、とてもいい奴なんだ。」
というお話です。
『内臓脂肪がストン!と落ちる食事術』
をしっかり紹介して頂いておりうれしい限りです。
現在、合計12万部ということで、なかなかのベストセラーとなっています。
これもブログ読者の皆さんのおかげです。
ありがとうございます。 m(_ _)m
「内臓脂肪がストン!と落ちる食事術」(ダイヤモンド社)
https://www.amazon.co.jp/dp/4478106487/

私は34歳から<玄米魚菜食+鶏肉>を実践し、
テニスも週2回くらいして、健康的な生活習慣のはずでしたが、
2002年、52歳のとき、糖尿病を発症して、
メタボの診断基準も堂々満たしてしまいました。
内臓脂肪CTは、126cm2あり、基準値の100cm2を軽くオーバーしていました。
身長167cm、体重67kgありました。
1日2食の半日断食は実践していましたが、当時は糖質ありだったのです。
もともと父も母も糖尿病で、家族歴は完璧なので、
私もそこそこ警戒はしていたのですが、
2002年の病院の健康診断(52歳時)で遂に
HbA1Cが6.7%、食後1時間血糖値250mg/dlで、
糖尿病を発症していて、愕然としました。
即、スーパー糖質制限食を実践して、6か月後には57kgと、
学生時代の体重に戻りました。
<1日2食の半日断食+糖質制限食>の実践です。
HbA1cは3週間後には正常化して、血糖値も即正常化しました。
この時点で内臓脂肪も正常化したと考えられます。
内臓脂肪CTは、2004年に検査して71cm2でしたが、
体重は57kgをずっと維持しているので、
スーパー糖質制限食実践半年後の内臓脂肪も71cm2くらいと思われます。
読者の皆さんも、
内臓脂肪を減らしたいときは、
スーパー糖質制限食を実践して「食べトレ」するのが
一番効果的です。
是非、試して頂ければ幸いです。
江部康二
以下は
内臓脂肪がストンと落ちる食事術
の序章です。
序 章
筋トレしなくても「食べトレ」すればいいんです
私は医師の江部康二と申します。1950年生まれの69歳です。身長167㎝・体重57㎏は、20代の頃とほぼ同じです。
◎身長は年をとっても縮んでいません
◎歯は全部残っていて虫歯も歯周病もありません
◎視力もよく『広辞苑』の小さな文字も裸眼で読めます
◎聴力の低下もありません
◎毎日7時間睡眠で夜中に尿意で目覚めることもありません
◎定期的に飲んでいる薬もなければサプリメントとも無縁です
◎コレステロール値も中性脂肪値も基準値内です
◎いまも朝勃ち(夜間陰茎勃起現象)します
朝勃ちなんていうと下品に思われるかもしれませんが、
動脈硬化や内臓疾患、うつ病などのバロメーターにもなりますから、バカにしてはいけません。
母校・京都大学医学部の同窓会に出席すると、同級生の医師たちの多くは何かしら持病を抱えていて、
定期的に薬やサプリメントを飲んでいます。
同級生からは「なんで江部だけ、そんなに元気なんだ?」と驚かれますが、
その秘密は『内臓脂肪がストンと落ちる食事術』で詳しく紹介している糖質制限と
1日2食の半日断食からなる「食べトレ」にあります。
スリムな体型と健康を一生キープ
私の運動らしい運動といえば、1~2週間に1度程度の趣味のテニス。
あとは、日頃からよく歩くように心掛けているくらい。
70代目前なのに超健康体を維持できているのは、17年前の52歳から実践している食べトレのおかげなのです。
私はメタボと糖尿病が発覚した52歳で糖質制限を始めましたが、そこから半年で体重10㎏減。
学生時代の体重に戻り、その後、体重はいまに至るまで17年間変わっていません。
コンピューター断層撮影装置(CT)で「126㎠」もあったお腹まわりの内臓脂肪の断面積は「71㎠」へと激減しました。
食べトレの主軸となる糖質制限は、ご飯やパン、麺類などの糖質を控えますが、
何かマニアックな食事のように思えるかもしれません。
でも、本書で詳しくお伝えしていますが、そもそも糖質制限食こそが、私たち人類本来の正解の食事なのです。
糖質は中毒性の高い不健康食
米や小麦などの穀物は、なんとなくヘルシーなイメージがあり、
お子さんがいる方は「ご飯をいっぱい食べなさい」なんてすすめているかもしれませんが、
実は人間にとって“異物”なのです。
毒とまでは言いませんが“中毒性”が高く、不健康な食べ物なのです。
私たち人類の歴史はおよそ700万年といわれますが、その長い歴史からすれば、
穀物などの糖質を摂るようになったのは、“ごく最近”。
穀物というでんぷん食品を日常的に食べるようになったのは、世界的には農耕が始まった1万年前からで、
日本では2500年前の弥生時代から。
たくさん糖質を摂るようになったのは第二次大戦後のことです。
人類の歴史でほとんど糖質を摂ってこなかった私たちの体は、
いまのように糖質をたくさん摂る食生活には対応できていません。
700万年かけて作り上げた体質は、そんな短期間で変化・適応させることはできないのです。
食べトレは、運動なしでも内臓脂肪がストンと落ちるので、
体型を改善できるのはもちろん、病気を防ぐいちばんの方法です。
「運動すれば痩せるのはわかっている」「けれど、それができない」「やりたくない」「続かない」
わかってます、わかってますとも! その頑固な体脂肪と内臓脂肪を運動なしでも落とせる方法をじっくり教えます。
江部康二
2019年11月10日 (日)
【19/11/07 yanosono
東洋経済 読者コメントを見て
久しぶりに江部先生の記事(東洋経済)を見たら、読者コメントがたくさんありました。
https://toyokeizai.net/articles/comment/190605
これをいくつか読んだら、また、糖質制限肯定派と否定派のどちらが正しいのか不安を駆り立てるようなコメントが散見されました。
お時間ある時に反証のコメントを頂けたらと思いました。
読んだ人の中には、糖質制限を誤解している人も多いと思いましたので。
私自身も、このコメントを目にして混乱しています。
19/11/07 クッキー
ヤフーニュースの記事について
糖質制限を始めて5年になりますが、今朝、こちらの記事を見て不安になりました。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191106-00000011-pseven-life
江部先生のお考えを聞かせていただければと思います。
宜しくお願いします。】
yanosono さんとクッキー さんから、
東洋経済オンラインの記事の読者コメントと
ヤフーニュースの記事に関して、コメント・質問と頂きました。
Ⅰ
東洋経済オンラインの記事
「糖質制限」論争に幕?一流医学誌に衝撃論文
「炭水化物は危険、脂質は安全」の波紋
江部 康二 : 高雄病院理事長
は、
私がランセットのコホート論文を解説したものです。
炭水化物の摂取比率が多いほど直線的に右肩上がりで総死亡率が上昇しています。
そして脂肪の摂取比率が多いほど、直線的に右肩下がりで総死亡率が減少しています。
明白に糖質制限食が有利な結論です。
『炭水化物の摂取増加で死亡リスク上昇』(コホート研究)
ランセット誌のオンライン版(2017/8/29)で、
カナダ・マックマスター大学のMahshid Dehghan博士らが報告。
5大陸18カ国で全死亡および心血管疾患への食事の影響を検証した大規模疫学前向きコホート研究(Prospective Urban Rural Epidemiology:PURE)の結果。
2003年1月1日時点で35~70歳の13万5335例を登録し、
2013年3月31日まで中央値で7.4年間も追跡調査。
論文の内容を要約
1)炭水化物摂取量の多さは全死亡リスク上昇と関連。
2)総脂質および脂質の種類別の摂取は全死亡リスクの低下と関連。
3)総脂質および脂質の種類は、心血管疾患(CVD)、心筋梗塞、CVD死と関連しない。
4)飽和脂質は脳卒中と逆相関している。
炭水化物摂取比率 総死亡率
1群 46.4% 4.1%
2群 54.6% 4.2%
3群 60.8% 4.5%
4群 67.7% 4.9%
5群 77.2% 7.2%
脂肪の摂取比率 総死亡率
1群 10.6% 6.7%
2群 18.0% 5.1%
3群 24.2% 4.6%
4群 29.1% 4.3%
5群 35.3% 4.1%
Ⅱ
ヤフーニュースは、2019/11/6(水)NEWSポストセブンの記事です。
こちらもコホート研究です。
【米ハーバード大学が約1万5000人を対象に25年間追跡調査すると、食事に占める炭水化物の割合が3割以下の人は、最も死亡率が高いという結果が出た。
また、国立国際医療研究センターが2013年に発表した、海外の糖質制限食に関する長期研究の解析結果では、摂取カロリーに占める糖質の割合が低い「低糖質群」は、「高糖質群」に比べて総死亡率が1.31倍になったという。】
こちらのコホート研究は、糖質制限食に不利な結論です。
ⅠとⅡで、真逆の結論ですが、
科学の世界でのエビデンスとは、こんなものと思います。
そして、実はコホート研究はエビデンスレベルは、レベル2と低いのです。
次にエビデンスレベルについて論じて見ます。
エビデンスレベル 「糖尿病診療ガイドライン2016」
レベル1 + 質の高いランダム化比較試験(RCT)および
それらのメタアナリシス(MA)/システマティック・ レビュー(SR)
レベル1 それ以外のRCTおよびそれらのMA/SR
レベル2 前向きコホート研究およびそれらのMA/SR
(事前に定めた)RCTサブ解析
レベル3 非ランダム化比較試験 前後比較試験
後ろ向きコホート研究
ケースコントロール研究およびそれらのMA/SR
RCT後付けサブ解析
レベル4 横断研究
症例集積
*質の高いRCTとは①多数例②二重盲検、独立判定③高追跡率④ランダム割り付け法が明確などをさす。
以下に、
糖質制限食に肯定的なエビデンスとなる信頼度の高い論文を取り上げてみました。
エビデンスレベルのもっとも高い
「エビデンスレベル1+」と「エビデンスレベル1」
の論文で、糖質制限食の有効性を示すものを列挙してみました。
集めてみると、多数ありました。
一方、糖質制限食に否定的な、
「エビデンスレベル1+」と「エビデンスレベル1」の論文は皆無です。
この時点で、「糖質制限食是非論争」に
エビデンスレベルで、明白な決着がついたと言えます。
さらに米国糖尿病学会も、2019年4月の「コンセンサスレポート」において
糖質制限食がエビデンスが最も豊富であると明言しました。
<RCT(ランダム化比較試験)レベル1+>
①Obesity Reviews(国際肥満研究連合の公式ジャーナル)2009年
体重減少、中性脂肪減少、HDL-C増加は低炭水化物食が低脂質・低カロリー食に比し有効。13の電子データベースの2000年1月~2007年3月の低炭水化物食と低脂質食比較RCTをメタ解析。
Systematic review of randomized controlled trials of low-carbohydrate vs. low-fat/low-calorie diets in the management of obesity and its comorbidities M. Hession,et all
Obesity Reviews(国際肥満研究連合の公式ジャーナル)
Volume 10, Issue 1, pages 36–50, January 2009
②Obesity Reviews(国際肥満研究連合の公式ジャーナル)2012年
23レポートのメタ解析によって
研究期間にかかわらず糖質制限食が体重,脂質,血糖,血圧を改善させる。
Obes Rev 2012; 13: 1048-1066Systematic review and meta-analysis of clinical trialsof the effects of low carbohydrate diets oncardiovascular risk factorsobr_1021
③システマティック・レビュー/53RCTのメタアナリシス。ランセット。
1)低脂肪食よりも糖質制限食の方が減量効果が高い。
2)低脂肪食は他の高脂肪食との比較で減量効果に有意差なし。
3)低脂肪食は普通食との比較でのみ、体重減少効果があった。
4)低脂肪食は、長期的な減量効果についての科学的裏付けがない。
Effect of Low-Fat Diet Interventions Versus Other Diet Interventions on Long-Term Weight Change in Adults:
A Systematic Review and Meta-Analysis Lancet Diabetes Endocrinol 2015 Dec 01;3(12)968-979,
DK Tobias, M Chen, JE Manson, DS Ludwig, W Willett, FB Hu
<RCT(ランダム化比較試験)レベル1>
①低糖質食 vs. 低脂質食。低糖質食の圧勝
低糖質食 vs. 低脂質食、減量や脂質データなどCVD(心血管疾患)リスク低減で、
低糖質食の圧勝。148人の肥満者を、1年間研究。
低糖質食は40g/日未満。
Effects of low-carbohydrate and low-fat diets: a randomized trial.
Bazzano LA et all
Ann Intern Med. 2014 Sep 2;161(5):309-18
②DIRECT低炭水化物食で一番体重減少・ HDL-C増加
脂肪制限食(カロリー制限)、
地中海食(カロリー制限)、
低炭水化物食(カロリー無制限)の3群
低炭水化物群のみカロリー無制限のハンディがあったが、結局3群全て同じだけのカロリーが減少。満足度と満腹度。
当初糖質20g/日以下。3ヶ月後から120g/日以下を目指すも、結局女性150g/日、男性180g/日で40%の糖質。
糖質約50%の低脂肪食群、地中海食群(高糖質群)
DIRECT(Dietary Intervention Randomized Controlled Trial)
322人を3群に分けて、2年間の研究。
Iris Shai,et all:Weight Loss with a Low-Carbohydrate,Mediterranean,or Low-Fat Diet. NENGLJ MED JULY17,2008、VOL359.NO.3 229-241
③DIRECTのフォローアップ研究。合計6年間。
地中海食、低炭水化物食の2群は、6年後も 体重減少に有意差あり。
Four-Year Follow-up after Two-Year Dietary Interventions
N Engl J Med 2012; 367:1373-1374October 4, 2012
④低糖質地中海食(LCMD)。HbA1cレベルの大きな減少。
低糖質地中海食(LCMD)。8年間RCT研究論文。
糖質50%未満のLCMD群(108人)と低脂肪群(107人)の比較。女性は1500kcal/日。男性は1800kcal/日。
新たに診断された2型糖尿病患者では、LCMDは低脂肪食と比較して、HbA1cレベルの大きな減少、糖尿病の寛解率が高く、糖尿病治療薬の導入を遅らせた。
Diabetes Care. 2014 Jul;37(7):1824-30.
The effects of a Mediterranean diet on the need for diabetes drugs and remission of newly diagnosed type 2 diabetes: follow-up of a randomized trial.
⑤低炭水化物食が、肥満・HDL-C・TGを改善。
JAMA 2007年3月 A TO Z 体重減少研究
アトキンス、ゾーン、ラーン、オーニッシュダイエットのそれぞれの1年間の体重減少効果などをみた。311人の女性を上記4グループに分けて追跡。これら4種のダイエット法は、いずれも米国でポピュラーなものである。
アトキンスは低炭水化物食(スーパー糖質制限食)、ラーンとオーニッシュは高炭水化物、低脂肪食、ゾーンは炭水化物40%
低炭水化物食が体重を最も減少させて、HDL-CとTGを改善。
Comparison of the Atkins, Zone, Ornish, and LEARN Diets for Change in Weight and Related Risk Factors Among Overweight Premenopausal Women
The A TO Z Weight Loss Study: A Randomized Trial ,JAMA297:969-977
<米国糖尿病学会と糖質制限食。その変遷。>
1)2007年までは、糖質制限食を否定です。
2)2008年に、肥満を伴う糖尿病患者に1年間の期限つきで有効性を認めました。
3)2011年に、肥満を伴う糖尿病患者に2年間の期限つきで有効性を認めました。
4)2013年10月、「成人糖尿病患者の食事療法に関する声明」(ガイドライン)を
2008年以来5年ぶりに改訂しました。
そして適切な三大栄養素比率は確立されていないことを示し、
全ての糖尿病患者に適した唯一無二の食事パターンは存在しないと明言しました。
そして「糖質130g/日が平均的な最小必要量」という文言を削除し、
肥満の有無は関係なく、期限なしで、正式に糖質制限食を容認しました。
そして患者ごとに個別に様々な食事パターン
〔地中海食,ベジタリアン食,糖質制限 食,低脂質食,高血圧食〕が
受容可能としました。
5)米国糖尿病学会は、2019年4月、
「成人糖尿病患者または予備軍患者への栄養療法」コンセンサスレポートにおいて、
『糖質制限食(Low-carbohydrate eating patterns)が、血糖コントロールに関してエビデンスが最も豊富である』
と明言しました。
江部康二
東洋経済 読者コメントを見て
久しぶりに江部先生の記事(東洋経済)を見たら、読者コメントがたくさんありました。
https://toyokeizai.net/articles/comment/190605
これをいくつか読んだら、また、糖質制限肯定派と否定派のどちらが正しいのか不安を駆り立てるようなコメントが散見されました。
お時間ある時に反証のコメントを頂けたらと思いました。
読んだ人の中には、糖質制限を誤解している人も多いと思いましたので。
私自身も、このコメントを目にして混乱しています。
19/11/07 クッキー
ヤフーニュースの記事について
糖質制限を始めて5年になりますが、今朝、こちらの記事を見て不安になりました。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191106-00000011-pseven-life
江部先生のお考えを聞かせていただければと思います。
宜しくお願いします。】
yanosono さんとクッキー さんから、
東洋経済オンラインの記事の読者コメントと
ヤフーニュースの記事に関して、コメント・質問と頂きました。
Ⅰ
東洋経済オンラインの記事
「糖質制限」論争に幕?一流医学誌に衝撃論文
「炭水化物は危険、脂質は安全」の波紋
江部 康二 : 高雄病院理事長
は、
私がランセットのコホート論文を解説したものです。
炭水化物の摂取比率が多いほど直線的に右肩上がりで総死亡率が上昇しています。
そして脂肪の摂取比率が多いほど、直線的に右肩下がりで総死亡率が減少しています。
明白に糖質制限食が有利な結論です。
『炭水化物の摂取増加で死亡リスク上昇』(コホート研究)
ランセット誌のオンライン版(2017/8/29)で、
カナダ・マックマスター大学のMahshid Dehghan博士らが報告。
5大陸18カ国で全死亡および心血管疾患への食事の影響を検証した大規模疫学前向きコホート研究(Prospective Urban Rural Epidemiology:PURE)の結果。
2003年1月1日時点で35~70歳の13万5335例を登録し、
2013年3月31日まで中央値で7.4年間も追跡調査。
論文の内容を要約
1)炭水化物摂取量の多さは全死亡リスク上昇と関連。
2)総脂質および脂質の種類別の摂取は全死亡リスクの低下と関連。
3)総脂質および脂質の種類は、心血管疾患(CVD)、心筋梗塞、CVD死と関連しない。
4)飽和脂質は脳卒中と逆相関している。
炭水化物摂取比率 総死亡率
1群 46.4% 4.1%
2群 54.6% 4.2%
3群 60.8% 4.5%
4群 67.7% 4.9%
5群 77.2% 7.2%
脂肪の摂取比率 総死亡率
1群 10.6% 6.7%
2群 18.0% 5.1%
3群 24.2% 4.6%
4群 29.1% 4.3%
5群 35.3% 4.1%
Ⅱ
ヤフーニュースは、2019/11/6(水)NEWSポストセブンの記事です。
こちらもコホート研究です。
【米ハーバード大学が約1万5000人を対象に25年間追跡調査すると、食事に占める炭水化物の割合が3割以下の人は、最も死亡率が高いという結果が出た。
また、国立国際医療研究センターが2013年に発表した、海外の糖質制限食に関する長期研究の解析結果では、摂取カロリーに占める糖質の割合が低い「低糖質群」は、「高糖質群」に比べて総死亡率が1.31倍になったという。】
こちらのコホート研究は、糖質制限食に不利な結論です。
ⅠとⅡで、真逆の結論ですが、
科学の世界でのエビデンスとは、こんなものと思います。
そして、実はコホート研究はエビデンスレベルは、レベル2と低いのです。
次にエビデンスレベルについて論じて見ます。
エビデンスレベル 「糖尿病診療ガイドライン2016」
レベル1 + 質の高いランダム化比較試験(RCT)および
それらのメタアナリシス(MA)/システマティック・ レビュー(SR)
レベル1 それ以外のRCTおよびそれらのMA/SR
レベル2 前向きコホート研究およびそれらのMA/SR
(事前に定めた)RCTサブ解析
レベル3 非ランダム化比較試験 前後比較試験
後ろ向きコホート研究
ケースコントロール研究およびそれらのMA/SR
RCT後付けサブ解析
レベル4 横断研究
症例集積
*質の高いRCTとは①多数例②二重盲検、独立判定③高追跡率④ランダム割り付け法が明確などをさす。
以下に、
糖質制限食に肯定的なエビデンスとなる信頼度の高い論文を取り上げてみました。
エビデンスレベルのもっとも高い
「エビデンスレベル1+」と「エビデンスレベル1」
の論文で、糖質制限食の有効性を示すものを列挙してみました。
集めてみると、多数ありました。
一方、糖質制限食に否定的な、
「エビデンスレベル1+」と「エビデンスレベル1」の論文は皆無です。
この時点で、「糖質制限食是非論争」に
エビデンスレベルで、明白な決着がついたと言えます。
さらに米国糖尿病学会も、2019年4月の「コンセンサスレポート」において
糖質制限食がエビデンスが最も豊富であると明言しました。
<RCT(ランダム化比較試験)レベル1+>
①Obesity Reviews(国際肥満研究連合の公式ジャーナル)2009年
体重減少、中性脂肪減少、HDL-C増加は低炭水化物食が低脂質・低カロリー食に比し有効。13の電子データベースの2000年1月~2007年3月の低炭水化物食と低脂質食比較RCTをメタ解析。
Systematic review of randomized controlled trials of low-carbohydrate vs. low-fat/low-calorie diets in the management of obesity and its comorbidities M. Hession,et all
Obesity Reviews(国際肥満研究連合の公式ジャーナル)
Volume 10, Issue 1, pages 36–50, January 2009
②Obesity Reviews(国際肥満研究連合の公式ジャーナル)2012年
23レポートのメタ解析によって
研究期間にかかわらず糖質制限食が体重,脂質,血糖,血圧を改善させる。
Obes Rev 2012; 13: 1048-1066Systematic review and meta-analysis of clinical trialsof the effects of low carbohydrate diets oncardiovascular risk factorsobr_1021
③システマティック・レビュー/53RCTのメタアナリシス。ランセット。
1)低脂肪食よりも糖質制限食の方が減量効果が高い。
2)低脂肪食は他の高脂肪食との比較で減量効果に有意差なし。
3)低脂肪食は普通食との比較でのみ、体重減少効果があった。
4)低脂肪食は、長期的な減量効果についての科学的裏付けがない。
Effect of Low-Fat Diet Interventions Versus Other Diet Interventions on Long-Term Weight Change in Adults:
A Systematic Review and Meta-Analysis Lancet Diabetes Endocrinol 2015 Dec 01;3(12)968-979,
DK Tobias, M Chen, JE Manson, DS Ludwig, W Willett, FB Hu
<RCT(ランダム化比較試験)レベル1>
①低糖質食 vs. 低脂質食。低糖質食の圧勝
低糖質食 vs. 低脂質食、減量や脂質データなどCVD(心血管疾患)リスク低減で、
低糖質食の圧勝。148人の肥満者を、1年間研究。
低糖質食は40g/日未満。
Effects of low-carbohydrate and low-fat diets: a randomized trial.
Bazzano LA et all
Ann Intern Med. 2014 Sep 2;161(5):309-18
②DIRECT低炭水化物食で一番体重減少・ HDL-C増加
脂肪制限食(カロリー制限)、
地中海食(カロリー制限)、
低炭水化物食(カロリー無制限)の3群
低炭水化物群のみカロリー無制限のハンディがあったが、結局3群全て同じだけのカロリーが減少。満足度と満腹度。
当初糖質20g/日以下。3ヶ月後から120g/日以下を目指すも、結局女性150g/日、男性180g/日で40%の糖質。
糖質約50%の低脂肪食群、地中海食群(高糖質群)
DIRECT(Dietary Intervention Randomized Controlled Trial)
322人を3群に分けて、2年間の研究。
Iris Shai,et all:Weight Loss with a Low-Carbohydrate,Mediterranean,or Low-Fat Diet. NENGLJ MED JULY17,2008、VOL359.NO.3 229-241
③DIRECTのフォローアップ研究。合計6年間。
地中海食、低炭水化物食の2群は、6年後も 体重減少に有意差あり。
Four-Year Follow-up after Two-Year Dietary Interventions
N Engl J Med 2012; 367:1373-1374October 4, 2012
④低糖質地中海食(LCMD)。HbA1cレベルの大きな減少。
低糖質地中海食(LCMD)。8年間RCT研究論文。
糖質50%未満のLCMD群(108人)と低脂肪群(107人)の比較。女性は1500kcal/日。男性は1800kcal/日。
新たに診断された2型糖尿病患者では、LCMDは低脂肪食と比較して、HbA1cレベルの大きな減少、糖尿病の寛解率が高く、糖尿病治療薬の導入を遅らせた。
Diabetes Care. 2014 Jul;37(7):1824-30.
The effects of a Mediterranean diet on the need for diabetes drugs and remission of newly diagnosed type 2 diabetes: follow-up of a randomized trial.
⑤低炭水化物食が、肥満・HDL-C・TGを改善。
JAMA 2007年3月 A TO Z 体重減少研究
アトキンス、ゾーン、ラーン、オーニッシュダイエットのそれぞれの1年間の体重減少効果などをみた。311人の女性を上記4グループに分けて追跡。これら4種のダイエット法は、いずれも米国でポピュラーなものである。
アトキンスは低炭水化物食(スーパー糖質制限食)、ラーンとオーニッシュは高炭水化物、低脂肪食、ゾーンは炭水化物40%
低炭水化物食が体重を最も減少させて、HDL-CとTGを改善。
Comparison of the Atkins, Zone, Ornish, and LEARN Diets for Change in Weight and Related Risk Factors Among Overweight Premenopausal Women
The A TO Z Weight Loss Study: A Randomized Trial ,JAMA297:969-977
<米国糖尿病学会と糖質制限食。その変遷。>
1)2007年までは、糖質制限食を否定です。
2)2008年に、肥満を伴う糖尿病患者に1年間の期限つきで有効性を認めました。
3)2011年に、肥満を伴う糖尿病患者に2年間の期限つきで有効性を認めました。
4)2013年10月、「成人糖尿病患者の食事療法に関する声明」(ガイドライン)を
2008年以来5年ぶりに改訂しました。
そして適切な三大栄養素比率は確立されていないことを示し、
全ての糖尿病患者に適した唯一無二の食事パターンは存在しないと明言しました。
そして「糖質130g/日が平均的な最小必要量」という文言を削除し、
肥満の有無は関係なく、期限なしで、正式に糖質制限食を容認しました。
そして患者ごとに個別に様々な食事パターン
〔地中海食,ベジタリアン食,糖質制限 食,低脂質食,高血圧食〕が
受容可能としました。
5)米国糖尿病学会は、2019年4月、
「成人糖尿病患者または予備軍患者への栄養療法」コンセンサスレポートにおいて、
『糖質制限食(Low-carbohydrate eating patterns)が、血糖コントロールに関してエビデンスが最も豊富である』
と明言しました。
江部康二
2019年11月09日 (土)
こんにちは。
朝日カルチャーセンター中之島教室にて
糖質制限食講座開催です。
老後の備え、認知症予防に糖質制限食
https://www.asahiculture.jp/course/nakanoshima/9d2aab8c-4a2f-a977-7b1e-5d048b51ecb0
2019/12/17(火)15:30~17:00
朝日カルチャーセンター 朝日JTB・交流文化塾
中之島教室
TEL:06-6222-5222
最新の内容も含めて、わかりやすくて楽しいお話しを目指します。
講師は江部康二です。
年間約30回講演をしていますが、
結構、新しい話題も多いので、スライドも毎回更新しています。
今回もわかりやすくお話しますので、乞うご期待です。
講演が75分間で質疑応答が15分間です。
大阪・兵庫・京都・滋賀や近畿圏の糖尿人やメタボ人の方々やそのご家族など、
奮ってご参加いただけば幸いです。
お陰様で、糖質制限食は順調に普及してきています。
2005年に私が「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」(東洋経済新報社)
を日本初の糖質制限食の本として刊行したころとは、大きな違いがあります。
なんと言っても、2013年10月に米国糖尿病学会が5年ぶりに改訂した
「栄養療法に関する声明」のなかで、
地中海食やベジタリアン食などどともに「糖質制限食」を正式に容認したことが、
大きな追い風となりました。
2016年7月のNHKクローズアップ現代の試算によれば、
糖質制限市場は、3184億円とのことです。
医学界より、企業のほうが糖質制限食をビジネスチャンスと捉えて
行動が迅速なようです。
くら寿司やガストやリンガーハットなども糖質制限メニューを投入で、
なかなかの発展状況です。
2017年8月には、
「炭水化物の摂取増加で死亡リスク上昇」
という結論のランセット(Lancet)論文が発表され、
糖質制限食にとって大きな追い風となりました。
Lancet誌オンライン版2017年8月29日号掲載
https://doi.org/10.1016/S0140-6736(17)32252-3
さらに、2019年4月、米国糖尿病学会は「コンセンサス・レポート」において
『糖質制限食が最もエビデンスが豊富である』と報告しました。
糖質制限食の発展、まさに、今昔の感ありですね。
江部康二
☆☆☆
以下は朝日カルチャーセンター中之島教室のサイトから一部抜粋です。
老後の備え、認知症予防に糖質制限食
講師 江部康二高雄病院理事長
内容
糖質制限食は、1999年から京都・高雄病院において糖尿病治療食として開始され、合併症を予防できる唯一の食事療法として画期的な成果をあげてきました。近年多くの研究論文により糖尿病・肥満・生活習慣病などに対する糖質制限食の治療効果が証明されています。米国糖尿病学会は2019年4月のガイドラインで、血糖値改善効果に関して糖質制限食が最もエビデンスが豊富であると明言しました。『糖尿病コントロール不良』『白米を多く摂取』などで認知症リスクが高まります。老後の備え、認知症予防には、糖質制限食実践あるのみです。
日程 2019/12/17
曜日・時間 火曜 15:30~17:00
受講料(税込) 会員 3,080円 一般 3,630円
講師紹介 江部 康二 (エベ コウジ)
<プロフィール>
・1950年生まれ。
・1974年京都大学医学部卒業。
・1974年から京都大学胸部疾患研究所第一内科(現在京大呼吸器内科)
にて呼吸器科を学ぶ。
・1978年から高雄病院に医局長として勤務。1996年副院長就任。
・1999年高雄病院に糖質制限食導入。
・2000年理事長就任。
・2001年から糖質制限食に本格的に取り組む。
・ 2002年に自ら糖尿病であると気づいて以来、さらに糖尿病治療の研究に力を 注ぎ、「糖質制限食」の体系を確立。これにより自身の糖尿病を克服。
内科医/漢方医/一般財団法人高雄病院理事長/一般社団法人日本糖質制限医療推進協会理事長。
<著書>
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』2005年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!実践編』2008年(東洋経済新報社)
『我ら糖尿人、元気なのにはわけがある』2009年(東洋経済新報社・作家宮本輝氏との対談本)
『糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食』2010年(ナツメ社)
『主食をやめると健康になる』2011年(ダイヤモンド社)
『食品別糖質量ハンドブック』2012年(洋泉社)監修
『糖質オフ!健康法』2012年(PHP文庫)
『糖尿病治療のための!糖質制限食パーフェクトガイド』2013年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!新版』2014年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!2 実践編 新版』2014年(東洋経済新報社)
『炭水化物の食べすぎで早死にしてはいけません』2014年(東洋経済新報社)
『なぜ糖質制限をすると糖尿病が良くなるのか』2015年(ナツメ社)
『糖質制限の教科書』2015年(洋泉社)監修
『よくわかる! すぐできる! 「 糖質オフ! 」健康法 』2016年(PHP研究所)
『人類最強の「糖質制限」論~ケトン体を味方に して痩せる、健康になる』2016年(SB新書)
『江部康二の糖質制限革命』2017年(東洋経済新報社)
『男・50代からの糖質制限』2018年(東洋経済新報社)
『内臓脂肪がストン!とおちる食事術』2019年(ダイヤモンド社)
『糖質制限の大百科』2019年(洋泉社)
など多数。
ブログ『ドクター江部の糖尿病徒然日記( http://koujiebe.blog95.fc2.com/ )は日に数千件のアクセスがあり、糖尿病のかたやそのご家族から寄せられた質問への回答や、糖尿病・糖質制限食に関する 情報の発信に、日々尽力している。
朝日カルチャーセンター中之島教室にて
糖質制限食講座開催です。
老後の備え、認知症予防に糖質制限食
https://www.asahiculture.jp/course/nakanoshima/9d2aab8c-4a2f-a977-7b1e-5d048b51ecb0
2019/12/17(火)15:30~17:00
朝日カルチャーセンター 朝日JTB・交流文化塾
中之島教室
TEL:06-6222-5222
最新の内容も含めて、わかりやすくて楽しいお話しを目指します。
講師は江部康二です。
年間約30回講演をしていますが、
結構、新しい話題も多いので、スライドも毎回更新しています。
今回もわかりやすくお話しますので、乞うご期待です。
講演が75分間で質疑応答が15分間です。
大阪・兵庫・京都・滋賀や近畿圏の糖尿人やメタボ人の方々やそのご家族など、
奮ってご参加いただけば幸いです。
お陰様で、糖質制限食は順調に普及してきています。
2005年に私が「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」(東洋経済新報社)
を日本初の糖質制限食の本として刊行したころとは、大きな違いがあります。
なんと言っても、2013年10月に米国糖尿病学会が5年ぶりに改訂した
「栄養療法に関する声明」のなかで、
地中海食やベジタリアン食などどともに「糖質制限食」を正式に容認したことが、
大きな追い風となりました。
2016年7月のNHKクローズアップ現代の試算によれば、
糖質制限市場は、3184億円とのことです。
医学界より、企業のほうが糖質制限食をビジネスチャンスと捉えて
行動が迅速なようです。
くら寿司やガストやリンガーハットなども糖質制限メニューを投入で、
なかなかの発展状況です。
2017年8月には、
「炭水化物の摂取増加で死亡リスク上昇」
という結論のランセット(Lancet)論文が発表され、
糖質制限食にとって大きな追い風となりました。
Lancet誌オンライン版2017年8月29日号掲載
https://doi.org/10.1016/S0140-6736(17)32252-3
さらに、2019年4月、米国糖尿病学会は「コンセンサス・レポート」において
『糖質制限食が最もエビデンスが豊富である』と報告しました。
糖質制限食の発展、まさに、今昔の感ありですね。
江部康二
☆☆☆
以下は朝日カルチャーセンター中之島教室のサイトから一部抜粋です。
老後の備え、認知症予防に糖質制限食
講師 江部康二高雄病院理事長
内容
糖質制限食は、1999年から京都・高雄病院において糖尿病治療食として開始され、合併症を予防できる唯一の食事療法として画期的な成果をあげてきました。近年多くの研究論文により糖尿病・肥満・生活習慣病などに対する糖質制限食の治療効果が証明されています。米国糖尿病学会は2019年4月のガイドラインで、血糖値改善効果に関して糖質制限食が最もエビデンスが豊富であると明言しました。『糖尿病コントロール不良』『白米を多く摂取』などで認知症リスクが高まります。老後の備え、認知症予防には、糖質制限食実践あるのみです。
日程 2019/12/17
曜日・時間 火曜 15:30~17:00
受講料(税込) 会員 3,080円 一般 3,630円
講師紹介 江部 康二 (エベ コウジ)
<プロフィール>
・1950年生まれ。
・1974年京都大学医学部卒業。
・1974年から京都大学胸部疾患研究所第一内科(現在京大呼吸器内科)
にて呼吸器科を学ぶ。
・1978年から高雄病院に医局長として勤務。1996年副院長就任。
・1999年高雄病院に糖質制限食導入。
・2000年理事長就任。
・2001年から糖質制限食に本格的に取り組む。
・ 2002年に自ら糖尿病であると気づいて以来、さらに糖尿病治療の研究に力を 注ぎ、「糖質制限食」の体系を確立。これにより自身の糖尿病を克服。
内科医/漢方医/一般財団法人高雄病院理事長/一般社団法人日本糖質制限医療推進協会理事長。
<著書>
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』2005年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!実践編』2008年(東洋経済新報社)
『我ら糖尿人、元気なのにはわけがある』2009年(東洋経済新報社・作家宮本輝氏との対談本)
『糖尿病がどんどんよくなる糖質制限食』2010年(ナツメ社)
『主食をやめると健康になる』2011年(ダイヤモンド社)
『食品別糖質量ハンドブック』2012年(洋泉社)監修
『糖質オフ!健康法』2012年(PHP文庫)
『糖尿病治療のための!糖質制限食パーフェクトガイド』2013年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!新版』2014年(東洋経済新報社)
『主食を抜けば糖尿病は良くなる!2 実践編 新版』2014年(東洋経済新報社)
『炭水化物の食べすぎで早死にしてはいけません』2014年(東洋経済新報社)
『なぜ糖質制限をすると糖尿病が良くなるのか』2015年(ナツメ社)
『糖質制限の教科書』2015年(洋泉社)監修
『よくわかる! すぐできる! 「 糖質オフ! 」健康法 』2016年(PHP研究所)
『人類最強の「糖質制限」論~ケトン体を味方に して痩せる、健康になる』2016年(SB新書)
『江部康二の糖質制限革命』2017年(東洋経済新報社)
『男・50代からの糖質制限』2018年(東洋経済新報社)
『内臓脂肪がストン!とおちる食事術』2019年(ダイヤモンド社)
『糖質制限の大百科』2019年(洋泉社)
など多数。
ブログ『ドクター江部の糖尿病徒然日記( http://koujiebe.blog95.fc2.com/ )は日に数千件のアクセスがあり、糖尿病のかたやそのご家族から寄せられた質問への回答や、糖尿病・糖質制限食に関する 情報の発信に、日々尽力している。
